そもそもエンジニアの仕事とは?エンジニアの種類別紹介7選
- SE
- エンジニアの仕事には、どのようなものがあるでしょうか?
- PM
- プログラマーやネットワークエンジニア、セールスエンジニアなどがさまざまな職種があります。
目次
IT業界におけるエンジニアとは
IT業界におけるエンジニアにはインフラ面を専門としたエンジニアとセキュリティ面を専門としたエンジニアなど、それぞれの分野によって分類されています。主な職種は次にご説明するプログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、WEBエンジニア、フロントエンドエンジニア、セールスエンジニア、サーバーエンジニアの7種類で、これらを総称してIT業界のエンジニアと呼んでいます。
エンジニアの概要
理系出身者が多いイメージのITエンジニアですが、国語力やコミュニケーション能力も必要な仕事です。また、近年ではITエンジニアの需要も増えてきています。ですから、転職を考えている文系の方にもチャンスのある仕事だと言えます。そこで、IT業界のエンジニアを目指す方やこれから転職を検討している方なども、エンジニアの給料やキャリアパス、やりがいなど基本的な情報も知っておくとよいでしょう。
給料
IT業界のエンジニアの給料は、仕事内容などによって差があります。同じ業界での経験値や保有資格、新入社員かどうかでも違いがあります。また、ベトナムや中国などの現地に駐在、またはテレビ会議などで連携を取り、プロジェクトを円滑に進めるブリッジSEなどは給料が高い傾向にあります。
キャリアパス
エンジニアのキャリアパスは技術力を磨くことと英語力、他業種経験や知識がポイントになります。エンジニアの多くは経験を積んで、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど需要の高い職種を目指します。また、英語力を鍛えることでエンジニアとしても成長できる上に、企業からも貴重な人材と期待されます。そして、ITスキルとマーケティングの他業種スキルを組み合わせて、ユーザー目線のシステム開発もできます。
やりがい
IT業界のエンジニアについての概要として給料とキャリアパスについてご説明しましたが、どんな仕事もやりがいを感じられることがとても重要です。生活するためには給料もとても大切ですが、やりがいのない仕事を長く続けることはとても苦痛です。ですから、これからIT業界のエンジニアとして働こうとしている方は、その仕事内容にやりがいを感じられるかどうかもしっかり考えてみましょう。
エンジニアの7職種の仕事内容
ここからは、IT業界におけるエンジニアの職種であるプログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、WEBエンジニア、フロントエンドエンジニア、セールスエンジニア、サーバーエンジニアの7つについてご説明します。それぞれの職種についての特徴を知って、就職や転職に役立ててみてください。
プログラマー
IT業界のエンジニアの職種1つ目は、開発エンジニアのプログラマーです。設計書を基にプログラミング用語を使ってプログラムを組む仕事で、複数のプロジェクトを同時に進めるのが一般的です。そのため、スキルや作業量によってその都度、仕事量が変わります。また、基本的には未経験からプログラマーになる場合、プログラマーとしての経験を積むため、エンジニアのベースの仕事とも言えます。
システムエンジニア
IT業界のエンジニアの職種2つ目は、システムの設計は開発の提案をするシステムエンジニアです。主に顧客側のニーズに合ったシステムの提案を行いますが、案件によっては納期に間に合わないこともあります。そのような時に、案件に優先順位を付けてクライアント側と交渉する機会もある仕事で、高いコミュニケーション能力と対案力が必要です。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークの設計から構築、運用、保守まで多岐にわたります。ネットワークの設計では、クライアントが要望するシステムをヒアリングして、要件をまとめて設計します。また、構築では設計したスケジュールに従って、実際にネットワーク機器を設置、設定します。そして、運用では立ち上げたネットワークの機器設定の変更や構成の変更をします。それから、保守ではネットワークの故障などに対応します。
WEBエンジニア
現在、さまざまな企業でWEBサイトを使って多くの業務が行われています。WEBエンジニアは、ウェブサイトやスマホサイト上で動作する機能の開発やWEBサービスに必要なITシステムアプリケーションなどの設計や開発を行います。また、開発・設計だけでなく、安定に稼働させるための保守や運用もWEBエンジニアの業務に含まれます。BtoCやBtoBを問わず、あらゆる企業でWEB技術への対応が不可欠になっています。
フロントエンドエンジニア
フロントエンジニアはWEBデザイナーのデザインを基に、HTMLやCSS、JavaScriptなどの設計や構築、WordPressなどのCMS構築やカスタマイズを行います。フロントエンジニアはHTMLやCSS、JavaScript、PHPのコーディングをします。また、デザインはすべてWEBデザイナーに任すか、デザインの一部はフロントエンドエンジニアに任せられるところに分かれます。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、技術的な作業を行う面と顧客への提案や課題解決を行う営業面の両方を担う仕事です。主にIT系企業やメーカーで活躍する職種で、クライアントに自社製品やサービスの導入提案や導入後のサポートを総合的に行います。また、専門性の高い商材になればなるほど、クライアントに理解してもらうための知識や技術が必要です。2役を担う難しい職種ですが市場価値は高く、クライアントからも信頼される仕事です。
サーバーエンジニア
インターネットのサーバーを構築、設計して、管理保守までを担うのがサーバーエンジニアです。ネットワークエンジニアと間違えられやすいですが、サーバーを動かすアプリケーションを担当しています。構築業務では運用に必要なサーバーのスペックや処理能力、必要台数などを検討し、プログラマーや関係者と打ち合わせもします。また、保守業務ではサーバーの監視やセキュリティチェック、バックアップなど幅広く行います。
エンジニアに向いている人
エンジニアに向いている人はプログラミングやものづくりが好きというほかに、新しい知識習得意欲や周りとの協調性、分析力、コミュニケーション能力があるということです。ここからは、それぞれの特徴についてご説明します。
新しい知識習得意欲
エンジニアになりたての頃はプログラミングやテストを行い、そのうち設計書を書いたり案件定義書を作成したりします。エンジニアは仕事の幅が広がるにつれて、プログラミング言語や設計書を書く技術など、新しい知識を習得しなければなりません。また、クライアントからのリクエストを理解するために、業務内容を覚えることもあります。そのため、エンジニアは新しいことを学び続け、勉強が好きでいられる人が向いています。
周りとの協調性
ITエンジニアはどれも1人でコツコツ仕事を進めるイメージがありますが、実際は1人で仕事は完結しません。社内のWebデザイナーやWebディレクター、ほかの専門分野メンバーとチームとしてひとつの仕事を協力して進めます。そのため、意思疎通や適切な情報伝達をすることで、業務をスムーズに進められます。ですから、グループの中で協調性を持って仕事を進められるのであれば、エンジニアとして仕事をしていけるでしょう。
分析力
ITエンジニアの仕事は、クライアントの要求を理解してITシステムを構築することです。そして、クライアントのリクエストなどを会話や文章から理解、分析して、プログラムや設計書に変換していきます。この際にクライアントからのリクエストの分析を間違えると、全く違うソフトが出来上がってしまいます。そのため、ITエンジニアにはクライアントからのリクエストを分析して、自分の言葉に表現する力が必要です。
コミュニケーション能力
前述した「周りとの協調性」と重なる部分もありますが、IT業界のエンジニアはグループの中の一員として仕事を進めます。そのため、グループメンバーとの意思疎通や細かな指示確認など、ほかの人とコミュニケーションを取る必要があります。また、プロジェクトはグループで作り上げる性質上、グループ内で情報を共有する必要もあるため、社会人としての最低限のコミュニケーション能力があるとスムーズに仕事が進むでしょう。
- SE
- エンジニアにはさまざまな職種があるのですね。
- PM
- そうですね。職種によって求められるスキルも違うので、自分の適正と合わせて選んでみましょう!
エンジニアの仕事内容と自己分析を照らし合わせて転職を成功させよう
エンジニアの仕事内容にはプログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、WEBエンジニア、フロントエンドエンジニアなど7種類の業務があることがわかりました。今回ご紹介した情報を参考に、エンジニアの仕事内容と合わせて自己分析もしながら、希望に近い転職を成功させましょう。