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JavaのコントロールパネルでJREを確認する方法5選|構成で知っておくこと

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JavaのコントロールパネルでJREを確認する方法5選|構成で知っておくこと
この記事でわかること
    システム
    エンジニア
    Javaのコントロールパネルとはどのようなものなのでしょうか。
    プロジェクト
    マネージャー
    Javaの様々な設定をする画面です。

    Javaのコントロールパネルとは?


    Javaの様々な設定をする画面です。スタートメニューのコントロールパネルからJava(Javaの構成)を選択するなどして開けます。

    表示されたダイアログには基本・アップデート・Java・セキュリティ・詳細のタブが用意されており、それぞれのタブでネットワーク設定や自動アップデートなどの設定ができます。

    コントロールパネルの役割

    先に触れた通り、コントロールパネルにはアプリケーションに対する各種制御・設定をする役割があります。

    コントロールパネルを使用することで、バージョンや環境によるインストール先の差異なども気にせず、直感的にアプリケーションの制御・設定ができます。

    JREとは?


    JREとは「Java Runtime Environment」の略称で、Java実行環境とも呼ばれます。Java言語で作られたアプリケーションを実行する際に必要な、Java仮想マシンを始めとするプログラムやファイルが含まれたソフトウェアのパッケージです。

    OS毎にダウンロードファイルが用意されている為、環境によって必要なものを選択しインストールします。

    JavaのコントロールパネルでJREを確認する方法5選


    インストールされているJavaのコントロールパネルを開く方法を、順を追ってご紹介します。また、目的のJavaアイコンが無い場合やバージョン情報の見方も併せて確認していきます。知識として覚えておくと、いざという時スマートに作業を進められるでしょう。

    1:パソコンのコントロールパネルを開く

    Java 7 Update 40(7u40)よりも前のバージョンの場合、パソコンのコントロールパネルからJavaを検索します。Windowsロゴの「スタート」メニューを右クリックし、「Windowsシステムツール」にある「コントロールパネル」を表示します。

    または、タスクバーの検索欄からコントロールパネルを検索しても良いでしょう。

    Windows8.1の場合

    Windows 8.1では、Windowsロゴの「スタート」メニューを右クリックし、表示されたダイアログからコントロールパネルを選択します。

    また、画面右側にチャームを表示させ、その「設定」メニューからもコントロールパネルを表示できます。モダンUIからであれば、画面左下の下向き矢印をクリックし、アプリ一覧からシステムツール内のコントロールパネルを選択します。

    2:Javaのアイコンをクリックする

    パソコンのコントロールパネルが開けたら、プログラムの一覧からJavaアイコンを選択することで、Javaコントロールパネルが開けます。

    また、インストールされているJava(JRE)がJava 7 Update 40(7u40)以降の場合は、パソコンのコントロールパネルを開かなくてもWindowsのスタートメニューにJavaのプログラムリストが表示されます。

    Javaのプログラムリストのうち「Javaの構成」をクリックすることで、直接Javaコントロールパネルの起動ができます。以下は「Javaの構成」についてOSバージョンごとの開き方です。

    Windows10の場合

    デフォルト設定の場合、Windowsロゴの「スタート」メニューをクリックすることでインストール済みのすべてのアプリケーションが一覧で表示されます。この一覧から、「Javaの構成」アイコンを探して選択しましょう。Javaコントロールパネルが表示されます。

    尚、以前はスタートメニュー内に「すべてのアプリ」というアイコンがありましたが、定期的にアップデートをしていれば現在は表示されなくなっているはずです。現在の状態でスタートメニューに「すべてのアプリ」項目を表示させるためには、別途設定が必要となります。

    Windows8.1の場合

    デスクトップ表示の場合、まずはWindowsロゴをクリックしてモダンUI(スタートメニュー)に遷移します。スタートメニュー左下の下向き矢印をクリックすると、アプリ一覧の画面へ遷移します。

    アプリケーションの一覧が表示されたら、「Javaの構成」アイコンを選択しましょう。Javaコントロールパネルが表示されます。

    Windows7の場合

    デフォルト設定の場合、Windowsロゴの「スタート」メニューをクリックすると、全てのプログラムという項目が表示されます。これを選択することで、インストール済みのすべてのアプリケーションが一覧で表示されます。

    一覧から、「Javaの構成」アイコンを選択しましょう。Javaコントロールパネルが表示されます。

    3:Javaのアイコンがない場合

    前述の通り、Javaコントロールパネルアイコンが表示されるのは、Java 7 Update 40(7u40)以降となります。また、当然のことながらJavaがインストールされていなければ、アイコン表示はされません。

    そもそもJavaがインストールされている場合は、Javaが古いものでないか確認をしましょう。古いJavaだった場合は、新しいJavaに更新が必要です。

    また、アイコンをクリックしなくとも、Windowsのスタートボタンから「プログラムとファイルの検索」ボックスを利用して起動もできます。

    検索ボックスに、Windows 32ビットOSの場合は「c:\Program Files\Java\jre7\bin\javacpl.exe」を、Windows 64ビットOSの場合は「c:\Program Files (x86)\Java\jre7\bin\javacpl.exe」を入力して検索してみましょう。

    4:バージョン情報をクリックする

    バージョン情報は、Javaコントロールパネルの「一般」タブの「情報」ボタン押下で確認できます。Javaコントロールパネルを開いたら、このボタンを押下しましょう。

    クリックすることで新しいダイアログが開き、現在インストールされている中で最新のJavaバージョンを確認する事ができます。

    5:バージョン情報の表示の意味

    「Javaについて」というタイトルのダイアログには、インストールされているJavaのバージョン情報が記載されています。

    例えば「バージョン8の更新271(ビルド1.8.0_271-b09)」という表示がされていた場合、Javaのバージョン番号が「8」、アップデートが「271」、ビルド番号が「1.8.0_271-b09」となります。この場合、主にインストールバージョンは8u271と表現します。

    Javaのコントロールパネルの構成で知っておくこと5選


    Javaコントロールパネルには、5つのタブが用意されています。タブは「一般」「更新」「Java」「セキュリティ」「詳細」と名称が付けられており、設定内容もそれぞれに沿ったタブに分類されています。

    それぞれのタブ内容を以下に紹介しますので、一つずつ確認していきましょう。

    1:一般でできること

    一般タブには、「バージョン情報」「ネットワーク設定」「インターネット一時ファイル」のメニューがあります。

    また、JDK 7u10以降のJavaの場合は、そのメニューの下に「ブラウザでJavaが有効か無効か」の表示もされています。ブラウザでJavaの有効・無効設定は、セキュリティタブで行いますので、ここには状態が通知されているだけ、と覚えましょう。

    バージョン情報は前項で確認した通り、現在インストールされている最新のJREバージョンの情報が表示されます。

    ネットワーク設定では、ネットワーク接続に関する設定ができます。ネットワーク接続は「ブラウザの設定を使用」「プロキシ・サーバを使用」「自動プロキシ構成スクリプトを使用」「直接接続」の4つから選択します。デフォルトでは、ブラウザの設定を使用、が選択されています。

    インターネット一時ファイルでは、「設定」と「表示」があります。設定では一時ファイルを保持するか、保存場所はどこにするか、ファイルの削除などを設定できます。表示では、Javaキャッシュビューアで一時ファイルに関する情報を一覧表示できます。

    2:更新でできること

    更新タブでは、Java Update Schedulerと連動したJavaのアップデートに関する設定ができます。Java Update Schedulerは、Javaインストール後一度パソコンを再起動しないと使えませんので注意してください。

    更新は自動と手動が選べます。自動更新をする場合は、「更新を自動的にチェック」欄にチェックを入れ、通知方法の選択と「拡張」ボタンから更新スケジュールを設定しましょう。

    自動更新はJava Update Schedulerを使用しバックグラウンドで行われます。また、「今すぐ更新」ボタンを押下することで、いつでも手動更新が可能です。

    もう一つ注意事項として、このタブは管理者権限が無いと使用できません。

    また、Windowsで同じパソコンに32bitと64bitのJavaが共にインストールされている場合も、このタブは使用できません。開けない、表示されない、設定できないなどあったら、管理者として実行しているか見直すと共に、Javaのインストール状況をチェックしましょう。

    3:Javaでできること

    Javaのタブには「JavaアプリケーションとアプレットのJavaランタイム・バージョンと設定を表示および管理します」という文言と表示ボタンのみがあります。

    表示ボタンを押下すると、Java Runtime Environment設定ダイアログが開きます。Windowsの場合レジストリからJREを検索する為、この画面では現在インストールされている全てのJREについて確認と設定ができます。

    情報欄には、Javaのバージョン・バージョン番号・自動更新時に必要なURL・JREのフルパス・ランタイムパラメータ・有効無効切り替え、が表示されています。また、「検索」ボタンを押下すると、インストール済・未登録のプライベートJREを一覧に追加できます。

    「追加」ボタンは、この一覧への追加作業を手動で行うためのものです。各値は自分で入力する必要がありますので必要な値を調べておきましょう。更に、一覧からJREを選択した状態で「削除」ボタンを押下すると、対象のJREが一覧から削除されます。

    Javaランタイムパラメータでは、Java Plug-in のデフォルト設定値をカスタマイズして上書きできます。構文は、一部を除いてjavaコマンド行呼び出しと同様のコマンドが使用可能です。

    4:セキュリティでできること

    セキュリティタブには、「ブラウザのJavaコンテンツ有効無効切り替えのチェックボックス」、「セキュリティレベル」、「例外サイトリスト」「セキュリティプロンプトの復元」「証明書の管理」のメニューがあります。

    ブラウザでJavaコンテンツを有効にする、というチェックボックスからチェックを外すと、ブラウザで全てのJavaアプリケーションが無効になります。また、セキュリティレベルのスライダーが使用できなくなりますので、注意してください。

    セキュリティレベル、例外サイトなどは、必要に応じて設定をしましょう。また、セキュリティプロンプトについては、安全面から定期的な復元が公式ページにて推奨されています。

    5:詳細でできること

    詳細タブでは、様々なオプションとそれに伴う細かい設定ができます。例えば、デバッグオプションではトレースやロギングの有効・無効を設定できます。

    Javaコンソールオプションでは、コンソール表示有無と、コンソールを開始しない、という設定が選べます。システムトレイにJavaアイコンを配置する設定は、その他オプションにあります。

    他にも、安全な実行環境オプションや高度なセキュリティ設定オプションなど、詳細タブでの設定内容は多岐にわたります。内容をよく把握して、適切な設定をしましょう。

    システム
    エンジニア
    Javaのコントロールパネルでさまざまな設定ができるのですね。
    プロジェクト
    マネージャー
    Javaコントロールパネルで確認や変更のできる情報は多数あります。いざという時に困らない様、内容と設定方法を少しずつ学んでおくと良いでしょう。

    Javaのコントロールパネルについて勉強しておこう


    Javaコントロールパネルで確認や変更のできる情報は多数あります。

    Javaが動かない・エラーが消えない・アップデートがスケジュール通り更新できない・システム通知欄から消えた、など困った状況に陥った時も、コントロールパネルで設定を細かく見ていくと解決する場合があります。

    いざという時に困らない様、内容と設定方法を少しずつ学んでおくと良いでしょう。

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