Windows10にJavaをインストールする手順|3つのメリットとは?

- システム
エンジニア - Windows10にJavaをインストールするには、どのように操作したら良いの?
この記事では、はじめてJavaをインストールする人のために、Javaの基本的なことから、JDKのダウンロード→Windows OSの搭載されたパソコンにインストール完了するまでのフローを解説します。
Javaエンジニアの派遣転職サービス「FEnet」を運営する当社(株式会社夢テクノロジー)、元エンジニアの当サイト編集長が監修し、執筆しました。
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監修者:太田 高寛
大学卒業後、IoT関連ソフトなど10件以上の案件の開発に従事。 その後、セールスフォース、AWSを用いたWEBを中心とした開発・設計・運用を経験し、現在はITエンジニア向け求人サイト「FEnet」の編集長を兼任。
ぜひ参考になさってください。
Javaとは
Javaとは、汎用性の高いプログラミング言語のことで、スマホのアプリや組み込みシステムなどの開発に使用されています。
Javaは、WindowsやmacOSなどのOSや環境に依存せず、仮想マシンを入れておけばどのようなコンピューターでも動作するので、汎用性の高いプログラミング言語として知られています。
Javaは、汎用性が高いことから、業務システムやWebアプリなどのさまざまな場面で使用されています。
Javaのライセンス
Javaには、有償で利用するライセンスと、無償で利用できるライセンスがあります。
Oracleの提供するOracle JDKには有償と無償のものがあり、オープンソースのOpen JDKは無償で利用できます。
Oracle JDKの中でも無償で利用できるJavaのライセンスでは、商用での利用が制限されています。商用でJavaを使ったプログラムを作成するためには、有償のライセンスを取得する必要があります。
Javaの開発環境であるJDKとは
JavaのJDKとは、Java Development Kitのことで、Javaでの開発に必要なプログラムをまとめて提供しているキットのことです。
Javaで作成されたプログラムは、コンピューターが読める言語に翻訳するコンパイルという工程が必要で、JDKにはコンパイルのためのプログラムが梱包されています。
他にも、プログラムのデバックや仮想マシンなどのプログラムも梱包されています。
JREとの違い
JavaのJREは、JDKに梱包されているプログラムの一部で、Java Runtime EnvironmentというJavaでできたプログラムを実行するためのセットです。
JRAは、Javaでできたプログラムを実行するための仮想マシンや、対応するAPIなどがセットで梱包されており、JREをインストールすることで、Javaを実行するための環境を構築できます。
Windows10にJavaをインストールする6つのステップ
Javaは、WindowsやmacOSなど、どのOSでもインストールできるプログラミング言語で、Windows10にJavaをインストールするためには、いくつかの手順があります。
ここでは、JDKがインストール済みか確認する、bit数を確認する、JDKをダウンロードする、JDKをインストールするなど、Windows10にJavaをインストールするステップについて6つ紹介していきます。
Javaをインストールするステップ1:JDKがインストール済みか確認する
1つめのJavaをインストールするステップは、JDKがインストール済みか確認することです。
Javaをインストールして利用するためにはJDKが必要で、JDKがインストールされているかどうかを最初に確認しておきます。
Windows10では、コマンドプロントを開いて「javac -version」というコマンドを入力すれば、JDKがインストールされているかどうかをチェックできます。
JDKのバージョンも確認する
JDKがインストールされている場合は、どのバージョンのJDKがインストールされているかの確認もしておきます。
コマンドプロントの画面にて、JDKがインストール済みなことが確認できたら、JDKのバージョンが使用目的に合っているかどうかをチェックする必要があります。
別のバージョンのJDKを使用する場合や、最新のJDKをインストールしたい場合は、次のステップに進みます。
Javaをインストールするステップ2:bit数を確認する
2つめのJavaをインストールするステップは、bit数を確認することです。
JDKインストールする場合には、32bit版と64bit版のものがあるので、コンピューターのbit数を確認して、どちらが使用できるのかを調べておく必要があります。
Windows10では、Windowsマークを右クリックしてシステムをクリックし、システムの種類という項目にて確かめられます。
Javaをインストールするステップ3:JDKをダウンロードする
3つめのJavaをインストールするステップは、JDKをダウンロードすることです。
OracleのJDKのダウンロードページから、Windows版のJDKの中から適したbit数のものを選んで、画面の指示に従ってJDKをダウンロードします。
基本的には最新バージョンのJDKをダウンロードしますが、過去のバージョンのJDKを使用したい場合は、使用したいバージョンを選んでダウンロードします。
Oracleのページを開く
JDKのダウンロードは、Oracleの公式ページから実行できます。
Oracleの公式ページからは、最新のOracle JDKや以前のバージョンのOracle JDKをダウンロードでき、Javaでのプログラム開発に必要なツールを手に入れられます。
Oracleの公式ページからは、JDK以外にもJavaの使用に必要なツールも個別にダウンロードできます。
Oracleプロファイルを作成する
Oracle JDKをインストールして利用するためには、Oracleプロファイルを作成します。
Oracleプロファイルとは、Oracleのコンテンツやサービス、アプリケーションを利用するためのアカウントで、JDKをダウンロードする際にも必要です。
Oracleプロファイルは、公式ページのプロファイル作成画面から連絡先などの情報を入力すれば作成できます。
Javaをインストールするステップ4:JDKをインストールする
4つめのJavaをインストールするステップは、JDKをインストールすることです。
JDKのファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたexeファイルを実行してJDKをインストールします。
ダウンロードしたexeファイルを右クリックして、管理者として実行を選択してインストーラーを開き、画面の指示に従って進めていけばJDKのインストールが完了します。
Javaをインストールするステップ5:環境変数を設定する
5つめのJavaをインストールするステップは、環境変数を設定することです。
JDKをインストールするだけではJavaを使用できないので、Javaを使用できる状態にするために環境変数を設定します。
環境変数を設定することで、コンピューターがJDKのソフトウェアがある場所を探し出せるようになり、JDKを正しく使用してJavaが使えるようになります。
環境変数とは?
環境変数とは、コンピューターのソフトウェアが存在する位置を示す変数のことで、ソフトウェアを使用できるようにするための設定です。
環境変数にソフトウェアが設定されていないと、コンピューターがソフトウェアの位置を認識できないので、Javaのプログラムを実行するように命令しても、正しく実行できません。
Javaのプログラムを開発するためには、環境変数でJDKの場所をコンピューターに認識させる必要があります。
環境変数Pathを設定する
環境変数でJDKの場所を認識させるために、環境変数Pathを変更します。
Windowsのシステム画面から、システムの詳細設定の画面を開き、環境変数のボタンをクリックして環境変数について設定します。
システム環境変数の欄にあるPathを選択して編集をクリックし、JDKのインストールした場所のbinファイルをPathに新規追加すれば、Pathの設定は完了です。
環境変数JAVA_HOMEを設定する
Javaの開発環境を整えるために、環境変数JAVA_HOMEを設定します。
環境変数画面のユーザー環境画面から、JAVA_HOMEの変数を新規に追加します。
新しいユーザー変数の変数名にJAVA_HOMEを入力し、変数値にはJavaフォルダの中にあるJDKフォルダを入力すれば設定は完了です。デフォルトでインストールした場合は、Program FilesのフォルダにJavaフォルダがあります。
Javaをインストールするステップ6:コマンドプロンプトで確認する
6つめのJavaをインストールするステップは、コマンドプロンプトで確認することです。
Javaのインストールが完了したら、実際にJavaのインストールが完了されて環境変数が正しく設定されていることをチェックするために、コマンドプロントで確認することが大切です。
コマンドプロントにて、「javac -version」というコマンドを入力して、正しくJavaがインストールされていることを確認します。
Javaをインストールして開発を進めるメリット3つ
Javaは、さまざまな場面で使用される汎用性の高いプログラミング言語で、Javaをインストールして開発を進めるメリットには、さまざまなものがあります。
ここでは、業務の幅が広がる、転職が有利になる可能性がある、学習可能なサービスが多く学びやすいという、Javaをインストールして開発を進めるメリットについて3つ紹介していきます。
Javaをインストールするメリット1:業務の幅が広がる
1つめのJavaをインストールするメリットは、業務の幅が広がることです。
Javaは、OSなどの環境に依存せずに仮想マシン上で動作する汎用性の高いプログラミング言語で、使いやすさからさまざまなプログラムの開発に使用されています。
業務システムのようなシステム開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、Webサービス開発などのさまざまな場面で使用されています。
システム開発
Javaは、業務システムや組み込み式のシステムなど、システム開発でよく使用されているプログラミング言語です。
Javaは、大人数でのプログラム作成や開発業務を得意としていて、金融の取引システムや配送システムなど、大規模な業務システムで使用されています。
また、Javaの開発当初から家電などの組み込みシステムにも使用されており、IoTなどの技術にも対応しています。
Webアプリ開発
Javaでは、Webで使用されるWebアプリの開発でもよく使用されています。
Javaは、大人数での開発が得意なプログラミング言語で、処理能力や汎用性の高さから、大規模なWebアプリの開発を得意としています。
TwitterのようなWebアプリもJavaを使用して開発されており、大規模なWebアプリを開発する際には、プログラムの一部にJavaがよく使われています。
ゲーム開発
Javaは、ゲーム開発でも使用されているプログラミング言語です。
ゲーム開発に使われる言語としては、C#というプログラミング言語が主流なのですが、Javaでもゲーム開発は可能で、ゲーム開発に役立つツールやフレームワークもあります。
MinecraftもJavaを使用して開発されており、Javaでも高いクオリティのゲームを開発できます。
Webサービス開発
WebサービスにもJavaが使用されていて、他のプログラミング言語と組み合わせて使用されています。
Webサービスの中でもフロントエンドの部分は、HTMLやCSSなどの言語で開発されていますが、サーバーサイドのプログラムにはJavaやPHPなどの言語が使用されています。
楽天などのWebサービスでもJavaは使用されていて、サーバー側の処理で活躍するプログラミング言語です。
Javaをインストールするメリット2:転職が有利になる可能性がある
2つめのJavaをインストールするメリットは、転職が有利になる可能性があることです。
Javaは、汎用性が高く他の言語よりもシェアが高いプログラミング言語で、業務の幅が広く求人が多いので、転職が有利になる可能性があります。
Javaは、他のプログラミング言語と組み合わせて使用されることもあり、Java以外の知識もつければさらに転職の際に有利になることでしょう。
Javaをインストールするメリット3:学習可能なサービスが多く学びやすい
3つめのJavaをインストールするメリットは、学習可能なサービスが多く学びやすいことです。
Javaは、高い人気を誇るプログラミング言語で、Javaに関する書籍や学習サイトなど、学習可能なサービスが多くて学びやすいプログラミング言語です。
日本語の参考サイトも多く、学習中にわからないことがあってもWebで検索すれば、すぐに解決できることでしょう。
- システム
エンジニア - Windows10にJavaをインストールする方法などがよく理解できました。
- プロジェクト
マネージャー - 汎用性が高く人気なJavaをWindows10にインストールして、エンジニアへの転職を有利に進めていきましょう。
Javaをインストールして転職に活かそう
ここまで、Windows10にJavaをインストールする手順やメリットについて紹介してきました。
Javaは、汎用性が高く人気なプログラミング言語で、さまざまな業務に対応できます。
エンジニアへの転職を考えている方は、ぜひJavaをインストールして使いこなし、転職に活かしてみてください。
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