プロダクトデザイナーとは?仕事内容や必要なスキル3つ・仕事のやりがい等を紹介

プロダクトデザイナーとは?仕事内容や必要なスキル3つ・仕事のやりがい等を紹介のアイキャッチイメージ

目次

プロダクトデザイナーとは


プロダクトデザイナーとは、生活に欠かせない製品や商品をデザインするデザイナーことを指します。プロダクトデザイナーの仕事範囲は幅広く、自動車や飛行機などのインダストリアルデザインから、家具や電化製品、パッケージまでさまざま手掛けます。仕事の内容によっては、グラフィックデザイナーやファッションデザイナーとも一緒に働くこともあります。

インダストリアルデザイナーとの違い

基本的にインダストリアルデザイナーは、自動車や航空機、医療機器などの『工業製品』を中心にデザインを手掛けます。反対にプロダクトデザイナーは、上記のようなインダストリアルデザインの他にも、文房具や食器などの身近な製品のデザインもします。このように、インダストリアルデザイナーとプロダクトデザイナーの違いは、デザインをする製品の分野にあります。ですが、まったく違う職種というわけではなく、インダストリアルデザイナーもプロダクトデザイナーも似ています。

プロダクトデザインの現状と将来性

プロダクトデザインは、マーケティングの成果やカスタマーへのアプローチに大きく関わってくることから、今も昔も常に重要視されています。また、地球温暖化や環境破壊が深刻視されるようになってからは、環境を考慮したプロダクトデザインにも需要が高まってきています。プロダクトデザインの将来性についてですが、日本ではここ数年で商品のデザインに力を入れるメーカーや会社が大幅に増えてきていることから、これからも更に伸びていく職種だと期待されています。そのため、プロダクトデザイナーとして活躍したいデザイナーも年々増えてきているようです。

プロダクトデザイナーの年収

仕事内容が専門的なこともあり、プロダクトデザイナーの年収は額面ですと460万円ほど高めとなっており、残業手当なども付く会社に入社できればさらに上がる可能性もあります。

出典:プロダクトデザイナーのリアルな給与明細調査|転職ステーション
参照:https://www.tensyoku-station.jp/salary/162021/

プロダクトデザイナーの働き方

プロダクトデザイナーとして働くには、メーカーのような企業で働くか、デザイン事務所で働く、またはフリーランスになるという方法があり、それぞれ仕事内容も違ってきます。メーカとして働く道を選ぶと、仕事内容の領域は限定されますが、専門的な知識を取得することができます。デザイン事務所で働く道を選ぶと、福利厚生の整った事務所に入所する事ができればフレックスタイム制など、自分のライフスタイルに合った仕事のやり方や仕事内容を選ぶことができます。フリーランスで働く道を選べば仕事内容は自由に選べるようになりますが、税務処理など、本職ではない内容も仕事内容に含まれてしまいます。

プロダクトデザイナーの仕事内容4選


プロダクトデザイナーのお仕事は、製品のデザインを決めるまでいくつかのステップを踏みながら行います。ここでは、基本的な4工程をご紹介します。ちなみに、プロダクトデザイナーのお仕事は、普通の会社員と同じように出社から定時までのほとんどの時間を会社内で行います。

1:デザインする製品を決める

プロダクトデザインをするには、デザインを施す製品が必要です。そのため、取り掛かる前にどんな製品をデザインするかを決めます。手掛ける製品のカテゴリーもさまざまで、売り出す製品そのもののデザインなのか、パッケージデザインやグラフィックのデザインなのか違いがあります。自社製品、またはクライアントの製品のデザインを手掛けます。クライアントの製品の場合、この段階から十分なヒアリングをする必要があります。ヒアリングをすることでクライアントとのすれ違いを防げ、希望に沿ったデザインを作りやすくなるからです。

2:市場調査をする

市場調査では、競合他社の製品を調べ、どのようなデザインの製品がより売れているかを入念にチェックします。完成デザインの目標と方向性をより確かにするためです。また、製品を売り出したい年齢層や性別を絞ったターゲット調査も必要でしょう。

3:マーケティング戦略を練る

市場調査が終わったら、次は既存の市場でどうやって売り出していくか、どのようにマーケティングを成功させるかを考える必要があります。ここでは特に、製品を買ってもらいたいターゲット層を考慮して戦略を練ることが重要でしょう。それだけでなく、他社とは違う製品を上手く市場に切り込んでいくアイデアも必要とされるでしょう。プロダクトデザイナーとして活躍するには、デザインを考える力だけでなく、このように競合他社との戦い方を考えられるスキルを身に着けておくことも重要です。

4:コンセプトを立案する

市場調査やマーケット戦略に見通しがついたら、デザインに取り掛かる前の重要なコンセプトを考えます。クライアントやチームと、どのようなデザインにしたいかをターゲット層なども考慮しながらコンセプトを作っていきます。コンセプト立案が無事通った後から本格的にデザインを始めるため、このステップは非常に重要です。

プロダクトデザイナーになるには?


プロダクトデザイナーは資格や免許がないとできない仕事内容ではありませんが、特殊な仕事内容なので、芸術性や専門的な知識がないとできない仕事です。専門的な仕事内容をこなすためには、まずそれを学べる場所に行き、仕事内容に関連する知識を勉強する必要があります。具体的には専門学校や仕事内容に関連する領域の学部や専攻がある大学にまず通う必要があります。弁護士などの仕事内容も専用のスクールに行かないとわからないことが多いですが、それはプロダクトデザイナーの仕事内容でも同じです。

大学や専門学校で専門の知識を学ぶ

プロダクトデザイナーを目指す場合、芸術系やインダストリアル系、工業系や工芸系の学部や学科、専攻のある大学など、プロダクトデザイナーの仕事内容に関連する領域の学術機関で学ぶ必要があります。大学だけでなく、短大や専門学校でも学ぶことができ、デザインや原料などの勉強だけでなく心理学なども仕事内容に関係してくるので、学ぶ必要があります。プロダクトデザイナーの仕事内容に関連する知識を学ぶことのできる学術機関はあまり多くないので、良く調べる必要がありますが、良質な学術機関を見つける事ができれば、早期に仕事内容に慣れることもできます。

プロダクトデザイナーの素質がある人の特徴3選


プロダクトデザイナーの仕事内容は特殊な能力を必要としており、ルーチンワークにしにくい、クリエイティブな仕事内容なので、適性が非常に重要になります。プロダクトデザイナーの仕事内容に対応できる素質がある人の特徴を3つ説明します。

1:モノ作りが好き

プロダクトデザイナーの仕事内容は、モノを作ることなので、モノ作りが好きな人はプロダクトデザイナーに向いています。モノを作り、それが人の役に立っている事にやりがいや喜びを感じれる人は自己研鑽も進んでやることができ、仕事内容に早く慣れるだけでなく、早期からの活躍も期待できます。

2:デザインセンスがある

プロダクトデザイナーは芸術性と機能性を両立できるデザインを考え出す事を必要とする仕事内容なので、デザインセンスがある人はプロダクトデザイナーの仕事内容に適性があります。プロダクトデザイナーの仕事内容はオーダーメイドの製品ではなく工業製品のデザインなので、芸術性と機能性、両方を追い求めるという難しいミッションを課せられます。

3:向上心がある

プロダクトデザイナーの仕事内容は、時代のトレンドを追いかけ続けなくてはいけないので、ルーチンワークにはできません。従って、常に良いデザイン、時代の最先端を把握しようと情報を集め続ける、向上心がある人はプロダクトデザイナーの仕事内容に早く慣れる事ができ、実力もつけやすいです。

プロダクトデザイナーに必要なスキル3つ


プロダクトデザイナーで活躍するには、特に製品に関するスキルや知識が必要でしょう。また、クライアントやチームと連携を取りながら業務する時のコミュニケーションスキルも重要視されます。

1:モノ作りに対する熱意

プロダクトデザイナーの仕事内容は、芸術性と機能性を両立する、と言う難しいミッションを課せられているので、モノ作りが好きという熱意がなければ、長期的にその仕事内容を続けるのは難しいです。自分のデザインが没になることすらも仕事内容の一つなので、どんな壁にぶつかっても冷めない熱意は重要です。

2:製品自体に関する知識

製品をデザインするためには、製品の形や機能性、材質などの知識が必要です。例えば、食器などの頻繁に使われる製品をデザインする場合、ベーシックな形や機能性を考慮せず、見た目だけを重視して好きなように作ってしまうと、カスタマーに使いづらい印象を与える可能性があるでしょう。本来あるべき機能や、よく使われる材質も、購入されやすい製品を作るためには欠かせない要素です。プロダクトデザインは、独自のデザインももちろん大事ですが、同時にカスタマー側の目線も考慮しなければいけません。

3:コミュニケーション能力

満足のいく製品を作り上げていくには、クライアントやチームとのコミュニケーションは欠かせません。特にクライアントからデザインの発注があれば、常にヒアリングや確認をする必要があるでしょう。ここで、クライアントやチームとのコミュニケーションが欠けていると、情報がすれ違ったり、作業が遅れてしまったりする可能性があります。円滑に作業を進めるためには、コミュニケーション能力は欠かせないでしょう。

プロダクトデザイナーを目指すためにおすすめの資格3つ


プロダクトデザイナーの仕事内容は弁護士などのように資格がないとできない仕事内容ではありません。しかし、学歴や実力が重視される世界のため、資格を所得していれば就職の際や仕事を得る時などにとても有利に働きます。

1:プロダクトデザイン検定

プロダクトデザイン検定は、商品開発に関わる知識の評価基準となる試験で、デザイナーとしての専門性なども推し量る試験なので、プロダクトデザイナーの仕事内容にも直結する資格で、とても役に立ちます。

出典:PD検定|公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会
参照:https://jida-pdkentei.com/

2:CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、図面の読み書きに対する理解を問う試験で、3次元の物体を作成する時に必須な資格で、プロダクトデザイナーの仕事内容にも役立ちます。

出典:2次元CAD利用技術者試験 概要|一般社団法人コンピュータ教育振興協会
参照:https://www.acsp.jp/cad/2d.html

3:色彩士検定

色彩士検定は全国美術デザイン教育振興会が開催している資格試験で、理論問題と同時に技術試験もあるので、試験の勉強と普段の業務を一緒に行うことができ、試験の勉強がそのまま仕事内容に直結します。

出典:色彩士検定|全国美術デザイン教育振興会
参照:http://www.colormaster.jp/

プロダクトデザイナーの仕事のやりがい3つ


プロダクトデザイナーとして働くメリットは、デザインや製品づくりをする職業ならではの点が多くあります。ここでは、プロダクトデザイナーの代表的な仕事のやりがいを3つご紹介します。

1:自分の作った製品が人に喜ばれるのを実感できる

製品のデザインを手掛ける上で、最大のやりがいは、やはり実際に商品を使っているユーザーに喜ばれる点でしょう。プロダクトデザイナーは、デザインをして終わりというわけではなく、入念な市場調査や、たくさんのコンセプト案を考えて製品を作り上げます。時には、長時間掛けて考えたアイデアをボツにされることもあるでしょう。製品が完成するまでには膨大な時間と労力が掛かっています。そのため、製品を使っているユーザーが喜ぶ姿を見るとよりやりがいを感じられるでしょう。

2:モノ作りの喜びを感じられる

プロダクトデザイナーのお仕事の中には、パッケージデザインなどの表面的なデザインだけでなく、製品を一から作り上げる工程を含むものもあります。実際にモノを作っている実感が得られるため、モノづくりの好きな方もやりがいを感じられるでしょう。

3:仕事内容に応じて収入が上がる

プロダクトデザイナーとして成功すると、数百万から1000万円以上の年収を期待することもできます。どのデザイン職もこの収入レベルまで行くのは簡単ではないとされていますが、働きながらデザインスキルを高めていれば、才能が認められ、チャンスが巡ってくる可能性も十分にあるでしょう。ただ、会社やメーカーで働くプロダクトデザイナーは、通常の会社員として扱われるため、収入は一般的な給料体系に沿って決まるようです。

プロダクトデザイナーを目指す際に知っておきたいこと3つ


プロダクトデザイナーとして働くデメリットは、専門職ならではの不安要素が大きく関わっているようです。ここでは、プロダクトデザイナーを目指す際に知っておきたいことを3つご紹介します。

1:プロダクトデザイナーになるためにたくさんの勉強が必要である

プロダクトデザイナーになるには、高度なデザイン教育を大学や専門学校で学ぶ必要がありますので、未経験では難しいでしょう。そのため、プロダクトデザイナーになりたい人は、数年間の時間をかけて学ぶ必要があります。デザインとモノづくりの両方が好きな人にとっては魅力的な職種ですが、就職するにはその分しっかりと勉強をしなければいけません。

2:ボツや修正を繰り返しながらデザインしていく仕事内容である

プロダクトデザイナーになったからといって、全てのデザインが採用されるわけではありません。市場調査やコンセプト案をじっくり考えたのに、デザインが全部採用されなかったということもあるでしょう。ボツや修正が繰り返されると、デザイナーとしての自信も無くなってしまうかもしれません。ですが、何度も仕事をこなす内にデザインスキルも磨かれて採用されるチャンスも多くなるでしょう。そうなると、仕事の喜びも増えていくはずです。

3:就職先や転職先が多くない

日本のプロダクトデザインの規模は小さく、ちゃんと学校で勉強したのに採用されないということも頻繁にあるようです。新卒なのに就職できないという人もいます。その理由として、就職先が少ないことや、空いているポジションがないといったことが考えられます。仮にプロダクトデザイナーの応募が掛かったとしても、経験を持ったデザイナーとポジションを奪い合う形にもなりかねません。そのため、就職が難しいこともプロダクトデザイナーのデメリットとして挙げられるでしょう。

プロダクトデザイナーが使う業界用語2つ


プロダクトデザイナーとして働くには、マーケティングに欠かせない業界用語の知識も重要です。使われている用語は、会社や取引先によって少し違うかもしれませんが、ここでは2つの基本的な業界用語をご紹介します。

製品ライフサイクル

製品ライフサイクルとは、製品の販売開始から、市場からの撤退までの間を導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの期間に分けることです。それぞれの時期に合わせて、コストの見直しなどマーケティングが行われます。

製品の導入から衰退までのプロセスを製品ライフサイクルといいます。製品ライフサイクルのプロセスは一般に、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つに区分され、売上高や利益は図のように推移していきます。

https://www.axc.ne.jp/preparations/glossary/product_life_cycle.html

エイジング

エイジングとは、経年劣化や使用によって製品が変化することをいいます。エイジングが原因でクレームなどにつながることがあるので、プロダクトデザイナーはそういった場合を想定して製品のデザインをする必要があるでしょう。

エイジング製品の普段の使用によって起こる変化。

https://quizlet.com/107699884/プロダクトデザイン専門用語-flash-cards/

仕事内容や必要なスキルなどを知ってプロダクトデザイナーを目指そう


どんな仕事にも長所と短所があり、誰にでも向いているわけではなく、それはプロダクトデザイナーも例外ではありません。なので、まず仕事内容や必要なスキルを知る必要があります。しかし、生活家電から自動車、家具など世の中の様々な物を設計、デザインするプロダクトデザイナーは非常にやりがいがある仕事なので、仕事として選ぶのはとても良い選択肢です。

インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」

FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。

転職をお考えの方は気軽にご登録・ご相談ください。