プロダクトデザイナーの仕事の流れ4つ|メリットとデメリットは?

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プロダクトデザイナーとは

プロダクトデザイナーとは、生活に欠かせない製品や商品をデザインするデザイナーことを指します。プロダクトデザイナーの仕事範囲は幅広く、自動車や飛行機などのインダストリアルデザインから、家具や電化製品、パッケージまでさまざま手掛けます。仕事の内容によっては、グラフィックデザイナーやファッションデザイナーとも一緒に働くこともあります。

インダストリアルデザイナーとの違い

基本的にインダストリアルデザイナーは、自動車や航空機、医療機器などの『工業製品』を中心にデザインを手掛けます。反対にプロダクトデザイナーは、上記のようなインダストリアルデザインの他にも、文房具や食器などの身近な製品のデザインもします。このように、インダストリアルデザイナーとプロダクトデザイナーの違いは、デザインをする製品の分野にあります。ですが、まったく違う職種というわけではなく、インダストリアルデザイナーもプロダクトデザイナーも似ています。

プロダクトデザインの現状と将来性

プロダクトデザインは、マーケティングの成果やカスタマーへのアプローチに大きく関わってくることから、今も昔も常に重要視されています。また、地球温暖化や環境破壊が深刻視されるようになってからは、環境を考慮したプロダクトデザインにも需要が高まってきています。プロダクトデザインの将来性についてですが、日本ではここ数年で商品のデザインに力を入れるメーカーや会社が大幅に増えてきていることから、これからも更に伸びていく職種だと期待されています。そのため、プロダクトデザイナーとして活躍したいデザイナーも年々増えてきているようです。

プロダクトデザイナーの仕事の流れ4つ

プロダクトデザイナーのお仕事は、製品のデザインを決めるまでいくつかのステップを踏みながら行います。ここでは、基本的な4工程をご紹介します。ちなみに、プロダクトデザイナーのお仕事は、普通の会社員と同じように出社から定時までのほとんどの時間を会社内で行います。

仕事の流れ1:デザインする製品を決める

プロダクトデザインをするには、デザインを施す製品が必要です。そのため、取り掛かる前にどんな製品をデザインするかを決めます。手掛ける製品のカテゴリーもさまざまで、売り出す製品そのもののデザインなのか、パッケージデザインやグラフィックのデザインなのか違いがあります。自社製品、またはクライアントの製品のデザインを手掛けます。クライアントの製品の場合、この段階から十分なヒアリングをする必要があります。ヒアリングをすることでクライアントとのすれ違いを防げ、希望に沿ったデザインを作りやすくなるからです。

仕事の流れ2:市場調査をする

市場調査では、競合他社の製品を調べ、どのようなデザインの製品がより売れているかを入念にチェックします。完成デザインの目標と方向性をより確かにするためです。また、製品を売り出したい年齢層や性別を絞ったターゲット調査も必要でしょう。

仕事の流れ3:マーケティング戦略を練る

市場調査が終わったら、次は既存の市場でどうやって売り出していくか、どのようにマーケティングを成功させるかを考える必要があります。ここでは特に、製品を買ってもらいたいターゲット層を考慮して戦略を練ることが重要でしょう。それだけでなく、他社とは違う製品を上手く市場に切り込んでいくアイデアも必要とされるでしょう。プロダクトデザイナーとして活躍するには、デザインを考える力だけでなく、このように競合他社との戦い方を考えられるスキルを身に着けておくことも重要です。

仕事の流れ4:コンセプトの立案

市場調査やマーケット戦略に見通しがついたら、デザインに取り掛かる前の重要なコンセプトを考えます。クライアントやチームと、どのようなデザインにしたいかをターゲット層なども考慮しながらコンセプトを作っていきます。コンセプト立案が無事通った後から本格的にデザインを始めるため、このステップは非常に重要です。

プロダクトデザイナーに必要なスキル2つ

プロダクトデザイナーで活躍するには、特に製品に関するスキルや知識が必要でしょう。また、クライアントやチームと連携を取りながら業務する時のコミュニケーションスキルも重要視されます。

必要なスキル1:製品の形状・機能・材質などの知識

製品をデザインするためには、製品の形や機能性、材質などの知識が必要です。例えば、食器などの頻繁に使われる製品をデザインする場合、ベーシックな形や機能性を考慮せず、見た目だけを重視して好きなように作ってしまうと、カスタマーに使いづらい印象を与える可能性があるでしょう。本来あるべき機能や、よく使われる材質も、購入されやすい製品を作るためには欠かせない要素です。プロダクトデザインは、独自のデザインももちろん大事ですが、同時にカスタマー側の目線も考慮しなければいけません。

必要なスキル2:コミュニケーション能力

満足のいく製品を作り上げていくには、クライアントやチームとのコミュニケーションは欠かせません。特にクライアントからデザインの発注があれば、常にヒアリングや確認をする必要があるでしょう。ここで、クライアントやチームとのコミュニケーションが欠けていると、情報がすれ違ったり、作業が遅れてしまったりする可能性があります。円滑に作業を進めるためには、コミュニケーション能力は欠かせないでしょう。

プロダクトデザイナーになるメリット・デメリット

プロダクトデザイナーは、専門職であるがゆえのメリットとデメリットがあります。メリットは、デザイナー職ならではの点が多く、反対にデメリットは、あまり分野が広くない専門職ならではの点がいくつかあるようです。これからプロダクトデザイナーを目指したい方という方は、これらのメリット・デメリットをあらかじめ知っておくと良いでしょう。

プロダクトデザイナーになるメリット3つ

プロダクトデザイナーとして働くメリットは、デザインや製品づくりをする職業ならではの点が多くあります。ここでは、プロダクトデザイナーの代表的なメリットを3つご紹介します。

メリット1:ユーザーや関係者に喜ばれる

製品のデザインを手掛ける上で、最大のメリットは、やはり実際に商品を使っているユーザーに喜ばれる点でしょう。プロダクトデザイナーは、デザインをして終わりというわけではなく、入念な市場調査や、沢山のコンセプト案を考えて製品を作り上げます。時には、長時間掛けて考えたアイデアをボツにされることもあるでしょう。製品が完成するまでには膨大な時間と労力が掛かっています。そのため、製品を使っているユーザーが喜ぶ姿を見るとよりやりがいを感じられるでしょう。

メリット2:モノづくりとしてのやりがい

プロダクトデザイナーのお仕事の中には、パッケージデザインなどの表面的なデザインだけでなく、製品を一から作り上げる工程を含むものもあります。実際にモノを作っている実感が得られるため、モノづくりの好きな方もやりがいを感じられるメリットがあるでしょう。

メリット3:収入が評価に比例して増加する

プロダクトデザイナーとして成功すると、数百万から1000万円以上の年収を期待することもできます。どのデザイン職もこの収入レベルまで行くのは簡単ではないとされていますが、働きながらデザインスキルを高めていれば、才能が認められ、チャンスが巡ってくる可能性も十分にあるでしょう。ただ、会社やメーカーで働くプロダクトデザイナーは、通常の会社員として扱われるため、収入は一般的な給料体系に沿って決まるようです。

プロダクトデザイナーになるデメリット3つ

プロダクトデザイナーとして働くデメリットは、専門職ならではの不安要素が大きく関わっているようです。ここでは、プロダクトデザイナーとして働く上での代表的なデメリットを3つご紹介します。

デメリット1:プロダクトデザイナーになるのが難しい

プロダクトデザイナーになるには、高度なデザイン教育を大学や専門学校で学ぶ必要がありますので、未経験では難しいでしょう。そのため、プロダクトデザイナーになりたい人は、数年間の時間をかけて学ぶ必要があります。デザインとモノづくりの両方が好きな人にとっては魅力的な職種ですが、就職するにはその分しっかりと勉強をしなければいけません。

デメリット2:なかなかデザインが採用されないことも

プロダクトデザイナーになったからといって、全てのデザインが採用されるわけではありません。市場調査やコンセプト案をじっくり考えたのに、デザインが全部採用されなかったということもあるでしょう。ボツや修正が繰り返されると、デザイナーとしての自信も無くなってしまうかもしれません。ですが、何度も仕事をこなす内にデザインスキルも磨かれて採用されるチャンスも多くなるでしょう。そうなると、仕事の喜びも増えていくはずです。

デメリット3:就職先が多くない

日本のプロダクトデザインの規模は小さく、ちゃんと学校で勉強したのに採用されないということも頻繁にあるようです。新卒なのに就職できないという人もいます。その理由として、就職先が少ないことや、空いているポジションがないといったことが考えられます。仮にプロダクトデザイナーの応募が掛かったとしても、経験を持ったデザイナーとポジションを奪い合う形にもなりかねません。そのため、就職が難しいこともプロダクトデザイナーのデメリットとして挙げられるでしょう。

プロダクトデザイナーが使う業界用語2つ

プロダクトデザイナーとして働くには、マーケティングに欠かせない業界用語の知識も重要です。使われている用語は、会社や取引先によって少し違うかもしれませんが、ここでは2つの基本的な業界用語をご紹介します。

業界用語1:製品ライフサイクル

製品ライフサイクルとは、製品の販売開始から、市場からの撤退までの間を導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの期間に分けることです。それぞれの時期に合わせて、コストの見直しなどマーケティングが行われます。

製品の導入から衰退までのプロセスを製品ライフサイクルといいます。製品ライフサイクルのプロセスは一般に、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つに区分され、売上高や利益は図のように推移していきます。

https://www.axc.ne.jp/preparations/glossary/product_life_…

業界用語2:エイジング

エイジングとは、経年劣化や使用によって製品が変化することをいいます。エイジングが原因でクレームなどにつながることがあるので、プロダクトデザイナーはそういった場合を想定して製品のデザインをする必要があるでしょう。

エイジング製品の普段の使用によって起こる変化。

https://quizlet.com/107699884/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80…

プロダクトデザイナーを目指してみよう

今回は、プロダクトデザイナーのお仕事内容やメリット、デメリットをご紹介しました。プロダクトデザイナーは、製品とカスタマーを繋ぐ大事な職種です。まだ日本での業界規模は小さいですが、発展し続けている職種でもあります。これから目指してみたい方は、この記事を参考にぜひ挑戦してみてください。

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