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Java言語環境でのエクリプスの使い方7つ|プロジェクトの作成方法

2020年04月27日
SE
Java言語環境でのエクリプスとはなんですか?
PM
プログラミングを行う際に使う統合開発環境のことです。詳しく紹介していきますね。

エクリプスとは

エクリプスはプログラミングを行う際に使うIDE(統合開発環境)の1つです。エクリプスは世界中で使われているIDEの1つで、Javaを使う際に使われることが多いです。IDEはプログラミングを行うのに便利な拡張機能を備えており、エクリプスもJavaプログラミングに関するものは特に便利な機能を多く備えています。また、エクリプスは豊富な機能を備えながら無料で利用することができ、それも人気の要因といえます。

ECLIPSE

エクリプスの主な対応言語3つ

エクリプスが世界中で支持されている理由としては、エクリプスがIDEの中でも多くの言語に対応していることも挙げられます。ここでは、エクリプスの主な対応言語を3つご紹介します。

エクリプスの主な対応言語1:Java

1つ目にご紹介するエクリプスの主な対応言語はJavaです。エクリプスは当初、Javaに対応したIDEとして開発されました。そのため、IDEとしてエクリプスが使われるのはJavaのプログラムを設計する時が多いです。エクリプスが提供している多くのプラグインもJavaに関連しているものが多く、それだけ便利な機能を備えているといえます。

Java

エクリプスの主な対応言語2:PHP

2つ目にご紹介する言語はPHPです。エクリプスはJavaのIDEというイメージが強いですが、実はPHPでもエクリプスが使われています。なお、エクリプスでPHPを使う場合は、PHP Development Tools というプラグインの導入が必要です。PHPに対応するIDEの中でも無料・高機能であるため、PHPの開発においてもエクリプスが広く利用されています。

PHP
Eclipse PHP Development Tools About

エクリプスの主な対応言語3:Ruby

3つ目にご紹介する言語はRubyです。近年特にWeb系の開発などにおいて注目されているRubyですが、エクリプスはRubyにも対応しています。エクリプスでRubyを使うときは、Radrailsというプラグインを使うことで開発を行うことができます。エクリプスが持つ豊富なプラグインから、Rubyにおいてもエクリプスが幅広く支持を集めています。

Ruby
Radrailsをプラグイン

Java言語環境でのエクリプスの使い方7つ

エクリプスの使い方1:エクリプスのインストール方法

それではここで、エクリプスのインストール方法を解説します。エクリプスは現在オープンソース化されており、無料でダウンロードできます。エクリプスをインストールする方法は、公式サイトから英語版のエクリプスをダウンロードする、もしくは「MergeDoc Project」から日本語化されたパッケージをダウンロードする方法の2通りです。なお、英語版からでもプラグインで日本語化することができます。

MergeDoc Project

エクリプスの使い方2:日本語化するやり方

先ほど述べた通り、エクリプスはプラグインを導入することで、日本語化することができます。日本語化のプラグインは、上記の「MergeDoc Project」からダウンロードすることができます。ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「Setup.exe」というファイルがありますので起動します。すると、ダイアログが出てきますので、日本語化するアプリケーションの欄でエクリプスを選択すれば日本語化が完了します。

Eclipseの日本語化のためにPleiadesプラグインの導入

エクリプスの使い方3:プロジェクトの作成方法

次に、プロジェクトの作成方法を解説します。エクリプスでプロジェクトを作成する際は、メニューバーの「ファイル」の中にある「新規」からプロジェクトを作成する、もしくは「ファイル」の下にあるウインドウの形をしたアイコンをクリックすればプロジェクト作成のダイアログを開くことができます。プロジェクト名などの設定が完了したら、一番下にある「完了」ボタンをクリックすることでプロジェクトを作成できます。

Eclipseの基本的な使い方を5つのステップで解説

エクリプスの使い方4:パッケージの作成方法

次に、パッケージの作成方法を解説します。プロジェクトを作成すると、フォルダの中に「src」というソースフォルダができます。パッケージを作成する際は、「src」フォルダを右クリックし、一番上の「新規」からパッケージを選択することでダイアログが出てきますので、ダイアログでパッケージ名などの設定をし、「完了」ボタンを押すことでパッケージが作成されます。

エクリプスの使い方5:Javaプログラムの作成方法

次に、エクリプスを使ったJavaプログラムの作成方法について解説します。エクリプスでは標準搭載のエディタを使ってJavaプログラムを記述することができます。エディタは補完機能などがデフォルトで搭載されているので、初心者の方、ブランクのある方でも使いやすいので安心です。また、エディタにも便利なプラグインが豊富にありますので、慣れてきたらチャレンジしてみましょう。

エクリプスの使い方6:Javaプログラムを実行する方法

次に、Javaプログラムの実行方法を解説します。Javaプログラムを実行する際は、クイックアクセスの中にある緑色の「実行」アイコンをクリック、もしくはメニューバーの「実行」から「実行」をクリックすることでプログラムを実行することができます。また、ショートカットキーの「Ctrl」+「F11」から実行することもできます。プログラムの実行はよく使う機能なのでショートカットキーを覚えるのもおすすめです。

エクリプスの使い方7:クラスの作成方法

次に、クラスの作成方法を解説します。Javaプログラムを作成する際は、メニューバーの「ファイル」から「新規」の中の「クラス」をクリックすればダイアログが出てきますので、クラス名などを設定し、「完了」をクリックすることでクラスファイルが作成されます。クラスファイルが完成すれば、コードを記述して実行することが可能になります。

エクリプスを使う際のポイント3つ

エクリプスはJavaプログラミングを効率的に行うことを目的に作られたIDEです。エクリプスを使う際は、きちんとしたポイントを押さえて使うことで、機能を最大限生かすことが重要になります。ここでは、エクリプスを使う際のポイントを3つご紹介します。

ポイント1:Javaプログラムをデバッグしておく

1つ目のポイントは、Javaプログラムをデバッグしておくことです。エクリプスのエディタには補完機能が搭載されていますが、補完機能でも捉えきれないような予期せぬエラーやバグが発生することがあります。Javaプログラムを記述する際は、こまめにデバッグをすることで、予期せぬエラーやバグの発生を防ぐことができます。

ポイント2:ワークベンチの見方を把握する

2つ目のポイントは、ワークベンチの使い方を把握することです。「ワークベンチ」とは、エクリプス内の作業スペースのことを指します。ワークベンチ内はウインドウやアイコンが多く配置されており、慣れていない方は戸惑ってしまうこともあるでしょう。ただ、先程までに解説したもの以外にもワークベンチ内には便利な機能が数多くありますので、ワークベンチの見方を把握することで、効率よくエクリプスの機能を引き出せます。

ポイント3:Gitを使ったバージョン管理

3つ目のポイントは、Gitを使ったバージョン管理です。バージョン管理は、進捗状況の共有や保存などで重要になります。「Git」は世界中で広く支持されるバージョン管理ツールの一つで、エクリプスでもこのGitの機能を使うことができます。エクリプスでGitを使う際は、クイックアクセス内のアイコン、もしくはメニューバーの「ウインドウ」からGitパースペクティブを開くことで使用できます。

Git

エクリプスをインストールする際の注意点

エクリプスを使用するには、まず自分のパソコンにエクリプスをインストールする必要があります。エクリプスをダウンロードする際には、パソコンのアップデートは最新の状態になっているかなど、確認すべき点があります。

Download Eclipse

32bitか64bitかを確認する

エクリプスをインストールする際は、自身のパソコンのOSが32bitか64bitかを確認するようにしましょう。コンピューターにインストールされているOSは32bitと64bitのものがあり、それぞれ対応するアプリケーションが異なっています。エクリプスは32bitと64bitの両方が公開されていますので、OSのbit数に合ったものをインストールするようにしましょう。

SE
Javaを使うときには、エクリプスを使うのがいいということですね。
PM
そうですね!無料で利用できるので、ぜひ試してみてください。

Javaでエクリプスを使ってみよう

ここまで、Javaでエクリプスを使う方法を主に解説しました。エクリプスは古くからあるIDEで、かつJavaで使うために開発されたため、Javaを使う際、エクリプスを使う企業は多いです。Javaだけでなく、エクリプスは世界中で使用されているIDEなので、使い方をマスターすることで、就職もしくは転職にも役立ちます。Javaを使う方は、エクリプスを試してみてはいかかでしょうか。


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