【初心者編】AWSの使い方を5つ紹介!基本的な用語も合わせて解説

AWSの使い方を知る前に
アマゾンウェブサービス(以下:AWS)は世界で広く採用されているアマゾン社によるクラウドサービスです。
AWSを利用すれば、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージなどあらゆるITリソースを従量課金制で利用することができます。
そこで本記事では、AWSを利用するにあたって知っておくべき基本的用語、使い方やメリットについて紹介していきます。
AWSの使い方を知る前に覚えておく6つの用語
まずは、AWSの使い方を知る前に知っておくべき6つの用語について説明していきます。
以下の用語は、AWSの使い方を知る上で必ず必要になってくるのでしっかり理解するようにしましょう。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語1:リージョン
リージョンとは、日本語で「領域」を意味し、AWSでは、世界を複数のリージョンで分割し、それらリージョンはリージョン毎独立しクラウドサービスを提供しています。
そうすることで、あるリージョンで障害等が起きても他のリージョンには影響が及ばないようになっておりBCP対策として有効となっています。
AWSのサービスでは、リージョンによって同じサービスでも時間やデータ量あたりの単価が異なるので注意が必要です。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語2:AWS VPC
AWS VPCとは、ユーザー専用のプライベートなクラウド環境を提供するサービスです。
AWS VPCを利用することで、IPアドレスの範囲、サブネット作成、ルートテーブルやネットワークゲートウェイの設定など仮想ネットワーク環境を完全に制御できます。
高いセキュリティ性は勿論、マネジメントコンソールを利用して自動的にサブネットなどを作成してくれるため、専門的知識がなくても使い始めることが可能です。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語3:サブネット
サブネットとは、大きなネットワークを小さなネットワークに分割したもののことを言います。
AWSでは、VPCにEC2インスタンスを直接配置できないため、アベイラビリティゾーン(AZ)にサブネットを作成し、そこにEC2を配置します。
複数のAZを跨いでサブネットは配置できないので、単一のAZにサブネットを作成しそれぞれのサブネットに分散させてEC2インスタンスを配置します。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語4:Instance(インスタンス)
インスタンスは、実際に動いている何かを指しており、事実定義が曖昧でどの領域で使われているかによって意味が変わってきます。
AWSではインスタンスは、OSを載せた仮想サーバーのことを意味し、例えばAWSのEC2ではインスタンスという単位で、サーバー環境を構築します。
AWS EC2の強みとして、必要に応じて複数のインスタンスを作ることで、柔軟なインフラを構築できることがあげられます。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語5:IAM(アイアム)
IAMとは、AWSのサービスとリソースへのアクセスとアクセスの許可を管理するサービスです。
IAMにはユーザーを管理する「IAMユーザー」、AWS内のサービス間のアクセス権限を管理する「IAMロール」、IAMユーザやIAMロールにアタッチできるAWSリソースの操作検眼を管理する「IAMポリシー」という機能があります。
このように、IAMはAWSサービスでの認可、認証を管理することでセキュリティを強化しています。
AWSの使い方を知る前に覚えておく用語6:CloudWatch(クラウドウォッチ)
CloudWatchとは、AWSリソースとアプリケーションを監視するエンジニアや開発者向けのサービスです。
CloudWatchは、ログ、メトリクス及びイベントという形式でモニタリングデータと運用データを収集し、それらをダッシュボードを使って可視化しユーザーに提供します。
また、異常を検知して自動で復旧することも可能です。
AWSの基本の使い方5ステップ
上記の用語等、十分な知識を得ることができたら、AWSの使い方を確認していきましょう。
AWSは非常に多くのサービスを含みますが、まずは下記で初心者の方が始めていく手順や使い方をおおまかに説明していきます。
AWSの使い方の基本1:サービスを選ぶ
AWSには、使用用途によってさまざまなサービスが数多くあります。その中で初心者でも扱える代表的なサービスとして、EC2とS3があげられます。
EC2は、多くのシステムの基盤になる仮想マシンを実行できるサービスです。WindowsやLinuxなどの仮想マシンをクラウド上で起動し、その上でアプリケーションを実行します。
S3は、さまざまなデータを保存できるオンラインストレージサービスです。
AWSの使い方の基本2:AWSのアカウントを取得する
使うサービスが決まったらAWSのアカウントを作成します。
AWSでアカウントを作成すれば、AWSのサービスを利用できるようになり、さらに60以上のサービスを無料で一年間試すことも可能です。
連絡先情報、お支払情報を入力し、SMSによるアカウント認証をした後、サポートプランを選択すればアカウントの作成が完了します。
以下にリンクを貼っておくので、詳しい使い方はそちらで確認してみてください。
AWSの使い方の基本3:料金体制を知る
AWSでは基本的にサービスは従量課金制となっており、基本的に使ったら使った分だけ支払うことになります。
EC2などは予めどのくらい使うかわかっていれば、リザーブドインスタンスを購入することで割引が効き、前払い額が大きいほど割引額が大きくなります。
S3などのサービスは階層化されており、使えば使うほど安くなるようになっています。
つまり、使い方によってはかなり節約できるので上手く運用するようにしましょう。
AWSの使い方の基本4:仮想サーバーを起動する
AWSを利用する準備ができましたら、まずEC2で仮想サーバーを起動しましょう。
使い方は、まずEC2インスタンスを作成します。
そしてインスタンス作成に必要なソフトウェア構成を含むテンプレート(AMI)を選択し、インスタントタイプを予算や目的に応じて選択します。
ストレージの追加をし、AWSリソースを整理するためのタグを追加し、セキュリティ設定をしたら、SSHにインスタンスを接続し起動してみましょう。
AWSの使い方の基本5:ストレージサービスを利用する
EC2で仮想サーバーを起動したら、S3でストレージサービスの利用を開始しましょう。
使い方はまずバケットと呼ばれるデータの入れ物を作成し、そして、作成したバケットにオブジェクト(ファイル)をアップロードしましょう。
その後、権限を設定したり、ブラウザで表示などを確認し調整を行っていきましょう。
AWSの使い方を知る4つのメリット
これまで、AWSの使い方について説明してきましたが、AWSを利用すると一体どんなメリットがあるのでしょうか?
以下では、AWSを利用するメリットを4つほど紹介していきます。
AWSの使い方を知るメリット1:リスクを分散できる
AWSでは、各リージョンが独立しており、さらにそれらは電源、空調、物理的なセキュリティ等が完全に独立していてる複数のAZで構成されています。各AZは自然災害等で障害の影響を受けない十分な地理的距離をとって配置されています。
ですから、サービスを複数のAZに分散して利用することでリソースを分散し、仮に自然災害やデータセンター単位の避けられない障害が起きても被害を大きく抑えることができます。
AWSの使い方を知るメリット2:低コストで利用できる
AWSの料金体制の特徴として、まず初期費用が無料なことと従量課金制があげられます。特に、従量課金制は必要な分だけ使って払うことができ、繁忙期の必要な時間に必要なだけ利用することも可能です。
さらに、AWSは過去10年間で70回以上値下げしており、規模が大きくなればなるだけサーバーの調達コストや維持コストが安くなっていくため、提供価格を下げることが可能となっています。
AWSの使い方を知るメリット3:セキュリティ設定がわかる
AWSのセキュリティ能力が高いとはいえ、リスクは必ずあります。
まず考えられるのはアカウントの乗っ取りで、乗っ取られないためにセキュリティグループの設定でアクセス許可の範囲やトラフィック制限などをしっかり行うようにしましょう。
AWSでは、セキュリティ基礎のトレーニングコースを公式サイトから受講することができるので、そこでセキュリティ設定に関する十分な知識を得ることが可能です。
AWSの使い方を知るメリット4:最先端の技術が使える
AWSでは、165を超えるサービスを展開しており、2017年には1430回を超えるバージョンアップが実施されました。
それら、サービスのほとんどがユーザーの要望を元に実装され、そしてそれらサービスはリリース時点で全てのユーザーが利用できます。
これによって、国や地域を問わず最先端の技術が統一された環境で利用することができます。
AWSの使い方を知って正しく運用しよう
AWSを利用するにあたって、覚えなくてはならない用語や知識はありますが、使い方さえわかれば多くのメリットを受けることができます。
AWS上には現在165を超えるサービスが存在しており、AWS一つでほとんどのシステムを賄うことも可能です。
今回ご紹介したAWSの知識や使い方をしっかり学び、正しく運用してみてはいかがでしょうか。
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