AWSの4つのサポートプランとは?サポート内容やプランの選び方も紹介

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AWSとは


AWS(Amazon web services)とは、Amazon.comが提供するクラウドコンピューティングサービスです。

インターネットを経由してコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとしたさまざまなサービスを利用することができます。

以前は、サーバーを利用する必要があれば、自社の建物の中に多額の費用をかけてサーバー機器を設置し利用するのが一般的でした。

AWSのようなクラウドコンピューティングサービスでは、インターネットからこのサービスに接続さえすれば、すぐにでも必要なサーバーなどのリソースを使うことができます。

AWSのプランとは

AWSには4つのサポートプランがあります。こちらのサポートプランは、定額制のような料金プランではありません。

AWSはどのプランも使用量に対する料金を支払う従量制料金が基本です。

サポートプランの料金は、総使用量に対して各プランで決まった割合を按分計算し、プランごとの最低利用料と比べて大きい方の金額を支払う仕組みとなっています。

AWSのサポートプラン4つ


AWSのサポートプランは、ベーシックプラン、開発者プラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランの4つです。

AWSを運用する上で、技術的な問題に関しての支援が受けられます。このサポートは、経験豊富な技術サポートエンジニアによる1対1の迅速なレスポンスが受けられることが特徴です。

プラン内容は利用する方に最適なツールの組み合わせと専門知識など、利用できるサポート内容により異なります。それぞれどのようなプランなのかご紹介します。

AWSのサポートプラン1:ベーシック

ベーシックプランはAWSアカウントを作ったときに全ての人に提供される無料のサポートプランです。

リソースセンター、サービス状態ダッシュボード、製品FAQ、フォーラム、健全性のチェックのサポートが無料で受けられます。また、カスタマーサービスでの請求やアカウントに関する相談も受けることができます。

ベーシックプランの詳細

ベーシックプランの料金は無料です。ただし、技術エンジニアからの1対1のレスポンスによるサポートを受けることはできません。

製品の操作や設定方法、障害に対する原因の切り分け、メンテナンスの詳細など、技術的な問い合わせには、有償の開発者プラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランへの加入が必要となります。

AWSのサポートプラン2:開発者

開発者プランはAWSの各種サービスをお試し中の方におすすめのプランです。ベーシックプランのサポートに加え、クラウドサポートアソシエーツへメールで問い合わせができます。

問い合わせのアクセス可能時間は平日月曜日〜金曜日の9:00〜18:00で、応答時間は通常の問い合わせでは24時間以内、障害・開発中の急ぎの問い合わせでは12時間以内です。

開発者プランの詳細

開発者プランの応答時間は、アクセス可能時間内(9:00〜18:00)の通算です。

例えば月曜日の9:00に急ぎの問い合わせをした場合の12時間以内の応答というのは月曜日9:00〜18:00の9時間+火曜日9:00〜12:00の3時間という計算になり、火曜日の12:00までに応答が得られるということになります。

相談件数に制限はありませんが、技術サポートを利用できるユーザー数は1名のみです。開発者プランの料金は29米ドルと総使用料の3%を比べ大きい方の金額を加えた金額となります。

開発者サポートにおける初回応答時間の考え方
AWSサポートプランの比較

AWSのサポートプラン3:ビジネス

ビジネスプランはAWSに本番環境のワークロードを持っている方におすすめのプランです。

ビジネスプランでは、クラウドサポートエンジニアに年中無休の電話、メール、チャットを利用した問い合わせができます。

問い合わせへの応答では開発者プランの内容に加え、発生中の障害に対しては4時間以内、発生中の障害でビジネスへの影響が大きいものに対しては1時間以内に応答が得られます。

ビジネスプランの詳細

ビジネスプランでは24時間、年中無休の日本語サポートも受けられます。相談件数や技術サポートを受けられるユーザー数に制限はありません。

ビジネスプランの料金は100米ドルと総使用料に対する一定の割合を比べ大きい方を加えた金額となります。この一定の割合は3〜10%で総使用料の金額によって決まっており、使用料が大きくなるほど割合が小さくなります。

サポートのプラン比較
AWSサポートのご紹介

AWSのサポートプラン4:エンタープライズ

エンタープライズプランはAWSにビジネスまたは非常に重要なワークロードを持っている方におすすめのプランです。

エンタープライズプランではビジネスプランと同様、クラウドサポートエンジニアに年中無休の電話、メール、チャットを利用した問い合わせができます。これに加えテクニカルアカウントマネージャーに直接連絡も可能です。

問い合わせへの応答ではビジネスプランの内容に加え、ビジネスが危機的な状況にさらされている、アプリケーションの最重要な機能が利用できないなど非常事態の際には15分以内に応答が得られます。

エンタープライズプランの詳細

エンタープライズプランでも24時間、年中無休の日本語サポートが受けられます。相談件数や技術サポートを受けられるユーザー数に制限はありません。

エンタープライズプランの料金は15,000米ドルと総使用料に対する一定の割合を比べ大きい方を加えた金額となります。

こちらもビジネスプランと同様、一定の割合は3〜10%で総使用料の金額によって決まっており、使用料が大きくなるほど割合が小さくなります。

AWSサポートのプラン比較

AWSの詳しいサポート内容6つ


AWSが実際に実施してくれるサポートの内容として、電話対応はもちろん、それ以外のサポート内容も非常に多岐にわたっています。それぞれの状況に合わせて、サポートのプランさえ対応していれば柔軟に使い分けられます。

1:クラウドサポートエンジニアへの問い合わせ対応

クラウドサポートエンジニアへの問い合わせをすると、回線事業者やソフトウェアなど、様々な領域の専門家が問い合わせに対して対応をしてくれます。

また、クラウドサポートエンジニア側も問い合わせた側と同じ環境で手を動かすことが出来るので、問い合わせに対する回答の精度が高くなります。

2:電話での問い合わせ対応

AWSはamazonのサービスですが、日本語で電話問い合わせをする事も出来ます。ただ、セキュリティ上の理由により、AWSサポートは電話番号を設けていないので、一度サポートコンソールから事前に手続きを行う必要があります。

3:ベストプラクティスの提供

AWSには、準備や運用等、様々なカテゴリにおいてベストプラクティスがあります。そのベストプラクティスについてAWSに問い合わせをする事が出来ます。ベストプラクティスを導入する事でセキュリティやコスト、パフォーマンスの面で大きなメリットを受ける事が出来ます。

4:AWS Trusted Advisor

AWS Trusted Advisorとは、AWSのベストプラクティスに沿ってAWSを利用しているかをチェックする機能と、リアルタイムのガイダンスを提供しているオンラインツールです。

5:Cost Explorer

Cost Explorerとは、AWSのコストを視覚的に可視化できるサービスの事です。可視化する事で前月とのコストの比較も把握しやすくなり、コストパフォーマンスの改善につなげる事が出来ます。

6:サポートフォーラム

AWSでは、全てのAWSの顧客に対し、学びや問題解決を共有できるサポートフォーラムに24時間365日、いつでもアクセスする事が出来ます。日々の開発でのちょっとした疑問を解決する際に有効に利用できます。

AWSのプランを選ぶ方法


ベーシック、開発者、ビジネス、エンタープライズ、4つのサポートプランの選定にあたり、まずはAWSにどんな製品がありどんなサービスを受けられるのかを知る事は大切です。

AWSの製品には、学生、起業家、小規模企業、Fortune500社など、あらゆる種類の方が利用できる無料利用枠があります。

この誰でも利用できる無料利用枠についてみていきます。

無料利用枠を活用する

AWSには無料利用枠があり、その種類は無期限無料、12ヶ月間無料、トライアルの3つです。

無料利用枠ではAWSの製品を無料で実際に体験することができます。こちらの無料利用枠を使える製品は60を超え、対象の製品には3つの内いずれかの無料利用枠がついています。

3つの無料利用枠で、それぞれどのような利用ができるのかご紹介していきます。

無料利用枠の種類

無期限無料は既存及び新規で利用される方が無期限に利用することができます。12ヶ月間無料はAWSを新規で利用される方のみが対象で、AWSにサインアップした日から12ヶ月間利用可能です。

ただし、アプリケーションの使用量が無料利用枠を超えたときには、従量課金制での支払いとなります。

トライアルは最初に利用した時から始まる短期間のトライアルです。トライアル期間の終了に伴い、従量課金制での支払いとなります。

利用規模や目的を明確にする

ベーシック、開発者、ビジネス、エンタープライズの4つのサポートプランは誰でも受けることができ、利用目的などによって適したプランの選定が必要です。

先に記述した無料利用枠ではAWS製品の内容や使い勝手を知ることができます。

これを参考に利用規模や利用目的、予算や技術面でどの程度のサポートを受けたいかを明確にし、適したサポートプランを選定します。

AWS以外のクラウドサービス2つ


近年、多くの会社がクラウドコンピューティングサービスを提供しています。

この中でも世界的に大幅なシェアを獲得しているのが、3大クラウドと呼ばれるAmazonが提供するAWS、MicrosoftのAzure、GoogleのGCPです。

MicrosoftのAzure、GoogleのGCPについてその特徴をみていきます。

AWS以外のクラウドサービス1:Azure

AzureはMicrosoftが提供するクラウドコンピューティングサービスです。

AzureはWindowsをベースに構築されているため、Windowsを使用している企業にとっては非常に使いやすいサービスとなります。

Azure Stackを利用することで、開発に関わるパブリッククラウド環境とオンプレミス環境を開発者は1つの管理画面で管理できるのも特徴の一つです。

AWS以外のクラウドサービス2:GCP

GCPはGoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスです。

GCPはGmailやGoogleMapといったGoogleが提供するサービスと同等のインフラを活用したサービスを利用できます。

幅広いAIと機械学習関連のサービスが用意されていたり、データの分析を行いやすいインフラが備わっているのも特徴です。

AWSのプランについて知り活用してみよう


AWSにはさまざまなクラウドコンピューティングサービスの製品があります。

今回ご紹介したベーシック、開発者、ビジネス、エンタープライズの4つのサポートプランはこれらの製品を有効的に活用するための手厚いサポートプランです。

個人や企業での利用など、さまざまな利用の仕方に合わせたサポートを選べるのも魅力です。ご自身にあったサポートプラン、ぜひ活用してみてください。

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