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フリーランスのJavaエンジニアの現状は?求められる8つの経験・スキルを解説

2020年07月01日

SE
フリーランスのJavaエンジニアの現状はどうなのですか?

PM
Javaを採用する企業は増加傾向にあるため、フリーランスのJavaエンジニアは将来的にも安定していると言われています。

フリーランスのJavaエンジニアの将来性

今でも大規模システムの開発などで、プログラミング言語の中で高い安全性を誇るJavaを採用する企業は増加傾向にあります。JavaはOSに関係なくあらゆる環境に対応できるためです。

現在でもSIer企業での案件は多くあり、案件が今後なくなることはないでしょう。フリーランスのJavaエンジニアの将来性を考えても、今後もJavaを採用する企業はなくならないため安定していると言われています。

フリーランスのJavaエンジニアの平均月単価

フリーランスのJavaエンジニアは、正社員のJavaエンジニアと違い月給制ではないため安定収入とはいえません。フリーランスという時点で高い技術を求められており、スキルやキャリアにもよるのが現実です。

しかし案件もフリーランスの場合、自分で選ぶ事ができるためフリーランスのJavaエンジニアの案件は、月の稼働時間が140時間から180時間程度と考えて平均月収は60万円前後です。正社員のエンジニアに比べ高くなります。

フリーランスJavaエンジニアが高単価案件につくための技術や経験 | FAworks

フリーランスのJavaエンジニアの案件例

Javaは、プログラミング言語の中で安全性の高い言語です。さらにOSに関係なくモバイルでもサーバやパソコンでも利用することができます。

また、バグ修正をしやすいプログラミング言語であり、これはJavaを採用する企業が多いひとつの理由です。企業が求めるフリーランスのJavaエンジニアが、多く携われるとされる案件として大きく2つにわけてご紹介します。

モバイルアプリ作成

OSに関係なく利用することができるJavaはモバイル業界でも多く利用されています。中でもモバイルアプリは大量にトラフィックをさばくことが必要で、リソースの効率を上げるため処理速度を早めるための工夫が必要です。

また、モバイルアプリは技術の移り変わりが非常に激しいため、フリーランスのJavaエンジニアには新しい技術にすぐ対応できる柔軟性や、新しい知識を自ら求める探求心も必要とされます。

大規模なシステム開発

JavaはJVMというJava仮想マシンで動いているのが特徴です。JVMはコンピュータとの通訳者のような役割で、JVMが動作すればJavaはどんなコンピュータ上でも使用できます。

Javaで開発することでコンピュータを入れ替えてもそのまま使用することができるため、大規模なシステム開発に多く用いられています。開発では予算が限られているため、企業はベテランで優秀なフリーランスのエンジニアを取り入れています。

フリーランスのJavaエンジニアに求められる経験・スキル8つ

常駐する正社員のJavaエンジニアと違いフリーランスは案件を自分で選ぶことができます。しかし、フリーランスのJavaエンジニアを採用したい大規模なシステム開発やアプリの開発には、正社員のJavaエンジニア以上のスキルや知識を求めることが多いです。

ここでは、フリーランスのJavaエンジニアが求められる経験やスキルを、8つにわけて詳しく説明します。

経験・スキル1:チームに溶け込む力

大規模なシステム開発やモバイルアプリの開発の際に多く利用されるJavaは他のプログラミング言語との連携がとても大切です。

フリーランスでは既にチームとして動き、他の方のスキルや経験を理解した上で案件をこなすわけではないので、チームとの連携を取るのが難しい場合もあります。

事前に経験・スキル・チームの雰囲気などを把握することはできますが、円滑に案件を進めるため自分からチームに溶け込む力も必要となります。

経験・スキル2:デザインに関わるスキル

Javaは汎用性の高いプログラミング言語のため、さまざまなシステム開発に利用されています。中でも、近年のスマートフォンの普及にともないモバイルアプリの開発の案件も多くあります。

モバイルアプリの開発の際には、2D・3Dのモデリングやユーザーエクスペリエンス・ユーザーインターフェース(UX/UI)などのデザインの知識も必要となります。フリーランスで仕事をする上で活躍の場を増やすために必要なスキルです。

経験・スキル3:アプリ開発の経験

スマートフォンの普及に伴い、Webサイトよりモバイルアプリの利用が増加していると言われています。ニュースなどを見る際にアプリを利用するユーザーが増えているためです。

フリーランスのJavaエンジニアの求人にもモバイルアプリの開発の案件は多くなっています。そのため、大規模なシステム開発のための知識や経験だけでなく、アプリの開発に携わった経験はフリーランスとして活躍の場を広げるためにも必要です。

経験・スキル4:クラウドサーバの知識がある

スマートフォンの普及が増加していることは上記でもご説明しましたが、個人のゲームや音楽、SNSなどのエンターテインメントとしてのモバイルアプリの利用だけが増加しているわけではありません。

法人向けのBtoBシステムに関連するアプリの利用も増加していきます。その際、クラウドサーバとアプリの連動を必要とする事案が多くなるため、クラウドサーバの知識もあることでスムーズに案件をすすめられます。

経験・スキル5:拡張性が高いコードが書ける

拡張性が高く安定性のある言語として使われることの多いJava言語ですが、フリーランスのJavaエンジニアはより高いスキルを求められます。

フリーランスのJavaエンジニアとして大規模なシステム開発に携わった場合、長期のプロジェクトも多く改修や機能の追加など変更があった場合拡張性の低いコードでは対応できず、無駄にコードを増やしてしまうからです。

そのため拡張性の高いコードを書けることは、とても重要なスキルです。

経験・スキル6:上流工程の経験がある

システム開発の際は大きく上流工程と下流工程と2つにわけて行います。Javaエンジニアの需要はとても高いためJavaのスキルが高いエンジニアはたくさんいますが、上流工程であるシステムの設計や分析の経験や実績のあるエンジニアは多くありません。

フリーランスとして活躍を増やすため他のJavaエンジニアと差をつけるためにも、上流工程の経験があることは大きなポイントとなります。

経験・スキル7:オブジェクト指向でプログラミンができる

可読性と安定性の高い言語として多く利用されるJava言語ですが、ただコードを書くだけでなく、オブジェクト指向でプログラミングをできるスキルがなければ可読性を著しく下げてしまいます。

システムの機能の追加や改修を行う際、適切に機能や役割を分割していないコードでは大変時間がかかります。

そのため、機能や役割を適切に分割するオブジェクト指向でのプログラミングを行えるスキルは、フリーランスのJavaエンジニアとして必要です。

経験・スキル8:Java以外の言語知識がある

高い可読性と安定性で利用されることの多いJava言語ですが、今後も利用がなくなることが少ないとご説明しました。しかし、他の言語の利用がないわけではないのも事実です。そのためJava言語の知識のみでは活躍の場が限られてしまうのも現実です。

Java言語以外の知識があれば、Javaエンジニアとしての案件以外にも対応でき、フリーランスとして活躍するための最大の武器となります。

フリーランスのJavaエンジニアになる理由7つ

会社員としてJavaエンジニアの業務をすることもできます。しかし、近年フリーランスへ転向する方が増えている傾向にあります。

多くの案件に携わり、サービスやシステムを自分で開発して実力を試してみたい方や、よりハイレベルなスキルを持つ方とチームを組むことで、今よりさらに自分のスキルを上げたいなど理由はさまざまです。

それでは、フリーランスのJavaエンジニアを選ぶ理由を7つにわけてご紹介いたします。

理由1:給料をあげたい

正社員として働くエンジニアは安定した給料を稼ぐことができますが、エンジニアという職業は技術職であるため、経験やスキルによって実力差があります。安定しているとはいえ、給料を上げることは難しいのが現実です。

しかし、フリーランスとなれば自分のスキルにあった案件を選ぶ事ができるため、給料を上げることができるでしょう。

理由2:人間関係に気を遣いたくない

社会人として仕事をする上で、切っても切れないのが人間関係です。人間ですから合わないことがあるのは仕方のないことですが、それで実力を十分に発揮できなくては意味がありません。

フリーランスに転向しても人間関係が切れることはありません。Javaエンジニアとしてプロジェクトに携わる上で人間関係は必要ですが、会社員に比べて気を遣うことなく十分に実力を発揮し仕事ができるでしょう。

理由3:自分の実力を試したい

Javaエンジニアとして仕事を進めていく上で自分の経験や実力というのは当然気になってくる部分です。そもそもエンジニアとは技術職ですから、経験や知識を積むことにより実力は変わります。

せっかくエンジニアになったのですから、自分の実力がどこまで通用するのか知りたい人は少なくありません。会社員とは違いフリーランスは案件を自分で選ぶことができるため、自分の実力を試す絶好のチャンスです。

理由4:色々な経験を積みたい

会社員のエンジニアは決められた案件をこなします。そのため新しい経験を積む機会は少ないと言われています。ですが、フリーランスにおいては自分で案件を選ぶことが出来るため、新しい案件や経験を積むことができます。

もちろん、会社員でも会社によって副業として新しい案件を自分で探し請け負うこともできますが、さまざまな環境で色々な経験を満足に積むことができるフリーランスの道を選ぶエンジニアは多いでしょう。

理由5:家族との時間を作りたい

フリーランスのエンジニアという生き方を選ぶ方で「家族との時間を作りたい」と考える方は多いのではないでしょうか。会社員で働くには時間的拘束は避けられません。

近年の企業ではフレックス制を導入している会社も少なくはないですが、やはりフリーランスに比べると自由に動ける範囲は決まってきてしまいます。少しでも長く家族と時間を共有する目的としてフリーランスを選ぶ方が多いでしょう。

理由6:サービスを開発してみたい

Javaエンジニアとして案件に携わっていく中で、自分でもサービスの開発をしてみたいと考えたことはないでしょうか。0から自分で考えシステムや製品を生み出すことは、経験や実力を試すことにもなります。

技術職であるエンジニアとしての経験を活かし更にスキルを上げるため、新規サービスを自分で開発する機会としてフリーランスを選ぶ方も多いでしょう。

理由7:よりハイレベルな技術者と働きたい

フリーランスのエンジニアには会社員のエンジニアに比べ、更に高いスキルが要求されます。そのため、会社員として同じ環境で仕事をするのと違い、フリーランスは環境が変わるためたくさんのエンジニアと関わる機会が増えます。

より高いスキルを持つエンジニアと仕事をすることによって、自分の実力を把握することと共に、経験によって自分のスキルを磨くことができます。

SE
フリーランスのJavaエンジニアにはより高いスキルが求められているのですね。

PM
そうですね。その分、会社員のエンジニア以上の給料や経験を得ることができます。

フリーランスのJavaエンジニアとしてのキャリアを考えてみよう

フリーランスのJavaエンジニアは会社員のエンジニアに比べ、更に高いスキルと知識を求められます。その分、技術職としてのキャリアとスキルを十分に発揮することができ、新しい経験を積むことができます。

キャリアとスキルを今以上に高める手段として、フリーランスのJavaエンジニアを選ぶのも良いでしょう。


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