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クラウドサービス

AzureとAWSそれぞれのメリットと違い【クラウドサービスの比較】

2020年02月07日

近年、ますます存在感を増しているサービスがクラウドサービスです。その市場で大きなシェアを誇っていたのが、アマゾン社がリリースしているAWSです。そのAWSと同等のシェアにまで拡大し、まだまだ勢いが衰えないクラウドサービスが、マイクロソフト社がリリースしているMicrosoft Azure(以下、Azure)となります。ここでは、2社がリリースしているクラウドサービスについて比較と紹介をしていきます。

SE
AWSにしようか、Azureにしようか悩んでいる担当者の方って絶対多いですよね。実際、どっちにするべきなのでしょうか?
PM
どちらとも業界を代表するクラウドサービスを提供しています。どちらが良いかは現場のニーズ次第ですよね。一緒に違いなどを確認していきましょう。

AWSとAzureの比較:両者の違い

まずは簡単に両者を比較してみますので、確認してみましょう。

Linuxへの対応

どちらも主要なLinuxディストリビューションを利用することができます。

仮想サーバー起動時間

AWS:約1分
Azure:約2分

仮想サーバー課金単位

どちらとも使用した分を支払います。
AWS:1秒単位
Azure:1分単位

国内リージョン

AWS:東京、大阪
Azure:東日本、西日本

AWSとAzureの比較:AWSの特徴

次に、AWSの特徴を紹介します。
クラウドサービス黎明期よりサービスを提供しているため実績も十分にあり、安定したサービスが提供されています。世界の名立たる企業もAWSを導入していますし、歴史が長い分、日本語のドキュメントも整備され、多くのノウハウやリソースを閲覧することが可能です。

AWSはIaaSから成り立っているため、下回りとなるサービスの機能や構造をあらかじめ理解している前提でPaaSを利用することが求められます。AWS環境ではインフラエンジニアが活躍しやすいといえるでしょう。

AWSとAzureの比較:Azureの特徴

最後にAzureの特徴について紹介します。
Azureは、Office製品やSQL Serverなど同じマイクロソフト製品との親和性が非常に高いことが特長です。
管理者にとってはありがたい機能であるAzure ADも導入されていますので、ユーザーIDとアクセス管理も統合的に管理することが可能です。

また、Windows Server 2008のサポートが2020年1月で終了しますが、サービス終了後もAzure上では3年間無償でセキュリティ更新プログラムのサービス提供が受けられます。その他の環境では有償扱いになりますので、これを理由にAzureに移行する企業も多いようです。

SE
AzureのWindows Server 2008サポート終了後の3年間パッチ無償提供はかなり魅力的ですよね!
PM
OSに強いマイクロソフトだからできるサービスですよね。AWSによるクラウドサービス一強の時代もありましたが、今やそのシェアではAzureは同等にまで成長しました。両サービスともこれからますます進化するでしょうから、エンジニアの方々は、知識のアップデートが日々必要ですね。

クラウドサービスは現場のニーズに応じて選択すべき

クラウドサービスは、ここで紹介した2社のサービス以外にも、Google社やIBM社のサービスなど他にもたくさん存在しています。現場のニーズ、未来への展望などに見合ったクラウドサービスを導入していきましょう。


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