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WindowsでJavaをアンインストールする2つの方法|考えられる影響とは

  • Java入門
公開日時:   更新日時:
WindowsでJavaをアンインストールする2つの方法|考えられる影響とは
この記事でわかること
    システム
    エンジニア
    せっかくインストールしたJavaをアンインストールする必要があるときとは、どのような場合なのでしょうか。
    プロジェクト
    マネージャー
    Javaのアンインストールが必要になる場合などを解説しますので、一緒に見ていきましょう。

    Javaのアンインストールが必要なのはどんなとき?


    Javaを提供している会社Oracleでは、古いバージョンのJavaのアンインストールを推奨しています。古いバージョンをシステム上に残しておくと、セキュリティ・リスクが生じてしまうからです。

    また、少しでもコンピュータの容量を空けたい場合にもアンインストールが必要となるでしょう。

    このようにJavaのバージョンアップデートや、容量確保などでJavaのアンインストールが必要となります。

    WindowsのJavaをアンインストールする方法2つ


    Javaをアンインストールする必要があるときについてはご理解いただけたでしょうか。それではここから先は、実際にアンインストールする方法について説明します。

    まずはWindowsでJavaをアンインストールするための方法として、手動で消去していく場合と、アンインストール・ツールを使って消去していく場合を説明していきます。

    アンインストール・ツールを使う

    アンインストール・ツールを使ってバージョンの削除を行う場合、当然ながらそのツールをダウンロードしなければなりません。

    このツールはWindowsオペレーティングシステム上でなければ動作せず、Java1.4.2以降のインストーラを使用してインストールされたバージョンでなければ削除はできません。

    しかし、そういった条件が満たされているのならば、ツールを使うことで消すのが圧倒的に楽になります。

    手動でアンインストールする

    上記を見てわかる通り、オフラインで作業がしたい方やMacを使っている方、独自のインストーラを使用するアプリケーションにバンドルされていたJavaがある方などは削除することができないため、手動で削除していくことになります。

    ツールに比べ削除するものを選ぶ自由度も増すので、場合によっては手動でアンインストールする方法を取る方も多いのではないでしょうか。

    ツールを使ってJavaをアンインストールする手順2つ


    まずはツールを使ったWindowsのJavaのアンインストール方法について、説明していきます。

    たった2つの手順しかない上に、そのどちらでも簡単なことしかしないので、できるかぎり面倒を省きたい方は、アンインストール・ツールを使った方法を試してみるといいでしょう。

    ツールをダウンロードする

    まずは、Javaアンインストール・ツールのWebページへ飛んで、ツールをダウンロードしましょう。下にリンクを貼っておいたので、有効活用してください。

    ページの中央に「条項に同意して続行します」というボタンがあるので、それをクリックすると、「JavaUninstallTool.exe」がダウンロードされます。

    同意後古いバージョンにチェックを入れる

    ツールを起動したら「Javaアンインストール・ツールへようこそ」という画面が出てくるので、そこで「同意する」を押してください。

    すると、現在自分のコンピュータにインストールされているJavaのバージョンを勝手に検出し、表示してくれるので、いらないバージョンにチェックを入れて次へ進みましょう。

    そうすればあとは待つのみです。

    JDKの削除はできない点には注意

    Javaのプログラムの開発や実行を行うためのプログラム「JDK(Java Development Kit)」は、ツールでは完全削除されないので注意してください。

    ツールは正常に作動したはずなのに確認してみたらJDKが残っていると思った方もいるでしょうが、エラーが起きたわけでも削除に失敗したわけでもなく、そういった仕様です。面倒だと思っても、手動で削除しましょう。

    Javaを手動でアンインストールする4つの手順


    続いては、ツールを使ったWindowsのJavaのアンインストール方法について、説明していきます。

    Windows10を例に、4つの手順に分けて説明していきます。Windows10以外のWindowsユーザは、コントロールパネルを開いて、手順4に進みましょう。

    Javaのアンインストール手順1:スタートメニューから設定を開く

    まずはスタートメニューから設定を開きます。

    設定は、左下のWindowsマークをクリックしたとき、その2つ上にある歯車マークをクリックすることで開くことができます。

    「Windowsの設定」というウィンドウが表示されたのならば、それで合っています。

    Javaのアンインストール手順2:システムをクリック

    次に、Windowsの設定画面から「システム」をクリックしましょう。システムは、Windows設定画面の左上にあるパソコンのマークをクリックすることで開けます。

    左側にディスプレイやサウンドなど、さまざまな項目が表示されていたらそれで合っています。削除まであと少しですので、どんどん先に進んでいきましょう。

    Javaのアンインストール手順3:アプリと機能を開く

    次に、システムの画面から左側をスクロールして「アプリと機能」という項目を探し、クリックしてみてください。

    システムの画面に項目がなかった方もいるでしょう。その場合は一度戻って、システムではなく「アプリ」と書かれた箇条書きのマークをクリックしましょう。そこに「アプリと機能」があります。

    もし分からなくなったら、どの画面からでも「設定の検索」ができるので、そこにアプリと機能と入力しましょう。

    Javaのアンインストール手順4:プログラム選択後アンインストールをクリック

    お待たせしました。これでようやく最後の手順となります。ずらりと並んだプログラムの中から、削除したいものを選択し、どんどんアンインストールしていってください。

    ちなみに、この画面からでは一括でアンインストールすることはできません。そういった意味ではツールの方が楽だったと少なからず感じたとしても、消すものと残すものの幅が広い手動の方が、間違いなく自分の思い通りに整理することができます。

    MacでJavaをアンインストールする方法2つ


    次に、MacでJavaをアンインストールする方法について2つ紹介します。

    アンインストール・ツールはWindows上でしか作動しないものであり、Mac用のツールは残念ながらありません。そのため、Windowsユーザとは全く異なる動きをする必要があります。

    それについても説明していくので、Macユーザの方はこちらを参考にしてください。

    Finderを使う

    まず、Finderを使った消し方があります。

    Finderからフォルダへ移動をクリックし、「/ライブラリ」と入力し、それに「/Internet Plug-Ins」や「/PreferencePanes」、「/Application Support/Oracle」と続けることで、出てきたJava関連のファイルをすべてゴミ箱に移動していくやり方です。

    その際、管理者権限が必要となりますので注意しましょう。

    コマンドラインを使う

    続いて、コマンドラインを使った消し方があります。

    「Terminal」を開き、そこに削除するコマンドを入力していくというやり方です。削除コマンドにはrootとして、またはsudoツールを使用して実行する必要がありますので注意してください。

    ちなみに、Olacle社が出しているコマンドがあります。下にリンクを貼っておいたので、有効活用してください。

    Linuxでアンインストールしたい場合は?


    最後に、Linuxでアンインストールしたい場合について説明します。

    LinuxでJavaをアンインストールしたい場合、Javaをインストールしたときに使用した方法で行ってください。例えば、RPMを使用した場合はRPMで行うというイメージです。

    ちなみに、もしJavaを再インストールする予定があるのなら、Java Plug-inを消す必要はありません。

    Javaをアンインストールすることで考えられる影響


    多くのアプリケーションやWebサイトは、Javaが使用されています。

    例えば、有名なPCゲームとして「マイクラ(Minecraft)」というゲームがありますが、そのマイクラで凝った建築や理想的な世界を作るために必要なMODは、Javaがなければ使うことができません。

    Javaをアンインストールすると、こういったJavaで開発されたものが利用できなくなります。

    Javaをアンインストールできないときの対処法


    何らかの問題が生じて、Javaが完全にアンインストールできないときは、Microsoft社のMicrosoftユーティリティを実行してみてください。

    そうすることで、エントリ内に残るアンインストールを妨げていたレジストリ・キーを修復し、エントリ内をクリーンアップすることができます。

    また、手動でレジストリを編集する方法もありますが、誤って編集すると重大な障害が発生する場合があるので注意しましょう。

    システム
    エンジニア
    Javaのアンインストールが必要になる理由がよく理解できました。
    プロジェクト
    マネージャー
    この記事を参考に、ご自身のパソコンでJavaが与える影響について考えてみましょう。

    影響を理解したうえでJavaをアンインストールしよう


    ここまでJavaのアンインストールについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

    「Javaがなければ、多くのアプリケーションやWebサイトは機能しません」と紹介されるほど、Javaは多くのことを担ってくれているようでした。

    そんなJavaがなくなってしまったときの影響を考えたうえで、それでもアンインストールしても大丈夫という方は、今回説明したことを参考にアンインストールしてみましょう。

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