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Microsoft Azureとは?使用するための方法3つとメリットを解説

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Microsoft Azureとは?使用するための方法3つとメリットを解説
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    Microsoft Azure(Windows Azure)とは?


    Microsoft Azure は、Microsoft社が提供するクラウドサービスで、以前の名称はWindows Azureでした。

    世界中に設置されたデータセンターを利用して認証管理やIoT、災害対策に活用でき、サービスは現在も増え続けています。データセンター間が高速のバックボーンネットワークで結ばれているので安心です。

    Microsoft Azureは利用が簡単な入門用クラウドサービスです。

    クラウドサービスって何?

    クラウドサービスはインターネットからサーバーを経由して利用するハードディスクのようなものです。

    レンタルサーバーは、アクセスが急に集中するとつながりにくくなりますが、Microsoft AzureはMicrosoft社のデータセンターを利用する法人向けサービスなので、数人から数百万人のアクセスにも対応できます。

    クラウドサービス形態にはIaaSとPaaS、SaaSがあります。

    IaaSとは

    IaaSはInfrastructure as a Serviceを省略したもので、仮想サーバーなどのインフラを提供するクラウドサービスの形態です。

    Microsoft Azure(Windows Azure)はこの形態を提供していて、OSやデータベース、アプリケーションをユーザーが管理し、Microsoft社がネットワークやサーバー、仮想化の対応をします。

    ユーザーはシステム開発を行うインフラだけを借ります。

    PaaSとは

    PaaSはPlatform as a Serviceを省略したもので、アプリケーションが稼働する環境を提供します。

    Microsoft Azure(Windows Azure)はこの形態も提供していて、ユーザーは利用言語の制限はありますが、短期間にシステム開発が可能で開発入門用に利用可能です。

    IaaSではOSやソフトウエアのバージョンアップをユーザーがしますが、PaaSはクラウドサービス提供者が行います。

    SaaSとは

    SaaSは、Software as a Serviceの省略で、パッケージ販売のアプリケーションをクラウドサービスとして提供する形態です。

    Microsoft Azure(Windows Azure)は対応していませんが、Microsoft社のOutlookやMicrosoft365が該当します。

    インターネットに接続するだけで利用できるので、パソコン入門者でも簡単に設定できます。

    Microsoft Azure入門!主なサービス12選


    Microsoft Azure(Windows Azure)の代表的なサービスにはクラウドサーバーやデータベース機能など簡単に利用できるものもあります。

    サーバーの構築不要で利用できるサービスや仮想マシン、システム開発と運用を組み合わせたサービスはアプリケーションソフトの開発を支援します。クラウドサービス入門用として気軽に利用できます。

    サーバーやシステム開発入門者でも使いこなせる機能が満載です。

    1:Azure Virtual Machines

    Azure Virtual Machines はMicrosoft Azure(Windows Azure)の仮想マシン提供サービスです。

    ユーザーは仮想マシンに、データベース管理システムやWebサーバーをインストールしてすぐにシステムを構築できます。

    Windowsだけでなく、Linuxやその他のオープンソースなどに対応できるように「Virtual Machinesイメージ」が準備されている入門用仮想マシンです。

    2:Azure Functions

    Azure Functions はMicrosoft Azure(Windows Azure)のサーバーなしに実行できる関数(コード)作成環境を提供するサービスです。

    アプリケーションソフトを作成する際に利用できるプログラミング言語が豊富で、利用料金は関数を実行した回数と時間に対して課金され、基本使用料が無料です。

    サーバーなしで関数(コード)記述に集中できるので、プログラミング入門者でも利用できます。

    3:Azure DevOps

    Azure DevOps はMicrosoft Azure(Windows Azure)でアプリケーションの開発と運用を組み合わせたサービスです。

    開発 と運用 をチームで行うためには開発とIT運用、品質管理、セキュリティを連携させることが必要です。計画と開発、配信と運用のそれぞれの局面で精度を上げられるので、信頼度の高い製品を作り出せます。

    チーム間の連携を高められるので、チーム作業入門用ツールに利用できます。

    4:Azure Storage

    Azure StorageはMicrosoft Azure(Windows Azure)のストレージサービスです。

    Azure Storageのストレージサービスは、ファイルやディスク、アーカイブなど多くの種類があり、それぞれ価格も異なります。

    ユーザーは自分の目的に合わせて利用できるので、使い分けも可能で、ファイルから入門して拡張できます。ニーズに合わせてサービスが増え続ける柔軟性も特徴です。

    5:Azure Bot Service

    Azure Bot Service はMicrosoft Azure(Windows Azure)のBot開発に特化した機能です。

    入門用に作成したBotを運用しながら高度化でき、複数の通信チャネルと統合可能です。Webサイトやアプリの他、SkypeやCortana、Facebook、LINEに適用できます。

    Botを利用した顧客が、会話をしているような錯覚を覚えるほどスムーズなやり取りを実現できます。

    6:Azure ExpressRoute

    Azure ExpressRoute はMicrosoft Azure(Windows Azure)のデータセンターとプライベート接続できるサービスです。

    Azure ExpressRoute、公共のインターネット回線を利用しないので、高速でセキュリティも安心です。定期的なデータ移行作業やリカバリー、データ転送などで効果を発揮します。

    Microsoft Azure入門者にお勧めのサービスです。

    7:Application Gateway

    Application Gateway はMicrosoft Azure(Windows Azure)の負荷分散機能です。

    負荷分散と共に、Webの脆弱性からアプリケーションを保護し、強力な暗号化でデータを保護できます。Microsoft Azureには複数の負荷分散機能があり、異なる作業を連携して行い、高可用性を構築します。

    ネットワークや仮想マシンの負荷を避け、安定したビジネス継続入門用のサービスです。

    8:Azure Cognitive Services

    Cognitive Services はMicrosoft Azure(Windows Azure)でヒトの認知機能を利用できるAIをAPIに埋め込むサービスです。

    Cognitive Servicesの認知機能はAIの専門知識がない開発入門者でもアプリケーションに利用できます。

    ヒトと同じレベルの視覚や音声、言語認識を行い、顧客に合わせた対応をするアプリケーションの開発が可能です。

    9:Security Center

    Security CenterはMicrosoft Azure(Windows Azure)のセキュリティを強化するシステムです。

    Microsoft社のクラウドサービスは、ユーザー自身もセキュリティ対策を行います。Security Centerをオンにするだけなので、システム管理入門者にも簡単に始められます。

    Security Centerから脅威に対する通知やユーザーに適した対策も提供されます。

    10:Azure IoT Hub

    IoT Hub でMicrosoft Azure(Windows Azure)とIoTデバイスの双方向通信ができます。

    ほとんどのデバイスがIoT Hubと接続でき、IoT Hubは中央メッセージハブの役割を担います。双方向通信はセキュリティ対策された信頼できる接続です。

    作業開始はデバイスからIoT Hubに情報を送信してAzure CLIで監視するのでシステム管理入門者にもクイックスタートできます。

    11:Azure Web Apps

    Web AppsはMicrosoft Azure(Windows Azure)でのWebアプリケーションの構築を容易にするためのものです。

    Web AppsはMicrosoft Azure(Windows Azure)で展開されているApp Serviceに含まれており、開発済みのWebアプリケーション開発の実行に必要な、マシン環境や通信環境、デプロイ環境などを提供するものです。

    12:Azure SQL Database

    SQL DatabaseはMicrosoft Azure(Windows Azure)で提供されているクラウド版のリレーショナルデータベース管理システムです。

    フルマネージドかつインテリジェントなデータベースエンジンで、SQL Serverのクラウド版のサービスだと言えます。AIを活用した自動機能を備えており、サーバーレス、ハイパースケールストレージなどの機能を備えています。

    Microsoft Azure入門!使うメリット7つ


    Microsoft Azure(Windows Azure)を使うメリットは、将来性が高く安全で、低価格で利用できることです。

    システム開発はもちろん、ネットワーク構築や大量のデータの保存が簡単にでき、データベース管理もOracleに対応しています。操作が簡単なクラウドサービス入門用なので、利用が増えた場合にハードウエア購入不要で拡張可能です。

    災害対応も優れていて、バックアップ利用も可能です。ここからは、メリットを7つご紹介します。

    1:Oracleに対応

    Microsoft Azure(Windows Azure)はOracleに対応しているので、データベースを安全な状態で利用を続けられます。

    Oracleのデータベースとアプリを別の層で稼働するので、負荷がかかりにくく、アプリを再起動する際にデータベースの利用を制限せず実行可能です。

    Oracleを利用する企業は多いので、クラウドサービス入門にMicrosoft Azureがお勧めです。

    2:コスト面

    Microsoft Azure(Windows Azure)はオンプレミスからのバックアップのデータが課金対象外となっているため、コスト面でもメリットがあります。

    クラウドサービスを利用する場合に気になるコストですが、どのような使い方をするかによって費用は変わります。

    しかし代表的なクラウドサービスであるAzureでの仮想マシン、ディスク、ネットワークなどに絞ってみてみると、バックアップへの課金が発生しない点はメリットです。

    3:災害復旧サービスがある

    Microsoft Azure(Windows Azure)にはAzure Site RecoveryとAzure Backupによって早期の災害復旧が可能です。

    Azure Backupはデータがデータセンター以外でも保護されます。その上で災害発生時には、管理サーバー機能がクラウド上に提供されるので、複製の調整や復旧計画の相談ができます。

    災害復旧サービスはMicrosoft Azure入門に不可欠です。

    4:将来性が高い

    Microsoft Azure(Windows Azure)はサービスが増え続け、クラウドサービスで自由に拡張できるので、高い将来性があります。

    システム開発は常にMicrosoft Azureに反映されています。選択肢が豊富で多くの言語に対応しているので、アプリケーションソフトの開発が簡単にできます。

    クラウドサービスにより、ハードウエアを購入しないでネットワーク拡張が入門者にも可能です。

    5:大容量のデータを効率的に保管できる

    Microsoft Azure(Windows Azure)のAzure Site Recovery は自動バックアップなので、大容量のデータを効率よく保管できます。

    災害対策だけでなく、Azure Site Recoveryは通常の運用管理にも活用できます。オンプレミスにバックアップ用の設備の追加は不要で、データをクラウドに保管できます。

    Azure Storageはデータの保管入門に使えるサービスです。

    6:セキュリティ対策が備わっている

    Microsoft Azure(Windows Azure)はコンプライアンス対策やセキュリティ対策も備わっています。

    クラウドサービスへの脅威はデータセンターの外だけに限りません。その点、Microsoft Azure(Windows Azure)では、データセンターにも入館者の制限や多層になったセキュリティゲートといったさまざまなセキュリティ対策が行われています。

    7:世界中で利用可能

    Microsoft Azure(Windows Azure)は世界的にも高いシェアを獲得しています。

    Microsoft Azure(Windows Azure)は広大なネットワークを保有しており、全世界で強力なネットワークを使用することができます。

    現在Microsoft Azure(Windows Azure)のデータセンターは世界に60か所以上あり、世界中で利用可能です。

    Microsoft Azure入門!使用するための方法3つ


    Microsoft Azure(Windows Azure)は3つのステップで入門完了です。

    Microsoft Azureを使用する場合、まずはMicrosoftアカウントを準備して、Azureアカウントを作成します。その後、Azureの管理用ポータルサイトにサインインして使用できます。

    ここではMicrosoft Azure(Windows Azure)を使用するための方法3つをご紹介します。

    1:Microsoftのアカウント作成する

    Microsoft Azure(Windows Azure)を利用するためにはMicrosoftのアカウントを作成して入門開始です。

    インターネットで「Microsoft アカウント 作成」で検索するとアカウント作成サイトをパソコン入門者でも簡単に見つけられます。サインインを選択すると、アカウント作成が完了です。

    新しいメールアドレスで作成する場合は「新しいメールアドレス」を選択して画面の表示に従います。

    2:Azureのアカウント作成する

    Microsoft Azure(Windows Azure)入門方法は、Azure アカウントの作成です。

    Microsoft Azure(Windows Azure)公式サイトの「無料で始める」または「無料アカウント」をクリックし、Microsoftのアカウントでログインして、名前やメールアドレスを入力します。

    電話番号とクレジットカード番号など必要事項を記入して「サインアップ」をクリックして完了です。

    本人確認が必要

    Microsoft Azure(Windows Azure)入門の際に作成するAzure アカウントは、本人確認があります。

    名前と電話番号の入力を求められ、その場で「テキストメッセージを送信する」か「電話する」のどちらかで、確認コードを受け取ります。スマートフォンはテキストメッセージをSMSでの受け取りがお勧めです。

    クレジットカード番号でも本人確認も行われるので、アカウント作成時には準備します。

    3:ガイドにしたがって利用を開始する

    Microsoft Azure(Windows Azure)の入門が完了すると、ガイドにしたがって利用を開始します。

    Azureアカウントの作成が完了してサインアップできると「クイックスタートセンター」が自動的に表示されるので、利用を開始できます。

    セットアップガイドや移行ガイド、イノベーションガイドがありますので、必要に応じて開いて利用します。

    Microsoft AzureでWindowsの仮想マシンを作る方法


    仮想マシンはMicrosoft Azure(Windows Azure)のポータル管理画面で作成できます。

    「新規」から「Compute」、「Windows Server 2016 Datacenter」を順にクリックしましょう。

    さらに「仮想マシンの作成」の「基本」でパラメータを入力し、「サイズの選択」でサーバースペックを決定し、「設定」や「概要」の内容を確認してOKで進んで作成を実行すると、仮想マシンが作成できます。

    仮想マシンとは?

    仮想マシンとは物理コンピューター上で同じ機能を保有する仮想のコンピューターを実現する技術です。

    土台となるコンピューティング環境はホストと呼ばれ、仮想マシンはゲストと呼ばれます。また、1台のホスト上で複数の仮想マシンを立ち上げることも可能です。

    仮想マシン上ではホストと同様にOSやアプリケーションが実行され、独立したコンピューターのように使用することができます。

    WindowsユーザーはMicrosoft Azureの基礎を知り活用してみよう


    Microsoft Azure(Windows Azure)の基礎から入門して、サービスを使い始めると少しずつ理解できます。

    利用料に応じた料金体系なので、システム開発はもちろんですが、クラウドサービスのメリットを活用したデータの災害対策用のバックアップ利用だけでも安心して開始できます。

    進化し続けるMicrosoft Azureの基礎を知って活用しましょう。

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