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文系でもシステムエンジニアになれる?開発工程5つと磨くべきスキル6つ

 
SE
文系でもシステムエンジニアになれますか?
PM
文系でもシステムエンジニアになることはできます。最近は慢性的な人材不足により、文系出身のエンジニアも増えています。

システムエンジニアとは


システムエンジニアは顧客からの要望をヒアリングして、設計書や仕様書を作成するなどのシステム開発の上流工程を担います。また、開発の進捗や人員、予算などを管理するマネジメント業務をすることもあります。

さらに、システムエンジニアの仕事の幅は広く、職場によってはプログラマーのようにプログラミングをすることもあるため、システムエンジニアとプログラマーの仕事の違いがわからないという人もいるでしょう。

システムエンジニアとプログラマーの違い

システム開発は、要件定義>設計>開発>テスト>納品の5つの工程に分かれています。

そのうち、システムエンジニアは要件定義や設計といった上流工程とプロジェクト全体の進行管理を行い、プログラマーは開発とテストを担当するという違いがあります。

なお、システムエンジニアが一部プログラミングをしたり、プログラマーが設計書の一部を書くなど、会社によっては業務範囲が異なることがあります。

文系でもシステムエンジニアになれる?


システムエンジニアといえば、理系の職業というイメージを持たれがちですが、今では文系からシステムエンジニアになる人も増えています。

文系のシステムエンジニアが増えた理由には、IT業界の慢性的な人材不足や、IT業界の将来性の高さなどがあるでしょう。

また、システムエンジニアには、顧客の要望を聞き出すコミュニケーション能力が必要ですので、文系の方が向いている一面もあることが理由の1つとしてあります。

システムエンジニアの開発工程5つ


それではシステムエンジニアはどのように仕事を進めていくのでしょうか?

システムエンジニアの仕事は幅が広く、職場によってその仕事内容の範囲が変わることもあります。しかし、システム開発の上流工程の仕事をするという基本はあります。

システムエンジニアの基本の仕事内容には、主に5つの工程があります。それぞれの工程におけるシステムエンジニアの主な仕事内容について、詳しくみていきましょう。

工程1:要求分析と要件定義

システムエンジニアは、まず顧客からヒアリングし、要望を分析します。要望を分析することで、顧客が求めている機能を明確にして、それにかかる費用や期間などを検討します。

また、顧客は必ずしもITの知識を十分に持っているとは限らないため、無理難題を要望することもあります。そのような場合に、できないことを説明したり、代替案を提案したりするなどもシステムエンジニアの仕事となります。

工程2:基本設計

顧客の要望を明確にできれば、次はその要望に応えるための大まかなシステムを設計します。この基本設計によって、必要な機能、操作方法や表示方法などの仕様が決まっていきます。また、基本設計する前後で設計書や仕様書も作られます。

その後は、設計書や仕様書を元にシステムを組み上げていくことになります。基本設計で決めたことはその後の開発の基本方針となるため、顧客としっかり合意しておくことが重要となります。

工程3:詳細設計

基本設計が決まれば、必要な機能を加えていく詳細設計に移ります。設計ができれば、プログラマーが設計書や仕様書などを元にプログラミングをして、システムを組み上げていきます。

このとき、職場によりますが、システムエンジニアは進捗管理に集中することもあれば、プログラマーと同じくプログラミングすることもあるでしょう。いずれにせよ、プログラマーと連携しながら作業を進めます。

工程4:テスト

システムが完成すれば、仕様通りに動作するかテストします。1つのシステムでも、複数のプログラムが、複雑に絡み合っているため、いろいろな角度からテストし、バグやエラーが見つかれば修正します。

また、テストはシステムが完成したときだけでなく、機能ごとに行ったり、プログラミングの最中に必要に応じて行ったりするので、不具合が解消されるまで何度も繰り返されることになります。

工程5:納品

さまざまなテストが終わって、問題がなければ納品となります。

しかし、企業や製品によっては完成品を渡すだけでなく、顧客の持つ実環境で動作するように、テスト・導入することもあります。また、システムの操作方法について顧客に説明することもあります。

システムの導入後も、メンテナンスやお問い合わせへの対応、追加機能の回収の相談を受けるなど、継続的なサポートを行う場合もあります。

文系のシステムエンジニアが磨くべきスキル6つ


システムエンジニアというと、理系の仕事というイメージがあったでしょう。しかし、今ではいろいろな理由によって、文系でシステムエンジニアを目指す人も増えてきています。

文系の人がシステムエンジニアとして採用された際は、理系とは違った能力を期待されている場合もあるので、磨くべきスキルが理系と異なる可能性があるでしょう。ここでは特に文系システムエンジニアが磨くべきスキルについて6つ挙げていきます。

スキル1:技術力

文系と理系では、システムエンジニアとして期待される能力が異なる場合があります。しかし、プログラミングやIT知識など、共通して求められる部分もあります。

システムエンジニアは主に設計し、プログラミングはプログラマーが行いますが、設計や仕様を決めるためには相応の技術と知識も必要です。そのため、プログラミングやIT知識といった技術力は、文系・理系に関係なく常に磨いていくべきスキルです。

スキル2:コミュニケーション力

システムエンジニアは、まず顧客からヒアリングし、要望を分析します。要望分析は上流工程の中でも、さらに上流に位置するので非常に重要です。

しかし、顧客が必ずしも説明上手とは限らず、必要な情報が出てこないということもあります。そのような場合に、顧客から必要な情報を引き出す高いコミュニケーション能力が必要となります。

このコミュニケーション能力は理系よりも文系の人の方が得意分野としている場合が多いでしょう。

スキル3:マネジメント力

システムエンジニアとプログラマーは、頻繁に多忙な状況に陥ってしまうため、作業の流れが混乱し、乱れたりすることで仲間同士が衝突する原因になってしまうこともあります。

システムエンジニアは、開発チームをまとめる役割もあるので、作業が円滑に進められるようにマネジメントする能力も求められます。納期や予算がきつい状況の中でも、関係者の協力を得ながらプロジェクトを進めることがシステムエンジニアに求められているのです。

スキル4:文章力

システムエンジニアで意外に必要となるのが説明力と文章力です。システムエンジニアは設計書や仕様書を作り、プログラマーに説明することになります。その際には、わかりやすい設計書や仕様書を作るために、説明力と文章力が必要です。

これらの能力がないと、プログラマーが指示された設計の解釈を間違えて、システムエンジニアの思う仕様通りにシステムができない可能性があるからです。

スキル5:プログラミング力

システムエンジニアになるには必ずしもプログラミングができる必要はありませんが、プログラミングができることは仕事をする上で有利になります。

システムエンジニアがプログラムをしっかり理解した上で設計書を作成することで、プログラマーへ的確に仕様を伝えることができます。また、プログラムを深く理解してプロジェクトを進めることで、顧客からの信頼獲得にもつながります。

実際、多くのシステムエンジニアがプログラマーの経験を経ています。

おすすめのプログラミング言語

就職・転職でおすすめのプログラム言語としては、大規模な業務システムやAndroidアプリの開発に使われるJava、多くのWebサービスで使われているPHP、スタートアップ企業のWebサービスで採用されることの多いRuby、AI(人工知能)開発が得意なPythonなどがあります。

それぞれ特徴があるので、何を開発するシステムエンジニアを目指すかによって、学ぶ言語を選ぶとよいでしょう。

スキル6:語学力

ITの最新情報の多くは海外から英語で発信されます。最新のWebサービスは海外でリリースされることも多く、英語だけで書かれているマニュアルやドキュメントもたくさんあります。

また、世界の共通語である英語の情報量は膨大なため、海外のコミュニティサイトなどで不具合の解消方法など日本語では得られない知識を得られます。

このように、英語が読めるといち早く貴重な情報を活用できるというメリットがあります。

文系にエンジニアがおすすめの理由


どんなに高度な技術力で開発されたシステムも、顧客の要望に沿ったものでなければ意味がありません。顧客から要望を引き出すには、コミュニケーション力が欠かせません。

また、開発規模が大きくなるほど関係者が増えていくため、マネジメント力が重要となってきます。

システムエンジニアの仕事は、文系システムエンジニアが得意とするコミュニケーション力、マネジメント力が業務に占める割合が大きいのです。

文系がシステムエンジニアに不利だとされる点3つ


コミュニケーション能力やマネジメント能力を期待して、文系の人をシステムエンジニアとして採用する企業があります。

しかし、それでもシステムエンジニアには、理系の仕事というイメージが根強く残っています。これは、文系と理系では、どうしても文系が不利になってしまう要素があるからでしょう。

ですが、その不利な要素を把握することで対策を立てることも可能です。ここではなぜ文系に不利とされるのか、その要素をみていきましょう。

1つ目:文系には数学が苦手な方が多い

文系の人にも数学が得意な人はいます。しかし、文系と理系の大学では、数学系や情報系に触れる時間が大きく異なります。そのため、数学系や情報系の知識が必要となるシステムエンジニアでは不利になってしまうことがあります。

しかし、システムエンジニアでは数学的能力も重要ですが、コミュニケーション能力、マネジメント力なども必要なので、文系の人はこれらをアピールするようにしましょう。

2つ目:ITへの基礎知識を学んだことがない

上記で述べた通り、文系と理系の大学では数学系や情報系に触れる時間に大きな差があります。また、大学や学部によっては情報系に触れることが全くなく、ITの基礎知識を学ぶ機会がないという人もいます。そのため、文系が不利になってしまいます。

ITの基礎知識を学ぶ方法としては、IT情報サイトをチェックしたり書籍を手にとってみるのがよいでしょう。ITパスポートなどの資格試験に挑戦してみるのもおすすめです。

3つ目:プログラミングの経験がない

文系の場合、大学や学部によっては情報系に触れる機会が全くないという場合もあります。そのため、ITの基礎知識を学ぶ機会がなく、プログラミングの経験もないという文系の人もいるでしょう。知識も経験もない状態では、さすがに不利な状況は避けられません。

そのため、書籍や学習サービス、スクールなどを活用して、自ら学習しておきましょう。未経験の人にも取り組みやすいサービスもたくさんあります。

SE
プログラミングはもちろん、文章力など文系のスキルも活かしていきたいですね。
PM
そうですね。理系出身のエンジニアとは異なる強みをもって武器にするのもいいですね。

努力次第で文系でもシステムエンジニアになれる


システムエンジニアは理系の仕事というイメージがあります。しかし、システムエンジニアに必要なのは数学的能力だけではありません。他の能力を期待して文系の人が採用されることもあるでしょう。

また、文系は理系と比べるとシステムエンジニアになるには、不利な要素がありますが、努力次第で対応できる部分もあるので、文系だからとシステムエンジニアになることを諦める必要はありません。


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