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JavaScriptのライブラリ5選

2020年06月24日

SE
JavaScriptでよく使われるライブラリには、どのようなものがあるのでしょうか?

PM
jQuery、Bootstrap、React.js、Vue.js、Node.jsがあります。

JavaScriptとは?

「JavaScript」は、そのままでも高度な機能を備えており、簡易的な記述で、複雑な処理を実行できます。しかし、JavaScriptには、ライブラリ、フレームワークと呼ばれるものがあり、それらを使うと、更に効率的な開発ができます。よく使う機能を、簡易的な記述で使えるようにしたライブラリ、開発パターンを網羅したフレームワーク、様々なものがあります。この記事では、ライブラリ、フレームワークを5つ紹介します。

なお、一般には

ライブラリ:その言語で使えるように、高度な機能をまとめたもの

フレームワーク:機能のまとめの他に、開発のひな型を埋め込んだもの

という使い分けをしますが、JavaScriptの場合特にライブラリとフレームワークの境目が、あいまいなところがあります。

この記事ではJavaScriptのライブラリとフレームワークの違いをあまり厳密に使い分けることなく、「JavaScriptのライブラリ」と表現します。

クライアントサイド、サーバサイド

Webのプログラミング言語には、クライアントサイドで用いる言語と、サーバサイドで用いる言語があります。JavaScriptは、一般に「クライアントサイド」で用います。しかし、JavaScriptで「サーバサイド」を開発できるフレームワーク、Node.jsも存在しています。この記事で取り上げるライブラリは、Node.js以外はクライアントサイドになります。

使用方法

ここからは、使用方法について解説していきます。クライアントサイドのJavaScriptライブラリは、・Webサイトと同じサーバにライブラリのコードを置いて使用する・Webサイトがアクセスされたときに、コードをライブラリのサーバから読み込んで使用する方法が2種類あります。後者をCDNと言います。どのライブラリであっても、どちらの手法を用いても動作します。どちらがいいのかは、クライアントの通信環境にもよりますので、一概には言えません。適宜適切な方を選択すると良いでしょう。

jQueryとは

「jQuery」は、多く利用されているJavaScriptのライブラリと言っても過言ではないでしょう。表示、計算、Ajax(非同期通信)など、JavaScriptの機能を強化する関数が多数用意されています。「jQueryに従って開発する」というよりは、「ここをjQueryに置き換えた方が便利だからjQueryを使う」という使われ方をします。

例えば、DOM操作一つとっても、「親要素の末尾に子要素を挿入する」関数はJavaScriptでは用意されていません。jQueryにはあります。その関数を使うと、とても簡潔に機能が実現できます。これが、jQueryを使う目的です。Ajaxにも非常に強力な力を発揮します。モダンなWebサイトで、Ajaxは標準技術です。Ajaxの記述をシンプルにしてくれるjQueryはなくてはならない存在です。このように、jQueryの応用範囲は広いです。

Bootstrapとは

「Bootstrap」は正確には、「CSSの拡張版で、機能を実現するためにJavaScriptを使ったフレームワーク」です。表示を整えるためにBootstrapは使われます。独特のレイアウトシステムを備えています。そのため、学習コストは少しかかりますが、Bootstrapを導入すると、シンプルなCSSで見た目のよいサイトが簡単に開発できます。JavaScript(jQueryなど)もBootstrapのなかでは使用されており、少ないコードで見た目を改善することができます。CSSがメインの技術なので、プログラマではなくデザイナーが使う場合も多いのかもしれませんが、プログラマも覚えておいて損はない技術です。

Bootstrapはモバイルファーストの思想で設計されています。モダンなWebサイトはモバイルファーストなので、モダンなWebサイトでBootstrapが採用される理由の一つはBootstrapがモバイルファーストであることです。

React.jsとは

React.jsとは、「ビューに特化したJavaScriptライブラリ」です。そのため他のJavaScriptライブラリと併用して使用することが可能です。ビューの部分だけReact.jsを使うと良いでしょう。React.jsは「仮想DOM」という技術を使用しています。ページ遷移があったとき、全ての表示を切り替えるのではなく、違う部分だけ表示を変えます。このため、非常に速い表示切り替えが可能です。モバイルにも向いています。今のWebサイトにおいては、React.jsを採用するサイトも増えてきています。

Vue.jsとは

Vue.jsとは「フレームワーク」のことです。Vue.jsの作法に従いHTMLとJavaScriptを記述します。JavaScript開発の補助のために開発されたフレームワークで、実に多彩なことができます。フレームワークなので、Vue.jsで書かれたHTMLはVue.jsを知らない人が見るとまったく分かりません。学習コストもそれなりに必要です。しかし、効率的なWebサイトを開発することが可能です。主にデータ処理系の処理が複雑なサイトを効率化することに向いているフレームワークです。学習する見返りは十分にあります。

Node.jsとは

今までの技術と違い、Node.jsとはサーバサイドの技術です。厳密に言うと、PHPやPython、Rubyで書くサーバサイドのコードを、JavaScriptを使って書きましょう、というフレームワークです。サーバサイドのため、Webサーバに関する様々な知識が必要になります。環境を構築するにも、それなりの手間がかかります。

しかし、慣れたJavaScriptでサーバサイドも構築できる、というメリットは大きいです。JSONなどを介して、クライアントサイドとサーバサイドの通信が柔軟にできるのも魅力です。例えば、WebRTCなどに、Node.jsで構築されたWebサーバは使われています。

SE
JavaScriptのライブラリを利用すると、効率的な開発ができるのですね。

PM
そうですね。バグのない、効率の良い開発ができるので、積極的に利用してみましょう!

ライブラリを使って確実な開発をしよう

ここまで、JavaScriptのライブラリ5つや使用方法などについて、詳しくご紹介してきましたが、いかがでしょうか。「JavaScriptのライブラリを使ってみたいけど使い方が分からない」「どうやって覚えたらいいのか分からない」という人は、ぜひ参考にしてください。ライブラリを使わなくてもWebサイトを開発することはできます。また、ライブラリにはよく使う機能が実装されています。それらは、JavaScriptでコーディングすれば書くことができます。

しかし出来上がっているコードがある場合は、そのコードを再利用して、バグのない、効率の良い開発をすることができます。また、ライブラリを利用することは、他の開発者にとっても読みやすいコードを書くということにもなります。長いコードを読むよりは、ライブラリを使った簡潔で短いコードを読む方が楽でしょう。

また、短いコードのほうが間違いも起きにくいです。この点により、チーム開発においてライブラリの使用は必須と言って良いでしょう。実際には、「誰も知らないから使わない」という現場も少なくないでしょう。JavaScriptのライブラリの学習コストは、基本的にどれもそれほど高くありません。メリットをしっかり把握し、JavaScriptのライブラリを使って業務を効率化していきましょう。


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