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Laravelのインストール方法とは?インストール手順や環境の作り方を解説

 
Laravelのインストール方法とは?インストール手順や環境の作り方を解説

SE
PHPを学びたいのですが、利用しやすく人気のあるフレームワークにどういったものがありますか?

PM
ここではLaravelというフレームワークについて見ていきましょう。

Laravelのインストール方法について(Windows版)


LaravelとはPHPのフレームワークです。(「フレームワーク」については、この記事では割愛します)

PHPのフレームワークとしては海外では主流として使われ、日本でも人気のPHPのフレームワークです。

Laravelは無料のフレームワークなので、ローコストで開発が行えるのも人気の1つのようです。

Webサービスを運営している会社は積極的に導入しているので、今までPHPで開発していた人も、これからPHPを勉強する人もLaravelをインストールする時に、この記事を参考にしてください。

なお、この記事ではWindows10でのインストール方法のみの解説となります。ご了承ください。

Laravelをインストールする前にPHPの開発環境を作成する

既に開発環境が作成されている人は、この項目は飛ばしてしまってかまいません。

ただし、今回紹介するLaravelのインストール方法は、以下で紹介する環境構築を前提に作成しています。

そのため、事前に今回紹介する方法以外で構築されたPHPの環境では、Laravelが正常に動作しない場合もあることを留意しておいてください。

なおPHPをこれから勉強するため、Laravelを導入される方は以下の導入手順を参考にしてください。

以下、PHPの開発環境の作成です。

XAMPPをインストールする

LaravelをインストールするPHP環境を作成するために、まずXAMPPというものをインストールします。

PHP環境を作成するのに、何故「XAMPP」というものをインストールするのか?と思われるかもしれませんが、PHPはサーバー環境が必要な言語です。

これからPHPを勉強される方は「サーバー環境を作る」という言葉で二の足を踏まれるかもしれません。しかし、このXAMPPをインストールすると、Webアプリケーション開発に必要な環境が入っているので、PHP環境も作成できます。
まずは、公式サイトからXAMPPをダウンロードします。

XAMPPは「ザンプ」と読みます。

X:Windows/Linux/macOS等 【クロスプラットフォーム】
A:ApacheのA 【Webサーバー】
M:MariaDB(旧バージョンはMySQL)のM 【データベース】
P:PHPのP 【プログラミング言語】
P:PerlのP 【プログラミング言語】

以上の用語の頭文字をとって「XAMPP」と名付けられました。(「X」は元々Linuxのみ対応していたので「L」で名前がつけられましたが、複数対応するようになったので「X」と変更されたようです)

Webアプリケーション開発に必要になるWebサーバーやデータベース、それにプログラムの実行環境をまとめて1つにしたもので、XAMPPをインストールするだけでPHPのプログラムを実行させるための環境が整います。

公式サイトについては参考URLから行ってください。
公式サイトに移動したら、ダウンロードの欄に「Windows向け XAMPP」というボタンがありますので、そちらを押してダウンロードを開始してください。バージョンは、そのボタンに記載されているものが最新のバージョンになります。

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを開き実行します。「このファイルを実行しますか?」とダイアログボックスが表示されるので、そのダイアログボックスの「実行」を押して、インストールを続行してください。

ダイアログボックスの指示する通りにインストールを続行していきます。

インストールを進めていくと、インストールをするソフトの選択画面が出てきます。チェックボックス式で、インストールをしたくないソフトを外すことも出来ます。

しかしチェックボックスからチェックを外す理由が、すぐ使う場面が出ない場合だけで、特にインストールしない理由が無い場合はそのままインストールをすることをオススメします。

しっかり画像などと比較しながら、インストールを行いたい場合は参考サイトをご覧ください。PHPの起動動作確認までしっかりと紹介されています。

Composerをインストールする

XAMPPをインストールし終えたら、今度はComposerをインストールします。

Composerとは、依存性管理ツールというものになります。

例えば、Aを使用するのにBを用意しなければならず、Bを利用するためには更にCを用意しなければならず…等という、ライブラリの参照元が沢山ある場合、ほぼ自動的に関連付けてくれるツールです。

他にも依存性管理ツールはありますが、今回の開発環境のPHPには、このComposerを導入する方が環境などを考えると良いようです。

ちなみに、XAMPPを利用していなくても、PHP開発分野ではこのComposerが使われている所が多いようです。
Composerの公式サイトに行き、男性指揮者の描かれた絵の下に「Download」というボタンあるので、そのボタンを押します。

ページが変わり、「Composer-Setup.exe」という文字リンクがあるので、その文字を選択します。すると、ダウンロードが開始されます。ダウンロード終了後、ダウンロードされたファイルを実行してインストールを開始します。

この時、インストール中のダイアログボックスにPHPのパスを入力する画面が表示されますが、インストールしたPHPのパスが自動で表示されます。そのままNEXTを押してインストール作業を続けます。

Laravelをインストールする

準備が整ったら、Laravelのインストールを行います。

Windowsのスタートボタンを押して、検索欄に「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動させます。

composer create-project laravel/laravel –prefer-dist 【該当プロジェクト名】

この工程は少々時間がかかりますので、時間が有る時に行いましょう。

次に、該当プロジェクトのディレクトリに移動します。

cd 【該当プロジェクト名】

移動後、更に以下のコマンドを実行します。

php -S localhost:8000 -t public

実行した後にブラウザを起動してURL欄に「http://localhost:8000」を入力して表示させます。その時に「Laravel」の文字がある画面が表示されれば、Laravelのインストール完了です。

SE
まずはフレームワークそのものの学習やPHPの基礎がで来ていないと大変そうですね。

PM
確かにそうですね。ただ、理解できれば学習の効率も高まりますので、ぜひチャレンジしていきましょう。

この記事のLaravelインストール方法について

これからPHPを学習しようとしていらっしゃる方、特にWebアプリケーション系の開発をされていない方は、Laravelインストールが少し難しいと感じるところが無かったでしょうか。

PHPの基礎的な知識やフレームワークの知識が無いとつまずく所もあったでしょう。

PHPはWebアプリケーションの開発でよく使われ、ホームページの作成等でもPHPの知識を必要としたフレームワークが存在するので、学習して損はありません。ぜひこの記事を学習に役立ててください。

最後に1点注意として、Laravelはバージョンアップがかなりコンスタントに行われており、過去にはゼロベースから書き換えられるような抜本的な変更も行われることがありました。

このことから、Laravelで作られたWebアプリケーションは常に最新のバージョンにして対応していく必要があるようですので、学習以外の開発で使用する場合は、修正プログラムの期限にも気をつけて行わないといけないので、注意が必要です。


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