C#でのswitch文の範囲指定の方法ついてご紹介!

- システム
エンジニア - if文とswich文の範囲指定の違いついて教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - swich文での範囲指定は非常にシンプルでif文に近い範囲指定が可能です。
C#でのswitch文の範囲指定について
今回は、C#でのswitch文の範囲指定について説明します。
if文では以下のように範囲を指定できます。
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if( ( 0 <= a ) && ( a <= 10 ) ){ //処理 }
else if( ( 11 <= a ) && ( a <= 20 ) ){ //処理 }
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switch文ではif文のように単純には範囲を指定できません。
switch文での範囲の指定方法について紹介します。
C#でのswitch文の範囲指定に興味のある方はぜひご覧ください。
caseを並べる
C#では、caseを並べることで、範囲指定と同じ挙動となります。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
SwitchTest(1);
SwitchTest(3);
SwitchTest(4);
SwitchTest(5);
}
static void SwitchTest(int i)
{
switch (i)
{
case 1:
case 2:
case 3:
Console.WriteLine(i + "は1~3です");
break;
case 4:
case 5:
case 6:
Console.WriteLine(i + "は4~6です");
break;
default:
Console.WriteLine("それ以外");
break;
}
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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1は1~3です
3は1~3です
4は4~6です
5は4~6です
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このように、caseを並べれば範囲指定になります。
しかし、範囲が広い場合はcaseの数が増えるので、現実的ではありません。
switch句を式にする
C#では、switch句を式にすることで、範囲指定と同じ挙動となります。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
SwitchTest(1);
SwitchTest(24);
SwitchTest(25);
SwitchTest(60);
}
static void SwitchTest(int i)
{
switch (i / 25)
{
case 0:
Console.WriteLine(i + "は1~24です");
break;
case 1:
Console.WriteLine(i + "は25~49です");
break;
case 2:
Console.WriteLine(i + "は50~74です");
break;
default:
Console.WriteLine("それ以外");
break;
}
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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1は1~24です
24は1~24です
25は25~49です
60は50~74です
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引数iを25で除算した結果でcaseを記述します。
しかし、範囲が等間隔でない場合は単純な式では実現できません。
switch句に関数を指定する
C#ではswitch句に関数を記述することもできます。
例えば、数字の桁数で分岐するケースを考えた場合、数字を文字列に変換して文字列数をカウントすることで、桁数を求められます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
SwitchTest(1);
SwitchTest(-7);
SwitchTest(40);
SwitchTest(-290);
}
static void SwitchTest(int i)
{
switch (Math.Abs(i).ToString().Length)
{
case 1:
Console.WriteLine(i + "は-9~9です");
break;
case 2:
Console.WriteLine(i + "は-99~99です");
break;
case 3:
Console.WriteLine(i + "は-999~999です");
break;
default:
Console.WriteLine("それ以外");
break;
}
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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1は-9~9です
-7は-9~9です
40は-99~99です
-290は-999~999です
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このように、C#ではswitch句に関数を記述することもできます。
caseのwhen句で条件を指定する
C#では、caseにwhen句で条件を指定できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
SwitchTest(10);
SwitchTest(30);
SwitchTest(55);
}
static void SwitchTest(object o)
{
switch (o)
{
case int i when i <= 20:
Console.WriteLine(i + "は20以下です");
break;
case int i when i <= 40:
Console.WriteLine(i + "は21以上40以下です");
break;
case int i when i <= 60:
Console.WriteLine(i + "は41以上60以下です");
break;
default:
Console.WriteLine("それ以外");
break;
}
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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10は20以下です
30は21以上40以下です
55は41以上60以下です
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こちらの方がif文に近い使い方です。
このように、C#ではcaseにwhen句で条件を指定できます。
caseのwhenで条件を指定する(応用編)
先ほどのサンプルプログラムを応用すれば、クラスのインスタンスをswitchに渡して、when句で範囲を指定できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Human human1 = new Human();
human1.name = "human1";
human1.age = 10;
Human human2 = new Human();
human2.name = "human2";
human2.age = 30;
Human human3 = new Human();
human3.name = "human3";
human3.age = 55;
SwitchTest(human1);
SwitchTest(human2);
SwitchTest(human3);
}
static void SwitchTest(object o)
{
switch (o)
{
case Human h when h.age <= 20:
Console.WriteLine(h.name + "は若者です");
break;
case Human h when h.age <= 40:
Console.WriteLine(h.name + "は大人です");
break;
case Human h when h.age <= 60:
Console.WriteLine(h.name + "は中年です");
break;
default:
Console.WriteLine("それ以外");
break;
}
}
}
class Human
{
public string name { get; set; }
public int age { get; set; }
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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human1は若者です
human2は大人です
human3は中年です
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このように、C#ではクラスのインスタンスをswitchに渡して、when句で範囲を指定できます。
- システム
エンジニア - swich文では関数も使用することができるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - はい。またwhen句を利用することでよりif文に近い使い方も可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#でのswitch文での範囲の指定方法について紹介しました。
when句を利用すれば、switch文でもif文に近い使い方ができます。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めていきましょう。
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