【6設定分野別】CCIEの試験内容|CCIEを取得するメリットは?

【6設定分野別】CCIEの試験内容|CCIEを取得するメリットは?
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CCIEとは?


CCIEは、シスコ認定の上位技術者資格ということです。アメリカCISCO社が実施しているネットワークエンジニアの最高峰資格と言われています。

CCIEを取得すれば、エキスパートレベルの技術者であると認められています。難易度が高い資格ですので、取得した人はネットワークの神様と呼ばれることもあります。

就職や転職、キャリアアップに有効なCCIEは、取得を計画しても良いでしょう。

CCIEの試験方式2つ


CCIEの試験方式は、2つあります。CCIEを目指す計画を立てている人は、試験対策のための参考にしてみてください。

なお2020年2月24日に、シスコ認定資格が大幅に改定されました。CCIEも今後も新たな技術に対応するため、試験が改定され続けることが予想されます。

実際に試験を受ける際は、試験方法や試験内容も含めて変更点がないのか、その都度チェックしてみることをおすすめします。

CCIEの試験方式1:筆記試験


CCIEの試験方法の1つ目は、筆記試験です。筆記試験は、Webサイトやカスタマーサービス、テストサイトなどから申し込めます。

そしてCCIEの筆記試験は、全国のピアソンVUE公認テストセンターで実施されます。本人確認のために、顔写真付きの証明書を含む2種類の身分証明書が必要です。

試験開始時刻の15分前までにテストセンターに到着しておく必要がありますので、注意してください。

CCIEの試験方式2:ラボ試験

CCIEのラボ試験は、日本では東京で開催されています。ラボ試験の予約はCCIE Onlineから行います。

ラボ試験会場は世界中に用意されていますので、さまざまな場所でCCIEの試験が受験されています。ラボ試験では、ルーター、スイッチを早くコンフィグが打ち込めるかという点や、設定を正しくできるかという点が重要視されています。

さらにCCIEは受験可能言語は英語のみですので、言葉に対する知識も持っていた方が良いでしょう。

【6設定分野別】CCIEの試験内容


ここからは、6設定分野別のCCIEの試験内容を紹介していきます。CCIEの難易度は高めですが、出題範囲をしっかりチェックして学習をすれば合格することも夢ではありません。

さらに2020年の改定からCCNPとCCIEの試験分野で共通する点が増加しています。そのため、以前よりはCCIEの勉強がしやすくなったといわれています。試験内容をよく確認して、勉強してみましょう。

CCIEの試験内容1:Security


Securityは、筆記試験とラボ試験の範囲が1つのカリキュラムにまとめられている分野です。筆記は2時間、ラボは8時間の試験時間が割り当てられています。

特にCCIEのSecurityのラボ試験では、ハンズオンラボ試験の複雑なセキュリティソリューションやテクノロジーのライフサイクル全体が出題範囲です。そのためSecurityに合格するためには、7年程度の設計や導入、最適化の経験が求められます。

難易度 高い
出題範囲 コア試験セキュリティインフラストラクチャ、ラボ試験セキュリティソリューションおよびテクノロジーのライフサイクル全体
試験時間 筆記120分、ラボ8時間

CCIEの試験内容2:R&S

R&Sは、2020年の改定でCCIE Enterprise Infrastractureに移行されています。コア試験ではコアコラボレーション技術が採用されていて、ラボ試験では設計から最適化までコラボレーションインフラストラクチャのライフサイクル全体が出題範囲されています。

以前のR&Sは、CCIEのエントリー試験として知られていました。そのため移行後も、初めて受験する人が多い試験の可能性があります。

難易度 高い
出題範囲 コア試験エンタープライズ ネットワーキング インフラストラクチャ、ラボ試験エンタープライズネットワークのライフサイクル全体
試験時間 コア試験120分、ラボ試験8時間

CCIEの試験内容3:SP

SPに合格した人は、複雑なサービスプロバイダーソリューションのスキルがあることが認定されます。

受験するためには、5年から7年の実務経験があることが推奨されています。コア試験で推奨されているトレーニングは、Implementing and Operating Cisco Service Provider Network Core Technologies (SPCOR)ですので、参考にしてみてください。

難易度 高い
出題範囲 コア試験データセンターインフラストラクチャ、ラボ試験データセンターネットワークのライフサイクル全体
試験時間 コア試験120分、ラボ試験8時間

CCIEの試験内容4:Data Center

CCIEのData Centerは、データセンターソリューションのスキルを認定する試験です。コア試験では、データセンターインフラストラクチャの知識が問われます。

CCIEのData Centerに合格すればスペシャリスト認定をすれば受けられるため、就職や転職、キャリアアップを計画している人におすすめの試験です。

ラボ試験は、8時間のハンズオンラボ試験が導入されています。

難易度 高い
出題範囲 コア試験データセンターインフラストラクチャの知識、ラボ試験データセンターネットワークのライフサイクル全体
試験時間 コア試験120分、ラボ試験120分

CCIEの試験内容5:Collaboration

CCIECollaborationは、複雑なコラボレーションソリューションを使いこなせるテクニカルリーダーとして認定されます。Collaborationを受験するにあたっては、コラボレーションテクノロジーおよびソューションの経験を7年前後していることが前提になってきます。

CCIE Collaborationの認定は3年間有効です。認定保有者は条件を満たせば再認定を受けることができるため、学び続ける姿勢を見せると良いでしょう。

CCIEの試験内容6:Wireless

Wirelessは、CCIE Enterprise Wirelessに移行しています。エンタープライズワイヤレスソリューションのスキルを証明する試験ですので、興味がある人はぜひ受験してみてください。

推奨トレーニングとしては、Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologiesが紹介されています。

CCIEを取得するメリット4つ


CCIEを取得するメリットは、大きく4つあります。CCIEを取得するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

CCIEは難易度の高い資格として知られていて、受験前に諦めてしまう人も少なくありません。しかし取得すればメリットが多いことに気が付くでしょう。

CCIEに認定されているは、2010年には約1000人でした。取得していれば、転職やキャリアアップに役立つことでしょう。

取得するメリット1:資格価値が高い

CCIEは、資格価値が高いことで知られています。転職市場において、CCIEを取得している人は採用確率が高く、高収入を獲得できるチャンスがあります。

CCIEを所有している人の年収は、1,000万円以上と言われています。さらに、CCIEを取得しておけばフリーランスとして活躍することも可能です。さらに講演会や講師として活躍する道もありますので、資格を取得しておけば収入を増やすこともできるでしょう。

取得するメリット2:実務で非常に役立つ

実務で役立つことは、CCIEを取得するメリットです。CCIEでは、長時間に及ぶラボ試験があるため、実務でも役立つ問題解決スキルが身に付きます。

CCIEを取得すれば、自分で構成を組み、検証を行うという体験ができます。そのため、資格で身に付いたスキルを実際の仕事に役立てることができ、スムーズに業務の問題を解決できるでしょう。

取得するメリット3:提案書のPLのプロフィールに記載できる

CCIEは、提案書のPLのプロフィールに記載できるというメリットがあります。さらに名刺にCCIEのロゴを入れて転職活動すれば、転職活動がスムーズになることでしょう。

CCIEは高度な技術力を証明できる資格と言われているので、提案書のPLに記載されていると信頼度が高まります。資格があるかないかで提案書に対する周囲の味方も変わってきますので、仕事もスムーズに進むでしょう。

取得するメリット4:知識をブラッシュアップできる

知識をブラッシュアップできる点は、CCIEのメリットと言えます。CCIEの試験の資格には有効期限があるため、学び続けることができます。

CCIEの試験は、一般的に3年間の再認定要件があります。継続教育プログラムのアクティビティを学習したり、試験に合格したりと努力を重ねることで再認定を受けられます。

注意点としては再認定は認定有効期限までに受ける必要があるので、認定の有効期限が切れないように注意しましょう。

CCIEの勉強のコツ2つ


CCIEの勉強には、コツがあります。

CCIEの勉強のコツを掴んで、最短で合格を目指してみてください。さらに実際にCCIEに合格した人が身近にいる場合は、勉強のコツの話を聞いてみることもおすすめです。

CCIEの勉強のコツ1:参考書の選び方


参考書の選び方は、CCIEの合格を目指す際に大切になってきます。

参考書は基本的に英語の物が多いですが、筆記試験やCCIEラボ試験も英語で行われるため、CCIEの試験で使われる英語表現に慣れるためにも英語の参考書にすることがおすすめです。

CCIEの勉強のコツ2:サイトを使った学び方

サイトを使った学び方は、CCIEのおすすめの勉強法です。Cisco Connection Onlineには有益なドキュメントが多く掲載されていますので、チェックしてみることがおすすめです。

さらに公式ホームページでは、推奨トレーニングも紹介されています。

CCIE試験について


ここからは、CCIEの試験について詳しく紹介していきます。CCIEは、18歳以上であれば誰でも受験できます。

ただ難易度の高い試験ですので、実際に現場経験が合った方が試験に合格しやすいでしょう。

CCIEの申し込み方法


予約は、Webサイト、カスタマーサービス、テストセンターから行えます。都合のいい方法で、予約しましょう。

さらに会場によっては、通常よりもソーシャルディスタンスを取る仕様に変わっている場合があります。そのため受験の際は、最新情報をしっかり確認してください。

CCIEの受験料


CCIEの受験料は、2019年2月時点で筆記が54,432円(税込)とラボ試験が207,360円(税込)となっています。会社に所属している人は、補助などがでていないか確認して受験すると良いでしょう。

なおCCIEラボ試験は、3回から5回で合格することが多いです。そのため100万円程度かかって試験に合格する人も多くなっています。

CCIEを取得しよう


CCIEの試験に合格すれば、転職やキャリアアップで有利です。費用はかかりますが、会社が費用を負担してくれる場合もあります。

試験は難易度が高いですが、参考書やサイトを通じて勉強することがおすすめです。

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