PowerShellのバージョン確認方法とは?様々なやり方を実例で紹介

PowerShellのバージョン確認とは?
PowerShellはMicrosoftが開発したシェル機能です。シェルはウィンドウからコマンドを入力して様々なことができます。Windowsにはコマンドプロンプトがありますが、PowerShellはその機能強化版ということになります。
PowerShellには複数のバージョンがありますが、この記事ではPowerShellのバージョン確認の方法を解説します。またPowerShellからWindowsの他の機能のバージョン確認も可能なので、それも併せて紹介しましょう。
PowerShellにはどのようなバージョンがある?
PowerShellのバージョン確認方法を知る前に、まずPowerShellにはどのようなバージョンがあるかを知っておきましょう。
Windows PowerShell 1.0
2006年4月にリリースされました。.NET Framework 2.0の機能を使用します。
Windows PowerShell 2.0
2009年10月にリリースされました。
Windows PowerShell 3.0
2012年9月にリリースされました。.NET Framework 4の機能を使用します。
Windows 10で利用するのはバージョン5.0以降
Windows PowerShell 4.0
2013年10月にリリースされました。.NET Framework 4.5の機能を使用します。
Windows PowerShell 5.0
2015年12月にリリースされました。Windows 10で利用するのはこのバージョンからです。
Windows PowerShell 5.1
2016年8月にリリースされました。このバージョンからオープンソース化され、Windows以外のプラットフォームでの普及を目指すことになりました。
マルチプラットフォーム対応版はバージョンアップが続いている
以下はWindows以外のMacやLinuxでも使用できるPowerShellです。従来と違ってWindows 10には標準で入っていないため、ダウンロードしてインストールする必要があります。
PowerShell Core 6.0
2018年1月にリリース。.NET Core 2.0を使用します。
PowerShell Core 6.1
2018年9月にリリース。
PowerShell Core 6.2
2019年3月にリリース。
PowerShell 7.0
2020年3月にリリース。.NET Core 3.1を使用します。名前からCoreがなくなりました。
PowerShell 7.1
2020年11月にリリース。.NET Core 5を使用します。
Windows 10標準版は5.1で止まっている
このように、Windows 10に標準で入っているPowerShellは5.1で止まっていて、マルチプラットフォーム版の方だけバージョンアップが続けられています。PowerShellの長所は標準で入っていることで、5.1でも十分な機能があるのでそれを使うのは全く問題ありません。
ただ最新の7.1には5.1にはない機能もあるので、PowerShellの最新機能を使いこなしたい人はMicrosoftのサイトから7.1をダウンロードすると良いでしょう。Windows 10は5.1と7.1の両方を共存させることができます。
PowerShellのバージョンの確認方法
前置きが長くなりましたが、PowerShellのバージョン確認の方法を解説します。PowerShellから以下を入力してEnterを押下するとバージョンがわかります。
$PSVersionTable
以下のように表示されます。PSVersionやBuildVersionなどは環境によって違いが生じます。
Name Value
—- —–
PSVersion 5.1.18362.1171
PSEdition Desktop
PSCompatibleVersions {1.0, 2.0, 3.0, 4.0…}
BuildVersion 10.0.18362.1171
CLRVersion 4.0.30319.42000
WSManStackVersion 3.0
PSRemotingProtocolVersion 2.3
SerializationVersion 1.1.0.1
PSVersionのみを知る方法
以下のように入力すれば、PSVersionのみ詳しく知ることができます。
$PSVersionTable.PSVersion
Major Minor Build Revision
—– —– —– ——–
5 1 18362 1171
Windows 10の標準のPowerShellで実行すれば、Majorが5でMinorは0か1になるでしょう。
バージョン確認の別の方法
バージョン確認の別のやり方として、以下があります。
Get-Host
実行すると以下のように表示されます。実行している端末の情報が表示されますが、Versionは$PSVersionTableと同じだとわかります。
Name : ConsoleHost
Version : 5.1.18362.1171
InstanceId : b231a1fd-7c37-4fc0-825d-fdbbea3958ae
UI : System.Management.Automation.Internal.Host.InternalHostUserInterface
CurrentCulture : ja-JP
CurrentUICulture : ja-JP
PrivateData : Microsoft.PowerShell.ConsoleHost+ConsoleColorProxy
DebuggerEnabled : True
IsRunspacePushed : False
Runspace : System.Management.Automation.Runspaces.LocalRunspace
.Net Frameworkのバージョン確認もできる
PowerShellで.Net Frameworkのバージョン確認をすることもできます。以下でレジストリキーの値が表示されます。
Get-Item ‘HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4\Full’
以下の結果ではバージョン4.8であることがわかります。.Net Frameworkは4.8でメジャーアップデートは終了とアナウンスされています。
Name Property
—- ——–
Full CBS : 1
Install : 1
InstallPath : C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\
Release : 528040
Servicing : 0
TargetVersion : 4.0.0
Version : 4.8.03752
Windowsのバージョンを確認する
PowerShellでWindowsのバージョン確認もできます。以下のように入力します。
Get-WmiObject Win32_OperatingSystem
以下のように表示されます。Windows 10ならVersionが10.0.xxxxxとなります。
SystemDirectory : C:\WINDOWS\system32
Organization :
BuildNumber : 18363
RegisteredUser : 〇〇〇〇
SerialNumber : ××××
Version : 10.0.18363
コマンドプロンプトのコマンドも使える
なお以下のようにコマンドプロンプトのverコマンドでバージョン確認する方法もあります。
cmd /c ver
結果は以下になります。
Microsoft Windows [Version 10.0.18363.1198]
cmdはコマンドプロンプトのコマンドを実行する命令で、/cを付けるとコマンド終了後にPowerShellに戻ります。
PowerShellのバージョン確認は簡単!
PowerShellのバージョン確認について解説しましたがご理解頂けましたでしょうか。バージョンによってできることは変わってくるので、新しいPCで作業する前にはバージョン確認をしておいた方がいいでしょう。
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