フリーランスエンジニアも源泉徴収される?確認すべき点3つを解説

フリーランスエンジニアも源泉徴収される?確認すべき点3つを解説
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源泉徴収とは


源泉徴収とは、給与、報酬、利子、配当、使用料などの支払者が、それらを支払う際に所得税や法人税等の税金を差し引き、それを国等に納付する制度です。源泉徴収された税金を源泉徴収税といいます。

この源泉徴収の目的はトラブルなく税金を納めるためです。会社勤めの方は会社がすべて管理しているため税金トラブルは発生しにくいですが、フリーランスなどの個人で稼ぐ方は確定申告などで深く関係してきます。

源泉徴収される仕事の例

源泉徴収はほとんどの仕事で必要です。所得税法の204条に記載があり、「個人に対して次のような仕事の報酬を支払うときは、源泉徴収しなければならない」と定められています。

その仕事内容は、イラストレーター、エンジニア、カメラマン、Webデザイナー、プロスポーツ選手などに払われる報酬が該当します。

出典:法第204条《源泉徴収義務》関係|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/36/01.htm

フリーランスの報酬も源泉徴収の対象


フリーランスの仕事も源泉徴収の対象になります。フリーランスとは、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主ですので、対価としてお金を頂いているため対象となります。

源泉徴収されなかった場合、加算税や延滞税などを追加で課税されてしまうなどの罰則があるため、しっかり確認しておきましょう。

フリーランスエンジニアが源泉徴収について確認すべき点3つ


フリーランスエンジニアが源泉徴収について確認すべき点3つとして、源泉徴収の対象となる業務を確認、報酬が源泉徴収されるかしっかり確認、報酬金額と源泉徴収金額を記録について紹介します。

フリーランスになろうと考えている人はしっかり確認しておきましょう。

1:源泉徴収の対象となる業務を確認

フリーランスの業務には、源泉徴収が必要なものと不必要なものがあります。成果に対しての報酬はもちろん対象になりますが、逆に新聞などにあるクイズ応募などで得たお金や、経営者以外から直接受ける報酬は対象外となります。

失敗しないために、仕事の報酬が対象になるかクライアントに相談するといいでしょう。

例えば、Webデザインとコーディングでは扱いが異なるので、請求書に分けて記載することが大切です。Webデザインはホームページ等を作成し、対価としてお金をもらうため対象となります。

コーティングはコンピュータープログラムを設計・構築するプロセスのことです。つまり、ホームページを作成する際にデザインをWebページへ変換する作業になるため対象外になります。

2:報酬が源泉徴収されるかしっかり確認

フリーランスとして仕事を受ける前は、必ず報酬が源泉徴収されているか確認を行うようにしましょう。

クライアントが源泉徴収をしていない場合は、確定申告の際に自分で計算を行わなければなりません。クラウドワークス等のサイトで仕事を受けた場合、あとで報酬が源泉徴収されているか確認することができるサイトもありますのでしっかり活用しましょう。

3:報酬金額と源泉徴収金額を記録

最後に紹介するのは、報酬金額と源泉徴収金額をしっかり記録することです。フリーランスとしてクライアントからの依頼をこなして報酬を受け取った場合は、しっかり記録をしておきましょう。

なぜなら確定申告の際に必要となり、1年分の所得を計算し、それに応じて税金を納税する必要があるからです。

フリーランスエンジニアが確定申告時に注意したい3つのポイント


次は、フリーランスエンジニアが確定申告時に注意したい3つのポイントについて紹介します。

確定申告とは個人が納税すべき税額を確定するために行う申告手続のことです。2月15日から3月15日までに届出を行って納税額を確定させます。その内容は、1月1日から12月31日までに得たすべての所得を計算します。

会社勤めの場合は会社で行うことが多いですが、フリーランスのような個人で働いている人は頭に入れておく必要があります。年収が48万を超えたら確定申告する必要があります。

1:源泉徴収されなかった報酬を納税

クライアントから仕事を受ける際に源泉徴収されているのか確認することは前に述べましたが、きちんと源泉徴収された報酬に対して税金を支払う必要はありません。

ですが、源泉徴収されていない場合は自分で計算して納税をする必要がありますので、しっかり確認をしておきましょう。

フリーランスとして日頃から領収書の保管や帳簿を記録することは、自分のお金の流れを把握するための手段として有効です。

2:源泉徴収額を所得から差し引く

100万未満の報酬なら報酬額×10.21%、100万を超える場合は報酬額×20.42%という計算式で源泉徴収額を求めることができます。

この源泉徴収額から所得を差し引いた金額が手取り金額ということになります。

出典:第5 報酬・料金等の源泉徴収事務|第204条第1項第1号の報酬・料金
参照:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/aramashi2019/pdf/07.pdf

3:払いすぎた税金は還付される

源泉徴収票は支払額及び源泉徴収した所得税額を証明する書面になりますので、しっかり保管しておきましょう。

この徴収票は確定申告をする際に必要になり、税金を払い過ぎている場合は還付金といってお金が返ってくることがあります。

例えば、交通費や機材代金などの経費として該当されるものは、税金を払う必要がありません。しかし、報酬に対して源泉徴収されるため、経費が引かれていない状態で納税してしまいます。

これを確定申告の際に申告しておけば還付されます。青色申告と白色申告の二つがありますがこれは源泉徴収に関する還付申告を受けることが可能です。

源泉徴収されていない報酬の納税額の計算方法は?


源泉徴収されていない報酬を受け取った場合は自分で源泉徴収をする必要があります。

その計算方法は、100万未満の報酬なら報酬額×10.21%、100万を超える場合は報酬額×20.42%という計算式で源泉徴収額を求めることができます。

これを、源泉徴収税額もしくは源泉税と呼びます。

出典:第5 報酬・料金等の源泉徴収事務|第204条第1項第1号の報酬・料金
参照:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/aramashi2019/pdf/07.pdf

フリーランスも知っておきたい復興特別所得税とは


復興特別所得税とは、震災などの復興のために必要な財源を確保するために課せられる日本の税金で、フリーランスも納付が必要になります。

復興税には興特別所得税、復興特別法人税の2種類があります。そのため、確定申告の際に所得税と復興特別所得税の両方の申告が必要です。

復興特別所得税の求め方は、「所得税額×2.1%=復興特別所得税」という計算式で出すことができます。所得税に2.1%の税率を乗じた金額になります。

報酬と源泉徴収の金額は忘れずに記録しておこう


フリーランスとして活動するなら、報酬と源泉徴収の金額は忘れずに記録しましょう。確定申告は2月15日から3月15日の間に行います。その時になって慌てないようにしっかり管理することが大切です。

対象になるのが申告年の前年の1月~12月の収入になりますので、年末から準備をするとスムーズに申告を終えることができます。払いすぎた場合は還付されるため、忘れずに行いましょう。

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