【QoSの帯域制御】シェーピングとポリシングについてご紹介

【QoSの帯域制御】シェーピングとポリシングについてご紹介のアイキャッチイメージ

ネットワークを安定的に利用する上で、帯域制御が必要になる場合があります。
QoSとはネットワークの帯域制御に関する管理技術のことです。
では、なぜ帯域制御が必要になるのか、どのような方法で帯域制御を行っているのか解説します。

QoSと帯域制御に関して

インターネット回線は大勢の利用者が共有しています。
そのため、どこかで大きな容量のデータを送受信しているときには、その影響で通信速度が遅くなることもあるでしょう。
通常のデータであれば、ダウンロードやアップロードが遅くなるだけで済むので問題ありません。

時間がかかった場合であっても、ダウンロードやアップロードが完了した後の結果は瞬時に行えた場合と同じです。
しかし、IP電話やテレビ会議などのシーンではリアルタイムでデータの送受信ができないと快適に使えないため、コマ落ちなどの症状が出てしまいます。

そこで、IP電話やテレビ会議など、通信速度が遅くなると困るデータ通信を優先させるために帯域制御を行うのがQoSという管理技術です。
IP電話やテレビ会議などに使用する帯域をあらかじめ確保しておきます。
他のデータ通信では、確保済みの帯域は使用できないようにするため、大量のデータ通信が行われても、IP電話やテレビ会議の利用には影響しない仕組みです。
道路に例えると、路線バス用の専用レーンをイメージすると良いかもしれません。

シェーピングとポリシングについて

【QoSの帯域制御】シェーピングとポリシングについてご紹介のイメージ

QoSで帯域制限を行う際には、シェーピングとポリシングの方法が用いられます。
ポリシングというのは、あらかじめトラフィックレートの最大値を設定しておき、それに達した場合に超過した分のトラフィックを破棄する方法です。
データのキューイングを行わないため、遅延は生じません。

トラフィックレートをグラフにして表すと、山と谷をいくつも描いたようなギザギザな形状になります。
シェーピングというのは、あらかじめ設定した最大値のトラフィックレートを超えた分は、バッファリングするやり方です。
バッファリングしたデータはキューイングした上で遅れて転送されます。

ポリシングと同じようにグラフで表すと、最大値のトラフィックレートで平らな形状になるのが特徴です。
シェーピングの方法を採るには、十分なメモリ容量が必要でスケジューリング機能を使用する必要があります。

帯域制限により安価で高品質な通信を実現

QoSの帯域制限は、ネットワークを快適に利用するために必要なことです。
適切な帯域制限を行うことで、安価で高品質な通信を実現できます。
ネットワークを管理するエンジニアなら、帯域制限の方法であるポリシングとシェーピングの仕組みについてよく理解しておきましょう。

ネットワーク・データベース・クラウド・サーバ案件多数! インフラエンジニアの転職なら「FEnet インフラ」