
MacにJavaをインストールする5つの手順|Javaのバージョンを解説
- SE
- MacにJavaをインストールする手順が知りたいです。
- PM
- まずはお手持ちのMacにJavaがインストールされているか確認しましょう。
目次
MacにJavaはインストールされている?
Javaのインストール手順について説明する前に、まずはお手持ちのMacにJavaがインストールされているか確認しましょう。
mac OS X 10.6以下の場合はAppleのJavaがプリインストールされていますが、mac OS X 10.7(Lion)以上の場合は何もプリインストールされていません。
Javaのバージョン
Javaバージョン6以下はApple社が独自で提供しているJavaを、それ以降のバージョンはOracle社が提供しているJavaを使用できます。
以前のバージョンあるいは旧バージョンのJavaを使用すると、セキュリティ・リスクが生じるため注意したいところですが、Oracleから最新バージョンのJavaを入手するにはmac OS X 10.7.3以上が必要です。
MacにJavaがインストールされているか確認する3つの手順
Macにプリインストールされているかどうか、Javaにどのようなバージョンがあるかについては理解していただけたと思います。
しかし、実際にMac内にJavaがインストールされているかどうかを確認する方法がわからないという方もいるでしょう。
ここでは、MacにJavaがインストールされているかどうかを確認する方法を、3つの手順に分けて詳しく説明していきます。
Javaインストール確認手順1:Finderからアプリケーションフォルダを開く
Javaインストール確認手順その1は、Finderからアプリケーションフォルダを開くことです。
Macではお馴染みのFinderから、まずはアプリケーション(Applications)と書かれたフォルダを開きましょう。どこにあるのか分からない場合は、Finder上で検索をかけてみるとすぐに出てくるのでおすすめです。
Javaインストール確認手順2:ユーティリティフォルダからターミナルを起動する
Javaインストール確認手順その2は、ユーティリティフォルダからターミナルを起動することです。
アプリケーションフォルダを開いたら、今度はユーティリティというフォルダを探してみてください。ユーティリティの中には「ターミナル.app」というアプリケーションがあるので、それを探して起動してみましょう。
ちなみにMacのターミナルは、Windowsで言うところのコマンドプロンプトのようなものです。
Javaインストール確認手順3:「java -version」と入力する
Javaインストール確認手順その3は「java -version」と入力することです。
java -versionというコマンドをターミナル・ウィンドウに入力してみてください。これにより、インストール状況を確認できます。
インストールされていなければ「No Java runtime present, requesting install.」というような文字列が表示されるでしょう。
MacにJavaをインストールする5つの手順
それではようやく、MacにJavaをインストールするための方法を、5つの手順に分けて詳しく説明していきます。
5つと聞くと多いようにも感じますが、1つ1つの手順内容も簡単なので安心してください。
インストールされていないことを確認できた方、インストールされているのを確認してそれをアンインストールした方などはこのまま手早くインストールしましょう。
MacのJavaインストール手順1:OracleからJavaをダウンロードする
MacのJavaインストール手順その1は、Oracle社の公式サイトからJavaをダウンロードすることです。公式サイトを開くと自動的に最適なJavaのバージョンを検出してくれます。
自分で選びたい方は同サイトの全オペレーティング・システム用のJavaのダウンロードのページから進んでください。
プロファイルを持っていない場合は作成する
Java SEのインストールをする場合、Oracleプロファイルを持っていない方はJavaをダウンロードできないので注意しましょう。
Java SEをインストールしたい場合はプロファイルを作成してからOracle社の公式サイトでダウンロードしてください。
MacのJavaインストール手順2:ダウンロードしたdmgファイルをクリックする
MacのJavaインストール手順その2は、ダウンロードした「.dmg」の拡張子になっているファイルをクリックすることです。
バージョンによってファイル名は変わりますが、jreから始まり最後に.dmgと書いてあるのがインストーラなので、ダウンロードする場所を指定していなかった場合はこの拡張子を探してクリックしましょう。
MacのJavaインストール手順3:「続ける」をクリックする
MacのJavaインストール手順その3は、「続ける」をクリックすることです。インストーラを起動させると、まず初めにJavaインストールへようこそという画面が開きます。
その際にしっかりとウィンドウの表示内容を確認してから、続けるをクリックしましょう。
MacのJavaインストール手順4:内容を確認して「インストール」をクリックする
MacのJavaインストール手順その4は、内容を確認して「インストール」をクリックすることです。
Oracle社は様々な製品を提供する企業と提携しているため、稀に様々なアプリケーションまでオプションとして紐付けてインストールされる場合があります。
面倒だからといって続けるを連打せず、これからインストールする内容をしっかりと確認してから、インストールをクリックしましょう。
MacのJavaインストール手順5:インストールされたかどうかを確認する
MacのJavaインストール手順その5は、インストールされたかどうかを確認することです。
インストールが完了したら、正常に行われたか確認してみましょう。早い確認方法は、先ほどインストール状況を確認したときと同じように、ターミナルを起動し「java-version」を入力することです。
インストールが成功していれば「java version ○○」というようなテキストが出てきます。
インストールできていないときは?
もし、ターミナルで「java -version」と入力しても変化がない場合は、慌てず騒がず落ち着いて、パソコンを再起動してからもう一度ターミナルで確認してみましょう。
それでも変わらないようであれば、アンインストールしてから、再度インストールし直してみましょう。インストールできないからと諦めずに、考えられる原因はすべて潰してしまいましょう。
Mac環境でPATHを通すには?
Macでは「.bash_profile」というファイルに、いわゆる環境変数が記述されています。
ターミナルを開いて「open ~/.bash_profile」と入力すると、テキストエディタで内容が確認できるでしょう。
例えばJavaの実行環境をPATHにして、JAVA_HOMEを新規追加したい場合は「$ export 変数名:$元変数名=ディレクトリパス」を書き加えて、上書き保存するといいでしょう。
PATHが通ったかどうかを確認する方法
PATHが通ったかどうかを確認するには、.bash_profileでの変更点を適用してからもう一度ターミナルを起動して確認するのが早いでしょう。
先ほど書き加えたディレクトリが表示されていれば通っています。
何もない場合はきちんと変更点がシステムに反映されていない可能性が考えられるので、「source ~/.bash_profile」が書き加えられているかをもう一度確認してみてください。
Javaコントロールパネルでわかること
Javaコントロールパネルとは、Javaテクノロジを実行する方法、実行するかどうかを制御する様々なパラメータを確認・設定することができる多目的なコントロールパネルです。
簡単に言うと、バージョン情報やPATH名などあれほど手順を踏まなければならなかった様々な情報を、コントロールパネルから確認できるということです。
- SE
- MacにJavaをインストールする手順がよく分かりました。
- PM
- ご自身のMacにJavaをインストールして、Javaについての理解をさらに深めていきましょう。
MacでJavaを使ってみよう
MacでJavaをインストールしたり、設定をしたりするのは手間がかかりますが、今やっておくことで後々楽になるでしょう。
これを機に色々なところで使われているJavaを、Macで使ってみてはいかがでしょうか。