5Gと4Gの主な違いとは?5Gのメリットとデメリットもあわせて解説

5Gと4Gの違いとは
5Gと4Gの主な違いとは通信システムの性能の高さです。とはいっても5Gと4Gの通信システムの高さの違いを通信機器の違いほどはっきりと説明できる人は少ないようです。5Gと4Gの通信システムの違いとは通信速度、低遅延通信、多数同時接続などになります。例えば2時間の映画のダウンロードが5Gでは4Gとは違い3秒で済みます。このように4Gと5Gの性能の違いによってスマホで実現できることが多くなりました。今後活躍の場が増えそうな5Gのサービスを利用していくのなら4Gとの違いを正しく理解しておく必要があります。
5Gはいつから始まった?
5Gのサービスはアメリカ、韓国、イギリスなどでは2019年から始まっています。日本でも、2019年から総務省が5Gの特定基地局開設のための申請を受け付け始めました。そして、2020年に入ると、多少の時期のズレはあるものの、いろいろな携帯会社が5Gのサービスを開始し始めました。
ドコモ
ドコモでは2020年3月から5Gのサービスが開始されました。5G対応の端末の販売も順次進んでいます。ただし、端末が5Gに対応していても、通信可能エリアが対応していないということもまだあります。5Gのエリア外や電波状況が悪かったりすると、LTE通信に切り替わってしまいます。しかし、5G対応エリアも拡大してきていて、ドコモでは2024年度末までに97.0%の基盤展開率を目指しています。
ソフトバンク
ソフトバンクも2020年の3月から5Gのサービスを開始していて、対応端末とエリアも順次拡大していっています。ソフトバンクは2024年末までに64%の基盤展開率を目指しています。基盤展開率とは10km四方で区切り、その4500区画に対して、どれだけの基地局が設置されているかを比率で表したものです。
au
auも2020年の3月から5Gのサービスを開始していて、端末とエリアを増やしています。また、基盤展開率を2024年度末までに93.2%まで拡大することを目指しています。すでに5Gに関するサービスプランも多様に用意されていて、自分に適したサービスを選ぶことができるようになっています。
4Gとの主な違い
4Gが出たとき3Gと4Gの大きな違いはLTEという通信規格でした。では5Gと4Gの違いはなんでしょうか。人によっては5Gと4Gの違いは通信機器の違いだけのように思う人もいるようです。しかし5Gと4Gでは通信速度、同時接続可能数、データ遅延の減少が大きく違います。この3つの違いだけでスマホは4Gのときよりも活躍する場面が多くなるはずです。この3つはどのような違いになるのか詳しく見ていきましょう。
1:通信速度
5Gの通信速度は非常に早く、電波の強度も強くて、遠距離への高速通信も可能です。その通信速度は2010年にサービスが始まった当時の4Gと比較すると、約100倍の差があります。その後、4Gの通信速度も向上しました、それでも5Gには及びません。5Gも通信速度もさらに向上していくことで大容量動画の安定配信や、医療ロボットの遠隔操作、AI技術への応用など、いろいろな場での活躍が期待されています。
2:同時接続可能数
4Gでは、基地局に多くのデバイスが同時に通信を行った場合、通信の混雑が発生してしまい、思うように通信が進まないということもありました。しかし、5Gではこの通信の混雑を回避するための技術が使われていて、4Gと比べて10倍の量のデバイスを同時接続して通信を行うことが可能です。そのため、基地局に多くのデバイスが同時に通信を行ったとしても、安定して通信を行うことができます。
3:データ遅延の減少
5Gでは4Gよりも通信にかかる時間を短くする技術が使われていて、そのデータ遅延時間は4Gと比べると10分の1にまで減少させることができます。そのため、リアルタイムに近い性能で通信を行うことができます。リアルタイム性を確保できることから、スマホなどの通信機器としての性能だけでなく、ロボットの遠隔操作や車の自動運転などの技術に応用をすることができます。
5Gのメリット3つ
5Gは4Gよりも性能が高いため、得られるメリットも多くあります。そのメリットによって、生活が便利になるだけでなく、ビジネスや社会においても大きな変化をもたらす可能性があります。5Gが今後の自分たちの生活にどのようにして生活に関わってくるのかを把握するためにも、5Gにはどのようなメリットがあるのかを知っておきましょう。
1:快適な通信環境が手に入る
5Gと4Gの大きな違いは通信速度、同時接続可能数、データ遅延の減少です。これらの性能があることで、大容量のデータを、素早く、遅延なく通信することができます。そのため、快適な通信環境を手に入れることができます。通信環境が整うことで、社会ではいろいろなメリットが得られますが、日常生活の中であれば、長時間の映画をわずかな時間でダウンロードでき、アプリゲームでのラグ対策ができたりなどします。
2:コストの削減
5Gでは大容量データの通信ができるので、データ遅延やネットワーク障害を減少させることができます。また、基地局の同時に接続できるデバイスの数も多いです。これらのことから、トラブルに対応する人件費や、対策のための装置やシステムなどを減らせるので、コストの削減に繋げることができます。コストが削減できることで、5Gを導入したサービスを充実させたり、サービスの利用料が下がったりなどを期待することができます。
3:IoTの普及
5Gはデータ遅延を減少することができ、リアルタイム性を確保することができます。そのため、IoTとの相性が非常に良いです。IoTとはインターネットを通して操作する機器のことです。医療用ロボットや車の自動操縦などのように、リアルタイムでの操作が重要で、データ遅延が致命的になる可能性があるという機器も、5Gを使うことで問題なく遠隔操作ができるようになる可能性があります。
5Gのデメリット3つ
5Gには非常に多くのメリットがあります。しかし、5Gにもデメリットはあります。5Gは優れた通信技術のため、メリットばかりに注目されがちですが、今後は5Gが生活の中に溶け込んでいく可能性も高いため、デメリットも把握しておく必要があります。特に、デメリットの中でもセキュリティに関する内容はしっかりと把握しておく必要があります。
1:サイバー攻撃
先に述べた通り、5GによってIoTが普及していくことが考えられます。しかし、IoTはインターネットを通じて利用することになるので、サイバー攻撃の対象となってしまう危険性があります。そのため、IoTを活用したWebカメラで情報が覗き見られてしまうことや、ルーターから情報抜き取られたりなどする可能性もあるので、これらの攻撃を受けないようにセキュリティ対策が必要となります。
2:通信料金
5Gを導入することはコストの削減にも繋がります。しかし、まだ5G自体の料金がそれほど安いというわけではありません。携帯会社のプランでは、4Gのサービス時から大容量プランというものがあります。5Gでは4Gのそれらのプランよりも数百円〜数千円の料金を上乗せすることで、さらに多くの容量を使えるというプランが多いようです。そのため、容量的にはお得ではありますが、まだ料金的にはお得と実感できる人は少ないようです。
3:機種変更の必要がある
携帯会社が5Gのサービスを始めたことで、そのサービスを利用したいと思った人は多くいます。しかし、5Gのサービスを受けるためには5Gに対応した端末を持つ必要があります。また、2年縛りのような契約をしている人は、無理に機種変更をしようとすると違約金が発生してしまうことになります。さらに、5Gのエリアは順次拡大中なので、自身の生活エリアが対象内に入っているかにも注意が必要です。
5Gの活用で実現できること
5Gにはデメリットはあるものの、優れた通信システムで得られるメリットは非常に大きいです。その性能の高さから、これまでの通信システムでは実現できなかったことも実現可能となります。5Gが活用できる場面では、携帯端末が注目されがちですが、他の多くの場面でも5Gは非常に大きな活躍ができると期待されています。
VR/AR技術と普及の加速
これまでの仮想会議室は、結局テレビ電話での会議や、また音声や映像の遅延や乱れなどによる不安定さがあります。しかし、5Gは大容量データの通信とリアルタイム性の確保が可能なため、VRを使うことでまるで一緒の部屋にいるかのようにスムーズに会議をすることができます。また、観光地へ行かなくても、設置されたカメラや録画された風景をVRで楽しんだりすることもできるようになります。
働き方改革
大容量データの通信とリアルタイム性の確保ができる5Gを活用することでわざわざ遠くまで行かなくても、通信環境が整っていればその場から動かずにいろいろなことができるようになります。そのため、会議のためにわざわざ移動したりする必要がなくなったり、リアルタイムで会社のPCをリモート操作して在宅ワークをしたり、これまで送れなかった大容量のファイルをやりとりしたりなど、仕事の効率を大きく変える可能性があります。
5Gと4Gの違いを知ろう
5Gと4Gの違いは通信システムの性能の高さです。しかしこうした違いを通信機器の違いのようにはっきりと説明できる人は少ないようです。5Gと4Gの主な違いは通信速度、同時接続可能数、データ遅延の減少の3つになります。2020年から5Gのサービスが携帯電話各社で始まりました。3つの性能の違いにより4Gの時代よりもスマホは活躍する場面が多くなるはずです。今後他にも活躍の場が増えそうな5Gについて4Gとの違いを正しく知っておくようにしましょう。
ネプラス株式会社はサービス開始から10年以上
『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、
多くのインフラエンジニア・ネットワークエンジニアの就業を支援してきました。
ネプラス株式会社はこんな会社です
秋葉原オフィスにはネプラス株式会社をはじめグループのIT企業が集結!
数多くのエンジニアが集まります。

-
インフラ業界に特化
ネットワーク・サーバー・データベース等、ITインフラ業界に特化。Cisco Systemsプレミアパートナーをはじめ各種ベンダーのパートナー企業です。
業界を知り尽くしているからこそ大手の取引先企業、経験豊富なエンジニアに選ばれています。
-
正社員なのにフリーランスのような働き方
正社員の方でも希望を聞いたうえでプロジェクトをアサインさせていただいており、フリーランスのような働き方が可能。帰社日もありません。
プロジェクト終了後もすぐに次の案件をご紹介させていただきますのでご安心ください。
-
大手直取引の高額案件
案件のほとんどが大手SIerやエンドユーザーからの直取引のためエンジニアの皆様へに高く還元できています。
Ciscoをはじめ、Juniper、Azure、Linux、AWS等インフラに特化した常時300件以上の案件があります。
-
スキルアップ支援
不要なコストを削減し、その分エンジニアの方へのスキルアップ支援(ネットワーク機器貸出、合格時の受験費用支給など)や給与で還元しています。
受験費用例)CCNP,CCIE:6-20万円、JNCIS:3-4万円、AWS:1-3万円など
※業務に関連する一定の資格のみ。各種条件がありますので詳しくは担当者へにお尋ねください。
-
現給与を保証します!※
前職の給与保証しており、昨年度は100%の方が給与アップを実現。収入面の不安がある方でも安心して入社していただけます。
※適用にはインフラエンジニアの業務経験1年以上、等一定の条件がございます。
-
インセンティブ制度
ネットワーク機器の販売・レンタル事業等、売上に貢献いただいた方にはインセンティブをお支払いしています。
取引先企業とエンジニア側、双方にメリットがあり大変好評をいただいています。
-
社会保険・福利厚生
社員の方は、社会保険を完備。健康保険は業界内で最も評価の高い「関東ITソフトウェア健康保険組合」です。
さらに様々なサービスをお得に利用できるベネフィットステーションにも加入いただきます。
-
東証プライム上場企業グループ
ネプラスは東証プライム上場「株式会社オープンアップグループ」のグループ企業です。
安定した経営基盤とグループ間のスムーズな連携でコロナ禍でも安定した雇用を実現させています。
ネプラス株式会社に興味を持った方へ
ネプラス株式会社では、インフラエンジニアを募集しています。
年収をアップしたい!スキルアップしたい!大手の上流案件にチャレンジしたい!
オンライン面接も随時受付中。ぜひお気軽にご応募ください。

