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NATとは?
NAT(Network Address Translation)はIPアドレスを変換する技術で、一般的には、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する技術とされています。
インターネットはグローバルIPアドレスを使用して構築したネットワークですが、家庭内のLANや企業ネットワークではプライベートIPアドレスを使用して構築されたネットワークが主であり、PCがインターネット接続する場合、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する必要性があり、それを行う技術がNATです。
NATはLANのIPアドレスを変換してインターネット通信が行われることから、インターネット側からは直接LAN内に通信できないため、セキュリティが向上する利点があります。対して、アプリケーションによってはNATによる通信では正常に動作しない問題点もあります。
大規模NAT
近年ではIPv4アドレスの枯渇問題の為、通信キャリアでもグローバルIPを複数ユーザで共用してサービスを提供する場合が増えてきました。その場合には
- 大規模NAT
- キャリアグレードNAT(CGN)
- ラージスケールNAT(LSN)
と呼ばれる場合があります。
NATの仕組みとしては一緒ですが、数千万のセッション数に耐えられる、大規模サービス用の専用機器を用いてNATを実施します。
またNATをしてもアプリケーションに影響を及ぼさないようなシステムも組み込まれています。(フルコーンNAT、ALGなどと呼ばれる機能など)
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