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Azure SQL databaseの性能8つ|使い方についても解説

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Azure SQL databaseの性能8つ|使い方についても解説
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    Azure SQL databaseとは

    Azure SQL databaseは、利用に応じた料金を支払うことで利用することが可能なマイクロソフト社によるクラウドサービスです。

    インターネットを通じてサーバーコンピューターや記憶装置、ソフトウェアなどのサービスを受けることが可能です。

    データベースの問い合わせが可能な Structured Query Language(SQL)を用いた、簡易なプログラムを作成することができるのが特徴です。

    Azure SQL databaseの性能8つ

    Azure SQL databaseは便利な機能を備えています。さまざまなフルマネージのデータベースが提供されており、OSの管理や運用の負担を減らすことが可能です。

    使い方も幅広く、使うことによるメリットも大きいのが特徴です。また柔軟に課金形態を選ぶことも可能です。無料のサービスも選べるので試してみるのもおすすめです。

    ここでは、Azure SQL databaseの特徴的な性能を8つにまとめてお伝えします。

    Azure SQL databaseの性能1:テストアプリケーションの実行

    Azure SQL databaseは、テストアプリケーションの実行が試せます。

    アプリケーション実行のためにデータベースに問い合わせるクエリと呼ばれる待ち時間が少なくなれば、スケールアップが可能です。

    プレミアムエディション(P1、P2、P3)のバージョンは、価格が高い分、高性能な結果が期待できます。ベーシックやS0バージョンは価格が安い分、性能制限がかけられています。

    Azure SQL databaseの性能2:DTU

    DTUは、コンピューターを構成しているデータを処理する装置、CPUやメモリ、読み取りや書き取りを組み合わせた測定値のことです。

    Azure SQL databaseのデータベースを保存・管理する機能も、DTUを介して行われます。これらのサービスの機能は、ベーシック、スタンダード、プレミアムの3つの価格の違うレベル別に分かれています。容量がそれぞれ違うので、利用量によって選択が可能です

    Azure SQL databaseの性能3:DTUのスケールアップ

    DTUは、マイクロソフトによってCPUやメモリ測定値や書き込み、読み取りの速度の組み合わせで導き出されたレベルを表しています。

    Azure SQL databaseは、簡単な操作によって、より高い性能・容量にスケールアップすることができます。Azure Portalを開き、 App Service アプリページのメニューからスケールアップを選択してみましょう。

    Azure SQL databaseの性能4:DTUスケールアップによる効果

    上記(性能3)の方法によって、スケールアップと呼ばれる性能向上方法を行うと、約4割のデータベース使用率を削減させることが可能です。

    メインメモリや外部記憶装置(ストレージ)を増やすことで、容量がアップし、CPUの機能も高めることが可能になるので、処理能力が格段に向上します。

    価格ごとにそれぞれ違うプランが用意されているので、希望のプランのサービスを選択することでより効率的なスケールアップが可能になります。

    Azure SQL databaseの性能5:アプリケーション観点でのパフォーマンス

    Azure SQL databaseのDTUスケールアップによって、データへの問い合わせに対する実行時間とCPU処理速度・メモリ容量の使用率が共に向上します。また、アプリケーションのパフォーマンスも向上します。

    Webサイトやアプリケーションに利用率が高まる時期が予測できるのであれば、DTUを高くしておくことで、収益率も高められます。利用率が低い時期にはDTUを下げて、コスト削減を目指すことも可能です。

    Azure SQL databaseの性能6:BCP対策

    BCPは、事業継続計画と呼ばれ、事故や犯罪など、社会が混乱して通常業務が継続できなくなるような事態が起こったときに、事業の継続や障害からの復旧を目指すための計画のことです。

    Azure SQL databaseがとっているBCP対策は、最大4つの読み取り可能な複製品を構成することです。データベースのレプリカを作成しておき、災害など緊急事態が起こった際には切り替えが可能なように備えられています。

    Azure SQL databaseの性能7:短期バックアップ

    Azure SQL databaseでは優れた復元機能により、簡単にバックアップが可能です。

    手動の場合、 Azure Portalからアプリのページに移動して、バックアップを選択します。バックアップ構成のページが表示されるので、ストレージアカウントを構成します。指示に従って選択していくことでバックアップが可能になります。

    自動の場合はバックアップ構成ページの「スケジュールされたバックアップ」をオンにします。

    Azure SQL databaseの性能8:長期バックアップ

    Azure SQL databaseでは、長期的なバックアップの管理も可能です。最大10年間、データベースにバックアップを保存しておくことが可能なので、安心して利用できます。

    Azure Portalから「バックアップの管理」を選択し、「ポリシーの構成」タブから長期的なバックアップ機関を設定します。毎週、毎月、毎年のバックアップを必要するかどうかを選択できるので、希望の期間を選び適用します。

    Azure SQL databaseの使い方4つ

    Azure SQL databaseには、便利な機能がいろいろとあります。それぞれの機能の使い方を知って、是非有効に活用してみましょう。

    Azure SQL databaseの活用によって、より効率的でコスト削減の効果が得られます。

    ここでは、Azure SQL databaseの具体的な使い方を4つにまとめてお伝えします。

    Azure SQL databaseの使い方1:作成

    Microsoft Azureのページの左上の「新規」をクリックします。その後「データ+ストレージ」「SQL database」の順に選択します。

    その後、データベース名やサブスクリプション、リソースグループなどの選択を問われる画面が現れるので、希望のものを指定して作成してみましょう。

    Azure SQL databaseの使い方2:接続文字列

    初めに接続文字列を設定します。データベース名の欄があるので、SQL databaseの表示名を設定し、指定した名前を入力しましょう。

    その後Azureサービスの提供範囲を定めるサブスクリプションや、複数のリソースをグループとして一つにまとめる機能にグループ名を設定するリソースグループなどの接続文字列の設定を適宜入力します。

    Azure SQL databaseの使い方3:テーブル作成

    テーブル作成を引き続き行っていく流れですが、表示名の次はSQLサーバーの設定を行います。

    その下のソースでは、「空のデータベース」を選択しましょう。次に「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類のサービスの中から必要に応じたものを選択します。

    料金に応じたレベルのサービスが受けられるようになっています。

    Azure SQL databaseの使い方4:データ差し込む

    databaseの作成完了後には、管理画面が表示されます。Visual StudioからSQL Databaseにアクセスしたあとは、ファイアウォールの設定が必要です。

    「クライアントのIPの追加」をクリック後、保存します。その後の接続では認証のため、サーバー名を入力し、SQLサーバー認証を選択後、ログインとパスワードは作成時に設定した管理者名を入力し、接続可能になります。

    Azure SQL database3つのデプロイオプション

    デプロイオプションとは、Azure SQL databaseで選ぶことができるデータベースの管理方法と言われています。

    アプリケーションの移行やツール、言語、リソースのスムーズな利用を可能にし、コスト削減や管理の手間の最小化を実現してくれます。

    ここでは3種類のデプロイオプションについて、その特徴や働きをお伝えします。Azure SQL databaseをより深く理解することができるでしょう。

    デプロイオプション1:Managed instanceオプション

    Managed instanceオプションの働きは、クラウドの移行に最適な働きをするクラウドデータベースサービスと言われています。

    最小限のアプリケーションとデータベースの変更によって、クラウドを移行できるのが特徴です。

    SQLサーバーデータベースエンジンとの互換性が高く、常に最新のサービスが提供されており、セキュリティもしっかりしていて、自動的な修正プログラムによって常に最新機能が維持されます。

    デプロイオプション2:Elastic poolオプション

    予測不能で多様なニーズを持つデータベースを管理し、スケーリングするのがElastic poolオプションです。

    大規模なデータ上にアプリケーションを構築しているのが特徴で、1時間単位で課金されるサービスです。

    Elastic poolオプションを活用することにより、データベースのパフォーマンスが柔軟で最適化されたものになり、負荷に合わせた対応が可能なのがメリットです。

    デプロイオプション3:Single databaseオプション

    Single databaseオプションでは、サーバー経由でデータベースが管理されます。

    小規模な単一データベース上に、コストをかけずに構築できるのが特徴です。

    ユーザーニーズに合わせて常にプログラムの変更が可能です。パフォーマンスの調整が得意で、変化の激しいリソースにも対応可能な動的スケーラビリティを備えており、特にパターンが予測しやすい場合にSingle databaseは有効に働きます。

    Azure SQL databaseの利用を検討してみよう

    現在、大量のデータを扱うことが増え、複雑性が増しています。互換性の問題やセキュリティに対する課題、リソースの不足やコスト面での制限などはアプリの開発の足かせになってしまっています。

    Azure SQL databaseを理解し、活用することで、これらの問題解決につながります。

    管理が行き届かせることが可能で、常に最新の状態を維持することができるAzure SQL databaseクラウドの利用を検討してみましょう。

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