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組み込みエンジニアに有利なおすすめの資格6選|仕事の流れや必要なスキルを紹介

2020年05月12日

SE
組み込みエンジニアはどんな仕事をしているのですか?

PM
プログラミングで製品を動かすシステムを開発し、ハードウェアやソフトウェアも同時に開発することがあります。

目次

組み込みエンジニアとは


組み込みエンジニアは、全ての製品を動かすシステムを開発し機械に組み込む技術者です。日常生活に欠かせない、家電品などを動かすプログラミングの開発者でもあります。また、時にはハードウェアと同時に開発をすることもあります。

組み込み系ならではの難しさとは?

組み込み系エンジニアは家電品などを動かすプログラミングの開発を行います。それらに使われるコンピューターは、コスト面から必要最低限の性能の物を使います。また、プログラミングでは機器の性能に合わせるという制限もあります。そのため、組み込み系エンジニアは他のエンジニアとは異なり、コンピューターや機器の性能に合わせて、コンパクトで効率の良いプログラミングを求められることになります。

組み込みエンジニアに需要はある?

組み込みエンジニアですが、現在世界的に技術者が不足しています。組み込みエンジニアの需要は、今後も増え続けて行くと考えられています。特に、スマートフォンに対応する機器類も多く開発されています。最近の家電品なども、ネットと繋いで使用するシステムが組み込まれています。今後も、もっと進化していくシステム開発にはエンジニアが必要不可欠の存在です。多くの需要が見込める仕事と言えます。

組み込みエンジニアの年収

組み込みエンジニアの年収は、20代では400万円前後で、40代で600万円台になります。ただし、使える言語やスキルによって年収に違いがでます。プログラミングの開発には、難易度の高い言語を必要とする人工知能などがあります。ソフトウェアの設計では、いかにシステムエラーをなくすかも課題の一つです。その為、システムの開発には難易度の高い言語を使い構築していくことも必要です。

組み込みエンジニアの将来性

組み込みエンジニアはこれからますます需要が伸びていく存在です。身近な生活家電でも、さまざまな機能が搭載されています。その機能を動かすために、多くのシステムを構築する組み込みエンジニアが必要になるからです。これから、新しく開発される機器や従来の機器にもプログラミング開発は欠かせません。しかし、現在需要と供給が追いつかない状況のため、スキルの高い組み込みエンジニアの将来性は特に明るいです。

組み込み系エンジニアのメリット

組み込み系エンジニアはいろいろな機械の開発の仕事を幅広く行うことができます。そのため、組み込み系エンジニアはエンジニアとしての需要が高く、必要なスキルを身につければ長く仕事を続けていくことができます。また、今後はいろいろな機器にAIやIoTの技術が組み込まれていくと考えられているので、これらの技術を身につけていくことで、さらに需要の高い組み込み系エンジニアになることができます。

組み込みエンジニアの仕事の流れ6つ


組み込みエンジニアの仕事は、大きく分けて6つに分類されます。製品開発の基本から、ユーザーの手元に届きシステムが上手く作動するまでが仕事です。組み込みエンジニアの仕事は多岐にわたり、1人で受け持つ仕事の量も多いのが現状です。

仕事の流れ1:製品スペックの決定

組み込みエンジニアの仕事の流れ1つ目は、製品開発の基本の仕様書を作る作業から始めます。これは、一般的なニーズや製品市場の状況なども含めて決められます。組み込みエンジニアによって、製品スペックが構築され商品の基礎ができあがります。

仕事の流れ2:システム設計

次に、組み込みエンジニアの仕事の流れとしてシステムの設計を行います。スペックの基本通りに、搭載されている機能が動くよう具体的なシステムの仕様を決めていきます。基本の設計にも、専門の知識が必要な分野です。その為、組み込みエンジニアにも経験が必要になります。基本設計には、「規格への準拠」「電子基板」「安全面」の3つは重要です。プログラム開発には欠かせない要素と言えます。

仕事の流れ3:ソフトウェア設計

組み込みエンジニアの仕事の流れとして、次はソフトウェアの設計になります。元々、組み込みエンジニアの仕事の基本はソフトウェア設計開発です。また、電子基板の設計も時として行いますので仕事の量は増えます。ソフトウェアは、一度プログラミングし組み込まれると更新する事が難しくなります。その為、エラーが生じた場合の対処が難しくなります。ソフトウェアの設計には、慎重にシステムの構築をしなければいけません。

仕事の流れ4:ハードウェア設計

組み込みエンジニアの仕事の流れとして、ハードウェアのドライバー開発を行います。また、ハードウェアとソフトウェアの開発を同時に行う事もあります。ハードウェアの構成は、組み込みエンジニアによる独自の構成で行われます。その為、ハードウェアには適したドライバーの開発も重要になります。組み込みエンジニアには、ソフトウェアとハードウェアの知識は基本必要です。高度な技術を持つ事と、経験を積む事も重要になります。

仕事の流れ5:部品の実装

組み込みエンジニアの仕事の流れでは、ソフトウェアの設計段階で関数の実装を行います。また、ハードウェアでも部品の実装を行う事になります。システムエラーを防ぐために、その都度確認していくことが重要になります。この段階では、基盤の動作確認ができる環境を整えておく必要があります。また、部品の耐久面でのテストなど慎重に事を進めることが求められる作業です。

仕事の流れ6:デバックと環境テスト

組み込みエンジニアの仕事として、最終段階のデバックと環境テストを行います。デバックとは、ハードウェアなどのバグを見つけ取り除く事の意味です。デバックは、パソコンを使いプログラムを搭載した基盤のシステムエラーの確認を行います。基盤のシステムに、エラーである不具合が見つかれば取り除き、再度構築していきます。その後、実際の使用環境での環境テストを行います。これは、温度や湿度への耐久確認になります。

組み込みエンジニアに必要なスキル5つ


組み込みエンジニアはシステム設計やソフトウェア設計、ハードウェア設計など、その仕事の範囲は非常に広いです。組み込みエンジニアの仕事は多岐にわたることから、それだけ求められるスキルの幅も非常に広くなります。もし、組み込み系エンジニアになることを検討している場合は、組み込みエンジニアにはどのようなスキルが求められることになるのか、事前に把握しておくようにしましょう。

必要なスキル1:語学力

日本で組み込みエンジニアの仕事をするのであれば、英語のような海外の言葉は必要ないと思っている人もいます。しかし、組み込みエンジニアの場合はハードウェア設計や部品の実装なども行います。エンジニアが扱う機器には海外の製品も多いので、それらの機器を取り寄せたり、マニュアルを確認したり、問い合わせをしたりなどするときにはその国の言葉が必要となります。そのため、組み込みエンジニアには語学力が求められることがあります。

必要なスキル2:プログラミングスキル

組み込みエンジニアは機器を制御するためのプログラミングを行います。そのため、プログラミングスキルは必須となります。組み込みエンジニアに求められるプログラミング言語にはC言語、C++、アセンブリなどがあります。また、単純にこれらのプログラミング言語が扱えれば良いというわけではなく、組み込みエンジニアは必要最低限の性能と容量のコンピューターにプログラミングを行うので、コンパクトで効率の良いプログラミングをするためのスキルも必要となります。

必要なスキル3:電気の基礎知識

組み込みエンジニアの仕事ではハードウェア設計や部品の実装なども行います。そのため、仕事の経験を積んだり、仕事をしている企業などによっては、組み込みエンジニアはソフトウェアに関する仕事だけでなく、電子基盤の設計も行う場合があります。電子基板の設計を行うためには、電圧や抵抗などの電気に関する知識も必要となります。電気に関する知識はソフトウェアの知識とは別に身につけていく必要があります。

必要なスキル4:コンピューターへの理解

組み込みエンジニアはC言語やアセンブリなどの言語を使ってプログラミングを行います。これらの言語を扱って、プログラミングをする際には、データ格納やメモリなどのコンピューターに関する知識が必要となります。もし、コンピューターの知識が足りずに理解が進んでいないと、コンパクトで効率の良いプログラミングをすることができません。そのため、コンピューターの理解を深めるために、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの資格取得を目指す人もいます。

必要なスキル5:ハードウェアの知識

組み込みエンジニアはハードウェア設計も行います。そのハードウェア設計は外部の企業と連携を取って開発を進めることもよくあります。組み込みエンジニアはその外部企業が挙げてくるハードウェアの設計書や仕様書の内容を理解するためにハードウェアに関する知識が必要になります。また、場合によってはハードウェアの設計書や仕様書がなかなか挙がってこず、回路図面だけで設計内容や機能などを把握しなければいけないという場合もあります。

組み込みエンジニアに有利なおすすめの資格6選


組み込みエンジニアとなるために必須となる資格はありません。そのため、資格を持っていなくても組み込みエンジニアになったり、仕事を続けたりなどすることはできます。しかし、組み込みエンジニアの仕事の幅は広く、多くのスキルや知識を求められることになります。そのため、それらのスキルや知識を身につけていったり、転職をする際に自身のスキルや知識を証明するためなどに資格を取得していくようにしましょう。

資格1:エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンべデッドシステムスペシャリスト試験はIPAが主催している国家資格です。この試験の対象者は、主に組み込みシステムの設計や構築、製造を行っている人です。そのため、組み込みエンジニアに向いた資格となっています。ただし、エンべデッドシステムスペシャリスト試験はこれから組み込みエンジニアを目指すという人が受けるものではなく、10年以上の実務経験を持つような中級者や上級者向けの試験なので、すでに組み込みエンジニアとして実務を経験していて、キャリアアップを目指す人のために資格となります。

資格2:OCRES

OCRESはアメリカのOMGが認定する組み込みエンジニアの国際資格です。世界130ヶ国以上で実施されているので、取得しておくことで海外で仕事をする場合にも役立ちます。この試験ではソフトウェアを形式化するためのモデリング言語であるUMLについての知識を問われる問題が多いという特徴があります。また、英語での受験しかなく、公式サイトも英語となります。そのため、受験するためには語学力も求められることになります。

資格3:マイクロソフト認定プロフェッショナル

マイクロソフト認定プロフェッショナルは2012年に新資格体系に移行したことで、Microsoft認定資格プログラムとなっています。Microsoft認定資格プログラムはMicrosoftの製品に関する知識と技術を認定するための試験です。この資格を取得しても即戦力になると判断できるわけではありません。しかし、学習意欲のアピールにはなるので、これから組み込みエンジニアを目指すという人に向いている資格です。

資格4:ETEC

ETECは組込みソフトウェア技術者試験制度という資格試験で、JASA(一般社団法人 組込みシステム技術協会)が実施しています。エンベデッドシステムスペシャリスト試験と同様に、組み込みエンジニアに向いた資格となっています。ただし、エンベデッドシステムスペシャリスト試験は中級者から上級者向けであることに対して、ETECは初心者から中級者向けの難易度となっています。そのため、組み込みエンジニアを目指す人が取得しておくと有利になりやすい資格です。

資格5:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はエンベデッドシステムスペシャリスト試験と同様にIPAが運営している国家資格です。この試験ではサーバーやプログラミング、ハードウェアなどの幅広いIT知識を問われることになります。基本情報技術者試験の1つ上のランクには応用情報技術者試験があり、これらはエンジニアの資格として人気があり、定番の資格でもあります。そのため、企業によっては入社条件の課題とされることもあります。

資格6:組み込みソフトウェア技術者試験

組み込みソフトウェア技術者試験はETECのことです。ETECには初級であるクラス2と、中級以上のクラス1で難易度が分けられています。クラス1を受けるためにはクラス2で特定の点数以上を獲得する必要があるので、クラス2から受けることになります。そのクラス2の難易度は大学や専門学校卒業できるくらいの技術が目安となっています。また、ETECの特徴は合否で判断されるのではなく、TOEICのように点数で評価されるという特徴があります。

組み込みエンジニアの求人5つ


実際に、組み込みエンジニアの仕事の求人には5つの種類があります。求められる仕事には、高いスキルが要求されるものもあり、多くの知識が必要になります。組み込みエンジニアの、5種類の仕事をご紹介していきます。

求人1:センサー測定器

組み込みエンジニアの仕事として、1つ目はセンサー測定器の開発の求人です。センサー測定器の開発では、設計、製造、業務テストまでを行う求人募集となります。特に、この業種ではオシロスコープの操作などに精通している人には有利です。小型機器型組み込み系の求人が多く、基盤となる部品など細かい規格も多い分野です。その為、知識の豊富な人が求められる職種です。

求人2:制御装置

組み込みエンジニアの仕事2つ目は、制御装置の設計開発の求人です。求められる求人は、オブジェクト設計を理解できている人です。制御装置の開発には、高い知識と経験が必要で大きなミスが許されない分野の一つです。組み込みエンジニアとして、UML開発経験があれば就職には有利です。また、多くの人が関わる大きなプロジェクトなのでコミュニケーション能力も必要とされます。

求人3:自動車部品

組み込みエンジニアの仕事3つ目は、自動車部品の開発の求人です。車に関する全ての、ソフトウェアの設計、製造、テスト業務を行います。車もシステムに不具合が出やすい業種です。また、最近の車にはセンシング技術が搭載されていて高度な知識が必要になります。理工系でも、C/C++を使用した経験者には有利な職種です。高度な知識だけではなく、経験と技術が伴わなければ難しい仕事とも言えます。

求人4:プラント開発

組み込みエンジニアの仕事4つ目は、大きなプロジェクトのプラント開発の求人です。このプロジェクトの場合も、常にコミュニケーションをとりながらの作業になります。基本的に、プログラミングの開発者はコミュニケーション能力も必要とされます。発電所などの、プラント開発ではまた違った専門の知識も必要となります。また、プラント開発の求人には産業用のロボット開発の求人もあります。

求人5:通信システム開発

組み込みエンジニアの仕事5つ目は、インターネットなどの通信システムの開発求人です。世界的にも、ネット社会になり高速通信の時代に入っています。ネット社会での、高速通信のソフト開発競争も国単位で激しい争いをくり広げています。高速通信でのスピードを重視した、ソフト開発を行うのが組み込みエンジニアの仕事です。その為、正確でスピーディーな開発を行える人材が必要となっています。

組み込みエンジニアが使用する言語3つ


組み込みエンジニアにとって、重要なスキルがプログラミングです。プログラミングには、使用する言語がいくつかあります。使用する言語によっても、プログラミングのスキルレベルが違ってきます。一般的なプログラミング言語には、「C言語」、「アセンブラ言語」、「Java」があります。また、C言語には発展型のC++などがあります。組み込みエンジニアのスキルに、C++は有利となっています。

おすすめの言語1:C言語

組み込みエンジニアにとって、最低限必要なスキルの一つがC言語です。多くの業務でも使用する言語で、組み込みエンジニアを目指すならば必修の言語と言えます。C言語は、コンピューターがそのまま認識する事が出来ない欠点があります。その為、コンピューターが認識できるように翻訳することが必要になります。ただし、C++には、翻訳をするコンパイラが組み込まれています。

おすすめの言語2:アセンブリ言語

組み込みエンジニアの間だけで使われる言語がアセンブリ言語です。一般的なプログラミングにはあまり必要ではなく、また、実用的でもありません。それはなぜかと言えば、難易度が高い事もあり少し複雑なプログラミングが必要だからです。また、言語というよりも言語の性質を表わしている言葉のことをアセンブリと言っています。この言語は、経験を積んでいなければ習得には難しいとされています。

おすすめの言語3:Java

おすすめ言語の最後は、今よく使われている言語のjavaです。基本的に、javaはC言語よりも遅いという欠点を持っています。その為、スピードが重要なシステム開発には向きません。しかし、色々な物への再利用ができることから利便性を考慮して主流の言語となっています。

組み込みエンジニアを目指そう


未経験で組み込みエンジニアを目指すなら、プログラミングは完璧に習得しておきましょう。プログラミングの学校も、インターネットで受けられる時代です。自分一人で勉強するための、参考書や資料も多く出版されています。また、「ETEC」の資格を持つことも必要です。組み込みエンジニアになるには多くの知識が必要になります。プログラミングや、資格試験もその一環として習得しましょう。

SE
組み込みエンジニアになるには、プログラミング言語の知識、技術を身につける必要があるのですね。

PM
そうですね。またプログラミングの勉強と合わせて資格も手にすることで即戦力な人材になれますので、ぜひ組み込みエンジニアを目指してみましょう!


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