目次
Linuxとは?
LinuxとはUnix系のオープンソースのOSです。
Linuxは1991年に最初のバージョンが公開されたオープンソースのOSで、パソコンだけでなく、サーバや組み込みシステムなどさまざまなシステムで利用されています。
また、オープンソースとなっているためWindowsなどの他のOSと異なり、OSの中身をユーザーが書き換えることができる点が大きな特徴となっています。
ブラウザとは
パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する際に使っている閲覧ソフトです。
ブラウザは英語の「browse(閲覧する)」の名詞形の「browser」を語源としており、普段インターネットを利用する際に何気なく使っているものです。
ブラウザはパソコンやスマートフォンに最初から搭載されており、「Google Chrome」や「Internet Explorer」などさまざまな種類があります。
軽い!Linux用ブラウザおすすめ5選
おすすめな軽いLinux用ブラウザをご紹介します。
ブラウザはパソコンを利用する際に標準的に搭載されているものですが、ユーザーの中には自分の好みのブラウザをダウンロードして利用する人も少なくはありません。
ここでは軽いLinux用ブラウザおすすめ5選をご紹介しますので、Linuxを利用している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
軽いLinux用ブラウザ1:Pale Moon
Pale MoonはFirefoxと互換性を持った軽いLinux用ブラウザです。
オープンソースのブラウザで、Firefoxと高い互換性を持っています。また、起動に時間がかかる点が欠点のFirefoxと違い、高速起動ができる点が大きな特徴となっています。
また、Firefoxで利用しているブックマークやオプションなどをPale Moonにそのまま引き継ぐこともできます。
軽いLinux用ブラウザ2:Luakit
LuakitはWebKitエンジンを採用している軽いLinux用ブラウザです。
WebkitベースのブラウザであるLuakitは、非常に軽量で高速に動作する柔軟性の高いWebブラウザです。
シンプルなデザインのブラウザで、ボタンなどで操作することもできますが、ショートカットを利用して操作することも可能です。オリジナルのバージョンは現在更新が止まっています。
軽いLinux用ブラウザ3:NetSurf
NetSurfはメモリーフットプリントが小さく軽いLinux用ブラウザです。
非常に高速なブラウザで、インターネットなどを利用するための必要最低限の機能を備えています。
ただし高速なぶん実装されていない機能もあり、たとえばプラグインのサポートなどの機能はありません。しかしそういった機能は必要ないのであれば、非常に高速で利用できる便利なブラウザの1つです。
軽いLinux用ブラウザ4:Midori
Midoriは高速な動作を目的とした軽いLinux用ブラウザです。
WebKitベースのWebブラウザで、名前のとおり「緑」をイメージカラーとしています。高速で軽いブラウザを目的としているとおり、実際に非常に軽いブラウザとなっています。
ただし、拡張機能やプラグインなどの機能を持っていません。そういった機能が不要であれば、Linuxで利用する場合も非常におすすめなブラウザです。
軽いLinux用ブラウザ5:Lynx
Lynxはテキストベースの軽いLinux用ブラウザです。
非常にシンプルなテキストベースのブラウザで、Linuxをはじめとした多くのUnix系OSやWindows、macOSで利用することができます。
GUIなどの操作はできませんが、そもそもGUIを持たないサーバなどを利用している場合には非常に便利に利用できるでしょう。
軽いだけじゃない!Linux用ブラウザおすすめ7選
おすすめなLinux用ブラウザをご紹介します。
ここまで軽さが魅力のLinuxで利用できるブラウザをご紹介してきましたが、軽さ以外にもさまざまな魅力を持ったブラウザがあります。
ここでは軽いだけではないLinux用ブラウザおすすめ7選をご紹介しますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
Linux用ブラウザ1:Konqueror
Konquerorは複数のレンダリングエンジンが利用できるLinux用ブラウザです。
KDEデスクトップの中核として設計された、ファイルマネージャーの機能を持ったWebブラウザです。
他のブラウザと異なり、複数のレンダリングエンジンが使える珍しいブラウザで、デフォルトのKHTMLだけでなくWebKitを利用することもできます。
Linux用ブラウザ2:Epiphany
Epiphanyはシンプルで使いやすいように設計されたLinux用ブラウザです。
レンダリングエンジンにWebKitを採用した、GNOMEデスクトップの標準ブラウザです。
Epiphanyを利用する場合はepiphany-extensionパッケージも一緒にインストールすることで、プラグインやツールなどが利用できるようになります。
Linux用ブラウザ3:Dooble
Doobleは独自機能を持ったLinux用ブラウザです。
DoobleはWebKitベースのブラウザで、もともとはユーザーのプライバシー保護のために設計されました。また、ブラウザとしてだけでなくファイルブラウザやFTPクライアントとしても利用できます。
ただし、パッケージマネージャーからインストールすると古いバージョンがインストールされる可能性があるため注意が必要です。
Linux用ブラウザ4:Firefox
Firefoxはオープンソースのブラウザとしては非常に有名なLinux用ブラウザです。
FirefoxはGeckoエンジンを採用したブラウザの中では特に有名で、セキュリティ面でも安心度の高いブラウザです。
この記事でも挙げたように起動が遅い点が欠点ですが、マルチプラットホーム対応となっているため、LinuxだけでなくWindowsやMacユーザーでも利用できます。
Linux用ブラウザ5:Opera
Operaはタブブラウザとして有名になったLinux用ブラウザです。
ノルウェーの「オペラソフトウェア」が開発しているWebブラウザで、独自エンジンを採用していた初期のころにはタブブラウザとして有名になりました。
WindowsやMacintosh、LinuxなどのOSに対応しており、スマートフォンやデジタル家電、ゲーム機などにも採用されています。
Linux用ブラウザ6:Arora
Aroraは最小主義のLinux用ブラウザです。
QtWebKitを採用したブラウザで、軽いインタフェースやタブ管理、シンプルな履歴、ブックマークシステムなどの機能を搭載しています。
また、高速でクロスプラットフォームに対応しているため、LinuxだけでなくWindowsやMacOSユーザーにもおすすめです。
Linux用ブラウザ7:Chrome
Chromeは高い知名度と使用率を誇るLinux用ブラウザです。
Googleが開発した有名なブラウザです。一般的に使用されている利用率の高いブラウザの中では非常に軽く、Linuxでは「Chrome」と「Chromium Browser」の2つのバージョンが利用できます。
また、アドオンやテーマも豊富に用意されているため、便利に利用することができるでしょう。
Linux用のブラウザを選ぶポイント
Linux用のブラウザを選ぶポイントをご紹介します。
この記事では軽さを中心におすすめのLinux用のブラウザをご紹介しましたが、Linux用のブラウザを選ぶ場合は軽さ以外にもさまざまなポイントがあります。
ここでは最後にLinux用のブラウザを選ぶポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
スペック
Linux用のブラウザを選ぶポイントはブラウザごとのスペックの違いです。
ブラウザによってスペックが異なるため、強みも異なります。シンプルで機能が少なくても高速に動くものもあれば、さまざまな機能が搭載されており、カスタマイズしやすいものもあります。
そのため、ブラウザごとのスペックや強みを見て選ぶようにしましょう。
拡張機能
Linux用のブラウザを選ぶポイントは拡張機能の違いです。
ブラウザにはさまざまな拡張機能が搭載されています。最初から用意されている機能のほかに、拡張機能があればユーザーが好きなものを追加することができます。
ブラウザによっては拡張機能が多く用意されているものもあればあまりないものもあるため、使いたい機能があれば拡張機能もチェックするようにしましょう。
軽いLinux用のブラウザを使ってみよう!
自分にぴったりのLinux用のブラウザを見つけましょう。
Linuxで利用できるブラウザにはさまざまな種類があり、ブラウザによって特徴は異なります。
ぜひこの記事でご紹介したさまざまなおすすめのLinux用ブラウザやLinux用のブラウザを選ぶポイントを参考に、使いやすいLinux用ブラウザを見つけてみてはいかがでしょうか。
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