npm initコマンドの使い方|基本的な使い方から、init後によく使うコマンドまで紹介!

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npm initの使い方とは?


今回は、npm initの使い方について説明します。npmとは、Node Package Managerの略で、パッケージ管理ツールです。パッケージをインストールする際に、依存関係のあるパッケージもまとめてインストールしてくれる便利なツールです。

npm initコマンドは、npmで管理するプロジェクトの初期化コマンドです。実行すると、package.jsonファイルが生成されます。基本的な使い方から、init後によく使うコマンドについて紹介します。

npmのバージョンは以下とします。

npm initの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。

基本的な使い方

npm initコマンドの基本的な使い方を紹介します。npm initコマンドを実行後、すべてEnterを押してみてください。

実行すると、カレントディレクトリにpackage.jsonファイルが生成されます。中身は以下のようになっています。

全てEnterを入力しましたが、入力項目について説明します。
・package name: パッケージ名
・version: パッケージバージョン
・description: パッケージの説明
・entry point: プログラムへの主要なエントリポイント
・test command: テスト用のスクリプト
・git repository: gitリポジトリのURL
・keywords: パッケージ公開時のための検索キーワード
・author:著者
・license: パッケージのライセンス

yオプション

npm initコマンドのyオプションについて紹介します。
改めてinitするので、package.jsonを削除しておいてください。

先ほどは、全てEnterを入力しました。全てEnterを入力するのが面倒な場合、-yオプションを付けてnpm initを実行すると、全てEnterを入力した場合と同じになります。

カレントディレクトリにpackage.jsonファイルが生成されていることが分かります。

install

npm initで初期化した後は、必要なパッケージをインストールします。
以下の書式でパッケージをインストールします。

ここでは、jqueryをインストールしてみましょう。

node_modulesフォルダとpackage-lock.jsonが生成されます。

インストールされたパッケージリストを確認してみます。jquery@3.5.1がインストールされていることが分かります。

package.jsonファイルを確認してみます。dependenciesにjqueryが登録されていることが分かります。

run

タスクの実行方法を紹介します。npm runコマンドを実行すると、タスク一覧を表示します。

scriptsの部分を以下のように編集してみます。

引数指定で実行すると、記載したコマンドが実行されます。

–silentオプションを付与すると、出力を最低限にすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。npm initの基本的な使い方から、init後によく使うコマンドについて紹介しました。npm initコマンドはnpmで管理するプロジェクトの初期化コマンドで、実行すると、package.jsonファイルが生成されるという流れが理解できたでしょうか。

ぜひご自身で実際にコマンドを書いてみて、理解を深めてください。

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