フリーランスエンジニアは確認しておきたい2つの業務委託契約

自分で仕事を探し出さなければいけないフリーランスエンジニアにとって契約は大切です。
しかし、契約にも種類があり、どれを選ぶかで報酬にも差ができます。
ここでは業務委託契約の種類を2つ紹介した後に、報酬や源泉徴収の扱いについても解説していきます。

2種類の業務委託契約「請負」と「委任」

業務委託契約とは、フリーランスエンジニアと発注企業が対等の立場で結ばれる契約です。
契約書には仕事内容・報酬・納期に加え、秘密保持契約や著作権の扱いについても記載されます。
受注側と発注側があくまで対等の立場で行われる契約なので、契約書の名前が「業務委託契約書」であっても、実態が労働契約や派遣契約の場合は違法になります。
業務委託契約には請負契約と委任契約があるので、以下でそれぞれの違いを解説していきます。

請負契約とは

納品物や成果物に対して報酬が発生する契約です。
請け負った側には成果物を納品する義務が発生します。
エンジニアであれば、ソフトウェア開発のために組んだプログラミングを成果物として納品するような契約がこれに当てはまります。

委任契約とは

委任契約は請負契約と違い、納品物がなくても報酬が発生する契約です。
かかった時間やプロジェクトの規模によって報酬が支払われることが多いです。
エンジニアとしての技術指導契約やコンサルティング契約が委任契約の例といえます。

業務委託の場合、源泉徴収はされるのか?

業務委託で得た報酬が源泉徴収されるのか、それともされないのかは、フリーランスエンジニアにとって大きな問題です。
個人が支払いを受ける場合、源泉徴収の対象となる報酬や料金は所得税法で以下のように定められています。

  1. 1.原稿料や講演料
  2. 2.弁護士や公認会計士、司法書士等の特定の資格保持者に支払う報酬や料金
  3. 3.社会保険診療報酬支払基金が支払う診療報酬
  4. 4.プロスポーツ選手やモデル、外交員等に払う報酬や料金
  5. 5.芸能人や芸能プロダクションを営む個人に支払う報酬や料金
  6. 6.コンパニオンやバンケットホステス、キャバレーなどに勤めるホステスに支払う報酬や料金
  7. 7.プロ野球選手の契約金
  8. 8.広告宣伝のための賞金や馬主に支払う競馬の賞金

フリーランスエンジニアがもらう報酬は基本的に上記のいずれにも該当しないため、受け取る報酬は源泉徴収されません。
「こういった報酬はどうなるの?」と疑問に思ったときは、国税庁に問い合わせてみると教えてもらえます。

契約には確認すべきことがたくさんある

一口に業務委託契約といっても2パターンあり、場合によっては違法な労働契約になっていることもあります。
また、報酬から引かれるべきでない源泉徴収がされている可能性もゼロではないので、契約や支払い関係の書類はよくチェックしてください。

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