
WPFのtextboxとtextblockの特徴と違いについて
WPFにおいて、textboxとtextblockはともにテキストを表示するために用いられます。同じテキスト表示なのに使い分けがどうしてなされているのか、両者の使い方の違いなどを紹介していきながら詳しく解説していきます。
- PG
- textboxとtextblockってどんな違いがあるんですか?
- PM
- 両方ともテキストを表示するという意味では同じものですが、用途や性質が大きく異なっているのです。その点を詳しく見ていきましょう。
目次
WPFにおけるtextboxの特徴
textboxの特徴は、コンテンツ内にテキストを表示、または編集可能な入力ができることです。また、行間は固定されているほか、スクロールバーの設定をONにすることで、オブジェクト内に入りきらないテキストも展開することが可能です。
textbox内に表示されているテキストはユーザーが選択することが出来るので、コピーアンドペーストも出来ます。
ただし、テキストのフォントタイプやサイズ、色などはテキスト内で一つの設定しか出来ないようになっています。
WPFにおけるtextblockの特徴
textblockは、編集できないテキストを表示するものです。textboxと異なる点は、フォントや色などを自由に設定することが出来るので、編集不可のテキストでも構わないのであれば、断然textblockの方が自由度は高くなります。
その他、ボタンやtextboxなどのオブジェクトも配置することが可能です。また、一行あたりの文字数が多くなった場合には見切れてしまうので、オプションの表示設定で調整する必要があります。
textboxとtextblockの共通点と違い
textboxとtextblockに共通することは、テキスト表示の他に特定の高さや幅を指定して表示することが出来ることです。また、文字列の左右中央揃えや、フォントの設定なども行うことが可能です。
決定的な違いはこれらの設定において、textboxがオブジェクト内のテキスト全体に対してのみ設定するのに対して、textblockでは1文字ごとに設定する点にあります。
- PG
- なるほど!それぞれ異なる特徴があるんですね。
- PM
- そうです。だから、コンテンツ作成の際には、textboxとtextblockそれぞれの特徴を活かせるようにしていかないといけませんよ。
textboxとtextblockの特徴を理解して使い分ける
textboxとtextblockにはそれぞれ異なる特徴があります。そのため、同じテキスト表示だからといってやみくもに使うのではなく、それぞれの特色を活かせるようにコンテンツを作っていくのが大切です。両方の特徴を理解した上で、より良いコンテンツ作成を心掛けていきましょう。