Javaコラム Javaエンジニアのためのお役立ちコラム

JavaにおすすめのIDEってどんなツール?IDE導入の5つのメリット

2021年01月28日
SE
Javaについて調べているときに出てくるIDEとは、どのようなツールなのでしょうか。
PM
Javaの開発環境を構築するとき、JDK(Java Develpment Kit)というツールが必要です。

Javaのプログラミングに必要なツールとは


Javaの開発環境を構築するとき、JDK(Java Develpment Kit)というツールが必要です。JDKにはJava仮想マシンやコンパイラーなどが揃っており、Oracleのサイトからダウンロードして使います。

JDKさえあれば、コーディングはテキストエディタを使って行えますが、多くの開発者がIDEと呼ばれる統合開発環境も利用しています。

IDEってどんなツール?


IDEは統合開発環境のことで、コーディングのエディタやデバッガなど開発に使えるツールが詰め込まれた環境です。

開発の際にIDEを利用すれば、開発に必要なツール類を1つの環境(アプリケーション)内で使えるので、アプリケーション切替の手間もなく効率的で、開発対象の一元管理も可能です。大きなプロジェクトほど、IDEの利用で生産性をあげられます。

Javaの開発でIDEを導入する5つのメリット


Javaの開発でIDEを利用するためには、IDEのインストールや環境に合わせた設定など、付随する作業が発生します。単純にJDKをJava開発環境とする場合に比べるとIDEの設定工数が余分にかかりますが、手間をかけてでもIDEを導入するメリットとは何でしょう。

ここでは、Java開発にIDEを導入するメリットを5つ紹介します。

JavaのIDE導入のメリット1:作業効率を改善できる

Javaのコーディングは、普通のテキストエディタを使うことも可能ですが、IDEに組み込まれているエディタを使うと、エディタの機能としてコーディングを補助してくれます。

コーディング中にクラス名を記述すると、そのクラスで使えるメソッド表示してくれたり、コンパイル前に文法誤りを指摘してくれたりします。メソッドを調べたり、コンパイルエラーになってから修正したりする手間が省け、開発効率がよくなります。

JavaのIDE導入のメリット2:チームでの開発が可能になる

すべてのIDEに備わっている機能ではありませんが、IDEの種類によってはチーム開発を前提に、チームで情報共有できるIDEもあります。

開発チーム内でソースコードやモジュールの管理をIDEで行うことで、開発環境内でチーム全体としてプロジェクトを一元管理できることになります。

大型プロジェクトでは、管理手法が何重にもならず、IDEにまとめられるので、管理面でも工数を削減できます。

JavaのIDE導入のメリット3:ミスを防げる

IDEは開発に必要な情報が1か所にまとまっており、エディタにはコーディング補完機能が搭載されているので、単純ミスを早期に解消できます。

エディタの補完機能は、間違ったコードを記述することが不可能なほど充実しています。使えるクラスやメソッドを選ぶ形式になっていたり、スペルミスや覚え違いにより宣言していな変数を記述すると、コンパイル前にエラー表示で教えてくれたりする機能があります。

JavaのIDE導入のメリット4:事前準備が不要

IDEの中にはクラウド上で利用可能な製品もあり、この場合はJava開発における開発環境構築という事前準備が不要になります。

インストール版のIDEでは事前準備不要とまではいきませんが、エディタやコンパイル、実行環境などを個々準備する必要がないので、開発環境を用意する工数は大きく削減できます。

JavaのIDE導入のメリット5:業界でも主流になっている

IT業界でも大規模プロジェクトを構築する際はIDEを導入するのが一般的になってきています。Javaの開発効率があがることも導入理由のひとつですが、大規模プロジェクトで大人数が開発に携わるときにリソースの共有もIDEでできることも理由になっています。

多くの現場でIDEが導入されており、IT技術者としても転職時も役に立つ可能性があるため、IDEの知識や使い方が必須となりつつあるともいえるでしょう。

IDEの4つの便利機能


IDEの製品によって、搭載している機能も異なりますが、ここではJavaのIDEとして代表的な機能を4つ紹介します。

IDEを使わずにJava開発の経験がある人は、IDEの機能でどのくらい開発作業が便利になるのか、すぐに理解できるでしょう。開発経験のない人でも、テキストエディタで文書を書くことに置き換えながら読むと理解が進みます。

IDEの便利機能1:リファクタリング

IDEに搭載されているリファクタリングという機能は、コード修正の簡便化を図ってくれる機能です。

ある程度プログラミングが進んでから、プログラムの中で使われている変数名を変更することになった場合、リファクタリングの機能がなければすべての変数を確認しながら変更していくことになります。

リファクタリング機能を使えば変更が必要な変数を1箇所で修正すれば、プログラム中のすべてのコードに反映されます。

IDEの便利機能2:シンタックスハイライト

IDEに搭載されているシンタックスハイライト機能とは、エディタで記述したコードの意味付けによってテキストの色を変えて表示する機能です。

プログラムの中でテキスト文字として記述されている部分を赤字で表示し、クラス名は青字、コメント部分は灰色文字で表示するなど、色分けでプログラムコードの構成が一目でわかるように工夫されています。

IDEの便利機能3:コード補完

コード補完とは、エディタでJavaのコードを書いているときに、書いているコードに応じたクラス、メソッド、フィールドなどが表示される機能です。

コード補完の機能があれば、すべてをタイピングする必要がないので、タイピングの手間も省け、利用できないクラスやメソッドを記述してしまうミスも防げます。コンパイル前に極力ミスを防ぐことが可能なので無駄なコンパイルを避けられます。

IDEの便利機能4:コード解析

IDEのコード解析機能は、Javaの文法上の誤りがあればコンパイル前でも指摘してくれます。

IDEを使わないJava開発では、タイピングミスや誤ったクラス・メソッドの指定、文法ミスなど、すべての誤りがコンパイルで発見されます。単純ミスでもコンパイルを通さないと発見できないので効率が悪くなります。

コード解析の機能では、タイプミスや文法ミスで誤ったコードを入力すると、即座に間違いを指摘してくれます。

JavaでおすすめのIDE6つ


IDEは、複数のプログラミング言語で使える製品もありますが、特定の言語しか使えない製品もあるので、あらかじめJava対応のIDEであることを確認して導入しましょう。

ここでは、Java開発で使えるIDEのなかで、よく使われている6つの製品を紹介します。無料の製品もあるので、試しに使ってみることもできます。複数の言語で開発する可能性がある場合は、Java以外の言語にも対応できる製品を選びましょう。

JavaでおすすめのIDE1:Android Studio

Android Studioは、Androidアプリ開発用のIDEで、JavaのほかC++なども利用可能です。Androidアプリを開発するときは、ほかのIDEよりもAndroid Studioを使った方が効率よく開発を進められます。

Android Studioはでは、Androidアプリ開発用のフレームワークも利用できます。

JavaでおすすめのIDE2:Oracle JDeveloper

Oracle JDeveloperはJava開発に特化したIDEで、無料で利用できます。開発言語としてはJavaに特化していますが、Oracle製のIDEなので、Oracle Databaseに接続するJava開発ではほかのIDEよりも便利に使えます。

IDEとしての認知度はまだ低いものの、無料で高機能なので、使ってみてはいかがでしょうか。

JavaでおすすめのIDE3:IntelliJ IDEA

IntelliJ IDEAは、多言語に対応しているIDEです。生産性の高いJava開発支援を掲げており、支援機能のほか、生産性をあげるために人間工学に基づいたデザインを採用しています。

IntelliJ IDEAはJVM向けのIDEですが、Javaのほか、ScalaやKotlin、TypeScriptなどによる開発にも対応しています。

JavaでおすすめのIDE4:Eclipse

EclipseはIBM社によって開発されたIDEで、多くのJava技術者に愛用されています。Eclipseのエディタでは、JavaだけでなくPerlやPHPなども使えます。

Full Editionでは、JDKのインストールや環境変数を設定する必要がありません。Eclipseの設定も自動化されており、ダウンロードして起動するだけで使い始められます。

JavaでおすすめのIDE5:NetBeans

NetBeansはJavaの開発元であるサンマイクロシステムズ社が始めたオープンソースのIDEです。当然Javaによる開発を目的としたIDEですが、現在では、C言語やC++、HTML、JavaScript、PHPなどにも対応しています。

コード補完はEclipseに近い仕様で、使えるクラスやメソッドの表示機能があります。リファクタリングでは「””」で囲まれた文字列部分は置換対象になりません。

JavaでおすすめのIDE6:Xcode

Xcodeは、Apple製品で動作するプログラムを開発するためのIDEです。XcodeではmacOSやiOSで動作するプログラムを開発でき、使える言語はJavaだけでなくC言語やSwiftなどに対応しています。

Apple製品をターゲットとした開発を考えているのなら、Apple社から提供されているXcodeを使って開発を進めると生産性も高くなります。

Java開発でおすすめのテキストエディタ3つ


Javaの開発でも、小規模の開発の場合や、熟練のJava技術者でコーディングスピードが速い場合などは、IDEを使うよりもエディタを使った方が生産性が高くなることもあります。

ここでは、Javaによる開発で使える高機能エディタを3つ紹介します。

Java開発のテキストエディタ1:Atom

Atomはオープンソースのエディタなので、カスタマイズすることも可能です。動作環境もOSを選ばないので、WindowsユーザーもMacユーザー、Linuxユーザーも同じAtomを使えます。

複数のプログラミング言語用にカスタマイズできるので、Java開発時もコード補完機能を利用できます。IDEと異なり、リファクタリングやコード解析の機能は備えられていません。

Java開発のテキストエディタ2:Visual Studio Code

Visual Studio Codeはマイクロソフト社のエディタですが、無償で提供されています。動作環境もWindowsだけでなく、MacやLinuxでも利用できます。

マイクロソフト関連の言語だけでなく、Java利用時でもコード補完やリファクタリング、コード解析の機能を使えます。Javaを使えるIDEほど機能は充実していませんが、IDEより動きが軽いのでコーディングに慣れた技術者に向いています。

Java開発のテキストエディタ3:CotEditor

CotEditorはmacOS専用のエディタです。ほかのOSでは利用できません。CotEditorは利用前に設定することで、コード補完機能やシンタックス機能など、プログラミング効率をあげる機能が使えるようになります。

CotEditorは動作スピードが速く、リファクタリング機能はないものの検索・置換の機能が充実しているので、リファクタリング代わりに使うこともできます。

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IDEを導入して、Web開発をスムーズに進めたいと思います。
PM
ご自身のWeb開発環境を整えるためにも、この機会にIDEの導入を考えてみましょう。

JavaにおすすめのIDEを導入して開発環境を整えよう


Javaは開発環境の構築も手順が多く、覚えなければならない文法も多いので、初心者にとってはプログラミングを開始するまでに時間がかかる言語です。

IDEを利用すれば、開発環境構築に時間を割かずに済み、IDEの機能がコーディングの未熟さを補ってくれることもあります。

数あるIDEのなかから、自分が使いやすいIDEを選定し、Java開発の生産性をあげましょう。


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