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ブリッジSEの仕事内容4つ|習得に役立つ資格3つと向いている人3選

2020年05月22日

SE
ブリッジSEとは、どのような仕事をしているのでしょうか?

PM
企業側とエンジニアの間に入って、円滑なシステム開発のサポートを行うエンジニアのことです。

ブリッジSEとは?


ブリッジSEとは仕事を依頼する企業側と仕事を受注するエンジニアの間に入って、円滑なシステム開発のサポートを行うエンジニアのことです。ITシステムの開発にかかるコストの大部分を占めるのが人件費です。できるだけ人件費を安く抑えてITシステムの品質を落とさずに開発を行う方法として「オフショア開発」「ニアショア開発」の2つをご紹介します。人件費を安く抑えたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

オフショア開発

オフショア開発とは、国外で人件費の安いところに仕事を依頼することです。技術力が同等であれば、発展途上国のベトナムやタイ在住のシステムエンジニアに仕事を依頼する方が人件費を抑えることが可能です。しかし言葉の壁があるため、依頼される仕事内容は「プログラミング」と「単体テスト」が多いです。依頼先のエンジニアが言語の壁を感じなくなると、「詳細設計」「結合テスト」といった仕事も徐々に依頼されるようになります。

ニアショア開発

ニアショア開発とは、国内で人件費の安いところに仕事を依頼することです。システムエンジニアの人件費には地域差があるため、人件費の高い東京や主要都市在住のエンジニアに仕事を依頼するより地方に住んでいるエンジニアに仕事を依頼する方が、人件費が安くて済むというメリットがあります。また、海外に仕事を依頼するオフショア開発と違い、言葉の壁を感じることもありませんし、時差を気にしたりする必要もありません。

ブリッジSEの平均年収

ブリッジSEの平均年収は、30代で700万円を超えるとも言われています。これは一般的なソフト系SEの平均年収であると言われている500万円よりも高く、高水準な年収であると言えます。これはブリッジSEの業務を行う上で必要なスキルが、一般的なSEに比べて多岐にわたるからです。ブリッジSEの中でも年収には開きがあり、経験や実力次第では1000万円を超えることも可能です。

ブリッジSEの仕事内容4つ


ブリッジSEと一般的なSEとの違いは、実践的なコミュニケーションスキルがより求められるという点です。また、仕事の橋渡し役として「交渉力」「分析力」「柔軟性」が重要視されるようになります。プロジェクトを成功させるためにも重要な役割を担っていますので、キャリアを積んできたSEにとってはステップアップの場となるでしょう。ブリッジSEの仕事内容について詳しくご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

仕事内容1:オフショア先へプロジェクトを説明

ブリッジSEの仕事内容その1は、「オフショア先へプロジェクトを説明する」です。オフショア先はもちろん海外ですので、言葉の違いや文化による仕事の進め方の違いについても調整を行わなければなりません。海外では当たり前のことですが、現地のシステムエンジニアが途中で入れ替わることもあり、納品が間に合わない場合の対応などについても明確に提示しておくことが大前提となりますので、大変重要な役割だといえます。

仕事内容2:オフショア先に設計書の翻訳や補足をする

ブリッジSEの仕事内容その2は、「オフショア先に設計書の翻訳や補足をする」です。オフショア開発でネックになるのが文化の違いによる意思疎通の難しさです。特に設計書の翻訳においては語彙の意味を取り違えて解釈してしまうと取り返しのつかない事態になりかねません。グローバルな環境で仕事を依頼する時は、異文化の知識を深めより論理的思考を高める必要があります。

仕事内容3:オフショア先からの納品物のチェック

ブリッジSEの仕事内容その3は、「オフショア先からの納品物のチェックをする」です。トラブルが起こらないように、ブリッジSEが設計書を細かく確認し、伝わりづらいニュアンスも含め丁寧に補足説明を行います。万が一、納品物にミスが見つかり修正依頼をかける必要が発生した場合でも、円滑に事を運べるように海外のシステムエンジニアとの信頼関係を築くことはとても大切なことです。

仕事内容4:オフショア開発の進捗や品質を報告

ブリッジSEの仕事内容その4は、「オフショア開発の進捗や品質を報告する」です。オフショア開発の落とし穴は、コストの安さに目がくらんで品質そのものを落としてしまい、結果、想定以上の出費となってしまうことです。また、開発自体を現地に任せっきりにしてしまっている点も失敗につながる理由として挙げられます。細かい部分も詰めて確認し、日々の業務を通して学んでいくことがスキルアップにつながるでしょう。

ブリッジSEに求められるスキル5つ


ここでは、ブリッジSEに求められるスキルを5つご紹介します。ブリッジSEに求められるスキルとして「語学力」「技術知識・開発スキル」「マネジメント力」「コミュニケーション力」「両国の商習慣や文化に対する理解」の5つが挙げられます。これらのスキルについて以下で詳しくご紹介しますので、ブリッジSEへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スキル1:語学力

ブリッジSEに求められるスキルその1は「語学力」です。語学堪能でコミュニケーションスキルがある方でしたら、ブリッジSEとして引く手あまたでしょう。仕事を進める上で、お互いにコミュニケーションを積極的にとることで親密度が増し、信頼関係をより良いものに変えていけます。グローバルに仕事を進めていくブリッジSEに求められるスキルは、語学力と人間力だといっても過言ではないでしょう。

スキル2:技術知識・開発スキル

ブリッジSEに求められるスキルその2は「技術知識・開発スキル」です。設計スキルやプログラミング言語の知識・コーディングスキル、プレゼンテーションスキルを高める努力をすると同時に、OSやミドルウェア、SDKなど開発プロジェクトで使用される技術に対する理解を深めましょう。「TL、PL、PMなどマネジメント経験」「顧客折衝経験」「開発プロジェクトに参画した経験」なども実際のやり取りにおいて活きてきます。

スキル3:マネジメント力

ブリッジSEに求められるスキルその3は「マネジメント力」です。ブリッジSEは、プロジェクトマネージャや、プロジェクトリーダーを兼任することがあります。現地の技術者を対等なパートナーとして敬い、時には毅然とした態度で指導する力が必要になります。ヒューマンスキルが求められるブリッジSEは、冷静な現状把握と的確な指示、報告ができる人材でなければ難しい職種です。

スキル4:コミュニケーション力

ブリッジSEに求められるスキルその4は「コミュニケーション力」です。コミュニケーションスキルといっても、ブリッジSEに求められるものは「説明力」プラス「交渉力」です。「私は社内の人間と良好な関係が築けているので問題ありません」という考えではいけません。普段から英語でコミュニケーションをとることを心掛け、スムーズにプロジェクトを前に推し進めることができるようになりましょう。

スキル5:両国の商習慣や文化に対する理解

ブリッジSEに求められるスキルその5は「両国の商習慣や文化に対する理解」です。ブリッジSEは、依頼側と受注側両方の企業と円滑に仕事を進めるために、現地のスタッフの信頼を得る必要があります。そのためには外国語でのコミュニケーションが取れるだけではなく、そこでのビジネスマナーや文化を理解していることが求められます。海外で仕事をする際は、しっかりと現地のことを調べておくことが望ましいでしょう。

ブリッジSEになるメリット3選


ブリッジSEになるメリットとは、海外でしかできないような貴重な経験ができることです。ブリッジSEの業務では語学力やコミュニケーション力をはじめ、様々なスキルが必要となり、それらを実践で使用することは貴重な経験となり、大きく成長することができます。ここではブリッジSEになるメリットを3つご紹介しますので、ブリッジSEとして活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

メリット1:グローバルにビジネスを展開できる

ブリッジSEになるメリットその1は「グローバルにビジネスを展開できる」です。ブリッジSEとして働いていると、必然的に海外のエンジニアと共同で仕事をする機会を得ることができます。そこでできた海外のエンジニアとのつながりから、新しい仕事をするチャンスが生まれることもあります。グローバルなビジネスを行ったという経験は、これからのIT業界で大きな武器になるでしょう。

メリット2:ITフリーランスとしての価値を高められる

ブリッジSEになるメリットその2は「ITフリーランスとしての価値を高められる」です。ブリッジSEとして働くことで、企業側とエンジニア側両方の視点で考えることができるようになります。また、海外の様々な人と関わることで、日本で仕事をしているだけでは得られない、グローバルな視点を持つことができます。このような経験は企業側からも高く評価され、重要な仕事を任せられるようにもなるでしょう。

メリット3:英語圏企業の取引に強くなる

ブリッジSEになるメリットその3は「英語圏企業の取引に強くなる」です。ブリッジSEとして働くには、現地の文化への理解、そして何より外国語でのコミュニケーションが必要です。英語によるコミュニケーションが行えることはITフリーランスとしては大きな武器です。英語圏で働いたという経験が評価されて、ITフリーランスとして英語圏企業から直接仕事を請け負うこともできるかもしれません。

ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格3つ


ここでは、ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格を3つご紹介します。ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格として「TOEIC」「PMP」「プロジェクトマネージャ試験」の3つが挙げられます。それぞれの特徴や試験内容について詳しくご紹介しますので、ブリッジSEとしてスキルアップを図りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

資格1:TOEIC

ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格その1は「TOEIC」です。アメリカ合衆国の教育試験サービスが行っており、英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストです。「TOEIC」には以下の5つの種類があります。中でも、「TOEIC Listening & Reading Test (TOEIC L&R)」などの十分なコミュニケーションができるレベルの資格を保持していれば、転職の際には有利にはたらくこと間違いなしです。

資格2:PMP

ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格その2は「PMP」です。PMPはプロジェクトマネジメントに関する国家資格です。参考書を暗記して合格できる確率は低く、プロセスごとに必要なことを自身で判断する必要があるため、難易度は高いです。また、資格取得後、3年ごとにプロジェクトマネジメントの学習(研修など)の履行が求められるため、資格維持するためには向上心が必要になります。

資格3:プロジェクトマネージャ試験

ブリッジSEのスキル習得に役立つ資格その3は「プロジェクトマネージャ試験」です。プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトマネジメントスキルを証明する国家資格です。システム開発の要素技術や管理手法、関連法令など幅広い知識が必要になるため、高度情報処理技術者として経験が必要となるでしょう。合格率は10~15%程度となっていますが、ブリッジSEのスキル習得に役立つことは間違いありません。

ブリッジSEに向いている人3選


ここではブリッジSEに向いている人3選をご紹介します。ブリッジSEには様々なスキルが求められ、時には高度なスキルが必要となることもあるため、人によっては苦労する場面が多くなるでしょう。ブリッジSEへの転職を考えている方は、まずは自分が向いているかどうかを考えてみる必要があります。自分がブリッジSEに向いているかどうか、気になる方はぜひ参考にしてください。

向いている人1:海外の文化に興味がある人

ブリッジSEに向いている人その1は「海外の文化に興味がある人」です。ブリッジSEは仕事をする上で、海外企業のエンジニアとコミュニケーションをとり、信頼を得なければなりません。現地の人々との距離を縮め、信頼関係を築くためには海外の文化への深い理解が重要です。海外企業と円滑に仕事をするためにも、ブリッジSEには海外の文化に興味がある人が向いていると言えるでしょう。

向いている人2:英語力に自信のある人

ブリッジSEに向いている人その2は「英語力に自信のある人」です。ブリッジSEの仕事では英語でのコミュニケーションが必要不可欠です。英語で話すことに抵抗を感じていては、海外の企業との共同作業を円滑に行うことは難しいでしょう。日常会話のみでなく、自分の専門分野についても英語で話すことが必要とされるため、ブリッジSEには、英語力に自信のある人が向いていると言えるでしょう。

向いている人3:マネジメント力のある人

ブリッジSEに向いている人その3は「マネジメント力のある人」です。ブリッジSEの主な仕事は交渉です。依頼する側と依頼される側、双方の立場を理解し、契約の成立までを円滑に進めることが求められます。そのためには、高いコミュニケーション力によってチームをマネジメントすることが必要です。ですから、マネジメント力に自信のある方はブリッジSEに向いていると言えるでしょう。

SE
ブリッジSEは、エンジニア以外にもビジネススキルが求められるのですね。

PM
そうですね。ブリッジSEになれば仕事に幅が広がるので、スキルアップを目指してみましょう!

ブリッジSEについて理解を深めよう


ここまで、ブリッジSEについて詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ブリッジSEに求められるスキルは、「語学力」「技術知識・開発スキル」「マネジメント力」「コミュニケーション力」の4つだとご紹介してきましたが、実際に経験することで得られるスキルや知識はあなたの財産になるでしょう。今後、ブリッジSEに転職されて経験を積むことで見えてくる景色も、あなたの頑張り次第で大きく変わってくるでしょう。


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