
【C#入門】C#のDirectoryクラスを使ってフォルダを作成する方法
C#を使用して開発を行う上で、よく利用されるクラスに「Directoryクラス」があります。このDirectoryクラスを使用してできることは、フォルダの操作です。フォルダの操作は、開発現場でよく利用されるスキルのひとつです。ここではDirectoryクラスの概要とフォルダの作成方法などを、簡単に確認していきたいと思います。
- PG
- 先輩から託された仕様書に、「フォルダを作成」と記載されています。C#ではどのようにして実現すれば良いのでしょうか?
- PM
- C#ではDirectoryクラスが準備されていますので、それを活用して実装します。ここではサンプルプログラムを見ながら一緒に確認するとしましょう。
目次
Directoryクラスの概要
Directoryクラスでできるフォルダ操作には、フォルダの作成、取得、コピー、削除、移動、名前変更などが含まれます。どれも各自のPCで一度は行ったことがある行為だと思います。
ここで準備されているメソッドは、すべて静的なメソッドです。そのため、各プログラムで使用するためにNewをコーディングしてインスタンスを作成する必要がありません。直接呼び出し可能でユーティリティ的なクラスだといえます。
また、Directoryクラスとともによく利用されるクラスにFileクラスがあり、こちらはファイルに対する操作が可能です。フォルダを作成して、そのフォルダにファイルを格納するプログラムもよくあります。今回は特に触れませんが、合わせて覚えておきたいクラスです。
Directoryクラスを使用してのフォルダの作成方法
C#を使用してのフォルダ作成サンプルプログラムです。ご参考にしてください。開発環境は、Visual StudioのWindows Formsです。
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using System; using System.Windows.Forms; namespace WindowsFormsApp23 { public partial class Form1 : Form { public Form1() { InitializeComponent(); } private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { //フォルダを新規で作成します System.IO.DirectoryInfo di = System.IO.Directory.CreateDirectory(@"C:\TEST_FOLDER"); } } } |
実行画面
ボタンを押下します。
実行結果
C:\TEST_FOLDERができていることを確認できました。
- PG
- フォルダの作成ってけっこう簡単にできるのですね。これからは自分ですぐに対応できそうです。
- PL
- フォルダの作成はプログラミングの基本ともいえるので、マスターしておきましょうね。合わせてFileクラスを利用してのファイルの操作もできれば、尚良しです。
フォルダの作成は言語問わずよくあることです
今回はC#を使用してのフォルダ作成に重点をおいて解説しました。しかし、アプリケーションからフォルダを作成することは、言語問わずによくあることです。フォルダの作成はプログラミングの基本ともいえる事柄ですので、早くフォルダ作成の技術はマスターして、他の言語でも対応できるようにしておきましょう。