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フロントエンドエンジニアに必要なスキル10個|未経験から目指す方法とは

2020年05月27日

SE
フロントエンジニアには、どのようなスキルが必要なのでしょうか?

PM
複数のプログラミング言語やビジネススキルが求められます。

フロントエンドエンジニアとは

ウェブ制作にはたくさんの種類の職業がありますが、「フロントエンドエンジニア」という職種はユーザーとの距離がほかと比べると近いことが特徴です。フロントエンドエンジニアとは、ウェブサイトの前衛を担当する職種です。そして、しっかりとしたスキルを身につければ、未経験からでもスタートすることができるのも、フロントエンドエンジニアの魅力でもあります。この記事では、フロントエンドエンジニアを未経験から目指したいという方のために、必要不可欠なスキルと、持っておいた方がいいスキルを合わせて10個紹介していきます。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル10個

ここからは、フロントエンドエンジニアに必要なスキルを10個ご紹介していきます。これらのスキルを習得することで、未経験でもフロントエンドエンジニアとして活躍できる可能性は高くなるでしょう。参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:JavaScript

JavaScriptとは、ウェブサイトの動作やアプリなどを作ることができるプログラミング言語です。プログラミングする過程において必ず必要となってくるスキルであり、世界でもっとも使用されている言語でもあります。まず、このJavaScriptの勉強から始めましょう。難易度は比較的高いですが、ウェブページの拡大や入力フォームの表示、さらに動きのあるページを作成することができます。

2:CSS

CSSとは、文字のデザインや装飾のために使われる言語です。後述するHTMLと似ていますが、装飾する部分が少し違います。HTMLは見出しを作成する<h2>や、太文字にするための< strong >などですが、少し殺風景になってしまい、読みやすくはありません。しかし、上記のコードにCSSのコードを付け足すことで格段に読みやすさがアップします。このCSSのスキルを使いこなすことができれば、フロントエンジニア未経験でも活躍できます。

3:HTML

HTMLは、フロントエンドエンジニアになるためには、まず、最初に覚えたいスキルで、Webページを構成する基本的な言語です。HTMLもプログラミング制作をする際には必要なスキルです。学習には、参考書やネットで知識を身に着けるといったことも可能です。未経験の場合、初心者用参考書もたくさん販売されていますので、それらから手を付けてみてはいかがでしょうか。

4:JQuery

JQueryとは、JavaScriptの書き方を簡単にすることができるライブラリです。表示がブラウザによって多少異なるJavaScriptとは違い、JQueryはどのブラウザでも自動で修正してくれるので、ブラウザを意識することなくプログラミングを組むことができます。複雑なJavaScriptよりも簡単なJQueryの開発により、初心者でもフロントエンドエンジニアとして活躍する場が増えました。未経験者にもわかりやすい内容になっており、比較的着手しやすく難易度は低めです。

5:Bootstrap

Bootstrapとは、Webサイトをより簡単に開発することができるCSSやJavaScriptのフレームワークです。文字サイズやボタンを配置することができるCSSを、簡単に組むことができます。画面の大きさが異なるパソコンとスマホなどの表示に対応でき、未経験でも比較的簡単にWebサイトを作成することができます。フロントエンドエンジニアにとって、このスキルをどこまで理解して使用できるかがスキルアップへと繋がります。

6:React

Reactは、JavaScriptのフレームワークの一つとしてよく使用されています。フェイスブック社が公開していて、「即座に処理され、それが反映される」ことが特徴です。逆をいえば、ウェブページに動きをつけることや凝ったデザインでおしゃれに見せることには向いていないということです。フレームワークにはたくさん種類があり、どれを勉強するか迷った時には、まずこのReactから学ぶのもいいでしょう。

7:Vue.js

上記と同じく、JavaScriptのフレームワークですが役割は少し違います。JavaScriptではありますが、HTMLのような表示を付け足すこともできるので、コードの入力に時間を取られません。フレームワークにはそれぞれ明確なルールがありますが、Vue.jsにはそれがありません。非常に自由度の高いフレームワークです。このスキルを身に着けておけば、フロントエンドエンジニアをする際にかなり役立ちます。

8:CMS

CMS(Contents Management System)とは、専門的なHTMLやJavaScriptといった知識がなくてもウェブサイトを作成できるシステムです。中でも良く使われているシステムは「WordPress」でしょう。フロントエンドエンジニアを目指す人にとっては、プログラミングの構築をする必要がないCMSは学ぶべきものではないと考える方もいるでしょう。しかし、CMSを使いこなすことができれば仕事の幅も広がりますので、損をすることはありません。

9:コミュニケーション能力

フロントエンドエンジニアとして働くうえで、顧客の要望に合わせたウェブサイトを作成することは最も重要です。自分が好きなデザインのサイトを作るだけでは、収入にはつながりません。フロントエンドエンジニアとして活動する際に、スムーズに仕事ができるよう、コミュニケーションスキルを鍛えておくのは必須といえるでしょう。コミュニケーション力に自信がない人は、まずは日常会話から相手の求めていることを整理しながら会話してみる、といった練習してみましょう。

10:SEO

SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことで、検索時にサイトが上位に表示されるよう文章を最適化することを指します。上位に表示されるためには、検索エンジンのGoogleやYahooの評価が必要です。つまり、評価してもらえるサイトが、検索した人にとって価値のある記事だと認めてもらう必要があるということです。フロントエンドエンジニアの役割は、ただWebサイトを作成するだけはありません。ユーザーの欲しい情報を盛り込み、豊富な知識とスキルを身に着けておくことが活躍への一歩になります。

未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方法3つ

ここまで、フロントエンジニアを目指すために必要なスキルをご紹介しましたが、それらを身に着けるにはどんな方法が良いのでしょうか。自分で成果物を作成する場合や、スクールに通うなど、やり方は人それぞれです。以下に、未経験からフロントエンジニアを目指す方法を3つご紹介しますので、自分に合うものを探しましょう。

方法1:本やWebサイトで知識を深める

自分のペースで勉強できるので、未経験者には特に本やWebサイトで学ぶことをおススメします。たくさんの種類の参考書がありますので、中身を確認して決めましょう。そして、それ以上にたくさんのWebサイトがあります。中には、フロントエンジニア初心者に対しても分かりやすく解説してくれている本やサイトがありますので、自分に最適な参考書やウェブサイトを探してみてください。

方法2:プログラミングスクールに行く

費用はかかりますが、スキルを身に着けるために先生にきちんと教えてもらうのも一つの手です。平均的な費用の相場感は下記の通りです。3ヶ月:約28万4000円1ヶ月:約9万5000円また、プログライミングスクールには教室へ通うタイプとオンラインスクールがあります。どちらも決して安くはありませんので、スクールで学ぼうと考えている人は、金額と内容の質、どの学習タイプが自分に合っているのかをよく考えましょう。

方法3:ポートフォリオを作成する

ポートフォリオを作成する際は、自身の持つスキルを最大限に発揮しましょう。就職の際、企業に今の自分がどれだけフロントエンドエンジニアとしての必要なスキルを持ち合わせているかを示すことが重要です。だからといって何でも盛り込めば良いというわけではなく、客観的な視点で、どこをアピールしたいのかが伝わってくるようなものを作りましょう。また、面接でポートフォリオが必要になる場合は、技術だけでなくプレゼン能力も試されます。完成後には、知人やエンジニアを職業としている人に練習としてプレゼンしてみましょう。

SE
未経験からでもフロントエンジニアを目指せるのですね。

PM
そうですね。スキルを身に付けてフロントエンジニアを目指しましょう!

必要なスキルを学んでフロントエンドエンジニアを目指そう!

フロントエンドエンジニアになるには、相当量の知識とスキルが必要です。しかし、フロントエンドエンジニアという職業はこの先かなり需要が高く、知識やスキルもIT業界では役に立つものばかりです。さらに、企業に就職するだけでなく、独立やフリーランスという選択肢もありますので、将来のライフワークの幅も広がります。未経験からでも活躍できる職種なので、これを機にスキルアップしてIT業界で活躍しましょう。


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