Jenkinsとは?Jenkins入門時に役立つインストール手順4選など紹介

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Jenkinsとは?


Jenkinsは、継続的インテグレーションを自動化するツールです。ブラウザ画面から操作できるため、プログラミングに慣れていない入門者でも簡単に使うことができます。

継続的インテグレーションとは

継続的インテグレーション(CI)とは、ソースコードのビルドサイクルを高頻度に回していくことで、品質と生産性を向上させるソフトウェア開発の手法です。ここでいうビルドとは、ソースコードのコンパイルからインスペクション、デプロイ、テストまでの一連の流れのことです。継続的インテグレーションを導入した開発現場では、コードの変更を頻繁にマスターブランチ(複数の開発者で共有するリポジトリ)へマージし、ビルドを行います。エラーが発生した場合には変更を行った開発者へ通知を行うことで、開発フェーズの早いタイミングからエラーを検知し、リリース時のリスクを減らします。この継続的インテグレーションを自動化し、高頻度でミスなく実施するためのツールがJenkinsです。

オープンソースなので無料で使える

Jenkinsはオープンソース(OSS)のため、ソースコードが公開されています。用途を問わず無料で利用することができ、誰でも拡張して再配布することができます。そのためプラグインも豊富で、1500以上のプラグインを使って簡単に機能拡張できるのもJenkinsの魅力の1つです。英語のページですが、下記リンクから用途に合わせたプラグインを検索することができます。

https://plugins.jenkins.io/

Jenkins入門時に役立つインストール手順4選


Jenkinsはソフトウェアなので、様々な環境にインストールすることで利用できます。常時起動のLinuxサーバに入れて運用するのが基本ですが、WindowsやMacに入れることもできるため、入門者の方はまず自分のPCに入れてみて、動かしてみるのがおすすめです。今回はWindows・Mac・Linux(Red Hat / CentOS)それぞれでの、Jenkinsのインストール・起動方法を紹介します。

1:Windowsでのインストール・起動方法

Jenkinsのインストール

WindowsでJenkinsをインストールしてみましょう。WindowsでJenkinsをインストールするには、まず公式サイトからWindows用のインストーラを入手します。

https://www.jenkins.io/download/
「Download Jenkins X.X.X for:」(Xはバージョン番号)でWindowsをクリックすると、zipファイルのダウンロードが開始します。ダウンロードが終わったらzipファイルを解凍し、中にある「jenkins.msi」を起動します。あとは起動したインストーラの指示に従って操作を進めれば、Jenkinsのインストールが完了します。

起動方法

インストール直後であれば、自動でJenkinsが起動します。PCを再起動した後など、手動でJenkinsを起動する場合にはコマンドプロンプトから行います。コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、Jenkinsがインストールされている(jenkins.exe)があるフォルダへ移動した後に、Jenkinsを起動します。インストール先は、デフォルトのままであれば「C:¥Program Files (x86)¥Jenkins」となっています。cd C:¥Program Files (x86)¥Jenkinsjenkins.exe startブラウザのURLバーにlocalhost:8080を入力すると、Jenkinsへアクセスできます。

2:Macでのインストール・起動方法

MacでJenkinsをインストールするには、ターミナルからコマンドを実行していく必要があります。まずはLaunchpadの「その他」から、ターミナルを起動します。JenkinsをインストールするためにはHomebrewとJavaが必要なため、まずはこの2つがMacに入っているかを確認しておきます。# Homebrewが入っているかの確認brew -v# Javaが入っているかの確認java -versionそれぞれすでに入っている場合には、バージョン番号が表示されます。入っていない場合には、Homebrew→Javaの順番でインストールを進めます。

Homebrewが入っていない場合

ターミナルから下記コマンドを実行します。/bin/bash -c “”””$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)””””再度バージョン確認をしてバージョンが表示されたら、インストール完了です。

Javaが入っていない場合

Javaが入っていない場合には、Homebrewを使ってインストールします。ターミナルから下記コマンドを入力します。brew updatebrew cask install homebrew/cask-versions/java8再度バージョン確認をしてバージョンが表示されれば、インストール完了です。

Jenkinsをインストール

HomebrewとJavaが入っていることを確認できたら、Jenkinsのインストールを行います。ターミナルから下記コマンドを入力します。brew updatebrew install jenkins-lts

起動方法

ターミナルから下記コマンドでJenkinsを起動できます。brew services start jenkins-ltsブラウザのURLバーにlocalhost:8080を入力すると、Jenkinsへアクセスできます。

3:Linuxでのインストール・起動方法

今回はRed Hat / CentOSでのインストール方法を紹介します。Jenkinsを使うためにはJavaが必要となるので、まずはJavaがインストールされているかどうかを確認します。java -versionすでにJavaがインストールされている場合には、バージョン番号が表示されます。command not foundとなってしまった場合には、下記コマンドでJavaをインストールします。yum -y install java-1.8.0-openjdk再度バージョン確認をしてバージョン番号が表示されれば、Javaインストール完了です。

Jenkinsをインストール

まずはJenkinsの公式リポジトリをyumに追加します。sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo \ https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.repoもしwgetコマンドが入っていない場合には、代わりに下記コマンドを実行します。curl -o /etc/yum.repos.d/jenkins.repo https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.reporpm –import https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.io.keyリポジトリの追加ができたら、下記コマンドでインストールを行います。sudo rpm –import https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.io.keysudo yum upgradesudo yum install jenkins

起動方法

下記コマンドでJenkinsを起動できます。sudo systemctl start jenkins端末PCからブラウザを開いてURLバーに${サーバのIP}:8080/を入力すると、Jenkinsへアクセスできます。

4:初期設定の仕方

Jenkinsを立ち上げてブラウザからアクセスすると、最初にパスワードの入力を求められます。画面にパスワードの保存先(initialAdminPassword)が表示されているので、メモ帳などでファイルを開き、中の文字列をJenkins画面にコピー&ペーストすると、ロックを解除できます。ロックが解除できたら初期設定を開始します。「Install suggested plugins」と「Select plugins to install」のどちらかを選ぶように求められますが、「Install suggested plugins」を選択しておくのがおすすめです。プラグインは後から追加・削除できます。選択すると自動で設定が行われるので、全て完了するまで待ちます。自動設定が終わると、ユーザー名・パスワードと、フルネーム・メールアドレスの入力を求められます。フルネーム・メールアドレスは適当でもいいですが、ユーザー名・パスワードはJenkinsへアクセスするたびに入力を求められます。最後にJenkinsのURL (デフォルトのままで大丈夫です)を設定すれば、Jenkinsの利用が開始できます。

Jenkins入門した方がいいメリットについて


Jenkinsを使用する事で、様々な面で自動化され、開発の手間も大幅に削減する事等も出来るので、Jenkins入門を行うと、ビジネスと技術、両方の面で様々なメリットがあります。

また、Jenkins入門を行えばセキュリティを向上させる事も出来るので、Jenkins入門によって得られるメリットはとても大きいです。

手間が大幅に省ける

Jenkins入門を行う事で、ビルドやデプロイの作業が自動化され、開発の手間だけでなく、ミスの数も大幅に省くことが出来ます。

手間を大幅に省くことにより、時間とお金も削減できるのは、Jenkins入門によってもたらされる大きなメリットです。

雇用側から見れば、Jenkins入門を行う事で会社の財務状況が改善しますし、被雇用者側はJenkins入門を行う事で労働環境が改善されるので、Jenkins入門は雇用者と被雇用者の双方にメリットがあります。

セキュリティ面が向上する

Jenkins入門をする事でセキュリティ面も向上します。ビルド後にセキュリティの脆弱性や致命的な欠陥を機械的に検出できるので、チェックミスなどが起こりにくいです。

情報セキュリティで事故が起こると、企業の信用やブランドイメージだけでなく多大な金銭被害を生むこともあるので、Jenkins入門をする事は会社を守る事にも直結します。

また、Jenkins入門によってセキュリティを向上させる事は、雇用者や被雇用者だけでなく、顧客を守る事にもつながるので、Jenkins入門を行う事は社会を守る事にもなります。

Jenkins入門時に役立つ勉強法について


Jenkins入門はただ漫然とやればよい訳ではなく、きちんとした方法で勉強をしなければなりません。Jenkins入門するにあたり、書籍で学習するだけでなく、実際に自分のプライベートなパソコンにインストールして経験を積むことも出来ます。

どんな方法にしても、Jenkins入門をしたら、継続的に自己研鑽する必要があります。Jenkins入門をしてからその道を極めるまでの道は長いです。

書籍で勉強する

jenkins入門をするにあたり、書籍を使って勉強をするという方法もあります。Jenkins入門もただやるだけでなく、確固とした用語の知識などを保持しておくことにより、Jenkins入門で培った力は現場で役に立ちます。

jenkins入門の際に読むべき本として、「[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術」があります。

実践的な内容は勿論、資格試験などについても説明されているので、Jenkins入門をしたものは一読すべき書籍です。

サイトで勉強する

Jenkinsは、多くの人が使用しており、その分情報も蓄積されているので、Jenkins入門はサイトで勉強する事も可能です。

また、Jenkins入門をしたばかりの時は、解らない事も多いので、ネットにつながる環境であれば情報を集められるように良いサイトを見つける事は重要です。

「サルでもわかるJenkins入門〜自動テスト環境を構築しよう」では、OS別にJenkinsの構築方法などが開設されているので、Jenkins入門の際に一読する価値のあるサイトです。

Jenkinsについて理解を深めよう


今回はJenkinsがどのようなツールであるかということと、各OSでのインストール・起動方法について紹介しました。Jenkinsで継続的インテグレーションを導入する方法や、さらなる活用法を知りたい方には、Jenkins開発者である川口耕介氏監修の書籍「Jenkins実践入門」がおすすめです。

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