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LPIC level1の試験内容とは?7つの特徴や試験までの流れを徹底解説

2021年02月22日

そもそもLPICとは?


LPICとは、特定非営利法人エルピーアイアジャパンが実施している、Linux技術者を対象とした認定試験です。

レベル1から3まであり、数字が大きくなるごとに難易度が上がります。レベル1は101試験と102試験、レベル2は201試験と202試験のそれぞれ2科目全てに合格しなければなりません。レベル3の試験は3科目のうちどれか1つを選んで、いずれかの試験に合格すれば認定されます。

LPICの取り扱いは現在停止されており、LinuCとして認定試験が行われていますが、試験のシステムや試験範囲はLPICの試験と同じです。また、すでにLPIC試験に受かり、認定を受けている方もLinuC試験の合格者として認定されます。

試験のシステムや試験範囲は同じ事から、表記の混乱を防ぐためLPICもしくはLPIC level1と表記します。

LPIC level1とは?


LPIC level1とは、実務で必要な基本的なLinuxの操作とシステム管理の知識を持つエンジニアであることを証明するための試験です。

LPIC level1は、Linuxエンジニアを目指す人に最低限必要な資格と言われています。

LPIC level2を受験するための条件にも、LPIC level1の取得が義務付けられていますので、名実ともにLinux技術者の登竜門となる試験です。

LPIC level1資格の重要性

LPIC level1は、実務で必要最低限なLinuxの操作やシステム管理の知識を確保している事を証明する試験です。

取得すればLinuxを使用しているITインフラ関連の会社に入社、もしくはプロジェクトに参画しやすくなり、実務での経験を積むことができます。

どんな仕事でも、知識だけでなく現場での経験と組み合わせる事が重要です。初心者は、LPIC level1を受験する事がキャリアアップにつながる近道となるでしょう。

LPIC level1の特徴7つ


LPICの3つの試験にはそれぞれに特徴があり、難易度や受験をめざす人に違いがあります。ここでは、LPIC level1の特徴を7つ紹介していきます。

なるべくレベルの高い試験に合格するに越した事はありませんが、自分自身の状況や目指すべきキャリアの目標と照らし合わせ、どのレベルの試験を最終目標にするかを決めるとよいでしょう。

LPIC level1の特徴1:難易度

LPIC level1の難易度は、初心者向け、入門者向けのため、比較的易しいと言われています。

試験のタイプは、Javaの試験のようにロジックを組み立てて正解を見つけ出す問題は少なく、暗記系の問題が多く出題されます。

コマンドのスペルや文法を毎日コツコツ勉強する事が、合格への近道となるでしょう。

LPIC level1の特徴2:受験に向いている人

LPIC level1の受験に向いている人は、Linuxの入門者だけではなく様々な人に当てはまります。具体的には、ITインフラ関連の会社への就職や転職を目指している人と既にIT業界で仕事をしている人です。

ITインフラ関連の会社への就職もしくは転職を目指している人は、独学でLPIC level1を取得した場合、ポテンシャルを高く評価され、いきなりサーバ構築などの現場で仕事が出来る可能性もあります。

Java等を主に扱う開発系の現場にいるエンジニアもLinuxなどのインフラ関連の知識は必要です。開発の知識に加えてインフラの知識もあるエンジニアは、特に設計や顧客折衝の現場で重宝されるでしょう。

IT業界に挑戦しようとしている人だけではなく、企業内で昇格や昇進をめざす人もLPIC level1を取得すると有利になります。

LPIC level1の特徴3:試験の範囲

LPIC level1の試験の範囲を、101試験と102試験の2つに分けて説明します。

まず、101試験ではLinuxの仕組みやコマンドの文法の他に仮想マシンやコンテナなどのインフラ全体に関わる問題も出題されます。102試験は、シェルやシェルスクリプトの他に、セキュリティやオープンソースにおける法律や開発方法を問われます。

総じて暗記系の問題が多いため、ITやITインフラの知識について馴染みが無い状態では決して簡単ではないでしょう。

LPIC level1の特徴4:勉強時間の目安

LPIC level1は2つの試験に合格しなければなりません。そのため、覚えるべきことが多数あります。

LPIC level1の勉強時間は、試験合格までの期間にもよりますが、1か月での習得を目指す場合、最低でも1日2時間は確保する必要があるでしょう。

LPIC level1の特徴5:試験の時間

LPIC level1の試験は、101試験と102試験ともに90分です。

問題数が60問あるため、試験時間が短く感じるかもしれません。暗記系の問題が多い事を考慮すると、しっかり勉強してから試験に挑めばスムーズに試験を完了できるでしょう。

一問毎にかけられる時間は90秒程度ですが、即答できる問題が多いため、実際は60分から70分で解き終わるでしょう。

LPIC level1の特徴6:合格点

LPIC level1の合格点は公式にアナウンスされていませんが、多くの書籍には65%と記載されています。

問題数が65問のため、40点を取れば合格になると計算できます。

資格試験の合格点としてはやや高めに設定していると考えられるため、きちんと勉強し、確実に知識を身につけたうえで受験をしなければ、合格の可能性は低くなるでしょう。

LPIC level1の特徴7:合格率

LPIC level1試験に合格率は、公式には発表されていません。

LPICの試験を2005年は4万人、2007年は7万人受験しました。当時はlevel1とlevel2のみのため、受験者はlevel1とlevel2の合計の数値です。

LPIC level1の合格者は、それぞれ1万人と1万9千人でした。

受験者数が多く見積もられており、それぞれの年の受験者の半分がlevel2の受験者だったと仮定すると、合格する比率は5割程度とみられます。

LPIC level1試験の受験までの流れ5つ


LPIC level1の試験は、試験の日程や時間、受験会場等を自分の都合に合わせて設定する事ができます。

受験会場が満席の場合や年末年始の休業により都合に合わせられないこともありますが、基本的には自分の好きなタイミングで受験できます。

ここでは、受験の申込みから受験当日、合格発表までの流れを説明します。

受験までの流れ1:試験日の確認

試験を受験できるのは、基本的に祝日を除く月曜日~土曜日です。年末年始は休業となるため、必ず試験日を確認しましょう。

試験を受験するには、ピアソンVUEとEDUCO-IDにアカウントを登録する必要があります。試験の受験料金を支払った後、LPIC level1の試験を実施するテストセンターを選択します。

受験までの流れ2:試験料金の振込

LPIC level1の受験料は、1万5千円です。試験料金の決済方法には、クレジットカード、コンビニ決済、振込決済の3つがあります。

振込方法は、まず申込み用のフォームに住所や連絡先、メールアドレス等を記入します。すると請求書が申込み用のフォームに記入したメールアドレスに届くため、請求書の情報に従って振り込みます。

入金の完了後、1週間ほどでメールアドレス宛に受験チケット番号が届きます。テストセンターで試験を予約する際に受験チケット番号を入力すると、試験会場と時間を予約出来るようになります。

受験までの流れ3:申込

受験料金の決済が完了すると、試験の申込み、予約が出来るようになります。

申込み日の翌日も予約が出来ますが、既に会場が満席の可能性があるため、多くの場合は1週間か2週間ほど先の日程で受験するように申込みます。数カ月先の日程も抑える事が可能です。

受験までの流れ4:試験会場に向かう

試験は全国100か所以上あるテストセンターの中から選ぶことが出来ますので、家の近くに限らず、都合に合わせて設定する事も可能です。

写真付きの身分証明書など試験を受験する際に必須となる持ち物がいくつかあります。試験時に持ち合わせていないと受験が出来ないため、出発前に必ず持ち物を確認しましょう。

試験会場には最低でも試験開始の20分前に到着しているとよいでしょう。試験前に本人確認等のチェックがあります。

受験までの流れ5:合格発表

試験終了時に合格点に到達したか否かが試験で使用したPCの画面上に表示されますので、しっかり確認して帰宅しましょう。

メールでも合否の確認はできますが、試験の終了から暫く時間をおかないと表示されません。また、合格した際には認定証などが3日から1週間ほどで発行されます。

LPIC level1資格を取得して就職や転職を有利に進めよう!


LPIC level1は入門者向けの資格とは言え、決して簡単な試験ではありません。しかし、取得できれば、就職や転職、昇進に大きなメリットとなり得ます。

今後もITの技術者の需要に応えるため、資格の取得に貪欲に挑むとよいでしょう。LIPICの第一歩として、LPICl evel1を検討してみてはいかがでしょうか。


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