目次
PowerShellでのGet-Contentコマンドの使い方とは?
今回は、PowerShellでのGet-Contentコマンドの使い方について説明します。
Get-Contentコマンドは、ファイルの中身を取得できるコマンドです。Linuxでのcatコマンドに相当します。
ここでは、基本的な使い方、totalcountオプション、lastオプション、delimiterオプショ、waitオプション、Rawオプション、配列に格納、行数の取得、複数ファイルの取得、について紹介します。
PowerShellでのGet-Contentコマンドの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
基本的な使い方
PowerShellでのGet-Contentコマンドの基本的な使い方を紹介します。
ここでは、「man Get-Content」をテキストファイルにリダイレクトしてそのテキストファイルを出力してみます。「Get-Content ファイルパス」でファイルの内容を取得できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
|
PS C:\> man Get-Content > .\test\test.txt
PS C:\> Get-Content .\test\test.txt
名前
Get-Content
構文
Get-Content [-Path] <string[]> [<CommonParameters>]
Get-Content [<CommonParameters>]
エイリアス
gc
cat
type
注釈
Get-Help を実行しましたが、このコンピューターにこのコマンドレットのヘルプ ファイルは見つかりませんでした。ヘルプの一部だけが表示されています。
-- このコマンドレットを含むモジュールのヘルプ ファイルをダウンロードしてインストールするには、Update-Help を使用してください。
-- このコマンドレットのヘルプ トピックをオンラインで確認するには、「Get-Help Get-Content -Online」と入力するか、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113310 を参照してください。
PS C:\>
|
totalcountオプション
Get-Contentコマンドのtotalcountオプションについて紹介します。ファイルの先頭N行を取得できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
|
PS C:\> Get-Content .\test\test.txt -totalcount 10
名前
Get-Content
構文
Get-Content [-Path] <string[]> [<CommonParameters>]
Get-Content [<CommonParameters>]
PS C:\>
|
ここでは、ファイルの先頭10行を取得しています。このように、PowerShellのGet-Contentコマンドは、totalcountオプションでファイルの先頭N行を取得できます。
lastオプション
Get-Contentコマンドのlastオプションについて紹介します。ファイルの末尾N行を取得できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
|
PS C:\> Get-Content .\test\test.txt -last 10
注釈
Get-Help を実行しましたが、このコンピューターにこのコマンドレットのヘルプ ファイルは見つかりませんでした。ヘルプの一部だけが表示されています。
-- このコマンドレットを含むモジュールのヘルプ ファイルをダウンロードしてインストールするには、Update-Help を使用してください。
-- このコマンドレットのヘルプ トピックをオンラインで確認するには、「Get-Help Get-Content -Online」と入力するか、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113310 を参照してください。
PS C:\>
|
ここでは、ファイルの末尾10行を取得しています。このように、PowerShellのGet-Contentコマンドは、lastオプションでファイルの末尾N行を取得できます。
delimiterオプション
Get-Contentコマンドのdelimiterオプションについて紹介します。指定デリミタで改行できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
|
PS C:\> Get-Content .\test\test.txt -delimiter "、"
名前
Get-Content
構文
Get-Content [-Path] <string[]> [<CommonParameters>]
Get-Content [<CommonParameters>]
エイリアス
gc
cat
type
注釈
Get-Help を実行しましたが、
このコンピューターにこのコマンドレットのヘルプ ファイルは見つかりませんでした。ヘルプの一部だけが表示されています。
-- このコマンドレットを含むモジュールのヘルプ ファイルをダウンロードしてインストールするには、
Update-Help を使用してください。
-- このコマンドレットのヘルプ トピックをオンラインで確認するには、
「Get-Help Get-Content -Online」と入力するか、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113310 を参照してください。
PS C:\>
|
ここでは、「、」をデリミタとして改行しています。このように、PowerShellのGet-Contentコマンドは、delimiterオプションで指定デリミタで改行できます。
waitオプション
Get-Contentコマンドのwaitオプションについて紹介します。ファイルに追記された内容を取得できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
PS C:\> Get-Content .\test\test.txt -last 1 -wait
aaa
bbb
ccc
ddd
PS C:\>
|
コマンド実行後にtest.txtを開き、何かを入力して保存すると、入力内容が表示されることが分かります。Linuxでのtailコマンドに相当します。Get-ContentコマンドはCtrl-Cで終了します。
このように、PowerShellのGet-Contentコマンドは、waitオプションでファイルに追記された内容を取得できます。
Rawオプション
Get-ContentコマンドのRawオプションについて紹介します。ファイルの内容をStringに格納できます。ここでは、5行のファイルを出力します。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
|
PS C:\> Get-Content .\test\test2.txt
line1
line2
line3
line4
line5
PS C:\> $txt = Get-Content .\test\test2.txt -Raw
PS C:\> $txt -is [String]
True
PS C:\> @($txt)
line1
line2
line3
line4
line5
PS C:\>
|
Rawオプションを指定することで、ファイルの内容がStringに格納されていることが分かります。
配列に格納
オプションを付与しなければ、Get-Contentコマンドの結果を配列に格納できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
|
PS C:\> $txt = Get-Content .\test\test2.txt
PS C:\> $txt -is [Array]
True
PS C:\> @($txt)
line1
line2
line3
line4
line5
PS C:\>
|
このようにPowerShellのGet-Contentコマンドは、オプションを付与しなければ、実行結果を配列に格納できます。
行数の取得
PowerShellでは、Get-Contentコマンドを使用して、ファイルの行数を取得できます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
2
3
|
PS C:\> (Get-Content .\test\test2.txt).Length
5
PS C:\>
|
Lengthを実行することで、行数を取得できていることが分かります。
複数ファイルの取得
Get-Contentコマンドは、ワイルドカードで複数ファイルを指定することもできます。
実際のコマンドを見てみましょう。
1
|
PS C:\> Get-Content .\test\*.txt
|
実行すると、testフォルダ配下の.txtファイルが出力されることが分かります。
また、Excludeオプションを指定すれば、特定のファイルを除くことができます。
1
|
PS C:\> Get-Content .\test\*.txt -Exclude test.txt
|
この場合、testフォルダ配下の.txtファイル(test.txtは除く)が出力されることが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。PowerShellでのGet-Contentコマンドの使い方について説明しました。
Get-Contentコマンドは、ファイルの中身を取得できるコマンドです。Linuxでのcatコマンドに相当します。
ここでは、基本的な使い方、totalcountオプション、lastオプション、delimiterオプション、waitオプション、Rawオプション、配列に格納、行数の取得、複数ファイルの取得、について紹介しました。
ぜひご自身でコマンドを書いて、理解を深めてください。
インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」
FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。
転職をお考えの方は気軽にご登録・ご相談ください。