ネットワークエンジニアの5つの仕事内容|必要な能力9選をご紹介

ネットワークエンジニアの5つの仕事内容|必要な能力9選をご紹介のアイキャッチイメージ

目次

ネットワークエンジニアとは?


ネットワークエンジニアとはコンピューターネットワークの構築・保守・管理を行う技術者のことです。普段使っているパソコンからメールやデータを送ったり、スムーズにインターネットを使えるよう快適な通信環境を構築し、守っていくのがネットワークエンジニアの仕事内容です。

この記事ではネットワークエンジニアの仕事内容から、必要な能力や保有していると良い資格まで紹介していきます。

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアとの違い

システムエンジニアはコンピューター上で動作するソフトウェアの企画、構築や開発などをする技術者のことです。ネットワークエンジニアはネットワークシステムを開発するのに対し、プログラミング言語を使ってコンピューター内部のシステムを作ります。

アプリやHPの開発がシステムエンジニアの仕事内容です。大きな仕事内容の違いは名前の通り、ネットワークシステムを作り上げることかコンピューターシステムを作り上げるかです。

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアとの違い

サーバーエンジニアはサーバーの設計・構築・管理をする技術者です。コンピューターシステムを運用するサーバー機器の構築作業と保守運用が主な仕事内容になります。

ネットワークエンジニアはネットワークを構築する技術者に対しサーバーエンジニアは、サーバーを動かすアプリケーションを設計し構築する技術者です。

ネットワークエンジニアに転職するには?


ネットワークエンジニアに転職するには、IT業界に特化した就職支援サービスに登録しましょう。未経験からのチャレンジなのか、キャリアアップのための転職かで動き方も大きく変わります。

ネットワークエンジニアはまだまだニーズが高いので、意欲があれば転職は可能です。ネットワークエンジニアにおすすめの業界はネットワーク環境を充実させたいインフラや金融業界、ECサービスを運営している会社などがあります。

プログラミングは必須ではない

ネットワークエンジニアとして求められるスキルはコミュニケーション能力、 論理的思考能力です。ネットワークは一般的なアプリやソフトウェアと異なり、クライアントが業務で利用するインフラです。

つまり、クライアントの要望を受けチーム内でスムーズに構築できるコミュニケーション能力や広い視野が必要になります。ネットワークエンジニアはプログラミングスキルは必須ではないので、苦手という方も安心してください。

ネットワークエンジニアの5つの仕事内容


ネットワークエンジニアの仕事内容はネットワークの設計から構築・保守点検・運用など多岐に渡ります。それぞれ仕事内容が異なるので細かく説明していきます。

目に見えないネットワークを管理する仕事内容ですが、社会インフラを支えることができる責任のある仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事内容1:システム設計

システム設計はクライアントがどのようなシステムを求めているかヒアリングをし、ニーズを探る作業をします。要件が決まったら要件に応じてネットワーク機器の種類やメーカー、回線などを細かく決めていく仕事内容です。

必要なコストや納期時期のスケジュールを考える必要もあるので、ネットワークの幅広い知識が必要になります。設計はクライアントと話す機会が多いので、コミュニケーション能力や論理的な思考が必要とされます。

ネットワークエンジニアの仕事内容2:システム構築

システム構築は設計時に立てたスケジュールに基づき実際にシステム構築、ネットワーク機器の設定を行います。最新の製品の導入や技術の向上、機器の設置に関する知識が求められます。

システム構築がしっかりできていないとうまく繋がらない、後々トラブルが発生するなど問題が起きることがあるので慎重に進めることが大切です。構築するシステムの規模によってかかる日数も異なります。

ネットワークエンジニアの仕事内容3:システム運用

ネットワークシステムは構築すれば終わりではなく、随時機器の設定変更やアップロードや構成を変える必要があります。

一から新しい構築をすることはありませんが、トラブル対応や障害が起きたときに対応をするのがシステム運用の仕事内容です。立ち上げたネットワークを快適に、より良く運用をさせるためにも重要な仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事内容4:システム監視

ネットワークの安心稼働を実現するために、システム監視は重要な仕事です。システム監視とは、サーバー室のネットワークの機器やサーバーを目視でエラーが無いか、問題なく動いているかをチェックします。

監視自体は監視ソフトを利用して行いますが、その監視システムでエラーが生じた場合に問題解決することが主な仕事内容になります。 システム監視は瞬時にネットワークエラーに気付けるかが重要で、素早い対応が必要になります。

ネットワークエンジニアの仕事内容5:システム保守

システム保守の仕事は障害が発生した際の日々の対応業務とは異なり、障害発生を未然に防ぎ継続的にネットワークが利用できるよう対応します。

具体的にはネットワーク内容の更新、ネットワーク機器のアップデートを行う仕事内容です。最新のバージョンで行うことで、快適にネットワークを利用することができます。

ネットワークエンジニアにとって必要な能力9選


昨今あらゆる場所に通信インフラが張り巡らされており、ネットワークを快適にトラブルなく運用させることは社会に必要不可欠な基盤です。ネットワークエンジニアはそんな通信インフラを支える仕事内容です。

ここからは、ネットワークエンジニアにとって必要なスキルを紹介していきます。ネットワークエンジニアに必要な能力は、コミュニケーション能力やヒアリング力などクライアントと同等に対話ができることが大切です。

ネットワークエンジニアに必要な能力1:体力

技術者はパソコンに向かって黙々と仕事をしているイメージがありますが、ネットワーク構築業務の場合はネットワーク機器の搬送や運搬、設置を行う業務があります。

加えて、保守・運用に携わると夜勤があることも珍しくありません。シフト制にはなりますが、生活リズムが不規則になるので体力に自信が無いと続かないともいわれています。

ネットワークエンジニアに必要な能力2:ヒアリング力

ネットワークエンジニアは、営業的な要素であるヒアリングカも大切なスキルです。ネットワークエンジニアはクライアントの要望を的確にヒアリングし、さらにヒアリングした内容から自分で提案も行います。

提案をするには、クライアントの要望をしっかり理解する必要があります。不明点は分かるまで質問する、お互いの目線が同じになるまで徹底的にヒアリングする能力が大切です。

ネットワークエンジニアに必要な能力3:コミュニケーション力

ネットワークエンジニアは専門的な分野ではありますが、システム設計をする際はクライアントのニーズを引き出し、要望をしっかりヒアリングするコミュニケーション能力が必須となります。

さらにネットワークエンジニアはクライアントの要望を理解しより良くするための交渉、コストや納期の交渉などをする必要があります。最適なネットワークシステムを構築するために、クライアントとの信頼関係を築くコミュニケーション能力は、技術職でも大切です。

ネットワークエンジニアに必要な能力4:説明能力

クライアントやユーザーが抱えるトラブルを解決するためには、トラブルの内容や原因を分かりやすく説明する必要があります。

ユーザーの中にはネットワークの知識を知らない方がほとんどなので、全く知識のない相手に向けても分かりやすく簡潔に説明できるスキルが大切です。さらにシステム提案をする際にもなぜこのシステム構築が適切なのかを論理的に話せる力が必要です。

ネットワークエンジニアに必要な能力5:トラブル対応力

ネットワークは社会の通信インフラを支えており、企業でも必ず使われています。常にスムーズに障害無くネットワークを利用できることが理想ですが、故障やバグなどでトラブルが起こってしまうことも多々あります。

そんなトラブルが発生したときに、冷静にエラー箇所を見つけ解決できるスキルが大切です。仮に自分だけでは解決できない事象だとしても、誰にどう依頼すればスピーディーに解消できるのか、ネットワーク全般の知識も必要です。

ネットワークエンジニアに必要な能力6:セキュリティ能力

ネットワークエンジニアは、情報セキュリティの最新情報にも精通している必要があります。

ネットワーク上で個人情報保護やプライバシーに関してはとても厳しいので、セキュリティを守れる知識を習得しておく必要があります。特に企業では、セキュリティを考慮したネットワーク環境の構築が重要視されているので、セキュリティ能力は必須と言えます。

ネットワークエンジニアに必要な能力7:クラウドエンジニアリング力

一昔前の大企業の場合は、自前のサーバーを保有しそれを利用することがほとんどでした。しかし昨今は、AmazonやGoogleが提供しているクラウド型サーバーが普及しました。

今までは自前のサーバーの知識があればよかったネットワークエンジニアですが、クラウド型サーバーが普及したことにより、仮想サーバーや仮想ネットワークの構築に関する知識が必要になりました。

ネットワークエンジニアに必要な能力8:論理的に考える能力

ネットワークエンジニアは要件などをまとめて、最適なネットワークを構築するための論理的な思考能力が重要です。

論理的に考える能力とは、筋道を立てて物事を考えることです。ネットワーク構築をする際も、なぜこのシステムが最適なのかを矛盾なく説明できる力があれば良いです。

ネットワークエンジニアに必要な能力9:アプリケーションサーバー知識

ネットワークエンジニアにはアプリケーションサーバー知識が重要です。

アプリケーションサーバーとは、名前のとおりアプリケーションを実行するサーバーです。アプリケーションが同じサーバー上にあるデータベースへアクセスするために使用されます。

ネットワークの設計や構築などを行うネットワークエンジニアにはサーバー関連の知識も必要とされるため、アプリケーションサーバーに関する知識が必要となります。

ネットワークエンジニアに役立つ資格6選


ネットワークエンジニアには特に必須の資格はありません。しかし、優れたエンジニアとして証明すること、転職の際にも資格は活かせます。また、資格の勉強をすることで知識の向上やアップデートに繋がるため仕事上で活かすこともできます。

役立つ資格は、基本情報技術者試験やネットワークスペシャリスト試験などがあります。内容や難易度を解説するので興味があれば受験してみるのも良いでしょう。

ネットワークエンジニアに役立つ資格1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITの国家資格です。試験内容は、コンピューターシステムやシステム開発と運用、ネットワーク技術、データべースのほかセキュリティなど多岐にわたります。

毎年の合格率は20%程度なので、基本とありますが難易度は高めです。自分のスキルアップや能力レベルの確認として利用される方が多いです。ITの知識全般を網羅できるので、幅広い知識習得をしたい方におすすめです。

ネットワークエンジニアに役立つ資格2:ITパスポート試験

ITパスポート試験は経済産業省管轄の独立行政法人である情報処理推進機構、通称IPAが認定する国家資格のひとつで、ITに関する基本的な知識を証明する試験です。

内容はセキュリティやネットワークだけでなく経営戦略やマーケティング、法務や財務など総合的な知識を問うものです。難易度はやや易しく合格率は50%~60%ほどです。

ネットワークエンジニアに役立つ資格3:ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は日本の国家資格である情報処理技術者の中で、最も難易度が高いです。毎年の合格率は14%ほどで、この資格を持っていれば一目置かれる存在になるでしょう。

内容はネットワークの構築、管理・運用、保守のすべてを行うことができ、人に指導できるレベルまで兼ね備えていることの証明になります。実務で培った知識だけでなく、記述式の試験もあるので対策は必須で難しい試験です。

ネットワークエンジニアに役立つ資格4:CCNA

CCNAは、大手ネットワーク機器製造販売会社である「シスコシステムズ」の製品に関する認定試験です。自社製品に関する操作技術や知識の有無を資格化したもので、ネットワーク業界での保有者が多いことが特徴です。

「アソシエイト」や「プロフェッショナル」など5段階のレベルがあり、実務に活かせるのはアソシエイト以上です。 自分の属する企業にシスコを使っているところがある、今後使って行く機会があるという方はチャレンジしても良いのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアに役立つ資格5:CCNP

CCNPはCCNAの上位資格であり、取得することで大規模なネットワークの設計や構築、保守運用を行う力があることの証明になります。

CCNPを取得するには、CCNAを取得しなければなりません。難易度はCCNAより高く、やや難しいレベルです。合格率は10%~20%で、シスコを取り扱う業務があれば評価される資格です。

ネットワークエンジニアに役立つ資格6:LinuC

LinuCは、Linuxの実施する日本独自の技術者認定資格です。3つのレベルに分類されており、レベル1・2はLinuxサーバーの構築と運用に関する知識、レベル3は各分野の最高レベルの知識を保有していることを証明する資格です。

また、クラウドやオープンソースのリテラシー、システムアーキテクチャの知見などLinux技術者に求められるスキルを網羅することができます。

ネットワークエンジニアの主なキャリアパス6つ


ここからは、ネットワークエンジニアのキャリアパスについて紹介していきます。

ネットワークエンジニアとして上流工程を担うプロフェッショナルを目指すのか、エンジニアとして構築作業を行うのか自分の希望に合わせて選ぶのも良いでしょう。また、フリーとして活躍するのも一つの道です。それぞれ仕事内容を含め解説していくので、参考にしてください。

ネットワークエンジニアのキャリアパス1:プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーは与えられた範囲におけるリーダーとして、担当する範囲の進捗と品質を管理する立場です。

プロジェクトリーダーは、プロジェクトマネージャー下に配置されるサブリーダー的な立場です。プロジェクトに合わせ、扱うネットワークが違う場合はそれぞれのプロジェクトリーダーが配置されることもあります。

ネットワークエンジニアのキャリアパス2:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを統括する責任者としてプロジェクトの進捗と品質を管理する立場です。

具体的な仕事内容は立案されたプロジェクトのトップとして指揮を行い、上流工程を担います。クライアントと打ち合わせを頻繁に行い要件のヒアリングや構築のスケジュール管理、コスト管理を行います。

小規模な案件の場合はプロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーを兼任することもあります。

ネットワークエンジニアのキャリアパス3:エンジニアのスペシャリストになる

ネットワークエンジニアのキャリアパスとして、エンジニアのスペシャリストを目指すのもひとつの道です。スペシャリスト系の道の場合は、基本設計に力を入れましょう。

基本設計は拡張性や運用性など、導入システムの全体像を把握し将来の運用にも大きな影響力を与えます。技術を極め、スペシャリストとして活躍しましょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス4:社内の管理職

ネットワークエンジニアの管理職として、部下の育成や教育に力を入れるキャリアパスもあります。自分のスキルや知見を後輩に継承することも大切な仕事です。

また、部下がトラブルを起こしたときには素早く冷静に対応することで、クライアントからの評価が上がることもあります。これからはサポートや知識の継承に務めることも良いでしょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス5:フリーランスとして独立する

フリーランスのネットワークエンジニアとして働く場合は、取引先に常駐するスタイルがほとんどです。フリーランスの場合は自分で営業をして仕事を取る、案件を紹介されるケースなどさまざまです。

案件を紹介された場合は、受けるか受けないかを自分で決めることができるため自由度が上がります。しかし安定した仕事が受けられない場合は収入が落ちてしまうことがあるので、フリーランスの働き方が自分で合っているかを見極めましょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス6:ITコンサルタント

ネットワークエンジニアとしてキャリアを積んだ後は、ITコンサルタントに転職することも可能です。

ネットワーク関連のITコンサルタントはコンサルティング会社に所属し、クライアント企業の課題解決のためにネットワーク診断を行ったり、改善策のアドバイスをしたりする職種です。

非常に高度な知識やスキルが求められるため、スペシャリストなどとしてキャリアを積んでからキャリアアップを目指しましょう。

ネットワークエンジニアの将来性


ネットワークエンジニアは、将来性も期待できます。また、スキルの高いネットワークエンジニアは人手不足の状況で、需要に供給が追いついていないともいえます。つまり、ネットワークエンジニアとしての経験が少なくても、スキルアップやステップアッブのチャンスは十分にあります。

しかし、クラウドの普及やセキュリティの強化などネットワークを取り巻く環境も変化しているので、柔軟に対応できる力や勉強する努力は必須です。

ネットワークエンジニアに向いている人とは?


ネットワークエンジニアになるために文系や理系はあまり関係ありません。しかしネットワークエンジニアとして仕事をするのであれば、日々新しいネットワーク技術を学び続ける必要があります。

そのため、好奇心が旺盛で新しい知識を学ぶことが好きな人はネットワークエンジニアに向いているといえるでしょう。

また、技術的な文書は英語で書かれているケースが多いため、英語が得意な人の方が向いているともいえます。

ネットワークエンジニアの仕事内容を知ろう


ネットワークエンジニアの仕事内容は、通信インフラを快適に利用できるための運用を行います。システム構築だけでなく、クライアントとの打ち合わせを通して要望に合ったものを作るのでコミュニケーション能力や論理的思考も必要になります。

また、クラウドの普及からネットワーク環境も大きく変わるこれからの時代に、ネットワークエンジニアは必要不可欠な存在です。ネットワークエンジニアの仕事内容を理解し、未経験の方もステップアップしたい方も上を目指しましょう。

インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」

FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。

転職をお考えの方は気軽にご登録・ご相談ください。