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サーバサイド言語とフロントエンド言語
プログラミングに興味のある方ならサーバサイド、フロントエンドといった単語は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、サーバサイドとフロントエンドの違いや具体的なプログラミング言語を紹介します。プログラミングを始めようと思っている方やプログラミングに興味のある方は是非、参考にしてみてください。
サーバサイドとフロントエンドの違いって?
サーバサイドプログラミング言語とはサーバ側で動く言語です。フロントエンドプログラミング言語はこの逆で、クライアント(ユーザー)側で動く言語です。ちなみにサーバサイドのことをバックエンドと呼ぶこともあります。
サーバサイド言語で記述したコードはユーザーに見られる心配がありませんが、フロントエンド言語で記述したコードはユーザーが見ることができる、という点が2つの言語の違いです。
サーバサイド言語の具体例
サーバサイド言語には具体的に、PHP、Ruby、Java、Go、Pythonなどが挙げられます。また、Swiftは主にiOSアプリに使われる言語で、KotlinはAndroidアプリに使われる言語です。
プログラミング言語の中でも有名なものが上記に挙げたものであり、実際にはこれ以外にもたくさんの種類があり、これらの言語は用途や習得する難易度が異なるため、自分が何を作りたいのかによって学ぶ言語が変わってきます。
次に、それぞれの言語について簡単に説明していきます。
PHPとは
PHPは一言でいうとホームページを作るのに適している言語です。PHPはWordPressという、簡単にホームページを作ることができるツールに使われています。
世界中のすべてのホームページのうち4分の1が、このWordPressを使っているといわれています。それだけPHPはよく使われているのです。
PHPの有名なフレームワークはCake PHP、Laravelですが最近はLaravelの使用頻度が高くなっています。Laravelはレンタルサーバーでも使えるのでコスト削減につながっています。
メリットの多いPHPですが、エンジニアの数が多く、単価が安くなりがちというデメリットもあります。
Rubyとは
RubyはRuby on Railsというフレームワークが非常に人気です。このフレームワークが使いやすく安定しているため、RubyといえばRuby on Railsのイメージが強いです。
PHPに比べると案件の数が少ないですが、単価は高いことが多いです。しかしながら、一般的にPHPよりも習得するのが難しいとされています。
Javaとは
Javaは案件数が多いことで有名です。Web系はもちろんAndroidの開発でも頻繁に使われています。ですから、基本的にどの案件であっても対応することができます。
また、PHPやRubyよりも古くから使われており、未だに廃れない言語です。エンジニアの数が非常に多く、年齢層も幅広いのが特徴です。
この言語は主に大規模な開発で使われることが多く、非常に細かく慎重に作らないといけないため、スピード感が重要視される業務には向いていないです。また、習得難易度が高いため初学者向けとは言い難い言語といえます。
Goとは
GoはGoogleが開発した言語で、処理速度が速いという特徴があります。PHP、Ruby、Javaよりも後にできた新しい言語です。
案件の数は年々増加しており、将来性のある言語だといえます。大量のデータを使う開発に向いており、主にAPI開発で使われることが多いです。また、エンジニアが少ないので単価が高いのも特徴になっています。
Pythonとは
PythonはAIやIoTなどの新しい技術との相性が良く、注目を浴びている言語です。Pythonはシンプルかつ誰が見てもわかりやすいものにしようという理念があるので、入門者も取り掛かりやすい言語です。
しかしながら、プログラミング言語の中でも処理速度が遅いという欠点があるので、通常のWeb製作にはあまり向かないでしょう。
Swiftとは
SwiftはApple社が開発した言語です。それ以前は、iOSやMacのアプリ開発ではObjective-Cという言語が使われていましたが、それに代わる言語として開発されました。
Swiftはコードの読み書きが簡単であることから多くの企業がSwiftに乗り換えつつあります。最近はスマホアプリの開発が盛んになっており、案件は増えています。
Kotlinとは
KotlinはGoogleがAndroidの公式言語に追加すると発表してから注目を浴びた言語です。それ以前はAndroid アプリの開発にはJavaが用いられていましたが、Kotlinの方がJavaよりも簡潔にコードが書けるためKotlinを使うことが増えています。
この言語もスマホアプリの開発が盛んになってきたことで案件が増えています。
フロントエンド言語の具体例
フロントエンド言語には具体的にHTML、CSS、JavaScriptがあります。HTMLは文章の構造を作るために使われ、CSSはサイトのデザインを行うために使われます。また、JavaScriptはWebページに動きをつけるための言語です。
ちなみに、JavaScriptとJavaは全くの別物で、全然違いますのでこちらも1つずつ簡単に説明していきます。
HTMLとは
HTMLはタグで文章をくくることで意味づけを行います。例えば、<p>と</p>でくくるとその中の文章が段落という意味になります。
HTMLはサーバサイドのエンジニアであっても、ある程度の知識を持っていることが前提になることもあるくらいプログラミングの基礎であり、必須言語だといえます。初学者の方はまずHTMLを学ぶことをおすすめします。
CSSとは
HTMLで作った要素(上記の例でいうとp要素)にサイズ、位置、色、余白などのデザインを設計するのがCSSです。HTML上で動かすか、外部ファイルを作ってそれをHTMLで読み込むかで実際に動かします。
CSSもHTMLと同様、プログラミングの基礎なのでサーバサイド、フロントエンドにかかわらず最低限のことは学ぶようにし、初学者の方はHTMLとセットで学んでいくとよいでしょう。
JavaScriptとは
JavaSciptもCSSと同様にHTML上で動かすか、外部ファイルを読み込むかで実装します。
また、JavaScriptは前述したようにWebページに動きをつけるというフロントエンドで実行するのがメインの役割ですが、サーバサイドで実行できるNode.jsというJavaScriptでサーバ環境を構築したりデータを処理したりすることができるものもあります。
ですので、JavaScriptはサーバサイドとフロントエンドのどちらでも使われる言語だということです。
初学者におすすめは?
いろいろと述べてきましたがプログラミング初学者はまずはHTML、CSS、JavaScript、PHPを学習するとよいでしょう。
これらの言語を学べばホームページなどのWebサイトが作れるようになれます。単価はあまり高くありませんが、今はどの企業もホームページを持っているのが当たり前なので需要があります。
何をすれば分からないのなら、まずはこれらの言語を学んでみてはどうでしょうか。
サーバサイド言語とフロントエンド言語を知ろう
この記事ではサーバサイド言語とフロントエンド言語の違いから具体的な言語について説明しました。
これからプログラミングを始める方や勉強を始めたばかりの方は、始めて聞く言葉が多くて混乱されるかもしれませんが、分からないことは1つずつ調べていくようにしましょう。プログラミングの学習は挫折する人も多いですが頑張りましょう。
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