Kubernetesのメリット13選!仕組みや活用事例も紹介

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Kubernetesとは?


Kubernetesとはワークロードやサービスを管理できるオープンソースのプラットフォームです。

Kubernetesはコンテナの運用管理や自動化を目的として設計されたシステムで、巨大なエコシステムを備えているため、サービスやツール、サポートなどを幅広い用途で利用することができます。

この記事ではKubernetesについてご紹介していきます。

Dockerとの違い

Dockerとは「コンテナ型仮想化」と呼ばれる技術や実装のことです。

従来型のサーバーの仮想化は物理サーバー上に仮想的にサーバーを構築する技術ですが、DockerではOS上にコンテナと呼ばれる仮想的な空間を提供するという特徴があります。

一方、KubernetesはDockerなどのコンテナを運用管理するためのシステムとなっているため、両者はその目的が異なっています。

Kubernetesのメリット13選


Kubernetesのメリットをご紹介します。

KubernetesはDockerを運用管理したり自動化したりするための専用ツールとなっており、利用することでさまざまなメリットがあります。

ここではKubernetesのメリット13選をご紹介しますので、Kubernetesに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

Kubernetesのメリット1:頻繁に新機能をリリースできる

Kubernetesのメリットは頻繁に新機能をリリースできることです。

Kubernetesはアプリケーションのロールアウトやロールバックなどを自動化したり、不具合修正済みバージョン版への入れ替え作業といったデリケートな作業なども自動化できたりするため、円滑に実行可能です。

そのため、Kubernetesを利用することで頻繁な新機能やアプリケーションのリリースを実現します。

Kubernetesのメリット2:複数のDockerホストを管理できる

Kubernetesのメリットは複数のDockerホストを管理できることです。

Kubernetesは「コンテナオーケストレーション」によってコンテナクラスタを構築することで、複数のDockerホストも管理することができるようになっています。

そのため、複数のDockerホストを管理する必要がなくなり、手間を削減させてコストも減らせるというメリットがあります。

Kubernetesのメリット3:自主回復を実現している

Kubernetesのメリットは自主回復を実現していることです。

Kubernetesは自己回復機能を実現しているため、たとえば障害によってnginxコンテナが応答しなくなったり、誤ってnginxコンテナの1つを削除してしまったりした場合でも、常にnginxコンテナが3つ動作している状態へ自動的に回復することができます。

Kubernetesのメリット4:オンプレミスとクラウド両方で利用可能

Kubernetesのメリットはオンプレミスとクラウド両方で利用できることです。

Kubernetesにはオンプレミスで、Kubernetesを稼働させるためのソフトウェアやサポートするハードウェア製品、さらにパブリッククラウドでもKubernetesサービスが提供されているため、オンプレミスでもクラウドでも利用することができます。

そのため、特定の場所でしか使えないというようなことがありません。

Kubernetesのメリット5:ストレージの管理ができる

Kubernetesのメリットはストレージの管理ができることです。

Kubernetesではコンテナストレージの管理が可能です。Kubernetesのストレージは本質的に一時的なものとなっているため、ストレージはコンテナに書きこまれ、Kubernetesポッドに有効期間内保存されることになります。

Kubernetesのメリット6:ログの管理ができる

Kubernetesのメリットはログの管理ができることです。

Kubernetesではコンテナログを収集したり、ログを管理したりすることができます。ログには「コンテナログ」「システムコンポーネントログ」「クラスタコンポーネントのログ」などの種類があります。

コンテナアプリケーションログの取得方法は物理サーバーログの取り方とは異なるため、取り方についても知っておくと良いでしょう。

Kubernetesのメリット7:サービスディスカバリが可能

Kubernetesのメリットはサービスディスカバリができることです。

サービスディスカバリとは、プロセスがどのアドレスでどのサービスを実施するために待ち受けているか見つける際に発生する問題を解決します。

Kubernetesのサービスディスカバリは、コンテナセットプロキシに対するDNSで実現しています。

Kubernetesのメリット8:軽量かつ高速に起動する

Kubernetesのメリットは軽量かつ高速に起動することです。

Kubernetesが利用しているコンテナ技術はOSやミドルウェアなどのソフトウェアのスタックをパッケージ化するため、従来のハードウェアを利用する仮想マシンよりも軽量かつ高速に起動させることができます。

そのため、開発環境と実際の本番環境の誤差を最小限に抑えることができ、アプリケーション開発や運用の生産性を向上させることができます。

Kubernetesのメリット9:特定の企業に依存しない

Kubernetesのメリットは特定の企業に依存しないことです。

KubernetesはそもそもGoogleが所有していたプロジェクトですが、CNCFへ寄贈されたことでオープンソースとしてプロジェクトが運営されています。

また、CNCFの「Kubernetes適合認証プログラム」によって認定されたk8s基盤を利用すれば、他社のk8s環境と互換性があるため企業に依存されずにコスト競争力を高められます。

Kubernetesのメリット10:ビジネスの規模に合わせて調整可能

Kubernetesのメリットはビジネスの規模に合わせて調整できることです。

Kubernetesはポッドの水平オートスケーリング(Horizontal Pod Autoscaling)により、ビジネスの規模や状態に合わせて適切なサイズに調整することができます。そのため、無駄なコストを省くことができます。

Kubernetesのメリット11:問題発生時のセルフヒーリング

Kubernetesのメリットは問題発生時のセルフヒーリングです。

Kubernetesは障害発生時にセルフヒーリングによって、自動的にnginxコンテナが3つ動作している状態へ回復して、常に望ましい状態を継続できるシステムを搭載しています。そのため、障害時でも止まらない高可用性な基盤を持ったサービスを構築することができます。

Kubernetesのメリット12:ドメイン登録を実施できる

Kubernetesのメリットはドメイン登録を実施できることです。

KubernetesはYAMLファイルの設定により、水平分散クラスタリング、ロードバランサー、ストレージの管理、内部のサービスディスカバリ、さらにドメイン登録を実施することができます。そのため、運用生産性を大幅に改善することができるでしょう。

Kubernetesのメリット13:活発な開発

Kubernetesのメリットは活発な開発が継続されていることです。

Kubernetesはオープンソースのプロジェクトとなっているため、現在もメガクラウド企業やソフトウェア、ハードウェアのメーカーといった業界において主要な企業が参加して、積極的な開発を続けています。そのため、今後も新しい技術が生まれていくことが予想されます。

Kubernetesの仕組みとは?


Kubernetesは、コンテナオーケストレーションを目的とした仕組みになっています。

Kubernetesでは単一のユニットとして機能するように接続されているコンピュータのまとまりであるKubernetes Clusterを作成します。

また、namespace(名前空間)は1つのKubernetesクラスターが複数利用できる仕組みで、Kubernetesが管理できる最小単位をpodと呼びます。

Kubernetesを活用した事例


Kubernetesは自動化により信頼度も向上し、効率も良くなることから、多くの企業で取り入れられています。

ここでは、Kubernetesを活用した事例を3つご紹介します。

1:Spotify

Spotifyは自社開発したシステムを利用していましたが、その後Kubernetesを導入しています。

Kubernetesを導入したことによって、自社開発のシステムに比べ、効率が良くなるというメリットが生じています。

2:メルカリ

メルカリはマイクロサービス化するために、Kubernetesを活用しました。

アメリカにもサービスを拡大していく際、もう一度最初からアプリを開発することになったメルカリは、現地の現代的な技術に対応するためにマイクロサービス化が必要になったのです。

その結果、拡張性を担保できるなどのメリットも生じました。

3:adidas

adidasはKubernetesを活用したことで、読み込み時間が元の半分まで短縮するというメリットが生じています。

ツールへのアクセスに相当な時間がかかってしまうadidasでしたが、Kubernetesのメリットとして高速に起動するという点があるので、その問題を解決することができました。

Kubernetesのメリットを把握しよう!


Kubernetesを利用することで、コンテナ型仮想化であるDockerの運用管理を効率化することができます。

ぜひこの記事でご紹介したKubernetesについての概要やKubernetesのメリットなどを参考に、Kubernetesについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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