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SOAとマイクロサービスの違いとは?種類や利点についても紹介!

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SOAとマイクロサービスの違いとは?種類や利点についても紹介!
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    SOAとマイクロサービスの違いとは?


    SOA(サービス指向アーキテクチャー)もマイクロサービスも、基本的にアプリケーションやその機能の一部をサービスとして部品化し、それらサービスを組み合わせて新たなシステムを構築する手法です。

    それでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここではSOAとマイクロサービスの違いについて紹介します。

    実現手法の違いがある

    基本的にどちらも変化に対応しやすいシステムを作るために生まれました。どんな違いがあるかというと、簡単に言えば「複雑さ」が違います。

    SOAは、SOAPやWSDLという仕様を用いてESBというミドルウェア製品を介し連携させるのに対し、マイクロサービスはREST APIのみで実現できます。

    上記の説明でもなんとなく複雑さの違いがわかりますが、下記でSOAとマイクロサービスそれぞれ分けて説明していきます。

     SOAの場合

    上記でも述べたようにSOAでは、SOAPやWSDLというXMLという言語をベースに記述された仕様群を用いてESBというミドルウェアを介して通信していました。

    SOAPやWSDLはREST APIに比べて複雑で、更にESBではプロトコル変換、メッセージ変換、高負荷制御、セキュリティなど、厳しい設定があるため高価になります。

    SOAは複雑、高価すぎるがゆえに導入が困難であり、多くの資金が必要です。

    マイクロサービスの場合

    一方、マイクロサービスはREST APIのみで簡単に実現可能で、ESBのような重量級のメッセージミドルウェアを使う必要がありません。

    マイクロサービスはSOAのように高性能な通信ではなく、シンプルな通信経路を用い、サービスに必要な機能を備え付けています。

    このような点から、SOAと比べてマイクロサービスは軽量となっています。

    SOAの種類4つ


    SOAでは4種類の異なるサービスを提供しており、それぞれ異なる目的で利用されます。ここではSOAの種類4つをご紹介しますので、どのような種類があるのか参考にしてみて下さい。

    1:エンタープライズサービス

    SOAのエンタープライズサービスとは、機能を実装するサービスです。例えば、エンタープライズ・アプリケーションに対してユーザーが求めている機能をプラグインで実装することができます。

    2:機能サービス

    SOAの機能サービスとは、業務に利用されるサービスです。SOAは業務に利用する機能としてのサービスを提供しており、さらに機能サービスを呼び出すサービスコンシューマから構成されています。

    3:インフラストラクチャーサービス

    SOAのインフラストラクチャーサービスとは、セキュリティや認証といった非機能プロセスに使用されるサービスです。インフラストラクチャーサービスは物理インフラとミドルウェア、マネジメントから構成されています。

    4:アプリケーションサービス

    SOAのアプリケーションサービスとは、アプリケーションの開発や展開のために使用される専用のサービスです。アプリケーションサービスを利用することで、開発を促進することができるでしょう。

    SOAの考え方3つ


    SOAは言葉の定義が曖昧であることから、人によって解釈が異なります。また、ITやビジネスなど異なる観点から見ることで、別々の考え方ができます。

    ここではSOAの考え方3つをご紹介します。

    1:ITからの観点

    開発者にとってSOAは、1つのアプリケーションを開発する際に拡張性や柔軟性を高めてくれるアーキテクチャであり、導入すればアプリケーションの再利用が容易になり、システム変更の柔軟性を高めてくれるものとして捉えられています。

    つまりITの観点からのSOAとは、ネットワーク上で配置や実装に依存しないサービスとしてソフトウェアを用意し、それらを連携させて高度な処理を行うソフトウェア設計であるという考え方です。

    2:ビジネスからの観点

    ビジネス側からSOAを考えるとき、経営者はシステムを使うユーザーではないということに注意が必要であり、経営者の関心があることは、システムの利便性ではなく、ビジネスにどんなインパクトを与えるかです。

    つまり、ビジネスの観点からするとSOAは、ビジネス、プロセスを柔軟に変更できるものとして捉えられています。

    3:SOAと同じような観点

    SOAのソフトウェアをサービスという部品として構築して、一つのシステムを構築するという考え方は、SOAが生まれる以前から存在していました。

    それが下記で紹介する「オブジェクト指向プログラミング」、「共有ライブラリ」、「分散オブジェクト」、「サブルーチン」などの考え方です。

    これから、それらの考え方とSOAとの共通点について説明していきます。

    オブジェクト指向プログラミング

    オブジェクト指向プログラミングとは、物を組み立てるように表現しコンピュータを動作させることです。言語としてはJavaなどがオブジェクト指向型言語にあてはまります

    オブジェクト指向プログラミングには、「カプセル化(他のプログラムに干渉しない、されないようにする仕組み)」「継承(再利用性を高める考え方)」「ポリモーフィズム(振る舞いを様々に変えられる仕組み)」などSOAと類似した特徴を持ちます。

    共有ライブラリ

    共有ライブラリとは、部品化されたプログラムの集合であるライブラリの一つです。共有ライブラリは複数のプログラミングで利用できるため、いろいろなプログラムが共有ライブラリから部品を持ってきて使うことができます。

    そのため、SOAのサービスとしての部品の集まりを利用するという点と類似していると言えるでしょう。

    分散オブジェクト

    分散オブジェクトとは、複数のコンピュータに分散して配置されたソフトウェア部品をネットワークを通して共通の仕様に基づき、機能を呼び出し合えるようにする技術のことです。

    汎用性の低さなどからあまり浸透はしませんでしたが、SOAは分散オブジェクト技術の流れを汲んでいます。

    サブルーチン

    サブルーチンとは、メインの機能外から処理を呼び出すことです。SOAはプロキシやスタブと呼ばれる仕組みを使って外部のプログラムからアクセスし、呼び出すソフトウェア構造となっているため、サブルーチンが元となっていると言えるでしょう。

    知っておきたいSOAの利点3つとは?


    ここまでSOAについてご紹介してきましたが、SOAには具体的にどのような利点があるのでしょうか。ここでは知っておきたいSOAの利点についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

    1:BPMとの相性の良さ

    BPM(ビジネスプロセス管理)とは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)というサイクルを回し、業務の成果を上げるアプローチのことです。

    SOAでビジネスプロセスを部品化し、BPMに従いそれを組み合わせることで、業務の流れを自動化できます。

    つまり、従来は人が手で行なってきた業務を効率化、迅速化することが可能となります。

    2:自由度の高い業務システムを構築できる

    上記のように、SOAでビジネスプロセスを部品化し、BPMに従いそれを組み合わせることで、業務の流れの自動化だけではなく、自由度の高い業務システムを構築することも可能です。

    自由度の高い業務システムとはどういうことか、下記で説明していきます。

    業務に新しい手続きを追加できる

    SOAを使用しない一枚岩型のシステムの場合、新しいサービスや機能を追加したいといった場合、新たなシステムを構築しなくてはいけないため、コストや時間がかかるのはもちろん、多重開発という状況が生まれやすいと言えるでしょう。

    しかし、SOA化していればワークフローの定義を変えれば良いだけであり、上記のようなアプリケーション全体を変更する必要がなくなります。

    手続き変更が楽になる

    手続きの追加が楽になることと同様に、SOAでは変更の際もサービスの一部だけを変更するだけで良いのでアプリケーション全体を変更する必要がありません。

    また、SOAでは変更や追加において、他の部品に影響しないため柔軟かつ迅速にシステム化が可能となります。

    従来のシステムでも、このように部品の組み合わせによる業務プロセスの定義は可能ではありましたが、展開にツールの統一が必要で柔軟性はSOAに劣りました。

    3:多重開発を防ぐことができる

    上記でも述べたように、SOAでは手続きの変更や追加の際に、一部サービスの変更やワークフローの定義を変更するだけで対応できる場合が多いので、多重開発を防げます。

    多重開発がどのように起こるのかというと、例えば、従来のシステムではSOAのように新しい手続きなどがある場合、一から新しいシステムを構築しなければなりませんでした。そのため新しいシステムの中に、既存の機能やサービスが組み込まれてしまうのです。

    SOAの導入課題について


    これまで述べてきた内容からすると、SOAを導入すればビジネスの効率化を図ることができ、多くの企業が既に導入しているのではないのか、と思う方もいるでしょう。

    しかし、実際のところ導入に関していくつか課題があります。

    下記では、SOAがなかなか認知されない問題、導入が進まない理由について説明していきます。

    SOAがなかなか認知されない

    SOAがなかなか認知されない理由の一つにIT業界の中で「サービス」という言葉が様々な意味で使用されていること、ITベンダーが自社の製品戦略のためにつけた付加情報により本質が見え辛いことが挙げられます。

    つまり、ITや開発側と経営者側との間に認知のずれがあると言えるでしょう。

    そのため、SOAの認知度を上げるために、経営者層へSOAの登場背景や技術的特性を正しく把握させることが大切と言えるでしょう。

    導入が進まない

    SOAの適用は一部の先進的企業に留まっています。

    その理由として、日本企業の多くがボトムアップの業務アプリケーションの構築を重視しており、個別最適の議論に陥りやすいのに対し、SOAは全体最適の考え方を要求するからと言われています。

    業務が幅広い企業にとっては全体像把握が困難であったり、そもそもSOA部品の定義ができなかったりなど、課題があります。

    SOA導入の成功事例


    富士通ではSOAを導入することで競争力の強化に成功しました。富士通のサービスバス「Interstage Service Integrator」と、サービスリポジトリ「CentraSite」によるサービス間連携を行い、段階的な基幹システムの再構築を実現しました。

    SOAとマイクロサービスの違いについて理解しよう


    SOAを導入することでさまざまなメリットがあります。ぜひ本記事でご紹介したSOAの種類や考え方、知っておきたいSOAの利点などを参考に、SOAとマイクロサービスの違いについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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