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ワードプレスとは?
ワードプレスとは、ウェブサイトやブログを作成できるCMS(コンテンツマネジメントシステムの略)です。
無料で利用可能なオープンソースのソフトウェアで、使い方も比較的簡単なことから、日本だけでなく世界でも人気を集めています。商用での利用も可能なので、自社サイトの構築・運営に使っている企業も多いです。
ワードプレスの基本的な使い方5つ
ワードプレスは、パソコンとインターネット環境があれば誰でも始めることができます。ワードプレスでウェブサイトを作成するまでの流れは、「インストール→初期設定→記事の作成・投稿」となっています。
次の項目で、基本的な使い方について詳しく紹介します。
1:ワードプレスをインストールする
ワードプレスを使ったサイトの作成・運営はブラウザ上で行うことになります。自分でサーバーを構築し、ワードプレスのファイルを独自にインストールする方法もありますが、初心者であればレンタルサーバーと契約してインストールするのが一般的です。
レンタルサーバーにはワードプレスをインストールできる機能がついているものもあり、それを使うと簡単にインストールが完了します。
2:ワードプレスの初期設定を行う
ワードプレスのインストールが完了したら、サイト名やアドレス、投稿や表示、コメントなどの初期設定を最初に行います。
最初に設定したアカウントとパスワードでログインすると、ワードプレスの管理画面が表示されます。初期設定するには、左のメニューから「設定」「一般」をクリックし、サイト名やキャッチフレーズを設定します。
表示件数やコメント、パーマリンクの設定なども記事を作成する前にすませておくといいでしょう。
3:テーマを設定する
初期設定が完了したら、テーマを設定します。ワードプレスのテーマとは、デザインのテンプレートのようなものです。
テーマを設定するときは、管理画面の左メニューから「外観」「テーマ」をクリックするとインストール済みのテーマが表示されます。新しいテーマを追加したいときは上の部分にある「新規追加」をクリックします。
上記の方法で入手できるテーマは公式テーマと呼ばれており、見た目が違うだけで機能や使い方はほとんど同じです。その他に外部サイトからインストールできるテーマもあり、有料のものと無料のものがあります。
4:記事を書く
ブログの記事を書くときは、左メニューの「投稿」「新規投稿」の順にクリックすると記事の編集画面が表示されますので、必要事項をそれぞれ入力します。
記事の構成は、「タイトル」「導入文」の後に「見出し」に対する「本文」、最後に「まとめ」と続くのが一般的です。見出し・本文の数はいくつかあることがほとんどです。
重要な部分を太字にしたり、色をつけたり、アイキャッチなどの画像を使用することでより見やすい記事になります。
実際の画面で確認したいときは「プレビュー」をクリックしましょう。パソコン・タブレット・スマホとそれぞれの画面の大きさで確認できます。
5:記事を公開する
作成した記事をすぐに公開するには、右側にある「公開」をクリックします。日時を指定して公開したい場合は「予約投稿」をクリックして設定します。
記事を公開する前に、パーマリンク・カテゴリーを設定しておきましょう。パーマリンクは記事URLのことで、編集前はURLの末尾がタイトルになっています。この末尾を任意の半角英数字に変更しておきましょう。
日本語のままだとSNSなどでシェアされたときに文字化けする可能性があります。記事を公開してから変更すると、リンクが無効になってしまうので注意しましょう。
知っておくと便利なワードプレスの使い方7選
ワードプレスには、知っておくと便利な使い方がたくさんあり、機能を拡張したり、SNSで投稿をシェアできたりと活用の幅が広がります。
ここでは、便利な使い方の中でも一般的なものを紹介します。初めてワードプレスを利用する人も参考にして、サイト運営に役立ててください。
1:プラグインを活用する
ワードプレスの便利な使い方として代表的なものは、プラグインを活用することです。プラグインとはワードプレスの機能を拡張するツールで、必要に応じて追加することによってサイトの内容がより充実します。
プラグインの多くは、インストールして有効化するだけという使い方も簡単です。サイトの目的にあったものを探してみましょう。
2:SNSのシェアボタンを設置する
SNSのシェアボタンを設置することも便利な使い方の1つで、FacebookやTwitterなど、SNSからのアクセスを増やすのに役立ちます。シェアボタンを設置するには、プラグインを使うか、テンプレートファイルを編集するという2つの方法があります。
3:サイドバーにウィジェットを設置する
サイドバー(右側が多い)にウィジェットと呼ばれるパーツを追加すると、特定の記事やリンク、広告などを表示できます。ウィジェットを設置することによりサイトが見やすくなります。
使い方は、「外観」「ウィジェット」をクリックし、自分の表示したい項目を設定します。順番も並び替えることができます。
4:固定ページを設定する
ワードプレスには先ほど紹介した投稿ページの他に、固定ページも設定できます。トップページの記事一覧とは別に、お問い合わせやサイトの利用規約など、頻繁に更新されない情報を掲載する使い方が一般的です。
編集画面は投稿ページとほぼ変わりませんが、階層構造(親ページと子ページ)を追加できるのが特徴です。カテゴリーなどの分類はありません。
5:サイトマップを作成する
サイトマップとは、ウェブサイト内の記事やコンテンツがどのように繋がっているのかわかりやすく示している、いわば案内図のようなものです。サイト閲覧者向けのものとグーグルなどの検索エンジン向けのものが2種類あります。
サイトマップ作成時は、専用のプラグインをインストールする方法が便利です。使い方を覚えておくと、サイトのパフォーマンス向上につながります。
6:グーグルアナリティクスを導入する
グーグルアナリティクスとは、グーグルが提供しているアクセス解析ツールのことで、サイトの収益性を高めるために、この使い方を知っておくことは必須といえます。
グーグルアナリティクスの導入には費用もかかりません。プラグインを使う、タグ内にトラッキングコードを貼り付けるなど、設定にはいくつかの方法があります。
設定すれば、ページごとのアクセス数や滞在時間などさまざまなデータを手に入れられるので、使い方次第でサイトの運営に大きく役立ちます。
7:サーチコンソールを導入する
サーチコンソールもグーグルが提供しているサービスで、サイトと連携させることでグーグル検索から自分のサイトにアクセスしたデータを確認できます。
アナリティクスが自分のサイト内での分析に対し、サーチコンソールはどのように自分のサイトにたどり着いたかを知るツールとなります。
グーグルアナリティクスを導入しているならば、サーチコンソールの認証も簡単です。両方の設定をすることで、サイト運営の向上につながります。
ワードプレスの5つの特徴
ここまで、ワードプレスの基本的な使い方や便利な使い方について解説してきました。最後に、ワードプレスの特徴についてみていきましょう。
紹介するのは、カスタム性が高い・プラグインで簡単に機能追加ができる・比較的簡単にWEBサイトを作ることができる・初心者でもSEO対策ができる・使い方が簡単の5つです。
1:カスタム性が高い
ワードプレスは外観であるテーマが自由に選べますし、テーマも編集可能なので、とてもカスタム性が高いです。
テーマを編集する場合はHTMLやCSS、PHPといったコーディングの知識が必要ですが、他のホームページ作成ツールのような制限がない分、思い通りにカスタマイズすることが可能です。
2:プラグインで簡単に機能追加ができる
便利な使い方でも紹介していますが、プラグインを利用することで簡単に機能が追加できるのもワードプレスの特徴です。自分でプログラミングしなくてもショッピングカートなどの機能をサイトに組み込むことが可能です。
ただし、あまりにたくさんのプラグインをインストールしてしまうと、組み合わせによっては動かなくなったり、動作が重くなったりします。なるべく公式のものを厳選して利用するようにしましょう。
3:比較的簡単にWEBサイトを作ることができる
通常、WEBサイトを最初から作成する場合、プログラミング言語やコーディングの知識が必要となりますが、ワードプレスは基本的な使い方を覚えるだけで、比較的簡単にサイトを作成できます。
専門的な知識がなくてもサイトを作成できるのは大きなメリットといえるでしょう。
4:初心者でもSEO対策ができる
ワードプレスはもともとSEOを念頭に置いて開発されていますし、選ぶテーマやプラグインの追加によって、初心者でも簡単にSEOが行えるようになっています。
SEOとは、検索結果に自分のサイトを表示させるようにすることです。SEOをすることにより、閲覧数増加につながります。
5:使い方が簡単
基本的な使い方で説明した通り、ワードプレスはインストールして各種設定を行い、記事を作成するという流れでサイトが作成できるので、使い方が簡単です。
記事の追加はブログ更新のような手順で進められ、機能を追加したいときは目的にあったプラグインをインストールすればいいので、初心者にもやさしい設計といえるでしょう。
ワードプレスの使い方をマスターしよう
ワードプレスは、使い方をマスターすれば自分の思うようにサイトをカスタマイズできる便利なツールです。ワードプレスは利用者も多いため、わからないことがあってもマニュアル本やネット検索で問題が解決することも多いです。
ワードプレスの使い方をマスターして、魅力的なサイト作成を目指しましょう。
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