【2020年1月版】最新のjQueryのバージョンは3.4.1 使い方や注目の機能とは

Web開発でよく利用されるjQueryですが、今回のリリースが3系で最後のバージョンとなるようで話題となっています。
この記事ではjQueryについて、気になるアップデートでの追加機能や、前のバージョンからの変更点を紹介します。
- PL
- これでバグ、改善点が大体共有されればいよいよjQuery4.0のリリースですか……
- PM
- できることももっと広がりそうで楽しみですね。
jQuery3.4.1をCDNコードで導入する方法
2020年1月現在、最新のjQueryのバージョンは2019年4月にリリースされ、翌5月にアップグレードされた「3.4.1」です。
jQueryを使用する際は、CDNコードを使って導入する方法が便利です。
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<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script> |
こちらをHTMLのheadタグ内に貼り付ければ、jQueryを使用することができます。
jQuery3.4.1の変更点とは
jQuery3.4.1も含めた3系の変更点とはどのようなものがあるのでしょうか。以下は変更点のまとめです。
.width()、.height()のパフォーマンス改善
以前は要素のサイズを設定する際に、壊れてしまうケースがありました。これは必要以上にブラウザがレイアウト計算をしてしまうことが原因でしたが、修正されました。
nonce、 nomoduleのサポート
.html()や.append()などのメソッドによるscript要素を追加してコンテンツを読み込む際、jQueryはscript要素を分解して新規scriptタグを追加します。この過程で以前は、nonceやnomoduleは無視されていましたが、改善しました。
ラジオボタンの修正
イベントハンドラが実行される前にラジオボタンの状態が更新されるように修正されました。
jQuery.extend(true, {}, …)使用時にプロトタイプ汚染攻撃の防止
jQuery.extend(true, {}, …)を使用した際に意図しない行動につながる脆弱性も修正されました。
Sizzleの削除準備と下記ポジションセレクターの非推奨
ブラウザの進化とともにjQueryのセレクタエンジンであるSizzleが不要になりました。これに伴って:first、:last、:eq、:even、:odd、:lt、:gt、:nthなどが非推奨となります。
その他
focus()、blur()によるIEの問題の修正やiOS 10.0-10.2での要素の確認、AMDの読み込みエラーの修正など、軽微な修正が施されています。
- PL
- 気になる大きな変更はなさそうですね!
- PM
- 今回のアップデートは、jQuery4.0に向けてのコード整理という意味合いが強いようです。
jQuery4.0に向けてのコード整理が変更点の大多数を占める
大きな変更もなく、導入方法も今まで通り行えるので、上記CDNを参考にしてください。
これからさらにjQueryの使い勝手がよくなることを期待しましょう!