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ロードバランサとは?
ロードバランサとは高い負荷を複数のサーバに分散させ、処理を低減させる装置です。
インターネットから各種サーバーにアクセスがあると、サーバーはその機器に搭載されているCPUやメモリーなどのリソースを使って指示を処理します。しかしアクセスが集中し処理数が激増すると、応答が極端に遅くなったり、最悪の場合サーバがダウンしたりします。このような高い負荷を複数のサーバに分散させ、処理を低減させるのがロードバランサの役割です。
ロードバランサの仕組みと役割
ロードバランサーは外部のアクセス要求を管理し、複数のサーバーにアクセスを分散することで、サーバーの負担超過によるシステムダウンや応答速度の遅延を防いだり、ダウンしたサーバーへのリクエストを停止したりすることができます。この仕組みにより、Webサイトへのアクセス集中やサーバー故障などの場合でも、アクセス中の利用者に安定したサービス提供が継続可能となります。
ロードバランサを設計する上での必須知識とは?
ロードバランサを設計する上での必須知識として、
- ロードバラシング(負荷分散)
- パーシステンス(セッション維持)
- ヘルスチェック(監視)
があります。
特にスマートフォンでは頻繁にIPアドレスが変化するため、パーシステンス(セッション維持)は重要になってくことが多くなりました。着信したパケットをサーバへ振り分けるロードバランシングにはいくつかの種類があり、主にはラウンドロビン(均等負荷分散)とリーストコネクション(最小接続)が用いられますが、メーカにより独自性の多い部分になります。L7までの情報を扱うことから、L7スイッチと呼ばれることもあります。
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