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#Azure Marketplaceとは?導入する利点7つについても解説!

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公開日時:   更新日時:
#Azure Marketplaceとは?導入する利点7つについても解説!
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    Azure Marketplaceとは、どのようなサービスなのでしょうか?
    プロジェクト
    リーダー
    Azureユーザーが利用できる、仮想マシン上でのサービス構築に役立つオンラインマーケットプレイスです。ユーザーは、公開されているサービスやアプリケーションを、簡単に導入することができるんですよ。

    Azure Marketplaceとは?


    Azure Marketplaceとはマイクロソフト社が展開している、オンラインマーケットプレイスです。リリースされているアプリやサービスはマイクロソフト社、もしくはパートナー企業が開発したものとなっています。

    Azure Marketplaceは、企業のIT担当や開発者・運用者向けのサービスとなっており、あらゆる分野の製品が充実しています。2020年9月現在では、計17,000以上の認定アプリ・サービスがラインナップされているため、ユーザーの用途に合わせて柔軟に活用することが可能です。
    昨今のクラウドサービスの需要増にあたり、クラウド移行のニーズに応えたオンラインマーケットプレイスといえるでしょう。

    マイクロソフト社としては、Azure Marketplaceを「単なるサービスの提供」と捉えていません。その先の「パートナー企業のビジネスを成長させる」という狙いがあるとされています。
    Azure Marketplace ではパートナー企業(ISV)となって、自社のソリューションを世界中のAzureユーザーに提供することも可能です。オペレーションコストを削減した上で、迅速なビジネス展開が可能となるでしょう。

    Azure Marketplaceを導入する利点7つ


    Azure Marketplaceではさまざまなアプリケーションが提供されているため、Azure Marketplaceの導入を検討しているという方も多いでしょう。しかし具体的にどのようなメリットがあるのかわからず、迷っているという方もいるのではないでしょうか。

    ここではAzure Marketplaceを導入する利点7つをご紹介しますので、ぜひ導入を検討する参考にしてみてください。

    1:技術面のサポート

    Azure Marketplaceでは利用ユーザーに対して、アプリケーションやアーキテクチャ設計、開発、テストなどの多くの技術面でのサポート特典を提供しています。Azure Marketplaceを利用することで、マイクロソフトによるさまざまな技術的なサポートを受けることができるのです。

    このことから、専門的な技術を持っていないユーザーであっても安心して導入することが可能になります。

    2:共同販売のサポート

    マイクロソフトでは、Azure Marketplaceのユーザーのソリューションを幅広いターゲットに販売できるように、共同販売を推進するプログラムを提供しています。Azure Marketplaceを利用することにより、マイクロソフトの共同販売に関するサポートを受けることができます。

    3:プロモーションのサポート

    Azure Marketplaceが提供する特典には、「プロモーション支援」と呼ばれるものがあります。プロモーション支援ではマーケティングキャンペーンへの参加が可能となっているなど、Azure Marketplaceを利用することでプロモーションに関するサポートを受けることができます。

    4:災害時の復旧サポート

    Azureは世界中の55カ所にデータセンターを設置しており、日本にも西日本と東日本のデータセンターが設けられています。また、データセンターはいつ台風や落雷などの自然災害が発生しても大丈夫なように、設備も厳重になっています。

    さらに、Azureではクラウドで利用可能な「Azure Site Recovery」という災害復旧サービスも用意されています。そのため、Azure Marketplaceであれば災害の際にも復旧サポートを受けることができるため、災害が多い日本での利用も安心です。

    5:費用の割引サービス

    Azureは他の代表的なクラウドコンピューティングサービスと同様に、利用した分だけ費用を支払う従量課金制の料金システムとなっています。しかし長期契約の場合は割引が適用できるように設定されていることから、Azure Marketplaceを長期利用することで料金を安く抑えることも可能です。

    さらに企業利用を想定したエンタープライズ向けの割引も設定されているため、Azure Marketplaceを利用すれば割引を受けることができるでしょう。

    6:ビジネスの加速に繋げやすい

    ビジネスの展開にはスピード感が求められますが、Azure Marketplaceであればビジネスにアプリケーション対応の速さを組み込むことができます。そのため、クラウドサービスならではのスピード感をビジネスの加速へ繋げることができるでしょう。

    7:クラウドのスピードが速い

    Azure Marketplaceはクラウドサービスとなっているため、アプリケーションの対応などにスピード感があります。そのため、サービス化の流れにクラウドのスピードを活用することができるでしょう。

    Azure Marketplaceを導入後行うこと4つ


    Azure Marketplaceを導入した場合、必ず実施しておかなければいけないことがあります。そのため、Azure Marketplaceを利用する場合はどのようなことを行うのか事前に把握しておくことが必要です。

    ここではAzure Marketplaceを導入後に行うこと4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    1:公開オプションの設定を行う

    Azure Marketplaceを公開する場合は、公開オプションを選択して設定しましょう。公開オプションを設定することにより、まだ商品の購入へ至っていない見込み顧客を購買活動へと促すことができます。
    また、報酬によってさまざまな特典を得られるというメリットもあります。

    2:リスト掲載を行う

    Azure Marketplaceの公開オプションにはいくつかの設定がありますが、その中の1つがリストへの掲載です。このオプションでは、アプリケーションやサービスなどのリストに、登録したアプリケーションやサービスを追加します。

    そのため、リストを見た見込み顧客からの問い合わせや購買などのアクションへと繋げることができるでしょう。

    3:トランザクションの設定を行う

    トランザクションの設定では、「いますぐ入手する」を選択することで見込み顧客のサブスクリプションにリソースをすぐに用意することができます。
    また、オプションとしてのライセンスの購入によって選択した方法での料金の請求を可能にしたり、利用期間を限定した無償版へのアクセス権の提供などもできるようになります。

    4:試用版の提供を行う

    アプリケーションの試用版を提供することで、見込み顧客はアプリケーションを見つけやすくなります。また、必要とされるリソースを準備できます。
    さらに有償版を購入する前に試用版などをあらかじめ利用してもらうことで、使い勝手やメリットなどがわかるようになるため、見込み顧客の購入意欲をアップすることもできるでしょう。

    5:BYOLの設定を行う

    BYOLとは、アプリケーションをすぐに利用できる状態で用意しておき、購入者はベンダーからライセンスのみを購入してアプリケーションの起動を行うという方式のことです。BYOLの設定を行うことで見込み顧客はアプリケーションを見つけやすくなり、さらにリソースの準備も行えます。

    BYOLはオンプレミスからクラウドへの以降にも最適なオプションとなっています。

    Azure Marketplaceの料金体制4つ


    Azure Marketplaceの料金体制は、利用するアプリケーションやサービスによって異なっています。そのため、どのような料金形態があり、自社が利用するアプリケーションやサービスがどの料金形態になっているのかをあらかじめ知っておくことが重要です。

    ここでは最後に、Azure Marketplaceの料金体制4つをご紹介していきます。

    1:時間課金

    時間課金とは1分あたりいくらというように時間単位での料金が設定されており、利用時間に応じて課金される料金体制です。たとえばAzure Marketplaceが提供している仮想マシンは時間課金となっており、仮想マシンの「DS1_V2 Standard」の場合は1分あたりの料金が設定されています。

    2:月額料金

    月額料金とは通常の月額料金制と同様に、毎月固定の月額料金を支払う料金体制のことです。Azure Marketplaceでも提供しているアプリケーションやサービスなどのサブスクリプションに対しては、月額料金として固定の料金が請求されます。

    3:BYOLモデル

    BYOLモデルとは、前述のとおりライセンスを購入することで、Azure Marketplaceが用意しているアプリケーションやサービスを利用できるようにするものです。BYOLモデルの場合はAzureから別途費用を請求されません。

    ただし、ベンダーが有効に設定しているAzureリージョンでのみデプロイできるようになっています。

    4:使用料別

    使用量別とは、利用するアプリケーションやサービスの使用量に応じて料金が請求されるというものです。請求される単位はアプリケーションごとに異なっており、APIの場合はサービスごとに単位が個別に定義されています。

    また、仮想マシンイメージの場合は使用時間単位で課金が発生します。

    プログラマー
    Azure Marketplaceを効果的に利用できれば、自社ビジネスの成長を促すことができるんですね!
    プロジェクト
    リーダー
    はい。Azureユーザーは利用して損のないサービスですから、用途に合ったツールを見つけたら、積極的に利用すると良いでしょう。

    Azure Marketplaceについて知識を深めよう


    ぜひ本記事でご紹介したAzure Marketplaceの概要や導入する利点、Azure Marketplaceの料金体制などを参考に、Azure Marketplaceの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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