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データベース構築|オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)|

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データベース構築|オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)|
この記事でわかること
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    PostgreSQLによるデータベース構築


    ここからはWindows版PostgreSQLを使用したデータベース構築例について説明します。構築後はPHPによるサンプルコードでアクセスできることを確認します。

    PostgreSQLとは?

    オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の一つです。
    Linux、FreeBSD、OSXなどのUnix系OSやWindowsにも対応してます。

    公開されているソースコードの修正等も自由で、無償、有償を問わず利用可能なBSDライセンスとなっています。

    以下、Windows版PostgreSQLを使ってデータベース構築をおこなっていきます。

    データベース構築のための設計は行わずにサンプルデータを使用します。ER図はサンプルデータのページに掲載されているものを参照してください。

    データベース構築後動作を確認するための必要最小限の設定のみをおこなっています。業務に使用する際には、セキュリティ等の検討をお願いします。

    インストールを行う

    PostgreSQL Database Downloadより13.2 – Windows x86-64をクリックしてファイルのダウンロードを行ってください。

    ダウンロードしたpostgresql-13.2-2-windows-x64.exeをクリックして以下の手順でインストールを進めてください。

    ・Installation Directory:C:\Program Files\PostgreSQL\13

    ・Select Components:全て選択した状態

    ・Data Directory:C:\Program Files\PostgreSQL\13\data

    ・Password:任意

    ・Port:5432

    ・Locale:C

    ・Pre Installation Summaryを目視後Nextボタンを押下します。

    ・Ready to InstallでNextボタンを押下するとインストール開始されます。

    ・インストール終了後にスタックビルダのインストール画面が表示されますが、キャンセルボタンを押下して終了してください。

    以上でインストール作業の終了になります。

    ・システム環境変数のPATHに以下を追加してください。
    C:\Program Files\PostgreSQL\13\bin

    WindowsPowershellを起動後、psql -lU postgresの結果が表示されれば正常にインストールされています。デフォルトでは、localhostからのアクセスが可能な設定になっています。

    ここまでの手順によりlocalhost内で使用するためのデータベース構築が完了しました。

    設定ファイルを修正する

    データベース構築後以下のファイルの内容のチェック及び必要に応じて修正します。
    ・postgresql.conf
    ・pg_hba.conf

    postgresql.confをチェックする

    C:\Program Files\PostgreSQL\13\data\postgresql.confの内容をチェックします。
    ・デフォルト値からの変更はありません。

    pg_hba.confを修正する

    C:\Program Files\PostgreSQL\13\data\pg_hba.confの内容を修正します。
    ・ADDRESS部はネットマスクもしくはIPアドレスになります。

    これにより、remotehostからもアクセス可能なデータベース構築が完了しました。

    Windows Defender ファイアウォールの設定

    pg_hba.confを修正した場合でも、localhost内でのPostgreSQLへのアクセスは有効になりますが、他PCからのアクセスは無効になります。

    そのため外部からのアクセスが有効になるように、Windows Defender ファイアウォールの設定を追加します。

    [コントロール パネル] -> [システムとセキュリティ] -> [Windows Defender ファイアウォール] -> [詳細設定] -> [受信の規則] を順にクリックしていきます。

    受信の規則(TCP)の追加
    ・右側ペインの[新しい規則]をクリックする。

    ・規則の種類:ポート

    ・プロトコルおよびポート:TCPをチェック
    特定のローカルポートをチェック後 5432 を入力

    ・操作:接続を許可する

    ・プロファイル:そのまま

    ・名前:postgres-tcp

    受信の規則(UDP)の追加
    ・右側ペインの[新しい規則]をクリックする。

    ・規則の種類:ポート

    ・プロトコルおよびポート:UDPをチェック
    特定のローカルポートをチェック後 5432 を入力

    ・操作:接続を許可する

    ・プロファイル:そのまま

    ・名前:postgres-udp

    データベース構築後外部からのアクセスが可能となります。

    サンプルデータベースを作成する

    PostgreSQL Sample Database以下にある[Download DVD Rental Sample Database]をクリックして、サンプルデータをダウンロードしてください。

    ダウンロードしたdvdrental.zipを解凍して適当なフォルダに配置してください。

    サンプル用のデータベースとしてdvdrentalを作成します。

    サンプル用のデータを取り込みます。

    取込んだデータを目視で確認します。

    データベース構築後、サンプルデータの取込が完了しました。
    データベース構築のためのSQL等はdvdrental.tarを解凍したファイル内のrestore.sqlに記述されています。

    サンプルデータベースへのアクセス環境を設定する

    createdbで作成したデータベースは作成したrole(今回はpostgres)のみアクセスおよび操作が可能となります。

    PostgreSQLではroleを作成し、スキーマやテーブルに対する権限を付与します。
    以下に実行例を示します。

    ・dvdrentalデータベース用のroleを作成します。

    ・dvdrental roleでログイン後SQL文を発行してみます。
    アクセス権が無いためにエラーとなります。

    ・dvdrental roleに対し権限を付与します。

    ・dvdrental roleでログイン後SQL文を発行してみます。
    アクセス権が付与されているので、正常に実行されます。

    以上、データベース構築、サンプルデータの投入及び外部からアクセスができることがチェックできました。

    PHPと連携してみる

    ここからは構築したPostgreSQLデータベースとPHPによる連携を確認します。
    PHPをインストール後、設定ファイルを修正して基本的な動作を確認した後サンプルコードにてアクセスできるでまでの例を示します。

    PHPをCLIモードで作動することを確認する

    PHPのCLIモードでサンプルコードの動作を確認するための最小限の手順を記述します。
    注)あくまで最小限の設定です。必要に応じてphp.iniを設定してください。

    PHP 8.0 (8.0.3)より[VS16 x64 Thread Safe]のzip版をダウンロードします。

    ・ダウンロードしたphp-8.0.3-Win32-vs16-x64.zipを解凍後C:\以下に配置してphp8とリネームします。

    ・c:\php8以下のphp.ini-productionをコピーしてphp.iniとリネームします。

    ・php.iniの以下の2か所をコメントアウトします。
    extension_dir = “ext”
    extension=pdo_pgsql

    ・c:\php8\libpq.dllをC:\Windows以下にコピーします。

    正しく設定されていれば、以下の結果が表示されます。

    PHPのCLIモードからPostgreSQLにアクセスする

    上記の内容でPHPがCLIモードで動作することやpdo_pgsqlが正常に認識できました。
    以下のサンプルコードが動作することがチェックできます。

    実行結果

    データベースの構築及びPHPでのアクセスの動作がチェックができました。

    PostgreSQLでデータベースを構築してみよう

    いかがでしたでしょうか。Windows版PostgreSQLを使用してデータベース構築までの手順を説明してきました。

    Windows版ではx64版のみというOSの制約はありますが、本格的なRDBMSが手軽に導入できることを提示しました。

    ぜひご自身で実際に導入して試してみてください。

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