JavaでのOptionalクラスの使い方とは?Optionalの基本的な使い方を紹介!

JavaでのOptionalクラスの使い方とは?
- システム
エンジニア - JavaのOptionalクラスはどのような場合に使用するのでしょうか。
- プロジェクト
マネージャー - Javaでnullの可能性がある場合にうまく扱うクラスがOptionalクラスです。

今回は、JavaでのOptionalクラスの使い方について説明します。
Javaでnullの可能性がある場合にうまく扱うクラスがOptionalクラスです。
Optionalクラスの基本的な使い方について紹介します。
JavaでのOptionalクラスの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
Optionalクラスを使わない場合
まず、JavaでOptionalクラスを使わない場合の例を紹介します。
nullの可能性があるオブジェクトをどのように扱えばよいのでしょうか。
実際のソースコードを見てみましょう。
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public class Main { static Main getSomething(int num) { Main hoge = null; // 偶数の場合はnot null if (num % 2 == 0) { hoge = new Main(); } return hoge; } String someMethod() { return ""Do something.""; } public static void main(String[] args) throws Exception { // 奇数なのでsampleはnull Main sample = getSomething(1); // NullPointerExceptionが発生する System.out.println(sample.someMethod()); } } |
getSomethingの引数が偶数の場合、NullPointerExceptionは発生しません。
例外が発生しなかったので例外処理を作らないままでいると、奇数の入力時に例外が発生します。
なので、nullの可能性があるインスタンスはnullチェックを施します。
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Main sample = getSomething(1); if (sample != null) { System.out.println(sample.someMethod()); } |
Optionalの基本的な使い方
Javaでnullの可能性がある場合にうまく扱うクラスがOptionalクラスです。
実際のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional; public class Main { // メソッドの戻り値をOptionalにする static Optional getSomething(int num) { Main hoge = null; // 偶数の場合はnot null if (num % 2 == 0) { hoge = new Main(); } // nullの可能性があるのでofNullableにする return Optional.ofNullable(hoge); } String someMethod() { return ""Do something.""; } public static void main(String[] args) throws Exception { // Optionalインスタンス生成:奇数なのでnull Optional opt1 = getSomething(1); // 値が存在する場合に処理する opt1.ifPresent(v -> System.out.println(v.someMethod())); System.out.println(""------------------------""); // Optionalインスタンス生成:偶数なのでnot null Optional opt2 = getSomething(2); // 値が存在する場合に処理する opt2.ifPresent(v -> System.out.println(v.someMethod())); } } |
実行結果は以下のようになります。
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------------------------ Do something. |
メソッドの戻り値をOptionalにし、nullの可能性がある為ofNullableで返します。
ifPresentメソッドで、値が存在する場合に処理します。
nullチェックも不要なので、インデントが深くならず、シンプルなソースになります。
このように、Javaでnullの可能性がある場合にはOptionalクラスを使用します。
ifPresentOrElse
ifPresentOrElseメソッドで、値が存在しない場合の処理を実現できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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public static void main(String[] args) throws Exception { // 奇数なのでnull Optional opt1 = getSomething(1); opt1.ifPresentOrElse(v -> System.out.println(v.someMethod()), () -> System.out.println(""nullの場合のアクション"")); System.out.println(""------------------------""); // 偶数なのでnot null Optional opt2 = getSomething(2); opt2.ifPresentOrElse(v -> System.out.println(v.someMethod()), () -> System.out.println(""nullの場合のアクション"")); } |
実行結果は以下のようになります。
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nullの場合のアクション ------------------------ Do something. |
empty / of
JavaでOptionalクラスがnullを返す可能性がある場合はofNullableを使用しました。
nullを返す場合はemptyを使用します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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static Optional getSomething(int num) { // nullを返す return Optional.empty(); } public static void main(String[] args) throws Exception { // 何を入力してもnull Optional opt = getSomething(1); // 値が入っているか判定 System.out.println(opt.isPresent()); // false } |
実行結果は以下のようになります。
1 |
false |
null以外を返す場合はofを使用します。
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static Optional getSomething(int num) { return Optional.of(new Main()); } public static void main(String[] args) throws Exception { Optional opt = getSomething(1); System.out.println(opt.isPresent()); // true } |
実行結果は以下のようになります。
1 |
true |
このように、JavaのOptionalクラスでは、nullを返す可能性があるか否かでofNullable/empty/ofを使い分ける必要があります。
orElse / orElseGet
Optionalオブジェクトの値がnullの場合に指定値を返すにはorElseを使用します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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public static void main(String[] args) throws Exception { Optional opt1 = getSomething(1); // nullの場合はnew Main()を返す。 Main main1 = opt1.orElse(new Main()); System.out.println(main1.someMethod()); } |
実行結果は以下のようになります。
1 |
Do something. |
Optionalオブジェクトの値がnullの場合の処理を実現するにはorElseを使用します。
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public static void main(String[] args) throws Exception { Optional opt1 = getSomething(1); Main main1 = opt1.orElseGet(() -> { // do something return new Main(); }); System.out.println(main1.someMethod()); } |
実行結果は以下のようになります。
1 |
Do something. |
このように、JavaのOptionalクラスでは、オブジェクトの値がnullの場合の処理を実現できます。
- システム
エンジニア - JavaでのOptionalクラスの使い方がよく理解できました。
- プロジェクト
マネージャー - Optionalクラスの使い方が理解できたら、ご自身でソースコードを指定してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。JavaでのOptionalクラスの使い方について説明しました。
Javaでnullの可能性がある場合にうまく扱うクラスがOptionalクラスです。
Optionalクラスの基本的な使い方について紹介しました。
ぜひご自身でJavaのソースコードを書いて、理解を深めてください。
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