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インフラエンジニアのキャリアビジョン3つ|キャリアアップに必要なスキルとは?

2020年05月29日

SE
インフラエンジニアのキャリアビジョンには、どのようなものがあるでしょうか?

PM
「マネージャー」と「スペシャリスト」、「コンサルタント」の3つがあります。

インフラエンジニアとは?

「インフラエンジニア」というのは、ITに関して必要不可欠な基盤であるシステムを作り上げ、運用管理をしているエンジニアのことです。簡単に言えば、コンピューターやスマートフォンを使ってデータの送信や受信をする環境を整え、その運用をしている人のことを指します。インフラエンジニアの中でも、仕事内容によってはネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなどに分けられている場合があります。

インフラエンジニアの将来性

企業による在宅ワーク拡大の取り組みや、コンピューターネットワークを活用した仕事が当たり前になりつつある現在、インフラエンジニアの将来性は今後も需要が増していくと考えられています。急速なITインフラの普及により、現在すでにインフラエンジニアは人手不足と言われています。ネットワークを活用していく以上、この状況は今後も続くと考えられ、将来的に見てもインフラエンジニアは活躍の場が多いでしょう。

インフラエンジニアの3つのキャリアビジョンとは?

主なインフラエンジニアのキャリアビジョンに、「マネージャー」と「スペシャリスト」、「コンサルタント」の3つがあります。それぞれのキャリアビジョンで必要なスキルは違います。これからインフラエンジニアを目指しているという方や転職を考えている方は、キャリアビジョンから自分の目指す方向性を考えておいた方がよいでしょう。

ビジョン1:マネージャー

インフラエンジニアにおけるキャリアビジョンの1つ目に、管理職としてプロジェクトチームをまとめる「マネージャー」と呼ばれるものが挙げられます。ITインフラ構築という仕事では、さまざまな人とプロジェクトチームを作る必要があります。そのためマネジメント能力を高めることで、マネージャーとしてのキャリアビジョンに近づくでしょう。

ビジョン2:スペシャリスト

インフラエンジニアとして「スペシャリスト」を目指すというのもキャリアビジョンの1つです。純粋にエンジニアとしての技術を高めることで、その道のプロとして市場価値を高めていくといったキャリアビジョンとなっています。より高い技術や開発に関する最新の知識などさまざまなものを要求されることになるでしょう。

ビジョン3:コンサルタント

インフラエンジニアの3つ目のキャリアビジョンは、ITインフラの専門家として「ITコンサルタント」を目指すといったものが挙げられます。IT業界は急速に発展してきていますが、ITに詳しい人ばかりではありません。インフラエンジニアとして得た知識やスキルを使い、ITに関するインフラ構築や運営、経営戦略のコンサルタントとして活躍できます。こちらのキャリアビジョンには、優れたコミュニケーション力が必要です。

インフラエンジニアのキャリアアップに必要なスキル5つ

インフラエンジニアには、ネットワークやプログラミングのスキル、マネジメントのスキルやコミュニケーションスキル、プレゼンテーションのスキルなど主に5つのスキルが必要になってきます。それでは、インフラエンジニアとしてキャリアアップルするために必要なそれぞれのスキルを詳しく見ていきましょう。

スキル1:ネットワークに関するスキル

インフラエンジニアといってもネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなど種類がありますが、どちらにしてもITやネットワークに関する知識やスキルが必要になるでしょう。コンピューターやネットワーク機器などの知識から、OSやミドルウェアといったソフトウェアに関するものまで、常に最新の情報を仕入れるために情報収集する必要があります。

スキル2:プログラミングスキル

インフラエンジニアでもプログラミング言語に接する機会やプログラムを組むこともあるため、プログラミングスキルはあった方がよいでしょう。特にスペシャリストを目指す場合には欲しいスキルです。クラウドでのインフラ構築に対応したり、トラブルが発生した時の障害対応で必要になったりとエンジニアの仕事を効率化するためにプログラムを組む場合があります。

スキル3:マネジメントスキル

チームの一員として働く場合にもある程度必要ですが、インフラエンジニアのキャリアビジョンとしてマネージャーを目指す場合には、マネジメントスキルが特に重要だと言えるでしょう。ITインフラ構築や運営では、多数の人員でプロジェクトチームを作る機会が増えます。それらの人員の中でリーダーシップを発揮することで、プロジェクトマネージャーとしての能力が培われるでしょう。

スキル4:コミュニケーションスキル

インフラエンジニアとしてキャリアアップを目指す場合には、コミュニケーションスキルが必要だと言えます。インフラエンジニアはクライアントと話し合いながらITインフラの構築設計を行います。また、時にはトラブルの対応もしなくてはいけません。キャリアビジョンでITコンサルタントを目指す場合には、コミュニケーションスキルを身につけるべきでしょう。

スキル5:提案・プレゼンテーションスキル

インフラエンジニアとして市場価値を高めるためにはクライアントに言われたことだけをするのではなく、こちらから提案・プレゼンテーションしていくスキルも必要です。ITインフラに明るくないクライアントも多数います。そこで、クライアントの意向に沿ったより良い方法があれば、そちらを提案・プレゼンテーションしていくスキルがあると有利でしょう。

キャリアビジョンを実現するためにおすすめの資格5つ

インフラエンジニアとしてのスキルを視覚化するためには、資格をとることが有効です。スキルが身についている証として資格をとっておけば、第三者からもあなたの実力が分かりやすくなります。そこで、ここからはキャリアビジョンの実現に近づくためにおすすめの資格を5つほど紹介します。インフラエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら、ぜひ資格を取得しましょう。

資格1:LPIC

「LPIC」は「Linux技術者認定試験」のことで、インフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアにおすすめの資格です。LinuxはコンピューターのOSの一種です。LPIC(Linux技術者認定試験)を取得することで、Linuxを扱う知識があると証明になる世界基準の資格です。日本の多くの企業でLinuxが導入されていることが強みで、取得しておけば転職にも有利でしょう。

資格2:CCNA

「CCNA」は「Cisco Certified Network Associate」の略で、Cisco Systems社が実施している世界共通基準の資格として、インフラエンジニアなら取得しておきたい資格です。まずはこの資格をとって、他の資格取得や上位資格を目指すというようなベースとなる資格です。また資格取得の勉強をすることで、エンジニアとしての基本を学ぶことも可能です。

資格3:CCIE

「CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)」もCisco Systems社が実施している世界共通基準の資格ですが、CCNAが基本的なネットワーク知識を必要とする資格だったのに対して、CCIEはより専門的な知識を要する資格となっています。特にネットワークエンジニアとしてキャリアアップを目指している方におすすめの資格と言えます。

資格4:ORACLE MASTER

「ORACLE MASTER」は、「Oracle Database」を扱う知識やスキルを証明するための資格です。日本の企業の約半数近くが導入していると言われるOracle Databaseの資格であり、転職やキャリアアップを目指すインフラエンジニアにとって有利になるでしょう。

資格5:ITILファンデーション

「ITILファンデーション」はITサービスマネジメント面でのスキルを証明してくれる資格であり、インフラエンジニアにも人気の資格の1つとなっています。ITILファンデーションは難易度がそれほど高くありません。注意すべきポイントとして、バージョンアップが行われているため、古いバージョンのITILファンデーションでは資格を取得してもあまり有利にならない場合があります。

SE
インフラエンジニアとしてキャリアを築くためには、さまざまなスキルが必要なのですね。

PM
そうですね。目指すキャリアに合わせてスキルアップを目指していきましょう!

自分に合ったキャリアビジョンを実現させよう

今回の記事ではインフラエンジニアについて紹介してきました。インフラエンジニアとしてどういったキャリアビジョンを目指すかは、取得しているスキルや得意分野などに影響を受けます。大切なことは、自分が進むべきキャリアビジョンを明確にしてキャリアアップに必要な資格やスキルを少しずつでも取得していくことでしょう。


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