Slackwareとは?8つのメリットと3つのデメリットを紹介!

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Slackwareとは?

Slackwareとは、Linuxディストリビューションのひとつです。Linuxディストリビューションは数多くありますが、Slackwareは1992年からスタートした、歴史のあるディストリビューションとして知られています。

パッケージ化されたtar、gzip、bzip2が入っているSlackwareは、0に近い状態から設定できる点が魅力です。

Linuxディストリビューションとは?

Linuxディストリビューションとは、Linuxカーネルとその他ソフトウェア群をまとめたものです。すべてが1つにまとめられているため、ユーザーが簡単にインストールして利用することが可能です。

Linuxとは、Unix系オペレーティングシステムカーネルを意味します。また、ディストリビューションは、OSとしてのLinuxを意味します。Linuxディストリビューションには、無料版と有料版がありますので、使用目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

Slackwareの歴史は?

Slackwareは、Linuxの歴史を大きく変えたディストリビューションです。プログラミングの知識がない人でも簡単にLinuxに触れる機会を作ったことは、現在も高く評価されています。

日本ではSlackwareを日本語化し、プラモデルのように組み合わせられることを目指した開発が行われています。現在では、slackpkgによる自動でのパッケージ管理も可能になっています。

Slackwareのメリット8つ

Slackwareには、大きく分けて8つのメリットがあります。

ここからは、Slackwareのメリット8つを詳しくご紹介していきます。気になるメリットを見つけた人は、Slackwareの利用を前向きに検討してみるといいでしょう。

Slackwareのメリット1:高い安定性

Slackwareのメリットの1つ目は、高い安定性がある点です。長い歴史に支えられた堅牢なOSであるSlackwareは、安定性の高さにも定評があります。

20年ほどの歴史があるSlackwareは、長年にわたり、堅牢なディストリビューションと評価されています。また、サーバーについても、デスクトップでの使用でも安定している点が高く評価されています。そのため、サーバーエンジニアもSlackwareを活用しています。

Slackwareのメリット2:バグやセキュリティホールが少ない安全性

Slackwareは、バグやセキュリティホールが少なく、安全性に優れています。これは、新バージョンが登場する際に、充分な時間をかけて安全性を確認してからリリースしている結果と言えるでしょう。

Slackware以外のディストリビューションには、一定期間ごとや頻繁にリリースされるものがありますが、それらは安全性に問題があることも少なくありません。また、ソースコードのままでアプリケーションを追加可能です。

Slackwareのメリット3:高い動作スピード

Slackwareのメリットの3つ目は、高い動作スピードが可能な点です。高速での動作ができるため、ストレスなく利用できます。Slackwareが高速の理由は、ユーザーが必要としているコンポーネントだけをインストールできるからです。

Slackwareは、他のディストリビューションに比べて高速な動作ができることをリリースポリシーとしているため、他の環境と比較しても高速で使える場合が多いでしょう。

Slackwareのメリット4:規格に準拠することに注力

規格準拠性が高くサーバー向きである点が、Slackwareのメリットです。Linuxを用いたサーバー環境を構築する際は、Slackwareを選ぶというプロも少なくありません。

信頼性や効率性でも評価されているSlackwareは、OSというソフトウェアに起因する問題や障害で時間を取られることも少ないです。現在、サーバー向けOSを探している人は、Slackwareを利用してみると良いでしょう。

Slackwareのメリット5:高いカスタマイズ性

Slackwareのメリットは、高いカスタマイズ性にあります。Slackwareはシンプルですので、使いこなすことができれば自分好みの環境を手に入れられます。

ただし、Slackwareを使うにはLinuxスキルが必要です。Slackware初心者は、まずLinuxの学習をスタートさせるといいでしょう。

Slackwareが使いこなせれば、同時にLinuxスキルのステップアップが期待できます。

Slackwareのメリット6:SlackBuildsが活用可能

Slackwareのメリットは、アプリのインストールを自動化するSlackBuildsが利用できることです。SlackBuildsのサイトには、様々なパッケージを自前で作成するためのスクリプトがデータベース化されています。

さらにsbopkgをインストールすれば、コマンド一発でSlackbuildsのデータベースを参照し、ダウンロードからパッケージの生成、インストールまでを自動で行えます。

Slackwareのメリット7:対応アプリケーションの多様性

Slackwareのメリットの7つ目は、対応アプリケーションが多様なことです。Slackwareを活用すれば、Linuxでは定番のアプリケーションであるemacs、vim、gimpも使えます。

さらに、公式には紹介されていないアプリケーションの追加についても、各自の好きなやり方で行うことが可能です。日本語化の設定もできるため、より快適に使えます。

Slackwareのメリット8:習得することでスキルアップ

Slackwareのメリットの8つ目は、習得することでスキルアップできることです。Slackwareは使いこなすのが難しいですが、勉強することでLinuxの勉強にもつながります。

さらに英語の情報が豊富ですので、英語の学習にもつながります。Slackwareをマスターすれば、サーバーエンジニアとしても活躍することも夢ではありません。

Slackwareのデメリット3つ

Slackwareのデメリットは、3つあります。Slackwareを利用する場合は、デメリットに関しても知っておく必要があります。

Linuxディストリビューションは、Slackware以外にもあります。デメリットを感じる場合は、別のLinuxディストリビューションを利用してもいいでしょう。

Slackwareのデメリット1:GUIユーティリティがない

Slackwareのデメリットの1つ目は、GUIユーティリティがない点です。GUIとは、ディスプレイ上のカーソルをマウスで動かし、適宜文字入力をするという操作方法のことです。

またユーティリティとは、使い勝手や性能などを向上させる機能のことです。使い勝手のいい入力方法であるGUIユーティリティがないため、初心者はハードルが高いと感じることもあるでしょう。

Slackwareのデメリット2:情報が英語のみ

Slackwareのデメリットの2つ目は、情報が英語のみである点です。そのため、英語が苦手な人は、Slackwareの情報を理解できず、使いこなせない可能性があります。

ただし、情報の中には開発者のような立場の人が回答しているものもあり、非常に有益です。Google翻訳や辞書などを活用して英語を読み進めていけば、よりSlackwareの理解が深まるでしょう。

Slackwareのデメリット3:GNOMEが使いにくい

Slackwareの3つ目のデメリットは、GNOMEが使いにくい点です。SlackwareにはGNOMEが収録されていません。

さらに、Slackwareを使う場合は、自力でインストールすることも困難です。デスクトップ環境にGNOMEを使いたい場合は、別のLinuxディストリビューションの活用を検討するといいでしょう。Slackwareを使う場合は、代替えプロジェクトを利用することになります。

Slackwareをベースとした7つの派生

Slackwareには、Slackwareを基本としている派生ディストリビューションがあります。Linuxディストリビューションの利用で悩んでいる場合は、派生ディストリビューションも検討してみるといいでしょう。

パッケージ管理が同じであるため、使い勝手も抜群です。

派生ディストリビューション1:Absolute Linux

Absolute Linuxとは、Slackwareをベースとした軽量版のことです。アプリケーションは、最新のライブラリで構築されています。

さらにハードウェアリソースに便利なデスクトップがメインです。あまり仕事量が多くない場合に活用してみましょう。

Absolute Linuxには歴史もあり、最初のバージョンは2006年にSlackware 11.0を基礎として作成されました。

派生ディストリビューション2:Salix OS

Salix OSは、Slackwareとの完璧な互換性がある点が魅力です。安定性も抜群なうえ無償で提供されているため、人気があります。

もともとSlackwareを使っている場合は、Salix OSのレポジトリにあるソフトウェアをSlackwareで活用できます。依存パッケージの関係を自動的処理できるため、Salix OSはもともとLinuxやSlackwareを使っている人からも選ばれています。

派生ディストリビューション3:Slackintosh

Slackintoshは、もともとはPowerPC機向け非公式版Slackwareでした。1994年から2006年まで、AppleのPower Macintosh、PowerBook、iMac、iBook、およびXserveラインで使われていました。

しかし、 AppleがIntelのx86に移行したことでSlackintoshは最新のAppleコンピュータで使えなくなったため、開発は停止しています。

派生ディストリビューション4:Slamd64

Slamd64は、x64版Slackwareです。AMD64とIntel 64の両方で動きます。2005年1月にスタートして公式リリースも実施されました。

しかしながら、現在は開発を停止しています。

派生ディストリビューション5:SLAX

SLAXは、モジュールと非常に簡単なリマスターがある点が特徴です。Slax8までは、Slackwareをベースに作られていました。

SLAXは、Slackwareのシンプルさを活かした軽快さがあります。さらにチェコ発のLive CDとしても知られています。

SLAXから派生したPorteusという種類もありますので、チェックしてみるといいでしょう。

派生ディストリビューション6:Wolvix

Wolvixは、ウィンドウマネージャとしてXfceを採用しています。

Wolvixは、国内にはあまり情報がありません。1994年から2006年まではAppleの製品で使用できましたが、AppleがIntelのx86に移行したため、現在は開発を停止しています。

派生ディストリビューション7:Zenwalk

Zenwalkは、デスクトップ向けLinuxディストリビューションです。Slackwareと完全に互換することができます。

初心者から上級ユーザー向けに設計されているため、幅広く使用されています。

Slackwareは難しさを乗り越えれば享受できるメリットは大きい!

Slackwareは初心者には難しく感じられますが、高い信頼性とセキュリティが実現できるOSです。英語での情報は豊富ですので、学習をスタートさせれば英語の学習にもなるでしょう。

Slackwareをベースとした派生も多いため、この機会に学習をスタートさせてみることがおすすめです。

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