.net column

.NET開発者のためのブログメディア

Web業界の現在と今後は?6つのポイントを把握して転職を成功させよう

2020年06月02日

SE
Web業界の現在と今後は、どのような状況になるのでしょうか?

PM
ITエンジニアへの需要は高まっていますが、今後はAIと切り離せない関係になっていくでしょう。

IT業界におけるWeb業界の位置づけ

Web業界の今後を考える上で、IT業界における位置づけについておさえておきましょう。IT業界は大きくインターネット・Web業界、通信業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス業界の5つに分かれます。Web業界はその中でも特に、消費者との繋がりがとても強い業界です。サイト制作やインターネット広告、SNS、ポータルサイトや検索エンジン、EC、電子マネーなどの金融関係などを主に扱う分野だからです。

高まるITエンジニアへの市場ニーズ

Web業界は消費者のニーズに迅速に的確に対応することが求められているため、今後はITエンジニアの需要がさらに高まると見られています。なぜならWeb業界は電子マネーやスマホの普及により、IT業界の中でも特に、今後もますます発展していくと考えられている分野だからです。また、Web業界の発展に比べてITエンジニアが不足しているという問題点も挙げられています。日本はまだまだITエンジニアの数が足りていません。早期の改善が期待されています。

切り離せないAIとの関係

今後のWeb業界は、AIと切り離せない関係になっています。現在、AI業界は目覚ましい発展を遂げています。AIは特に、ビッグデータの分析に優れています。そのため、データ解析という分野に関しては今後、AIが台頭していくと考えられています。Web業界のITエンジニアは、AIが分析したデータをもとに、マーケティングを構築していく分野を担っていく使命があります。AIを使いこなせるITエンジニアの需要と、コンサルタント・マネジメント業務も行うことができる人材が、今後のWeb業界では必須とされています。

Webデザイナーの将来性は?

Webデザイナーの仕事はAIにはできない感覚やセンスが必要とされているので、今後も将来性があるとの見方がされています。Webデザイナーとは、クライアントからの要望で、見やすく使い勝手の良いWebサイトのデザインを作る仕事をしています。Web業界の中では特殊な、BtoB(Business to Business)という企業向けの事業を行う職種です。そのため、交渉や打ち合わせなどの人間的な部分を必要とする業務を行っています。

Web業界の業態別の現状と今後

Web業界を業態別に見たときの現状と、今後の動向を探っていきます。Web業界はAIの台頭で揺れています。ITエンジニアは不足していますが、足りないのは高度な技術者です。特化した技術がないエンジニアは、AIの発達とともに淘汰される可能性があります。エンジニアは今後、高度な技術を習得するとともに、高いコミュニケーション・マネジメント・コンサルタント能力を身につけないと、生き残っていけないといわれています。

通信事業者

通信事業者とは、インターネットや光ファイバー・無線・電話・LANなどのインフラ事業を行う業者です。セールスエンジニア・ネットワークエンジニア・カスタマーサービス・サーバーエンジニアなどの技術者が主に働いています。このうち、スマホなどの電話に対する通信サービスを行う業者は、電気通信事業者と呼ばれています。一般消費者と企業のどちらにもサービスを提供していることが特徴です。

通信事業者の現状

通信事業者は、光回線が主な市場となっています。通信事業者の扱っている通信回線は現在、70パーセント以上が光回線になっています。NTT主導で行われている光回線の普及は今後も続くと見られています。また、2015年から光回線を他の事業者に卸売り販売できる仕組みができあがりました。携帯電話とセットで光回線を売るなどのシステムが可能となっています。

通信事業者の今後

通信事業者は今後、5Gを中心として事業展開を行っていくと考えられています。通信事業者が推進している光回線は、ADSL回線やCATV回線に比べて料金が高額です。光回線の方が通信がスムーズですが、山岳地帯や離島などではまだまだ普及していません。少子化により利用者が減るとの見方もされています。そこで、5Gの導入を中心に、格安スマホなどと連携した事業の発展が、今後の通信事業者のテーマとなっています。

コンテンツ制作事業者

コンテンツ制作事業者とは、Web業界ではホームページ・SNS制作を請け負う仕事を主に行っています。コンテンツとはWeb業界では、ホームページやSNS上に展開している文書や動画・画像などを指して使われる言葉です。コンテンツ制作事業者は、そのコンテンツに特化して制作する仕事を、主に企業向けに行っています。一般的にコンテンツ産業というと、新聞業・出版業・映像・音声・ゲームなどの制作を指します。Web業界ではそれらをネット上で展開しています。

コンテンツ制作事業者の現状

コンテンツ制作事業者は、スマホの普及によりWebやアプリの利用者が増え続けているため、順調に仕事を行えています。しかし、アプリやコンテンツが増えるということは、それだけライバルも多くなり、より良いサービスが求められていくということです。ユーザーが求めるコンテンツは何かをよく見極めて、満足してもらえるサービスを提供できるコンテンツ制作事業者が生き残っていくと考えられています。

コンテンツ制作事業者の今後

コンテンツ制作事業者の今後は、質の良いコンテンツが制作できるかどうかにかかっています。コンテンツ制作という、企業の負担になる部分を補うコンテンツ制作事業者の今後の展望は、明るいです。リモートが増えてスマホの普及も順調な現代社会は、Web産業が今後も発展していく可能性が大きいからです。今後はコンテンツ制作事業者がメジャーになり、より発展していくと考えられています。

サーバ管理事業者

サーバ管理事業者とは、サーバの構築や運用・保守を行っている業種です。主にクライアント向けに仕事を行っています。サーバの構築とは、企業独自のサーバのシステムを作り上げることです。サーバ・フロントエンド・インフラエンジニアという専門の技術者が行っています。サーバの運用や保守もこれらのエンジニアが請け負います。サーバを使用していく上で不具合があると、その企業の業務が中断してしまうからです。サーバのスムーズな運用を守るために、セキュリティも含めて、サーバ管理事業者による徹底した管理が行われています。

サーバ管理事業者の現状

現在多くの企業でサーバ管理事業者が活用されています。IT化が進み、企業が独自のサーバを持つことが当たり前の世の中になりました。サーバでの一元管理のもとで、給料やデータ分析など、業務そのものがコンピュータで行われています。AIなどのIT技術の発達により、今後もサーバ管理をする企業が増えていくことが予想されています。それにともない、優秀なサーバエンジニアの不足が目立ち始めています。

サーバ管理事業者の今後

サーバ管理事業者の今後は、クラウドへの移行が鍵を握っています。ビッグデータの影響で、サーバ管理における運用管理コストがかかり過ぎるとの懸念が各企業から上がり始めています。それにともない、発達を遂げたクラウド・仮想インフラへの関心が高まっています。サーバ管理事業者の今後は、コスト削減が図れるクラウドを中心とした事業展開に移っていくと考えられています。クラウドに詳しい、クラウドエンジニアの需要が増しています。

コンテンツ制作事業者のビジネスモデル別の現状と今後

Web業界におけるコンテンツ制作事業者のビジネスモデル別の現状と今後について紹介していきます。Web業界の発展とともにコンテンツ制作事業者の需要と収益も伸びています。コンテンツ制作という面倒な作業を補う業務は、Web業界のなかで大いに歓迎されているからです。今後は、コンテンツ制作事業者の台頭とともに、より質のよいコンテンツが求められると考えられています。マッチング・SEOの強化を中心に事業を展開していく必要性が望まれています。

広告収益モデルの企業の現状と今後

Web業界における広告収益モデルの企業の現状と今後は、ますます伸びると予測できます。広告収益モデルの企業とは、ホームページ・ツイッター・ブログ・フェイスブックなどにある広告枠で利益を得ている産業です。アフィリエイトとして個人でもサービスを始めることができる事業です。わたしたちがWebを無料で閲覧できるのは、この広告収益モデルのおかげです。リモートやスマホの契約数が伸びた現代社会はWeb検索も増えているため、コンテンツ制作事業者のビジネスモデルとしてWeb業界のなかでも有益な産業です。

コンテンツ課金モデルの企業の現状と今後

コンテンツ課金モデルの企業は業績が伸び続けているため、今後もコンテンツ制作事業者のビジネスモデルとして有効です。コンテンツ課金モデル企業とは、月にいくら払えばこれだけのサービスが受けられますという内容で契約するシステムを採用している会社です。コンテンツ課金モデルの企業としては、Amazonプライム・Netflix・NewsPicksなどが有名です。

マッチングモデルの企業の現状と今後

マッチングモデルの企業とは、人と人やモノとモノを繋ぐことをコンセプトにしている企業で、コンテンツ制作事業者のビジネスモデルとして今後も有効です。マッチングモデルとして有名なサービスが、不動産関係やクラウドソーシング、宿泊・就職・転職サイトです。仕事や家・宿泊先を探している人と、求人案件を抱えている企業・個人事業主・物件を貸したい・売りたい人などを上手にマッチングさせる仕組みです。今後も需要が伸び続けると考えられています。

コマースモデルの企業の現状と今後

コマースモデルの企業とは、ネット上で行われる商品の売買を仲介して手数料を得る産業なので、Webに強いコンテンツ制作事業者のビジネスモデルとしては有効です。コマースモデルの企業は2種類あります。直接仕入れた製品をWeb上のシステムを使って売買する方法と、ショッピングモールとして販売の場をネット上に提供して出店料を収益にするやり方です。コマースモデルはネットの普及とともに伸びている産業なので、コンテンツ制作事業者のビジネスモデルとして、今後も活用されていくと考えられています。

SE
Web業界は今後も仕事に困らなそうですね。

PM
そうですね。トレンドがあるので、先読みすることや勉強し続けることを大切にしましょう!

Web業界の今後を把握して転職を成功させよう

今後は質の良いコンテンツ制作事業者の台頭により、Web業界はますます発展していくと考えられています。Web業界の現状と今後を語る上で、コンテンツ制作事業者の存在は欠かせません。コンテンツ制作事業者のビジネスモデルを紹介しましたが、実際はこれらの企業が複雑に絡み合って事業を展開しています。どのビジネスモデルも発展が目覚ましい企業ばかりです。明るい展望が感じられるWeb業界への転職を、いまこそ実行しましょう。


.NET分野でのキャリアアップをお考えの方は、現在募集中の求人情報をご覧ください。

求人一覧

また、直接のエントリーも受け付けております。

エントリー(応募フォーム)