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IPv6を利用するメリット5選|オンラインゲーム中のメリットも紹介

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IPv6を利用するメリット5選|オンラインゲーム中のメリットも紹介
この記事でわかること
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    IPv6とは?


    「IP」とは「インターネットプロコトル」の略で、インターネット通信を行う際の規約を指します。
    「IPアドレス」はインターネット上の住所のことで、インターネット接続されているすべてのコンピュータにはIPアドレスが割り当てられています。
    IPアドレスはデータの送り先を判別するために使われ、IPを利用して通信を行う際にはなくてはならないものです。

    これまでは「IPv4(インターネットプロコトルバージョン4)」が使われており、IPv4ではIPアドレスを32ビットで表す方式で、IPアドレスの数は2の32乗、つまりは43億個程度のIPアドレスを作ることができました。
    しかし、世界中でインターネットが普及したことに伴ってIPv4ではIPアドレスが不足してしまうという問題が発生し、新たに「IPv6(インターネットプロコトルバージョン6)」が登場しました。
    IPv6は次世代のインターネット接続手段と期待されています。

    IPv6の接続方式について

    IPv6の接続方式には、「IPoE」と「PPPoE」の2種類があります。
    今までの主流であった接続方式である「PPPoE」と次世代の接続方式である「IPoE」とでは、通信速度や輻輳の影響、ユーザ側でのパソコン等の設定の難易度に違いがあります。

    次世代の接続方式である「IPoE」と従来の接続方式である「PPPoE」とでは、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか、説明していきます。

    IPoE方式

    「IPoE」は「Internet Protocol over Ethernet」の略称で、企業や家庭で設置されているLANで用いられている通信規格のEthernet(イーサネット)から直接インターネットに接続する方式です。

    「IPoE」接続方式では、通信速度の上限が10Gbpsになることが主なメリットになります。また、輻輳に強いことからトラフィックが高くなっても通信速度は安定しています。
    ルーター等の機器の設置や設定をすることがないため、ユーザー側での設定難易度が低くなるのも大きなメリットです。

    なお、本来「IPoE」接続方式はIPv6のみ対応しているため、IPv4のみ対応しているWebサイトやWebサービスには「IPoE」接続方式ではアクセスできません。

    PPPoE方式

    「PPPoE」は「Point-to-Protocol over Ethernet」の略称で、電話回線を用いたダイアルアップ接続でインターネットに接続するためのルールをEthernet(イーサネット)に応用してインターネットに接続する方式です。

    「PPPoE」接続方式では、通信速度の上限が1Gbpsになります。また、輻輳に弱いことからトラフィックが高くなると通信速度は不安定になります。
    ルーター等の機器の設置や設定をする必要があり、ユーザー側での設定難易度が高くなります。

    なお、「PPPoE」接続方式はIPv6とIPv4の両方に対応しており、IPv6に対応していないWebサイトやWebサービスにもアクセスができます。

    IPv6とIPv4の違い


    冒頭でIPv6がIPアドレスの新バージョンであるとご説明しました。新バージョンであるIPv6と旧バージョンのIPv4との違いは、持てるIPの数やセキュリティの強度、通信速度や設定の容易さ等があげられます。
    それでは、IPv6を利用することによるメリットとデメリットについて、説明していきます。

    IPv6を利用するメリット5選


    IPv6のメリットは、「持てるIPアドレスの数」「セキュリティの実装」「安定した通信速度」「簡易な接続設定」「不要となったDHCP」の5つがあげられます。

    それでは5つのメリットについて説明していきます。

    利用するメリット1:IPアドレスが無限に

    IPv6はIPアドレスを128ビットで表現するため、2の128乗という天文学的数字のIPアドレスを使用できることになり、事実上IPアドレスの数は無限になります。
    IoTの普及に伴い、あらゆるものにインターネット通信機能が装備されたとしても、十分に対応できる数だといわれています。

    利用するメリット2:セキュリティの実装

    IPv6では、インターネット上で安全にデータの送受信を行うためのプロコトルであるIPSecの利用が推奨されています。
    IPSecを利用することにより、暗号化をサポートしていないトランスポート層やアプリケーションを利用した場合であってもデータが暗号化されるため、通信途中でデータの傍受や操作を防ぐことができます。

    利用するメリット3:IPoE接続の利用で通信速度が安定化

    IPoEはISP相互接続点(POI)などを通らず、通信事業者のネットワークと直接接続する方法で、企業内LANと同じ接続方式です。
    従来のPPPoE方式に比べて混雑しにくい構成となっており、IPv6でIPoE接続を利用すれば高速で安定した通信を行うことができるようになります。

    利用するメリット4:接続設定が簡単

    IPv6のIPアドレスは、ネットワークに接続できる機器にあらかじめ固有に割り当てられているMACアドレスという識別番号をベースに自動設定されます。
    MACアドレスは、機器のメーカー毎固有のベンダーコードと、メーカー内で重複しないように管理された個別のコードで構成されており、インターネット上で重複しないようになっています。
    これにより、IPv6のアドレスは重複することなく自動で割り当てられますので、利用者はIPアドレスの設計や設定をする必要がありません。煩雑なIPアドレス管理から解放されることは、利用者としては大きなメリットになります。

    利用するメリット5:DHCPネットワーク自動割り当てが不要

    DHCPとは、「Dynamic Host Configuration Protocol」の略で、ネットワーク機器に自動的にIPアドレスを割り振るIPv4での機能です。利用できるIPv4のIPアドレスの数よりも接続したいパソコンが多い場合は、ネットワークにパソコンがつながった都度、IPアドレスを期限付きで割り振ることができます。
    煩雑なIPアドレス管理の負担を軽減できるので、利用者にとって大きなメリットでした。
    IPv6では重複しないIPアドレスが自動で割り当てられるため、DHCPは不要となります。

    IPv6を利用するデメリット3選


    IPv4のアドレス不足を解決し、セキュリティも万全で速度も速くて安定しており、設定も楽なIPv6はメリットしかないように見えますが、もちろんデメリットもあります。
    IPv6のデメリットは、「IPv4のサイトが見れなくなる」、「対応ルーターが必要」、「使用端末が追跡される恐れがある」の3つがあります。

    それでは、3つのデメリットについて、説明していきます。

    利用するデメリット1:IPv4のサイトが見れなくなる

    IPv6とIPv4はアドレス体系が異なることから、相互に通信することができません。
    現在はIPv4からIPv6への移行過渡期であることから、IPv6に対応していないWebサイトやWebサービスが存在しており、これらにはIPv6からアクセスすることができません。

    ただし、インターネットプロバイダー側で「IPv4 over IPv6」に代表される変換技術を採用することで、相互に通信することが可能になります。

    利用するデメリット2:対応ルーターが必要

    IPv6を利用するためには、IPv6に対応したルーターを準備する必要があります。IPv6とIPv4がアドレス体系が異なることによる相互通信できないことが原因です。

    現在は移行過渡期であるため、IPv6に対応していないルーターも出回ってます。
    IPv6を利用したい場合は、お使いのルーターがIPv6に対応しているかどうかをメーカーのWebサイトで確認するか問い合わせする必要があります。

    利用するデメリット3:使用端末が追跡される恐れがある

    自動的にIPアドレスが設定されることはIPv6のメリットですが、このアドレスがそのままインターネット上で利用されます。そのため、インターネット上のWebサイトにアクセスしたIPアドレスを追跡することで、末端のパソコンを特定することが可能となってしまいます。
    ただし、インターネットプロバイダ側によるアクセス管理がされるので、実際には追跡はできないようになっています。

    ちなみにIPv4の場合は中継機器によってインターネット用のIPアドレスに変換されていますので、IPアドレスを追跡しても末端のパソコンを特定することはできません。

    IPv6でオンラインゲームをするメリット


    最近はPCやPS4などのゲーム機、スマホでオンラインゲームをする人が多くなりました。
    実は、IPv6でオンラインゲームをすることにはメリットがあるのです。
    主なメリットは、「プレイする際にダウンロード時間が短縮される」、「安定したプレイができる」の2つです。

    それでは、2つのメリットについて、説明していきます。

    プレイする際にダウンロード時間の短縮

    IPv6でプレイすると、ダウンロード時間が短縮されます。
    理由として、IPv6で採用されている接続方式であるIPoEが、「インターネットの通信速度が速い」というメリットが挙げられます。
    このため、オンラインゲームのサーバに素早く接続され、サーバからのゲームデータのダウンロード時間が短縮されます。
    結果としてゲームの起動時間が短縮されるので、素早くゲームを開始することができます。

    安定したプレイができる

    IPv6を使用すると、ゲームを安定して行うことができます。
    理由として、IPv6で採用されている接続方式であるIPoEが、「輻輳のしにくさ」というメリットを持つことが挙げられます。
    混雑する時間帯でも通信の輻輳が発生しにくいので、ゲーム上の動作が遅延したり、ゲームプレイ中に回線落ちしたりすることがありません。リアルタイムで対戦するオンラインゲームを快適にプレイすることができます。

    IPv6でオンラインゲームをするときの注意点


    オンラインゲームを快適にプレイするには、IPv6はとてもメリットがあります。しかしながら、注意しなければならないこともあります。
    それは、IPv4からIPv6への移行過渡期ならではの問題で、「オンラインゲームがIPv6の規格外の場合がある」ことと、「IPv6に対応したプロバイダを選ぶ必要がある」ということの2点です。

    それでは、2つの注意点について、説明していきます。

    オンラインゲームの配信がIPv6規格外の場合がある

    オンラインゲームの配信がIPv6規格に対応していない場合があります。
    オンラインゲームの配信しているベンダーでは、ゲーム配信サーバやマッチングサーバをインターネットに接続してゲームの配信を行っています。プレイする側がIPv6に対応していても、これらのサーバがIPv6に対応していないとIPv6でアクセスすることができません。
    オンラインゲームがIPv6の規格に準拠しているかどうかを、ベンダーが提示している情報でチェックすることが必要です。

    IPv6規格に対応したプロバイダを選ぶ

    プレイする側が契約しているインターネットプロバイダがIPv6に対応している必要があります。
    プレイする側のパソコンをIPv6に対応し、目的のオンラインゲームもIPv6に対応していたとしても、間をつなぐプロバイダがIPv6に対応していないと目的のオンラインゲームにアクセスできません。
    加えて、高速で輻輳しにくいというメリットを享受するためには、プロバイダが接続方式がIPoEに対応していることも必要です。

    IPv6による安全で安定した通信を実現しよう


    世界でインターネットの利用者が増加し、43億個ものIPアドレスが枯渇することから誕生したIPv6。無限のIPアドレスを利用でき、IoT時代にも十分に対応することができます。
    さらにIPSecやIPoE接続を利用することで、IPv6では安全に安定した高速通信を実現できます。

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