PHPの10の特徴とは?PHPの需要やメリット・デメリットについて解説

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PHPの10の特徴とは?PHPの需要やメリット・デメリットについて解説
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SE
PHPとはどんな言語なのですか?

PM
Webアプリ、サービス作成に適した言語で、予約システム・検索機能・ブログなど様々な機能を作成することができます。

PHPとは何か


PHPとは、サーバサイドのスクリプト言語であり、動的なコンテンツ、WebアプリやWebサービス作成に適した言語ということで世界中で人気の言語でもあります。

本記事では、PHPの求人状況、PHPの特徴7つと今後の求人の動向について紹介していきます。PHPエンジニアを目指している方は参考にしてみてください。

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PHPとHTMLはどう違う?

PHPもHTMLもWebサイトの構築に使用する言語ですが、PHPはプログラミング言語、HTMLはマークアップ言語という違いがあります。

HTMLは「Hyper Text Markup Language」を略した言葉で、Webページを構造化するための言語となっており、プログラミング言語とは異なります。

PHPはどのくらい需要がある?


PHPは現在多くのWebサイトやWebアプリなどの開発に用いられており、高い需要がある言語です。PHPの求人の多くはWebアプリケーションの開発やWebサイトの制作などですが、業務システムにも用いられることがあります。

PHPの10の特徴


PHPはWebサイト制作に特化したプログラミング言語ですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここではPHPの10の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:動作がシンプルで簡単

PHPの特徴として1つ目は、動作がシンプルで簡単ということです。動作がシンプルというのは、動いているかどうか簡単に確認できるかということです。

PHPが動いているかどうか確認するには、phpinfo()をファイルに書き込みます。これだけで実行中のPHPの情報が表示されます。

書いたプログラムを実行するためにコンパイルが必要なC++やJavaとは違い、PHPは楽に動作確認できるという特徴があります。

2:フレームワークが豊富

PHPの特徴として2つ目は、フレームワークが豊富に用意されているということです。フレームワークとはプログラムの土台やひな形となるもので、フレームワークを利用することでPHPでの開発期間を短くすることができます。

PHPのフレームワークには10種類以上の種類がありますが、特に有名なものとしてはCakePHP、Laravel、Symfony、FuelPHP、CodeIntegerなどがあります。

3:Webアプリ・サイトの開発に強い

PHPの特徴として3つ目は、WebアプリやWebサイトの開発に特化しているということです。PHPはWebで動作するページ作成が得意な言語です。

PHPで開発されたWeb関連のサービスにはWordPressやFacebook、Wikipedia、ぐるなびなどさまざまな種類があります。また、PHPはCMSであるWordPressを構築する言語でもあるため、Web系の開発を行う場合にはPHPの習得は必須だと言えるでしょう。

4:データベースとの接続がしやすい

PHPの特徴として4つ目は、データベースとの接続が簡単ということです。

Webページで、ページ内容をユーザーの要求に応じて自動的に変えるためのデータが必要になりますが、その保存先として利用されるのがデータベースです。

PHPは、数行でデータベースから必要なデータを取得できるため、データベースとの接続が簡単で扱いやすい特徴があります。

5:サーバ側の言語

PHPの特徴として5つ目は、サーバ側の言語ということです。サーバ側の言語とは、「サーバで動いているプログラミング言語」という意味です。

PHPはWebサーバ上にファイルを置いて動かすことができる言語なので、ソースコードをユーザーに見せずに済むという特徴があります。

JavaScriptでも同じような動作処理ができますが、クライアント側で動くスクリプトなためユーザーからソースが見えてしまいます。

6:初心者でも習得しやすい

PHPの特徴として6つ目は、習得しやすいことです。PHPは、構文がシンプルで簡単なためとっつきやすく、初心者にも習得しやすいと言われているプログラミング言語です。

ネット上にPHPの情報は多いため、困った時に検索すればすぐに答えを見つけやすいというのも習得しやすい理由にあるでしょう。一人ですぐに解決できるか、という点は言語習得の難易度を大きく左右します。

7:OSに縛りがなく開発ツールが不要

PHPの特徴として7つ目は、PHPはOSに縛りがなく開発ツールが不要ということです。PHPは専用の開発ツールなどではなく、テキストエディタだけでも問題なく開発を行うことができます。

また、PHPは基本的にOSを選ばないため、Windowsのメモ帳やMacのテキストエディタ、UnixやLinuxのViなど、OSに搭載されているテキストエディタで手軽にプログラムを書くことができます。

8:オブジェクト指向への対応

PHPの特徴として8つ目は、オブジェクト指向にも対応しているということです。オブジェクト指向とはプログラムの機能を「モノ」として捉え、「モノ」の作成と「操作」に分けてプログラミングを行うという現在のプログラミングの主流の考え方です。

PHPは開発された当初はオブジェクト指向に対応していませんでしたが、1998年にリリースされたPHP 3からはオブジェクト指向プログラミングにも対応できるようになっています。

9:公式のマニュアルが公開されている

PHPの特徴として9つ目は、PHPは公式のマニュアルが公開されているということです。

PHPのマニュアルにはPHPのインストール方法からプログラミングで必要となるPHPの言語仕様が全て記載されているため、初心者は公式マニュアルを読むだけでも勉強になるでしょう。

10:柔軟なプログラミングが可能である

PHPの特徴として最後の1つは、PHPは柔軟なプログラミングができるということです。PHPは動的型付け言語であることから、変数を入れるデータ型を決める必要がありません。

そのため、PHPは変数にどの種類のデータでも入れることができるため、柔軟なプログラミングが実現できます。

PHPを習得するメリット・デメリット9つ


PHPはWeb開発で需要があり、動作がシンプルで簡単に動作確認ができるなどの特徴を持つ言語ですが、PHPにはメリットだけでなくデメリットもあります。

ここではPHPを習得するメリット・デメリット9つをご紹介していきますので、PHPを学ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:【メリット】構文がシンプルで難易度が低い

PHPはWebアプリやWebサイトの開発にのみ特化した言語です。そのため、他のプログラミング言語と比較しても構文が非常にシンプルで、プログラミング初心者でも習得しやすいというメリットがあります。

また、すでに公開しているWebサイトに機能を追加するのも容易に行えます。

2:【メリット】案件数が豊富である

PHPはWeb開発で人気の高い言語となっており、PHPの案件も豊富にあります。そのため、PHPを扱えるようになれば、PHPエンジニアとして実際にPHPの案件を受けることもできるようになるでしょう。

3:【メリット】情報が多くWebに載っている

PHPは人気の高い言語なので、Web上にも情報が豊富に掲載されています。そのため、PHPを勉強している時にわからないことがあっても、自分で調べて解決しやすいでしょう。

プログラミングはエラーなどが解決できず挫折するケースも多いため、日本語の情報が見つかりやすい点は大きなメリットです。

4:【メリット】転職のしやすさ

PHPは需要が高い言語なので、PHPが扱えればWeb開発を行う企業に転職もしやすいです。IT業界は慢性的なエンジニア不足となっているため、実務経験がなくてもPHPを勉強しておけば転職できる可能性も十分あると言えるでしょう。

5:【メリット】マニュアル付きかつ無料で利用できる

PHPは情報が網羅された公式のマニュアルが用意されており、さらにPHPは完全無料で利用できるというメリットがあります。そのため、誰でも手軽にPHPの勉強を始めることができます。

また、メンテナンスなども定期的に行われているため、はじめてプログラミングに触れるという場合でも安心です。

6:【メリット】変数の型の指定が不要である

PHPでは変数のデータ型を指定する必要がないというメリットがあります。一般的に、変数は宣言する際にデータ型も指定する必要がありますが、PHPは指定しなくても代入された値から暗黙的に変換を行ってくれます。

ただし、だからといって変数の型を把握しないまま使用していると予期せぬエラーが発生する可能性があるため、注意が必要です。

7:【デメリット】セキュリティ面が甘い

PHPは他の言語と比較してセキュリティが甘いというデメリットがあります。バージョンアップで徐々に対応してきてはいますが、PHPを開発に使用する場合は十分セキュリティ面を考慮した設計を行う必要があるでしょう。

8:【デメリット】デバッグ等の対策が必要である

PHPは開発の自由度が高すぎるため、不備のあるコードでも一見問題ないように動作してしまうことがあります。また、エンジニアによって全く異なる書き方もできてしまうことから、しっかりとデバッグを行わなければエラーを生むリスクがあります。

9:【デメリット】Webアプリ・サービス開発以外ではあまり使えない

本記事でもご紹介しているとおり、PHPはWebアプリやWebサービス以外のものはほぼ開発できません。そのため、Web関連の開発以外のことを行いたい場合は、他のプログラミング言語を習得するのがおすすめです。

PHPの求人状況


PHPの求人をアルバイト、在宅ワーク、フリーランスなどの働き方別に見た場合、在宅ワークやフリーランスの案件は比較的募集が多いと言えます。ただし、アルバイト求人は求人サイトによってはほとんど募集が出ていない状態です。

求人に出されている案件の特徴

PHPの求人状況として見ておくべき2つ目に、案件の種類があります。

多くの環境で使用されているPHPですが、案件の種類は大きく分けて、Webサイト開発・ECサイト開発・ソーシャルゲーム開発・業務システム開発の4種類です。

この中でどれか1つでも開発に関わっていれば、その経験を活かせるでしょう。

案件の単価相場

PHPの案件の単価相場は時間精算や月額精算、単価精算など規模によっても変わりますが、70万円前後と言われています。ただし、エンジニア自身の経験年数などによっても単価は異なるため、キャリアを積めばさらに高い報酬を得られる可能性はあります。

出典:PHP案件・求人の月額単価相場
参照:https://freelance.techcareer.jp/skills/34/

他言語と比較した求人数は?

PHPの案件の求人数は、他の言語と比較しても豊富にあると言えます。PHPはWeb関連に特化した言語とはいえ、案件の幅も広いため、一般的に人気の高いJavaScriptなどと比較しても案件数は多いと言えるでしょう。

PHPの今後の需要について


PHPはWebサイトの構築に特化した言語となっており、Web関連の開発で非常に高い需要があります。しかしPHPはWebサイトの構築にのみ利用でき、他のシステム開発にはほとんど利用できないことから汎用性は低いでしょう。

そのため、現在は高い需要がありますが、将来的にはRubyなどの他の言語にシェアを奪われる可能性もあると言えるでしょう。

SE
PHPは広く使われている分、一定のニーズがあるのですね。

PM
そうですね。そのため求人案件も多数あるため、自分の技術力に見合った仕事を見つけやすいと思います。

PHPの特徴をつかんで習得を目指そう!


PHPはWeb開発に広く活用されており、学習コストが低いため初心者にも取得しやすい言語です。

ぜひ本記事でご紹介したPHPの特徴やPHPを習得するメリット・デメリット、PHPの求人状況などを参考に、WebアプリやWebサービスの開発で需要の高いPHPの習得を目指してみてはいかがでしょうか。

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